スウェーデンの商用車大手ボルボ・トラックは16日、同社が世界の20カ国以上で2021年に受注した電気トラックは、覚書(MoU)を締結した段階の契約も含めると、1,100台を超えたと発表した。欧州市場では16トン以上の大型電気トラックで市場シェア42%を占めている。同社は、2030年までにトラック販売に占める電気トラックの割合を50%とする目標を掲げている。
ボルボ・トラックが引用した英調査会社IHSマークイットの統計によると、欧州(英国を除く)における2021年の16トン以上の大型電気トラックの登録台数は346台となり、2020年に比べ193%増加した。このうち、ボルボ・トラックの市場シェアは42%だった。国別では、スイス、ノルウェー、スウェーデン、オランダで登録台数が多かった。
ボルボ・トラックは2019年に電気トラックの量産を開始した。今年秋には大型トラックのボルボ「FH」、「FM」、「FMX」の電気トラックの生産を開始する予定。