ベラルーシが米国から石油輸入、調達先を多様化
ベラルーシのマケイ外務相はこのほど、米国からの石油輸入を開始すると発表した。
ポンペオ米国務長官が2月にベラルーシを訪問した際、ルカシェンコ大統領と結んだ合意に基づくもので、調達先を多様化し、石油化学産業の原料を確保するというベラルーシ政府の方針に沿うものだ。
石油調達をめぐってロシアとの関係が緊張する中、ベラルーシにとっては同国をけん制する意味もある。
ベラルーシのマケイ外務相はこのほど、米国からの石油輸入を開始すると発表した。
ポンペオ米国務長官が2月にベラルーシを訪問した際、ルカシェンコ大統領と結んだ合意に基づくもので、調達先を多様化し、石油化学産業の原料を確保するというベラルーシ政府の方針に沿うものだ。
石油調達をめぐってロシアとの関係が緊張する中、ベラルーシにとっては同国をけん制する意味もある。
同パイプラインはゴメル(Gomel)-ゴーリキー(Gorki)間の250キロメートルの区間で予定されているもので、ロシア産の石油を欧州に輸送する「ドルジバ(友好)」パイプラインと接続する計画。
同国南部のモジルスキーNPZ製油所には既にポーランドとウクライナを経由して原油が供給されており、ロシア以外の供給元が確保されている。
ベラルーシでは昨年4月、ドルジバ・パイプラインを通してロシアから供給された原油に汚染物質が混入しており、影響が出ていた。
同パイプラインはゴメル~ゴーリキー間の250キロメートル区間で予定されているもので、ロシア産の石油を欧州に輸送する「ドルジバ(友好)」パイプラインと接続する計画。
同国南部のモジルスキーNPZ製油所には既にポーランドとウクライナを経由して原油が供給されており、ロシア以外の供給元が確保されている。
ベラルーシでは昨年4月、ドルジバ・パイプラインを通してロシアから供給された原油に汚染物質が混入しており、影響が出ていた。
ベラルーシの化学企業グロドノ・アゾトが窒素系化学肥料の複合プラント建設を伊エンジニアリング大手テクニモントに発注する準備を進めている。
複合プラントは2024年末のフル稼働が予定される。
7,000人を雇用し、化学肥料やアンモニア、尿素、硫酸アンモニウム、メタノール、カプロラクタム、メラミン、バイオディーゼルの生産を手がける。
独電機大手シーメンスはこのほど、ベラルーシのエネルギー企業ミンスクエネルゴから、新設するガス火力発電所の設備を受注したと発表した。
ベラルーシは現在、原子力発電所を建設中で、同原発の送電網への接続にあたり既存の発電所の予備電源を確保するための設備導入を進めている。
ベラルーシ北西部のアストロベツで建設が進められている原子力発電所の1号機は年内に稼働を開始し、来年には2号機の運用が開始される予定。
ベラルーシ国営石油会社のベロルスネフチが電気自動車(EV)用充電スタンド網を拡充する。
総投資額は明らかにしていないが、高速充電スタンド網の整備だけでも1億5,000万ユーロ近くかかると試算している。
政府は22年までにEV充電スタンドを640基設置し、1日当たり3万5,000台の充電能力を確保することを目指している。
EV購入や充電設備の設置に対する優遇措置を導入し、国際的な電動化の流れに乗る狙い。
また、並行して実施しているEVの国内生産推進策との相乗効果で、EV生産業界の成長を強力に後押ししたい意向だ。
ユーリ・チェボタル副経済相によると、EV普及奨励に向けた大統領令は、(1)EV購入者に対する優遇措置(2)企業による充電設備の購入・設置に対する優遇措置(3)充電設備網の拡大を促進する措置――を含む。
ベラルーシの化学繊維業界が2月末、トルコのイスタンブールで開かれた国際繊維・テキスタイル見本市「ヤーンフェア」に出展し、トルコ企業と200万ユーロ超の受注契約を交わした。
トルコ企業との契約額は50万ユーロ相当に上った。
複数のトルコ企業と合計85万ユーロ相当の取引で基本合意した。
スイス鉄道車両メーカーのシュタッドラーは来年、ベラルーシ子会社で車両400両を生産する計画だ。
来年には初のベラルーシ産トラム用コンバーターをスイスに輸出する。
今後、ミンスクでトロリーバスを運行するミンスクトランスの入札にも参加する方針。
