2019年2月27日

企業景況感14年12月以来の低水準に

Ifo経済研究所が22日発表した2月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を0.8ポイント下回る98.5となり、2014年12月以来(4年2カ月ぶり)の低水準へと落ち込んだ。同指数の悪化は6カ月連続。世界経済

自動車業界の生産減が第4四半期GDP押し下げ

ドイツ連邦統計局は22日、2018年第4四半期(10~12月)国内総生産統計の詳細を発表した。それによると、物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比の伸び率が最も大きかった項目は政府最終消費支出で1.6%を記録。民間

自動車は昨年も最大の輸出部門、対米黒字220億ユーロに

ドイツ連邦統計局は20日、自動車・自動車部品の輸出額(暫定値)が昨年は2,297億ユーロとなり、9年連続で最大の輸出部門となったことを明らかにした。2位は機械で1,932億ユーロ、3位は化学品で1,177億ユーロだった。

生産者物価の上げ幅2カ月連続縮小、1月は2.6%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.6%となり、前月の同2.7%を0.1ポイント下回った。上げ幅の縮小は2カ月連続。最大の押上げ要因はエネルギーで7.2%上昇しており、エネルギー

EU産業政策で独仏が共同歩調、競争力強化のマニフェスト発表

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相とフランスのブリュノ・ル・メール経済・財務相は19日ベルリンで、欧州連合(EU)の産業競争力強化に向けたマニフェストを発表した。グローバルレベルの競争が激化するなかで欧州が勝ち組とし

大型商用車の排ガス30%削減で欧州議と加盟国が合意

欧州連合(EU)の欧州議会と加盟国は19日、域内で販売されるトラックやバスなど大型商用車の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに19年比で30%削減する規制案の内容で基本合意した。EUが大型商用車の排ガス規制に乗り

フォルクスワーゲン―18年は小幅増益に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が22日発表した2018年12月期決算の営業利益は前期比0.7%増の139億2,000万ユーロと小幅な伸びにとどまった。欧州連合(EU)の新しい排ガステスト方式へ

オペル―業績改善策が奏功、20年ぶり黒字転換―

仏自動車大手PSAは26日の決算発表で、米ゼネラル・モーターズ(GM)から2017年に買収した独英子会社オペル・ボクソール(OV)が営業黒字転換を果たしたことを明らかにした。利益計上は20年ぶり。収益力強化に向けた取り組

ダイムラー―BMWとの移動サービス合弁は5社に―

独高級車大手のダイムラーとBMWは22日、情報通信技術を活用した移動サービス分野の合弁会社5社を立ち上げると発表した。協働することでコストを削減するとともに事業のグローバル化を加速する。ダイムラーのディーター・ツェッチェ

BMW―イスラエルにオフィス開設、スタートアップ発掘加速へ―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は20日、イスラエル中西部のテルアビブに技術オフィスを開設すると発表した。現地のスタートアップシーンにアンテナを張り、有望な企業・技術をいち早く発掘することが狙い。大学との研究提携も視野

アウディ―管理職1割削減へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)が管理職を2022年までに約10%整理する考えだ。コスト削減の一環で、管理部門のスリム化やモデルバリエーションの削減にも取り組む。ブラーム・ショット新

レーベ―東洋一通商と戦略提携―

高級テレビ製造の独レーベは21日、東洋一通商と戦略提携合意したと発表した。世界的な大手メーカーとの競争を生き残るために策定した経営戦略に基づく措置で、コスト削減と国際市場の開拓を強化する。 東洋一は2015年以降、中国家

カトライン―移動通信向け事業をエリクソンに売却―

アンテナ大手の独カトライン(ローゼンハイム)は25日、主力の移動通信向けアンテナ、フィルター事業をスウェーデン通信設備大手のエリクソンに譲渡することで合意したと発表した。カトラインは事業売却を進めており、手元に残るのは衛

BASF―18年は2ケタ減益に―

化学大手の独BASFが26日発表した2018年12月期決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前期比16.9%減の63億5,300万ユーロと大きく落ち込んだ。自動車業界の低迷や米中通商摩擦のほか、ルートヴィヒスハーフ

コベストロ―中国自動車産業の需要減など響く―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)が25日発表した2018年12月期決算の営業利益(EBITDA)は前期比6.8%減の32億ユーロへと落ち込み、バイエルからの独立後、続いてきた利益の拡大にストップがかかった。ポリウ

ロシュ―遺伝子治療薬の米スパークを買収―

スイス製薬大手のロシュ(バーゼル)は25日、遺伝子治療薬を手がける米スパーク・セラピューティクスを買収することで合意したと発表した。遺伝子治療薬部門の強化が狙いで、買収額は43億ドルに上る。 1株当たりの買い取り価格は1

トム・テイラー―復星国際がTOB―

中国投資大手の復星国際は19日、経営再建中の独アパレル大手トム・テイラーに対する株式公開買い付け(TOB)方針を発表した。トム・テイラーの経営陣はTOBを支持するかどうかの最終的な態度を決定していないものの、同日付のプレ

アリアンツ―デジタル投資ファンド規模を2倍以上に―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は20日、同社のデジタル投資ファンド「アリアンツX」の資金規模を従来の4億3,000万ユーロから10億ユーロへと引き上げると発表した。同ファンドと出資先企業の協業が成果を上げ、アリアン

BMWに独検察が過料命令、故意の排ガス操作はなし

BMWのディーゼル車に違法なソフトウエアが搭載されていた疑いで捜査を進めてきた独ミュンヘン検察当局は25日、同社に過料支払いを命令したと発表した。排ガス値を意図的に操作したという当初の容疑は裏付けられなかったものの、ソフ

米の車関税引き上げは独メーカーの負担に、VWで25億ユーロ

米国が自動車の輸入関税を引き上げると、独メーカーは大きな痛手を受ける見通しだ。最大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース社長は英『フィナンシャル・タイムズ』紙のインタビューで、同社には25億4,900万ユーロ

カーシェア利用者が1年で17%増加

独カーシェアリング業界団体BCSは20日、カーシェアリングの登録者(利用者)数が1月1日時点で246万人に達し、前年同日に比べ16.6%増加したと発表した。特定の設置場所で借受・返却する「ステーション型」が特に好調で、2

未消化の有給休暇が企業のリスク要因に

欧州連合(EU)司法裁判所(ECJ)は昨年11月の判決で、法律で定められた年次有給休暇の期限内に被用者が取得を申請しなかった場合は、有給休暇の取得権が例外なく自動的に失効するとしたドイツの判例はEU法に違反するとの判断を

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