石油・石炭・ガス

電力消費に占める再生エネの割合、上期は43%に大幅低下

ドイツ国内の電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合が上半期は43%(暫定値)となり、前年同期の51%から8ポイントも低下したことが、独エネルギー水道産業連合会(BDEW)の最新データで分かった。第1四半期に風力が極端

ロスネフチ、水素化処理触媒を国産化

●製油産業向け水素化処理触媒の国産化は初 ●ディーゼル油の硫黄含有量を10ppm以下に減らすことが可能 ロシア石油最大手で国営のロスネフチは6月21日、ディーゼル油の脱硫に用いられる水素化処理触媒を、グループ企業RN-K

「欧州気候法案」が発効、温効ガス「30年までに55%減」

欧州連合(EU)加盟国は6月28日、2050年までにEU域内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標に法的拘束力を持たせる「欧州気候法案」を正式承認した。これによって同法が7月1日付で発効した。 欧州気候法はEUの包括的

「欧州気候法案」が発効、温効ガス「30年までに55%減」

EU加盟国は6月28日、2050年までにEU域内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標に法的拘束力を持たせる「欧州気候法案」を正式承認した。これによって同法が7月1日付で発効した。 欧州気候法はEUの包括的な環境政策「

英が24年9月末までに石炭火力廃止へ、目標を1年前倒し

英政府は6月30日、従来型の石炭火力発電を2024年9月末までに廃止すると発表した。二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)技術など温室効果ガス排出削減措置が取られていない発電所について、これまで廃止時期を25年10月と

ステランティス、トタルとの提携を5年間延長

欧米自動車大手のステランティスは6月22日、仏石油大手トタルとの提携関係を5年間延長すると発表した。5つの中核分野を定め、eモビリティや脱炭素の実現で協力していく。延長に伴い、提携の対象ブランドをこれまでのプジョー、シト

6月インフレ率2.3%に低下、来月は大幅上昇の見通し

ドイツ連邦統計局が29日発表した6月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅は前月の2.5%から縮小した。エネルギーと食料品、サービスで上昇率が低下したことが大きい。昨年下半期のコロナ禍対策の反動で

輸入物価が40年来の上げ幅に、5月は11.8%

ドイツ連邦統計局が28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比11.8%増となり、1981年10月以来およそ40年ぶりの大きな上げ幅を記録した。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いたベースでは上

BASF―再生エネ事業参入、洋上風力パークに資本参加―

化学大手の独BASFは24日、スウェーデンのエネルギー大手バッテンフォールがオランダに建設する洋上風力発電パークに資本参加すると発表した。同社が再生エネ事業に参画するのは初めて。炭素中立目標の実現に必要な再生エネを確保す

ハパックロイド―大型コンテナ船6隻を新たに発注―

海運大手の独ハパックロイドは22日、大型コンテナ船6隻を韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注したと発表した。同社は12月に大型コンテナ船6隻を発注したばかり。貨物需要の世界的な拡大に対応するとともに、運輸単位当たりコスト

トルコでFSRUが稼働、貯蔵容量17万立法メートル

●現代重工業が建造のFSRUは貯蔵容量17万立方メートル ●再気化能力は世界トップクラスの日量2,800万立方メートル トルコ北西部のサロス湾で25日、液化天然ガス(LNG)の洋上受け入れ基地となる浮体式LNG貯蔵再ガス

EUがベラルーシへの制裁拡大、基幹産業も標的に

●制裁対象のEU内の資産凍結と、EUへの渡航禁止を発動 ●ルカシェンコ政権の資金源を断つための経済制裁も実施 欧州連合(EU)は21日に開いた外相理事会で、ベラルーシへの制裁拡大で合意した。旅客機を強制着陸させて反体制派

EUがベラルーシへの制裁拡大、基幹産業も標的に

EUは21日に開いた外相理事会で、ベラルーシへの制裁拡大で合意した。旅客機を強制着陸させて反体制派ジャーナリストの身柄を拘束するなど、ルカシェンコ政権による人権侵害がエスカレートしていることに応じたもので、新たに86団体

BASFが再生エネ事業参入、洋上風力パークに資本参加

独化学大手のBASFは24日、スウェーデンのエネルギー大手バッテンフォールがオランダに洋上風力発電パークを建設する事業に資本参加すると発表した。同社が再生可能エネルギー関連事業に参加するのは初めて。炭素中立目標の実現に必

