電力・エネルギー

鉱工業生産指数8月は大幅改善

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した8月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%増(暫定値)となり、7カ月来の大きな伸びを記録した。増加は2カ月ぶり。比較対象の7月は学校 […]

RWEの再可エネ子会社がIPO、16年来の大型上場に

独エネルギー大手RWEの再可エネ子会社イノジーは7日、フランクフルト市場で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は公募価格(36ユーロ)を3.6%上回る37.30ユーロ。上場規模は50億ユーロで、ドイツで16年ぶりの大型

ロスネフチ、バスネフチ過半数株取得へ

ロシア政府は10日、中堅石油会社バシネフチの政府保有株50.755%を業界最大手ロスネフチに3,297億ルーブル(53億米ドル)で売却すると発表した。取引額は評価額(47億ドル)を大きく上回る。 政府は当初、民間企業であ

ABB、送電部門を分離せず

スイス重電大手のABBは4日、送電部門を手元に残す意向を表明した。大株主であるスウェーデンの投資会社セビアンは同部門の分離を求めていたが、ウルリッヒ・シュピースホーファー最高経営責任者(CEO)は「この部門を当社の下で改

BMW、車載電池を再利用した定置用電池の試験運用開始

独高級車大手のBMWは9月22日、電力大手のバッテンフォール、自動車部品大手のボッシュとの共同プロジェクト「バッテリー・セカンド・ライフ(Battery 2nd Life)」で、ハンブルク港に設置した定置用電池設備の試験

インフレ率が昨年5月の水準まで回復、9月0.7%に

ドイツ連邦統計局が9月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を0.7%上回り、インフレ率は昨年5月の水準まで回復した。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーの下げ幅が前月の5.9%から3.6%に縮小したこ

10月1日付の法令改正

・3種類以上の医薬品を処方された患者は投薬計画の請求が可能に。投薬計画は当初、紙に書かれたものに限られるが、2018年からは患者が希望すれば電子健康保険カードを使った呼び出しも可能に ・紙に手書きの署名という書式でなくて

ABB―送配電部門の分離要求を却下―

スイス重電大手ABB(チューリヒ)のウルリヒ・シュピースホーファー社長は4日のアナリスト向け説明会で、送電部門を手元に残す方針を表明した。大株主である投資会社セビアン(スウェーデン)から同部門の分離を求められていたが、同

三菱日立パワーシステムズ

三菱重工業と日立製作所の合弁会社、三菱日立パワーシステムズが独子会社(Mitsubishi Hitachi Power Systems Europe GmbH)を通してイランで受注を獲得したもようだ。ブルームバーグ通信が

国内電力の10%超を製造業が発電

ドイツ国内の発電総量に占める製造業の割合が昨年10.4%となり、前年比で1.1ポイント上昇したことが、連邦統計局の発表で分かった。総発電量が減少するなかで製造業の発電量が11%増の50テラワット時(TWh)に増加したため

北海の風力発電パーク、上半期送電量が倍増

北海の風力発電パークからドイツ本土に送電された電力の量が今年上半期は5.18テラワット時(TWh)に達し、前年同期の2.3倍に拡大した。同送電を担当する送電会社テンネットが9月29日に明らかにしたもので、国内の風力発電総

チェコの太陽光発電企業、ドイツにプラント建設

チェコの太陽光発電事業者ソーラーグローバルは先ごろ、ドイツに同社初となる発電施設を設置する計画を明らかにした。チェコとの国境に近い中西部のシェーンバルトに659.1キロワットピーク(KWp)の発電容量を持つ太陽光発電施設

8月輸入物価-2.6%、過去1年で最小の下落幅に

ドイツ連邦統計局が27日発表した8月の輸入物価指数は前年同月を2.6%下回ったものの、下落幅は過去1年で最小となった。エネルギーの下落率鈍化が大きい。エネルギーを除いた輸入物価の変動率はマイナス1.5%だった。 エネルギ

シーメンス―イランにガスタービン納入―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は20日、イランの重電大手マプナ(Mapna)にガスタービンを納入したと発表した。両社の合意に基づく引き渡しの第一弾で、イランの港湾都市バンダレ・アッバースの発電所プロジェクトに投入さ

ABB―高圧電力ケーブル事業を売却―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)は21日、高圧電力ケーブル事業をデンマークのNKTケーブルに売却すると発表した。経営改善に向けた事業再編の一環で、売却額は8億3,600万ユーロに上る。 ABBは業績悪化を受けて合理化

