2013/7/29

欧州ビジネスウオッチ

ビベンディ、ゲーム子会社の過半数株を売却

この記事の要約

仏メディア・通信大手ビベンディは27日、米ゲームソフト子会社アクティビジョン・ブリザードの株式の大部分を売却すると発表した。事業再編の一環で、保有する株式の8割を手放し、経営権を放棄する。\ ビベンディは2007年、自社 […]

仏メディア・通信大手ビベンディは27日、米ゲームソフト子会社アクティビジョン・ブリザードの株式の大部分を売却すると発表した。事業再編の一環で、保有する株式の8割を手放し、経営権を放棄する。

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ビベンディは2007年、自社のゲームソフト部門と米アクティビジョンを合併し、新会社アクティビジョン・ブリザードを発足。同社の株式61%を保有し、経営権を握ってきた。

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ビベンディは保有するアクティビジョン・ブリザード株式の85%に相当する6億100万株を同社及び同社の経営陣などに売却する。売却額は約82億ドル。

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ビベンディは13億ユーロを超える債務の圧縮に向けて、中核のメディア部門に経営資源を集中する事業再編計画に着手しており、23日にはモロッコ通信子会社モロッコテレコムの株式をアラブ首長国連邦(UAE)の携帯電話サービス会社エティサラートに42億ユーロで売却する方向で交渉を行っていることを明らかにしていた。

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アクティビジョン・ブリザードの株式売却手続きは9月に完了の予定。売却益は債務返済などに充てる。

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