電力・エネルギー

石油大手オルレン、自社用SMRの導入で化学企業と提携

●日立GEのSMR「BWRX-300」の設置を目指す ●SMRは水素生産のための電力源としても利用 ポーランド石油大手のオルレンは6月29日、グループのプラントが自社用発電設備として小型原子炉(SMR)を導入するプロジェ […]

鉄鋼の伊ベルトラーメ、ルーマニア新工場に3億ユーロ投資

●「欧州グリーンディール」に沿い環境対応を強化 ●『ゼロエミッション鋼』の製造技術確立を目指す 棒鋼・特殊鋼大手の伊AFVベルトラーメは5日、ルーマニアに3億ユーロを投じて鉄筋・線材工場を新設すると発表した。欧州連合(

ポルシェ―サプライヤーに再生エネ100%投入を要求―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェは1日、サプライヤーおよそ1,300社に対し今後は部品生産に100%再生可能エネルギーを投入することを義務付けると発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロ

商用車用充電インフラ構築へ、欧州3社が合弁

欧州商用車大手のトレイトン、ダイムラー・トラック、ボルボ・グループの3社は5日、大型トラック・バス用の高速充電網を共同構築することで基本合意したと発表した。電気トラックなどを顧客企業が安心して使用できる環境を整え需要を掘

独の充電インフラ密度は欧州平均以下

ドイツの充電インフラ密度は欧州平均を下回ることが、独自動車工業会(VDA)が6月28日に発表した調査レポートで分かった。欧州全体をみても充電インフラ密度は低く、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を幅広

電力消費に占める再生エネの割合、上期は43%に大幅低下

ドイツ国内の電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合が上半期は43%(暫定値)となり、前年同期の51%から8ポイントも低下したことが、独エネルギー水道産業連合会(BDEW)の最新データで分かった。第1四半期に風力が極端

日産、英にEV用電池工場新設

日産自動車は1日、中国系の車載電池大手エンビジョンAESCグループと共同で、英北東部サンダーランドに電気自動車(EV)向けの超大型バッテリー工場を新設すると発表した。欧州では英国で2030年までにガソリン車とディーゼル車

ルノー、EV用電池で2社と提携

仏自動車大手ルノーは6月28日、電気自動車(EV)用電池の生産で中国系の車載電池大手エンビジョンAESCグループ、仏新興企業ヴェルコールと提携すると発表した。エンビジョンAESCは最大20億ユーロを投じ、仏北部にEV用電

独のコロナ復興計画を欧州委が承認

欧州連合(EU)欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は22日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相を訪問し、同国の復興計画を承認したことを伝えた。ドイツは新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた経済の再生に向

6月インフレ率2.3%に低下、来月は大幅上昇の見通し

ドイツ連邦統計局が29日発表した6月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅は前月の2.5%から縮小した。エネルギーと食料品、サービスで上昇率が低下したことが大きい。昨年下半期のコロナ禍対策の反動で

輸入物価が40年来の上げ幅に、5月は11.8%

ドイツ連邦統計局が28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比11.8%増となり、1981年10月以来およそ40年ぶりの大きな上げ幅を記録した。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いたベースでは上

スマホ契約は原則1年が上限に

ドイツ連邦議会は25日、公正な消費者契約のための法案を可決した。移動通信サービスやフィットネスクラブなどで契約期間と解約予告期間が長い現状を是正し、消費者が契約先を変更しやすくすることが同法の狙い。来年1月1日までに施行

BASF―再生エネ事業参入、洋上風力パークに資本参加―

化学大手の独BASFは24日、スウェーデンのエネルギー大手バッテンフォールがオランダに建設する洋上風力発電パークに資本参加すると発表した。同社が再生エネ事業に参画するのは初めて。炭素中立目標の実現に必要な再生エネを確保す

シュコダ自、新長期戦略を発表

●完全EV3モデルを投入し、欧州販売数で5位以内を狙う ●電動化・デジタル化への対応と、管理職への女性登用も進める 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が24日、2030年に向けた新長期戦略「ネ

BASFが再生エネ事業参入、洋上風力パークに資本参加

独化学大手のBASFは24日、スウェーデンのエネルギー大手バッテンフォールがオランダに洋上風力発電パークを建設する事業に資本参加すると発表した。同社が再生可能エネルギー関連事業に参加するのは初めて。炭素中立目標の実現に必

ボルボ、EV用電池をノースボルトと共同生産

スウェーデン自動車大手のボルボ・カーは21日、同国のリチウムイオン電池メーカー、ノースボルトと電気自動車(EV)用車載電池を製造する合弁会社を設立すると発表した。販売する新車を2030年までに全てEV化するという目標の実

英JLR、「ディフェンダー」ベースにFCVを開発

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は15日、ランドローバーの新型「ディフェンダー」をベースに燃料電池車(FCV)モデルのプロトタイプを開発していると発表した。年内にテストを開始し、オフロード性能などを検証

Ifoが成長率予測を3.3%に引き下げ

Ifo経済研究所は16日、ドイツの今年の国内総生産(GDP)成長率を実質3.3%とし、3月の同3.7%から下方修正した。新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減るとともに、ワクチン接種率が上昇していることから、感染防止

生産者物価の上げ幅、12年7カ月来の高水準に

ドイツ連邦統計局が18日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比7.2%増となり、2008年10月以来12年7カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は6カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

アウディ―「26年以降は内燃機関車の発表なし」=社長―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディは2026年以降、ガソリン・ディーゼル車の新モデル発表を行わない意向だ。マルクス・デュースマン社長が17日、従業員代表と上級管理職に明らかにしたもので、ハイブリッド車も

