2013/7/29

環境・通信・その他

欧州投資銀、石炭火力発電向け融資を制限

この記事の要約

EUの政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は24日、域内の石炭火力発電所への融資を制限すると発表した。EUの地球温暖化対策に沿ったもので、新たな発電所の建設や発電所改修事業への融資に際して、二酸化炭素(CO2)排出量 […]

EUの政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は24日、域内の石炭火力発電所への融資を制限すると発表した。EUの地球温暖化対策に沿ったもので、新たな発電所の建設や発電所改修事業への融資に際して、二酸化炭素(CO2)排出量を発電量1キロワット時(kWh)当たり550グラム未満に抑えることを条件とする。

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EIBは2007年から域内の電力インフラ事業に830億ユーロを融資したが、CO2排出量が多い化石燃料を使う発電所への融資は約110億ユーロにとどまっている。しかも、その大部分がガス火力発電所向けだ。今回の融資制限によって、石炭火力発電所関連のプロジェクトに対する支援をさらに縮小することになる。

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