EVの中古電池を蓄電設備に、BMWなど3社がプロジェクト

自動車大手のBMWなど3社は22日、電気自動車(EV)の中古電池を利用した蓄電施設をハンブルク港に開設したと発表した。EVの利用増加に伴い中古電池が今後、大量に発生することから、これを有効に活用する考え。競合ダイムラーも

欧州復興開発銀、ブルガリアの天然ガス基地事業を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)のチャクラバルティ総裁は19日、ブルガリアが天然ガス輸送の中継地点(ハブ基地)を整備する事業に対して、金融支援を行う方針を示した。同プロジェクトの事業費は15億ユーロと推定されている。 ブルガ

仏エンジーに不当な税優遇か、欧州委がルクセンブルクを調査

欧州委員会は19日、ルクセンブルクが仏公益事業大手エンジー(旧GDFスエズ)に不当な税優遇措置を適用した疑いがあるとして、調査を開始したことを明らかにした。同国にあるエンジーの子会社間の融資をめぐり、貸し手、借り手の双方

ABB、高圧電力ケーブル事業を売却

スイスの重電大手ABBは21日、高圧電力ケーブル事業をデンマークのNKTケーブルに売却すると発表した。経営改善に向けた事業再編の一環で、売却額は8億3,600万ユーロに上る。 ABBは業績悪化を受けて合理化を進めており、

急速充電ステーション設置へ、電力大手と休憩所会社が提携

独エネルギー大手のEnBWは19日、アウトバーンの休憩所に急速充電スタンドを設置することで休憩所運営大手のタンク・ウント・ラストと提携すると発表した。連邦経済省の研究プロジェクト「高速道路・大都市圏急速充電網(SLAM)

生産者物価の下落幅、8月は1.6%に縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比1.6%減となりこれまでに引き続き低下したものの、下げ幅は前月の2.0%から0.4ポイント縮小。直近のピークである3月と4月(ともに3.1%)に比べると1.

シーメンス―インフラ整備でアルゼンチン政府と基本合意―

独電機大手シーメンス(ミュンヘン)のケーザー社長は14日アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、同国のインフラ整備に向けた趣意書に署名した。エネルギー、輸送、スマートシティの分野で協力する予定で、今後詳細を詰めていく。署名

英政府が原発新設計画を承認、対中関係を考慮

英政府は15日、英南西部のヒンクリーポイントに原子力発電所を建設する計画を正式承認したと発表した。7月に発足したメイ政権は、中国が3割を出資する同事業について、安全保障上の懸念などから承認を先送りしたが、同原発が重要な電

東芝、トルコで地熱発電設備を受注

東芝は13日、トルコ電力大手ゾルルエナジーから、地熱発電所用の出力約5万キロワットのフラッシュ型発電設備を受注したと発表した。契約額は明らかにされていない。同国での地熱発電システムの受注は3件目となる。 供給するのは、同

8月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.1%に

ドイツ連邦統計局は13日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.0%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

エネルギー大手エーオンから分離の子会社がIPO

エネルギー大手のエーオンから1月に分離独立した火力・水力発電子会社ユニパーが12日、フランクフルト市場で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は10.01ユーロ。時価総額は約40億ユーロで、簿価(約120億ユーロ)を大幅

チェコCEZ、空調メーカーを買収

チェコ国営電力のCEZはこのほど、国内空調メーカーのAZクリーマを買収し、サービス子会社のCEZ ESCOに統合したと発表した。エネルギーサービス分野における市場地位を高めるのが狙いとなる。 同社は他にも、ここ数カ月で数

東芝、トルコから地熱発電設備を受注

東芝は13日、トルコ電力大手ゾルルエナジー(Zorlu Enerji)の地熱発電所向けに出力約5万キロワットのフラッシュ型発電設備を受注したと発表した。取引金額は明らかにされていない。同国での地熱発電システムの受注はこれ

独スマートシティにパナソニックが参加

パナソニックは8月31日、ドイツのスマートシティプロジェクト「フューチャー・リビング・ベルリン」に参加すると発表した。同社はこれまで日本、米国、フランスで同様の取り組みを行ってきたが、ドイツでは今回が初めて。同市で2日に

「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコが合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」を加速させるこ

トルコ・中国首脳会談、原子力分野などで提携

トルコのエルドアン大統領は3日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するために訪れた杭州で中国の習近平国家主席と会談し、テロ対策およびエネルギー・インフラ分野における協力深化で合意した。両首脳の立会いのもと、原子力