トルコで同国籍初のFSRUが稼働、貯蔵容量17万立法メートル

トルコ北西部のサロス湾で25日、液化天然ガス(LNG)の洋上受け入れ基地となる浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)が稼働を開始した。「エルトゥールル・ガジ」と名付けられた同船は初のトルコ籍のFSRU。すでに稼働してい

ボルボカーとSSABが提携、水素燃料利用の製鉄計画で

スウェーデンの乗用車大手ボルボカーと鉄鋼大手SSABは16日、化石燃料を使わない高品質の鋼板開発で協力すると発表した。同国の鉄鋼業界が進める化石燃料フリーの水素還元製鉄計画「ハイブリット(HYBRIT)」の一環で、自動車

トルコ、グリーン水素の供給源の可能性=EBRD報告

●欧州向けパイプライン「南ガス回廊」の水素輸送転用も ●EBRDはトルコの天然資源省と水素の輸出促進に向けた検討開始 欧州復興開発銀行(EBRD)は14日、再生可能エネルギーから生産される「グリーン水素」がトルコの輸出増

Ifoが成長率予測を3.3%に引き下げ

Ifo経済研究所は16日、ドイツの今年の国内総生産(GDP)成長率を実質3.3%とし、3月の同3.7%から下方修正した。新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減るとともに、ワクチン接種率が上昇していることから、感染防止

生産者物価の上げ幅、12年7カ月来の高水準に

ドイツ連邦統計局が18日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比7.2%増となり、2008年10月以来12年7カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は6カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

アウディ―「26年以降は内燃機関車の発表なし」=社長―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディは2026年以降、ガソリン・ディーゼル車の新モデル発表を行わない意向だ。マルクス・デュースマン社長が17日、従業員代表と上級管理職に明らかにしたもので、ハイブリッド車も

ドイツ鉄道―炭素中立目標を10年前倒し―

ドイツ鉄道(DB)は16日、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立の達成時期を従来目標の2050年から40年へと前倒しすると発表した。国内だけでなく国際物流子会社DBシェンカーも含めて実現するとしてい

石炭が再び最大の電源に、風力の急減で

石炭発電が風力発電を抜いて再びドイツ最大の電源になった。連邦統計局のデータによると、1-3月期の国内の石炭発電量は前年同期比26.8%増の399億キロワット時(kWh)へと拡大。これまで1位だった風力は32.4%減の33

仏司法当局、ルノーを排ガス不正で本格捜査

仏自動車大手ルノーは8日、ディーゼル車の排ガス不正疑惑で仏司法当局による本格的な捜査を受けることが決まったと発表した。検察当局はルノーが排ガス規制を逃れるため、違法ソフトをディーゼル車に搭載していたと断定しており、同社は

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐる欧州連合(EU)の公的支援に関するルールを改正し、加盟国が事業費を100%助成できるようにすることを検討している。年内の決定を目指しており、7日に

5月インフレ率、エネルギーとサービスが押し上げ

ドイツ連邦統計局が15日に発表した5月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は速報値と同じ2.5%で、9年8カ月来の高水準に達した。エネルギーの上げ幅が前月の7.9%から10.0%へと上昇したことが最大の

卸売物価が13年来の上げ幅に、5月は9.7%

ドイツ連邦統計局が11日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比9.7%増となり、2008年7月以来およそ13年ぶりの大きな伸びを記録した。同物価の上昇は4カ月連続。2月は2.3%、3月は4.4%、4月は7.2%と月を追う

MAN―電気トラック量産の研修施設を開設―

独商用車大手トレイトン傘下のMANは9日、電気トラックの量産に向け本社所在地のミュンヘンに研修施設を開設した。電気トラックはエンジン搭載の従来型トラックと部品やアーキテクチャー、生産工程が大きく異なることから、従業員がリ

化学業界が生産・売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は9日、2021年の生産高を従来予想の前年比3.0%増から同4.5%増へと大幅に引き上げた。1-3月期(第1四半期)の業績が好調だったためで、出荷価格の上昇率も2.0%から3.5%へと上方修正。売上

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

●クリーンモビリティ、建物の省エネ化などを支援対象に追加 ●年内の新ガイドライン採択を目指す 欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐる欧州連合(EU)の公的支援に関するルールを改正し、加

