EU加盟国は9日の閣僚理事会で、航空用ジェット燃料の輸入関税免除を2014年以降も継続することを正式決定した。EUによるジェット燃料の輸入関税免除は今年末が期限となっており、延長されなければ来年1月から4.7%の関税を課すことになっていた。
\国際エネルギー機関(IEA)の推計によると、欧州諸国の2012年のジェット燃料使用量は1日平均120万バレル。うち3分の1を中東などから輸入している。
\欧州委員会は域内の航空会社がジェット燃料に関税が課されると燃料コストが膨らんで経営が悪化するとして、免除継続を強く要望したことから、11月に免税延長を加盟国に勧告していた。
\欧州委は5年以内にジェット燃料への関税免除の可否を再検討することになっている。
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