ロスアトム、サウジアラビアに原子炉16基の建設を提案

ロシア原子力公社(ロスアトム)は5日、サウジアラビアに原子力発電所の建設で協力を申し出たと発表した。サウジアラビアが進めるインフラ整備計画に沿うもので、原子炉16基を設置する内容だ。また、両国エネルギー相は主要20カ国・

カザフのエネ大手が巨額投資

カザフスタンのエネルギー大手サムルク・エネルゴ(Samruk Energo)は先ごろ、来年末までに2,239億テンゲ(約5億8,300万ユーロ)を投資する計画を発表した。年次別の投資額は、2016年が918億テンゲ、20

鳥による事故を防げ~トルコ

欧州側のイスタンブールで配電業を営むベダシュ(Betas)が野鳥対策に取り組んでいる。鳥が送電線に衝突したり、電柱の上に作られた巣の材料が原因でショートを起こしたりする事故を防いで野鳥を守るとともに、停電を減らす狙い。

「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコが合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」を加速させるこ

トルコのエネルジサ、配電事業に15億ドル投資へ

トルコのサバンジュ・グループとドイツのエーオンの合弁電力会社であるエネルジサ(Enerjisa)が、2020年までの5年間で配電事業に総額45億リラ(約15億米ドル)を投じる計画だ。今年は投資総額20億リラ(6億7,00

8月インフレ率、横ばいの0.4%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した8月の消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同月比0.4%増となり、インフレ率(物価の変動率)は前月と同じ水準にとどまった。最大の物価押し下げ要因となっているエネルギーの下落率は前月の7.

輸入物価の下落幅が3カ月連続で縮小、7月は3.8%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比3.8%減となり、下落幅は3カ月連続で縮小した。エネルギーの下落率が鈍化していることが大きい。エネルギーを除いた輸入物価の変動率はマイナス1.9%だった。 エ

ゼネラル・エレクトリック―独研究開発拠点を強化―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)が独ミュンヘン近郊のガールヒングにある研究開発拠点を拡大する。仏アルストムの重電部門買収で欧州事業の重要性が高まったためだ。製造業のデジタル化(インダストリー4.0)でドイツが

シーメンス―米で風力発電タービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は30日、米国の再生可能エネルギー事業者アペックス・クリーン・エナジーから風力発電タービン64基を受注したと発表した。アペックスがオクラホマ州で計画する「グラント・ペインズ・ウインド」

イノジー―太陽電池・バッテリー会社を買収―

独エネルギー大手RWEの再生可能エネルギー子会社イノジー(8月末までの正式社名はRWEインターナショナル、本社:エッセン)は29日、太陽電池・バッテリー事業者の独ベレクトリック・ソーラー・アンド・バッテリー(BELECT

カザフスタン、ポーランドと経済関係強化

カザフスタンのナザルバエフ大統領は22日、訪問先のポーランドで同国のドゥダ大統領と会談し、両国の経済関係を強化することで合意した。インフラ、農業、エネルギー、運輸などの分野で提携する方針だ。 会談に合わせて両国政府は、◇

EUが反ダンピング措置再発動、中国の太陽光パネル3社に

欧州委員会は23日、中国の太陽光パネルメーカーのうち、3社に対して反ダンピング措置を再発動したことを明らかにした。欧達光電、啓鑫新能源科技股彬、山東力諾光伏高科技が対象となる。 EUは2013年6月、中国の太陽光パネルメ

7月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.3%に

ドイツ連邦統計局は12日、7月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

生産者物価の下落幅、7月は2%に縮小

ドイツ連邦統計局が19日発表した7月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比2.0%減となりこれまでに引き続き低下したものの、下げ幅は昨年8月(同1.7%)以来の低水準となった。同物価の最大の押し下げ要因である

エーオン―上半期30億ユーロの純赤字に―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)が10日発表した2016年1-6月期(上半期)決算の純損益は30億3,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(11億4,900万ユーロ)から大幅に悪化した。1月1日付で法的に分離

ポーランドの民間エネルギー会社、洋上風力発電所建設へ

ポーランド・クルチクグループのエネルギー企業ポルエナジア(Polenergia)がバルト海に欧州最大級の風力発電パークを建設する。2期に分けて工事を行い、合計120メガワットの発電能力を整備する。投資規模は50億ユーロ弱

チェコ、太陽光発電を再振興

チェコで太陽光発電が復活する兆しを見せている。政府の助成策により大幅に増加してきた同国の太陽光発電は、2013年以降の政府の政策転換により投資が手控えられていた。しかし、バッテリーの性能向上により、家庭やオフィスビルに広

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