脱炭素化に向けた「移行基金」、EUが運用開始へ

●同基金は包括的な環境政策「欧州グリーンディール」の柱 ●基金規模は175億ユーロ 欧州連合(EU)加盟国は7日、域内の脱炭素化を促進するため創設する175億ユーロの基金「公正移行基金(JTF)」の規則を承認した。これに

ハンガリーMOL、OMVのスロベニア子会社を買収

ハンガリー石油大手MOLは8日、オーストリア同業OMVのスロベニア子会社を買収すると発表した。株式92.25%を2億7,770万ユーロで取得する。長期事業計画「2030プラス」に沿って個人顧客向けサービスを強化するのが狙

脱炭素化に向けた「移行基金」、EUが運用開始へ

EU加盟国は7日、域内の脱炭素化を促進するため創設する175億ユーロの基金「公正移行基金(JTF)」の規則を承認した。これによって基金が近く始動し、各国への資金配分が開始される。 同基金は2050年までにEU域内の温室効

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐるEUの公的支援に関するルールを改正し、加盟国が事業費を100%助成できるようにすることを検討している。年内の決定を目指しており、7日に意見募集を開

仏司法当局、ルノーを排ガス不正で本格捜査

仏自動車大手ルノーは8日、ディーゼル車の排ガス不正疑惑で仏司法当局による本格的な捜査を受けることが決まったと発表した。検察当局はルノーが排ガス規制を逃れるため、違法ソフトをディーゼル車に搭載していたと断定しており、同社は

ダイムラー・トラック、ポルトガル工場を炭素中立化

独ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは8日、ポルトガル中部のトラマガル工場で2022年までに炭素中立を実現すると発表した。欧州の全工場を同年までに炭素中立化するという計画に沿ったもの。ホルヘ・ホーザ工場長は「炭

4月の鉱工業生産1%減少、部品・部材不足響く

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した4月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.0%下回った。減少は2カ月ぶり。半導体や材木など幅広い分野で原料、部材、部品が不足していることが響

環境分野で100%助成も可能に、EUがルール改正検討

欧州連合(EU)の欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐる公的支援に関するルールを改正し、加盟国が事業費を100%助成できるようにすることを検討している。年内の決定を目指しており、7日に

ダイムラー・トラック―ポルトガル工場を炭素中立化―

独ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは8日、ポルトガル中部のトラマガル工場で2022年までに炭素中立を実現する計画を発表した。欧州の全工場を同年までに炭素中立化する目標に基づく措置。ホルヘ・ホーザ工場長は「炭素

BMW―中国サプライチェーンのCO2排出を削減―

高級乗用車大手のBMWが中国のサプライチェーンで排出される二酸化炭素(CO2)の量を削減していく意向だ。同国事業を統括するヨッヘン・ゴラー氏は現地イベントで、「サプライチェーンは最大のカーボンフットプリント(CF)だ」と

ドイツのNO2濃度規制違反をEU裁が認定

ドイツは欧州連合(EU)の大気質指令に違反しているとして欧州委員会が提訴していた裁判でEU司法裁判所(ECJ)は3日、訴えを認める判決を下した。判決理由で裁判官は、同国の多くの地域で系統的・持続的に二酸化窒素(NO2)の

建材不足が深刻化、現在発注しても納入は9月の製品も

建設業界で建材不足が深刻化している。Ifo経済研究所のアンケート調査によると、「必要な時に建材を調達できない」との回答は建築事業者で5月に43.9%に達し、東西ドイツ統一後の最高を更新した。3月は同5.6%、4月は23.

伊エネル、ロシアでのグリーン水素生産に意欲

●ルスナノと提携し、風力発電を活用 ●再来年にかけ10メガワット級の電解設備2つを順次稼働 欧州電力大手の伊エネルが、ロシアにおける初のグリーン水素(再生可能エネルギーを用いて生産する水素)生産に強い関心を示している。気

ハンガリーMOL、墺OMVのスロベニア給油所を買収

●株式92.25%を2億7,770万ユーロで取得 ●運営するガソリンスタンド数は53店舗から173店舗に拡大 ハンガリー石油大手MOLは8日、オーストリア競合のOMVからスロベニア子会社の株式92.25%を2億7,770

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