機械

独機械業界、BRICs事業好調

独機械メーカーのBRICs事業が好調だ。ドイツ機械工業連盟(VDMA)がブラジル、ロシア、インド、中国で事業を展開する会員企業の現地法人を対象に4月に実施したアンケート調査では現状と今後6カ月の見通しが「良い」とする回答

成形機の受注が好転、1-3月期は9%増に

独工作機械工業会(VDW)が17日発表した同国成形機業界の1-3月期の新規受注高は前年同期を9%上回った。コロナ禍で激減した需要がようやく回復してきた。VDWのヴィルフリート・シェーファー専務理事は「業界では顧客企業の景

トルコ軍、AI搭載の無人水上戦闘艇を量産へ

トルコが軍事用の無人水上艇(USV)の配備を計画している。軍事アナリストのタイフン・オズベルク氏によると、当該のUSVは同国が独自開発した水上戦闘艇「ULAQ」で、水上艦艇との戦闘を想定した対水上戦(ASuW)向けの仕様

ドイツが炭素中立実現を前倒し、30年の排出削減目標は65%に

ドイツ政府は12日の閣議で、気候保護法(KSG)改正案を承認した。現行法を違憲とする連邦憲法裁判所の判断と、EUの温室効果ガス排出削減目標引き上げを踏まえたもので、カーボンニュートラル(気候中立)実現の時期を前倒しするほ

鉱工業生産3カ月ぶりに増加、3月は+2.5%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した3月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を2.5%上回った。増加は3カ月連続。経済省は企業景況感が良好で新規受注も拡大していることを挙げ、製造業

3月械業界受注29%増、稼働率は平均以上の水準に回復

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の3月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比29%増と大幅に伸びた。比較対象の昨年3月はコロナ禍で受注が激減しており、その反動が大きい。世界経済が急速に回復しているこ

歩行リハビリロボット開発 トルコ

医療器具開発のスタートアップ企業。歩行機能に障害を持つ人向けにリハビリ用機械や歩行装具を提供している。代表製品の歩行リハビリテーション用ロボット「RoboGait」は米食品医薬品局(FDA)から承認されており、近々輸出を

インテル―独に半導体工場建設も―

半導体大手の米インテルがドイツに工場を建設する可能性が出てきた。訪欧中のパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は欧州誌『ポリティコ』に、アジアに伍して半導体を生産できるようにするための枠組み条件を創出することを欧州

SMS―子会社ポールワースを完全傘下に、脱炭素に向け―

鉄鋼プラント大手の独SMSグループは21日、ルクセンブルク子会社ポールワース(Paul Wurth)の資本40.8%をルクセンブルク政府と同政府系金融機関から取得し完全傘下に収めると発表した。脱炭素とリサイクル分野で両社

食品・包装機械業界の生産高、20年は9%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が26日発表した同国食品・包装機械業界の2020年の生産高は前年比9%減の139億ユーロへと落ち込んだ。減少はリーマンショックに端を発する金融危機以降で初めて。コロナ禍のほか、比較対象の19

ルーマニアのユーアイパス、IPOで13.4億ドル調達

ルーマニアのスタートアップ企業で、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のソリューションを手がけるユーアイパス(UiPath)が20日、ニューヨーク証券取引所での新規株式公開(IPO)で13億4,000万ドル

オープンソースドローンの開発製造 ロシア

オープンソース※ドローンの研究開発および製造を手掛ける。同社のドローンは4つの回転翼を持つクワッドコプタータイプで、教育用ドローン「COEXクローバー」と、配達・監視用の「COEXペリカン」の2つの製品ラインを展開する。

ウズベクに火力発電所建設、建設費12億ドル

ウズベキスタン・エネルギー省は19日、オランダ企業のストーン・シティ・エナジー(SCE)と火力発電所の建設で合意したと発表した。建設費は12億米ドル。2024年末に着工し、完成後の設備容量は1,560メガワットとなる。S

廃プラの化学的リサイクルへ、BASFなど3社が提携

化学大手の独BASFと廃棄物処理大手の独リモンディス、廃プラスチックの再利用技術を手がけるノルウェー企業クアンタフューエルは21日、プラスチックごみの化学的リサイクルで提携することで基本合意したと発表した。リサイクルして

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

トルンプ―電池リサイクルのスタートアップに出資―

機械大手の独トルンプは13日、電池リサイクル技術を手がける米スタートアップ企業バッテリー・リソーシズに資本参加したと発表した。トルンプの工作機械やレーザーは電池製造に投入されることから、リチウムイオン電池のバリューチェー

ナカシマプロペラ、独社を買収

船舶用プロペラ大手のナカシマプロペラ(本社・岡山県岡山市)は13日、船舶用機器を製造する独ベッカー・マリン・システムズ(BMS)を買収したと発表した。船舶の環境規制強化に対応して製品開発力を強化するほか、付加価値の向上や

トルコ航空宇宙産業、国産戦闘機開発を推進

トルコ航空宇宙産業(TAI)が国産戦闘機の開発プロジェクトを進めている。同社のコティル最高経営責任者(CEO)によると、MMUと呼ばれる同戦闘機は1人乗りで、人工知能(AI)を活用した最新鋭機となる見込み。2025年の初

