2022年10月19日

ボーダフォン―光ファイバー網を独で合弁敷設へ―

英電気通信大手ボーダフォンの独法人は17日、光ファイバー通信網の敷設に向け蘭同業アルティスと合弁会社を設立すると発表した。ドイツの光通信網を共同出資で拡大することでコスト負担を軽減。同分野で先行するドイツテレコムを追撃す

化学労使がベア合意、3千ユーロの一時金非課税枠をフル活用

独化学業界の労使は18日、新しい賃金協定を取り決めた。賃上げ幅は計6.5%でインフレ率を大幅に下回るものの、一時金を含めると支給額は2ケタ台の伸びとなることから、物価高騰に伴う収入の目減りは大幅に緩和される見通しだ。新協

化学業界の景況感が一段と悪化

Ifo経済研究所が14日発表した独化学業界の9月の景況感指数(DI)はマイナス36.7ポイントとなり、前月(-33.1ポイント)を3.6ポイント下回った。現状判断を示す指数がと今後6カ月の見通しを示す期待指数がともにマイ

エネ危機対策の策定は3社に1社

現在のエネルギー危機への対策をすでに策定した企業はドイツで3社に1社にとどまることが、総合人材サービス大手ランスタッドの委託を受けてIfo経済研究所が実施したアンケート調査で分かった。規模が小さい企業ほど策定率が低く、従

天然ガス備蓄95%突破、世帯などに節約の兆候

ドイツの天然ガス備蓄率が95.14%となり、11月1日の義務水準(95%)を全国レベルで達成したことが、連邦ネットワーク庁の14日の発表で分かった。ロシア産の供給が停止されたうえ、暖房シーズンもすでに始まっているものの、

SAPユーザーは「クラウドオンリー」を望まず

統合基幹業務システム世界最大手の独SAPが、ユーザーが全データをクラウドに一元化して運用する「クラウドオンリー」と、サーバーやソフトウエアなどの情報システムをユーザーが自らの施設内で運用する従来型の「オンプレミス」のはざ

9ユーロチケットの後続品導入で交通相合意

ドイツ国内の地域公共交通機関を1カ月9ユーロで利用できる定期券「9ユーロチケット」の後続商品を導入することで、国(連邦)と州の交通相が13日に合意した。ショルツ連邦首相と州首相が今後の会議で合意すれば、全国の地域公共交通

電機受注が2カ月連続2ケタ増に

電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独電機業界の8月の新規受注高は前年同月比13.4%増となり、2カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。増加は9カ月連続。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が20.3%増えて全体をけん

シーメンス・エナジー―露ガスタービン合弁から撤退―

発電設備大手のシーメンス・エナジーがロシア同業パワー・マシンズとの現地ガスタービン合弁会社から資本撤退する。ロシア市場からの撤退に向けた取り組みの一環。インターファックス通信が報じ、同社が追認した。 同合弁の資本65%を

仏から独へのガス供給開始

フランスからドイツへの天然ガス供給が13日に開始された。ロシア産ガスの供給が大幅に減り、独国内で供給不足懸念が強まっていることを受けた措置。フランスでは電力供給が不足する恐れがあることから、見返りとしてドイツからの電力供

EU加盟国が天然ガス共同調達で合意

欧州連合(EU)は12日、プラハで開いた非公式エネルギー相会合でエネルギー価格高騰への対応策を協議し、来冬に向けて天然ガスの共同調達を進めることで合意した。ロシアのウクライナ侵攻を起点とする供給不足が続くなか、加盟国間の

重要資源確保に向け法案を検討、日本の取り組みなどを参考に

リチウムやニッケル、希土類など重要資源を安定確保するための法案作成を独経済省が検討している。特定の国に資源面で強く依存するリスクがロシアのウクライナ進攻とそれに伴う天然ガス供給の削減・停止で鮮明になったことを受けたもの。

インフレ率が統一後最高に、エネ高騰や時限措置の終了で

連邦統計局が13日発表した9月の消費者物価指数は前年同月比で10.0%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を記録した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、これまで物価上昇を抑制してきた政府の時

卸売物価の上げ幅が5カ月ぶりに拡大、9月は19.9%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比18.9%増となり、上げ幅は前月を1.0ポイント上回った。上昇率の拡大は5カ月ぶり。石油製品(61.9%)、固形燃料(111.9%)、動物(49.8%)が全体

メルセデス―MSと協業、クラウドで世界の工場をネット化―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは12日、生産の効率化、レジリエンス強化に向け米IT大手マイクロソフト(MS)と協業すると発表した。自社の新たなデジタル生産システム「MO360データプラットフォーム」を投入して世界の約

ランクセス―車載電池用の樹脂ケース開発―

化学大手の独ランクセスは12日、電動車用電池の樹脂ケースを自動車部品会社カウテックス・テクストロンと共同開発したと発表した。衝突や揺れ、落下などのメカニカルなテストと、耐熱テストをすべてクリア。すでにテスト車両を用いて公

SMS―水素製鉄プラントをH2GSから共同受注―

機械大手の独SMSグループは17日、子会社ポールワースが神戸製鋼の米子会社ミッドレックスと共同でスウェーデンのスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から大型受注を獲得したと発表した。世界初の本格的な水素製鉄

最大の心配事は生活費の増加=アンケート

ドイツ人が現在、最も懸念していることは物価高騰に伴う生活費の増加であることが、保険大手R+Vの市民アンケート調査で分かった。心配事の上位は生計に直接、間接的にかかわる事柄が占めている。コロナ禍が終了していないところにロシ

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