ドイツ鉄道―炭素中立目標を10年前倒し―

ドイツ鉄道(DB)は16日、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立の達成時期を従来目標の2050年から40年へと前倒しすると発表した。国内だけでなく国際物流子会社DBシェンカーも含めて実現するとしてい

石炭が再び最大の電源に、風力の急減で

石炭発電が風力発電を抜いて再びドイツ最大の電源になった。連邦統計局のデータによると、1-3月期の国内の石炭発電量は前年同期比26.8%増の399億キロワット時(kWh)へと拡大。これまで1位だった風力は32.4%減の33

ダイムラー、商用EVバンをDPDポーランドに供給

●DPDポルスカが「eヴィトー」50台を発注 ●ゼロエミション車両導入で環境意識の高さをアピール 独ダイムラーの乗用車・商用車子会社メルセデスベンツはこのほど、独小包配達大手DPDのポーランド子会社DPDポルスカから電動

トルコ、グリーン水素の供給源の可能性=EBRD報告

●欧州向けパイプライン「南ガス回廊」の水素輸送転用も ●EBRDはトルコの天然資源省と水素の輸出促進に向けた検討開始 欧州復興開発銀行(EBRD)は14日、再生可能エネルギーから生産される「グリーン水素」がトルコの輸出増

三海洋イニシアチブ、太陽光施設開発企業に出資

●墺再可エネ企業の株式を「かなりの割合」取得 ●同イニシアチブは中東欧のEU12カ国で構成 中東欧の欧州連合(EU)加盟国が参加する三海洋イニシアチブ(3SI)の投資基金(3SIF)はこのほど、オーストリアの再生可能エネ

チェコ下院、原発入札からロシアと中国を排除する法案を承認

●中道右派野党の要求に政府が応じる ●韓国は落札への意欲を強くアピール チェコ下院は16日、ドゥコバニ原子力発電所の新炉建設入札からロシアと中国を排除する法律案を可決した。中道右派野党の要求に政府が応じた形で、野党は代わ

ダイムラー、商用EVバンをDPDポーランドに供給

独ダイムラーの乗用車・商用車子会社メルセデスベンツはこのほど、独小包配達大手DPDのポーランド子会社DPDポルスカから電動(EV)商用バン「eヴィトー」50台を受注した。DPDは全社的な二酸化炭素(CO2)排出の削減目標

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐる欧州連合(EU)の公的支援に関するルールを改正し、加盟国が事業費を100%助成できるようにすることを検討している。年内の決定を目指しており、7日に

水素分野で独豪が協業へ

ドイツ政府は13日、グリーン水素の分野でオーストラリアと協業することで基本合意したと発表した。ドイツは水素経済を実現するために国外からグリーン水素を大量に輸入する計画で、その一部を日照量の多いオーストラリアから調達する。

5月インフレ率、エネルギーとサービスが押し上げ

ドイツ連邦統計局が15日に発表した5月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は速報値と同じ2.5%で、9年8カ月来の高水準に達した。エネルギーの上げ幅が前月の7.9%から10.0%へと上昇したことが最大の

MAN―電気トラック量産の研修施設を開設―

独商用車大手トレイトン傘下のMANは9日、電気トラックの量産に向け本社所在地のミュンヘンに研修施設を開設した。電気トラックはエンジン搭載の従来型トラックと部品やアーキテクチャー、生産工程が大きく異なることから、従業員がリ

ルーマニアの新興企業、大規模データセンター整備へ

●地域初のHSDCは投資額1.7億レウ ●新データセンターの電力利用効率はほぼ最高点の1.1 ルーマニアの新興企業クラスターパワー(ClusterPower)は13日、クラヨバ近郊に国内最大のデータセンターを設置すると発

トルコ最大の太陽光発電パーク、第一期工事が完了

●南部のコンヤ県に合計出力271MWの施設を設置 ●プロジェクトの提携先は韓国から中国企業に交代 トルコ南部のコンヤ県カラプナル郡で建設が進められている国内最大の太陽光発電パークで11日、第一期工事が完了した。既設パネル

トランスマーク、トルコの地熱発電所が完成

●北西部チャナッカレに建設 ●発電容量を今後19メガワットに増強 オランダの地熱エネルギー開発会社トランスマークによるトルコ北西部チャナッカレの地熱発電所、トランスマークGPP(発電能力3.2メガワット)がこのほど完成し

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

●クリーンモビリティ、建物の省エネ化などを支援対象に追加 ●年内の新ガイドライン採択を目指す 欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐる欧州連合(EU)の公的支援に関するルールを改正し、加

EUが環境保護事業への公的支援拡大を検討、100%助成も可能に

欧州委員会が温室効果ガス排出削減など環境保護に寄与するプロジェクトをめぐるEUの公的支援に関するルールを改正し、加盟国が事業費を100%助成できるようにすることを検討している。年内の決定を目指しており、7日に意見募集を開

ダイムラー・トラック、ポルトガル工場を炭素中立化

独ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは8日、ポルトガル中部のトラマガル工場で2022年までに炭素中立を実現すると発表した。欧州の全工場を同年までに炭素中立化するという計画に沿ったもの。ホルヘ・ホーザ工場長は「炭

三菱電機とシーメンス、炭素中立の開閉装置共同開発へ

三菱電機は8日、炭素中立の開閉装置の共同開発を検討することで独シーメンス・エナジーと基本合意したと発表した。電流遮断や絶縁にこれまで使用されてきた六フッ化硫黄ガス(SF6ガス)は地球温暖化係数(GWP)が極めて高いことか

BMW―中国サプライチェーンのCO2排出を削減―

高級乗用車大手のBMWが中国のサプライチェーンで排出される二酸化炭素(CO2)の量を削減していく意向だ。同国事業を統括するヨッヘン・ゴラー氏は現地イベントで、「サプライチェーンは最大のカーボンフットプリント(CF)だ」と

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