クロアチア、製造・ハイテク分野を軸に産業構造を刷新

クロアチアが製造業やハイテク産業を中心とする産業刷新(リ・インダストリアリゼーション)に取り組んでいる。観光産業に大きく依存する同国経済は新型コロナウイルス流行に伴う需要の落ち込みに苦しんでおり、特にサービス産業や食品・

鉱工業生産2カ月連続低下

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が9日発表した2月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.6%下回った。減少は2カ月連続。経済省はコロナ禍で先行きが不透明だとしながらも、企業景況感が良好で

ナカシマプロペラ―独同業BMSを買収―

ナカシマプロペラは13日、船舶用機器を製造する独ベッカー・マリン・システムズ(BMS)を買収したと発表した。船舶の環境規制強化に対応し製品開発力を強化するほか、付加価値の向上や海外事業強化を通してグローバル競争力を高める

金属労使が合意、構造転換などで経営不振の企業に配慮

自動車や機械、電機など金属業界の雇用者団体ゲザムトメタルと労働組合IGメタルはノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)地区を対象とする新協定の交渉で3月30日に妥結した。合意内容は賃上げや労働時間の短縮を求める労働者と

2月の機械受注+12%に、2ケタ増は18年10月以来

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月を実質12%上回った。2ケタ増は2018年10月以来で、2年4カ月ぶり。1月は10%減少したが、2月の好転で完全に相殺された。 けん引車となっ

大型産業プラント業界、20年受注35%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は23日、同国大型産業プラント業界の新規受注高が昨年は前年比35%減の119億ユーロと大幅に落ち込んだことを明らかにした。コロナ禍を受けて顧客産業で投資が先送りされたことが響いた格好だ。 分

独企業の2割弱が存続の危機

コロナ禍の影響で存続の危機にさらされている企業の割合がドイツで18.7%に上ることが、Ifo経済研究所が2月に実施したアンケート調査で分かった。11月に比べ1.1ポイント増加している。調査担当者は「資金繰りに問題のある企

ポルシェ―30年までに炭素中立へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェは、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立(カーボンニュートラル)を2030年までに実現する目標だ。オリファー・ブルーメ社長が週刊紙『ツァイト』

欧州特許申請で韓中3社が上位独占、欧州勢は5位が最高

欧州特許庁(EPO)が16日発表した2020年の特許出願件数は18万250件となり、過去最高となった前年を0.7%下回った。コロナ禍が影響したもよう。出願者トップ3を前年に引き続き韓国と中国企業が占めており、欧州企業はエ

トルコ、秋までにハイブリッドロケットの発射実験実施

トルコのムスタファ・ヴァランク産業技術相はこのほど、秋までにハイブリッドロケットの発射が実現するとの見方を明らかにした。国家宇宙計画および月探査計画の遂行に向けた大きな一歩と位置付けている。黒海沿岸から打ち上げ、宇宙との

DMG Mori―利益が60%以上減少―

DMG森精機の独子会社DMG Moriが9日発表した2020年12月期の営業利益(EBIT)は8,170万ユーロとなり、前期を63%割り込んだ。コロナ禍で工作機械の需要が特に大きく落ち込んでいることが直撃。税引き後利益も

水素分野での日本との協業にドイツが意欲

環境に優しい水素の利用でドイツ企業が日本との協業に関心を示している。同分野で高い技術を持つ両国が協力すればシナジー効果を引き出せるとみているためだ。資源エネルギー庁と独連邦経済エネルギー省が設立した「日独エネルギーパート

ノルウェー、露THMへの船舶エンジンメーカー売却を差し止め

ノルウェー法務省は9日、英ロールスロイスがロシアの鉄道車両最大手トランスマシュ・ホールディング(TMH)に船舶エンジンメーカー、ベルゲン・エンジンを売却する取引を一時差し止めると発表した。安全保障上の懸念があるためで、審

独シーメンス、ウクライナのエネルギー大手にGISを供給

独電機大手シーメンスは9日、ウクライナのエネルギー大手DTEKからガス絶縁開閉装置(GIS)を受注したと発表した。同社が供給するのは「ブルーGIS」と呼ばれる機種で、DTEKの炭鉱施設で利用される予定。環境性能に優れた同

鉱工業生産9カ月ぶり減少、1月は-2.5%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%減の98.6(暫定値)へと低下した。同指数の減少は9カ月ぶり。自動車と建設業界が足

ボッシュ―半導体新工場、年末に生産開始―

自動車部品大手ボッシュは8日、独東部のドレスデンに建設した半導体工場での生産を年末に開始すると発表した。同工場では需要の拡大が見込まれる車載品とIoT向け製品を製造する。 ボッシュはこれまで西南ドイツのロイトリンゲンにあ

フリードリヒ・フォーヴェルク―水素経済など見据えIPO―

天然ガス、電力、水素向け輸送インフラの設置事業を手がける独フリードリヒ・フォーヴェルクは8日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。再生可能エネルギーと水素の利用が欧州で拡大することを踏まえ資金を調達。事業の成長を加速さ

機械業界受注4カ月ぶり減少、1月は-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月を実質10%下回った。減少は4カ月ぶり。比較対象である2020年1月の受注水準が極めて高かったことが響いた。VDMAの主任エコノミストは、アジ

独特許出願8%減少

ドイツ特許・商標庁(DPMA)が5日発表した2020年の特許出願件数は前年比7.9%減の6万2,105件となり、2年連続で落ち込んだ。コロナ禍が響いた格好。他の主要国でも減少している。 出願件数が最も多い輸送機械で16.

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