アゼルバイジャンのガスをトルコ・欧州へ運ぶアナトリア横断ガスパイプライン(TANAP)計画に、英BP、仏トタル、ノルウェーのスタトイルが参加する。計画を主導するアゼルバイジャンの国営石油会社SOCARとプロジェクト権益29%の取得で合意した。
\BPアゼルバイジャンの発表によると、BPとスタトイルが各12%を、トタルが5%を取得する。取引額などの詳細は公表されていない。
\残りの権益のうちSOCARが51%を、トルコ国営の石油会社(TAPO)と送ガス会社BOTASが合計20%を保有する。
\TANAP計画はアゼルバイジャンのシャハ・デニズ鉱区からトルコを経由して欧州にガスを運送するもので、総延長2,000キロメートル。来年に着工し、2018年に稼動する予定だ。現在の計画ではガス供給元はアゼルバイジャンのみだが、トルクメニスタンなど他の産ガス国が欧州に輸出する道も拓ける。投資規模は70億米ドルに上る。
\