トヨタ自動車と仏PSAプジョー・シトロエンのチェコ合弁会社であるTPCAは7日、今年上半期の生産台数が11万4,694台となり、前年同期から38%増加したと発表した。全3ブランドでモデルチェンジを実施したことが増産につながった。通期では8.4%増の22万台を見込む。
中部コリーン工場における上半期のモデル別生産台数は、トヨタ「アイゴ」が4万4,899台、プジョー「108」が3万8,350台、シトロエン「C1」が3万1,445台だった。車台を共通化したこれらのモデルの生産台数は、第1世代では差がなかったが、現行の第2世代ではアイゴがリードしている。
色別では依然として白が34%と割合が大きい。これに赤(19%)、シルバー、黒、ダークグレーが続いた。
また、オートマチック車が全体の13%、主に英国に出荷される右ハンドル車が30%を占めた。
2014年通期の売上高は31%増の393億コルナ(14億4,000万ユーロ)、税引き前利益は3億6,650万コルナ(1,350万ユーロ)だった。