BKMは先月、英バーミンガムで開催された見本市「コーチ・アンド・バスUK」へ新型電動バス「E4200P」の右ハンドル仕様モデルを出品した。
BKMはミンスクを本拠とする。
電動バス3モデルを出荷するほか、トロリーバスや路面電車の生産を手がける。
ベラルーシの鉱山用車両製造大手ベルアズ(BelAZ)が首都ミンスク近郊で新塗装工場の稼働を開始した。
現地メディアがパコムチック社長の談話として報じたところによると、生産体制近代化に2025年までに総額4億ベラルーシルーブル(約1億7,700万ユーロ)を投資する計画だ。
国営のベルアズは超大型ダンプトラックをロシア、CIS(独立国家共同体)諸国、アフリカ、アジア、中国など70カ国超に輸出する。
ベラルーシの首都ミンスクの地下鉄運営事業者ミンスキー・メトロポリテンは5日、スイス鉄道車両メーカーのシュタッドラーから調達した新車両「M110」を公開した。
ミンスキー・メトロポリテンは地下鉄2路線(全長37.5キロメートル)を運営する。
シュタッドラー・ミンスクはミンスク郊外のファニパルで、地下鉄車両のほか、2階建て列車「KISS」や、部分低床式列車「FLIRT」の機関車、路面電車「Metelitsa」を生産し、東欧諸国に輸出している。
ベラルーシの国家科学技術委員会は23日、同国とキューバが共同で進めているバイオテクノロジー関連事業で開発された農薬の本格生産を来年にも開始する計画を明らかにした。
同事業は国家科学アカデミー付設のマイクロバイオロジー研究所とキューバの国営バイオテクノロジー企業バイオ・キューバが実施している。
同委員長はまた、キューバは天然物を使ったがん治療薬などユニークな医薬品や治療法を開発していると述べ、ベラルーシとしても協力する意向を示した。
投資額は推定2,000万ドルで、このうち1,400万ドルをイ柴が出資した。
新工場の年産能力は1万基だが、2交代制を導入することで2万基に倍増できる。
MAZは、イ柴の姉妹会社でトランスミッションを手がける陝西法士特歯輪(シャンシー・ファスト)ともギアボックス生産で合弁する計画で、今年7月にやはりグレートストーン工業団地で新工場の建設に着手した。
ベラルーシのリヤシェンコ副首相は18日、首都ミンスクで開かれた同国と日本の産業・投資奨励のための経済フォーラムで、政府として自国企業の日本進出を全面的に支援する方針であることを表明した。
ベラルーシと日本は投資促進と経済協力を目的として、昨年5月に東京で初の経済フォーラムを開催した。
ベラルーシは投資環境の説明や、経済特区・産業パーク、投資プロジェクトなど自国経済の魅力を紹介した。
ベラルーシ国営商用車大手MAZがエジプトでの生産提携拡大の可能性を検討している。
ベラルーシとエジプトは2017年に商用車の生産提携で合意した。
MAZはまた、エジプトのバスメーカーEAMCOとバス生産提携の意思を確認し覚書を交わした。
ベラルーシ国営商用車大手MAZと中国トランスミッション最大手の陝西法士特歯輪の合弁会社ファーストMAZはこのほど、ミンスク近郊に開設するトランスミッション工場の建設に着手した。投資額は約1,700万ドル。出資比率に応じて
ベラルーシの商用車・機械大手ベルアズは、インドネシア企業との提携を強化する方針だ。6月末にバリ島で開かれた石炭市場の国際会議「コールトランスアジア」を機に現地鉱山会社との商談に入っている。特に90トン運搬トラックから13
中国のスマート技術関連企業、中新智擎科技有限公司とベラルーシ国立科学アカデミー情報学研究所は1日、中国企業が運営するベラルーシの工業団地「グレート・ストーン」に、人工知能(AI)に関する研究所を設置することで合意した。ベ
ベラルーシの農機メーカー、ホムセリマシ(Gomselmash)はこのほど、中国から飼料収穫機のノックダウン部品を1,500万ドルで受注した。1年後までに引き渡しを完了する。 発注したのはホムセリマシが中国・重慶宗申動力機
人工知能(AI)と地理情報システム(GIS)を利用した農業支援システムを開発している。人工衛星からの画像をAIで分析し、播種地域の監視、農場運営の予測と計画、生産性の向上、作物の生育予想、資源の節約などに役立てることで、