2022年12月21日

レンゴー―独子会社で太陽光発電設備導入―

レンゴーは16日、独子会社トライコーで太陽光発電設備を導入すると発表した。自社の活動に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するとともに、天然ガス価格が高騰する欧州でガス消費量を抑制する狙い。 独南部バートヴェリスホーフ

ユニパー―国有化を株主が承認―

天然ガス調達価格の高騰で経営危機に陥った独エネルギー大手ユニパーの臨時株主総会が19日に開催され、同社を国有化する計画が承認された。欧州連合(EU)の欧州委員会が公的支援に関する審査でゴーサインを出せば計画が実施される。

VNG―増資で8.5億ユーロ確保―

独天然ガス輸入・貯蔵大手VNGは15日の臨時株主総会で総額8億5,000万ユーロの増資を決議した。ロシア産ガスの供給削減・停止を受け代替調達を余儀なくされ、支出が大幅に膨らんだことを受けた措置で、財務を強化する狙いがある

シーメンス・エナジー―子会社ガメサへのTOBで93%確保―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは19日、風力発電機子会社シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)への株式公開買い付け(TOB)で、すでに保有する分も含め株式92.72%を確保したと発表した。今

ドイツ鉄道―国際物流子会社シェンカーを売却へ―

ドイツ鉄道(DB)は15日、国際物流子会社DBシェンカーの売却を検討・準備するよう監査役会が取締役会に指示したと発表した。売却益で巨額債務の圧縮を図る。売却に向けた手続きをいつ開始するかは未定。世界経済が減速し、株式市場

メトロ―「ロシアからは撤退せず」―

独流通大手メトロはロシア市場にとどまる意向だ。ロシアのウクライナ進攻を受け大手企業の多くが同国事業の停止・縮小に追い込まれたが、主要市場となっている同国から撤退すれば大きな痛手を受ける。シュテッフェン・グロイベル社長は1

メルク―遺伝子治療ウイルスベクター分野で日本企業を支援―

ライフサイエンス大手の独メルクはこのほど、神戸大学発のバイオスタートアップ企業シンプロジェンと遺伝子治療用ウイルスベクターの開発・製造に向け協議することで基本合意したと発表した。ウイルスベクター製造ソリューションを提供し

機械業界でサプライチェーンひっ迫が緩和

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、独業界の2022年の実質生産成長率を従来予測の1%に据え置いた。1~10月は前年同期を実質0.4%下回ったものの、生産の足かせとなっているサプライチェーンのひっ迫がやや緩和している

電機輸入、10月は過去最高に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の10月の電機製品輸入高は前年同月比27.4%増の242億ユーロとなり、ひと月の額としては過去最高を記録した。輸出高も10.3%増の206億ユーロと2ケタ台の伸びを記録した

コマツ―鉱山機械の独社を買収―

コマツは20日、鉱山機械製造の独GHHグループを買収すると発表した。気候変動への意識の高まりを背景に需要の増加が見込まれる坑内掘りハードロック向け鉱山機械の分野で事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。2023

生産者物価のピーク越え鮮明に、2カ月連続で大幅低下

ドイツ連邦統計局が20日発表した11月の生産者物価指数(2015年=100)は前月比3.9%減の158.7となり、2カ月連続で大幅に低下した。過去最高となった9月(172.5)に比べると8.0%低い水準だ。物価を最も強く

11月卸売物価、上げ幅は14カ月来の低い水準

ドイツ連邦統計局が15日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比14.9%増となり、上げ幅は昨年9月以来14カ月ぶりの低い水準となった。上昇率の低下は2カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると約9ポ

製造業受注残高が再び増加

ドイツ連邦統計局が19日発表した10月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で152.3(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。増加は2カ月ぶり。過去最高となった8月(153.3)

欧州中銀が0.5ポイント利上げ、景気考慮し上げ幅は縮小

欧州中央銀行(ECB)は15日に開いた定例政策理事会で、インフレ対応として政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。利上げは4会合連続。景気後退への懸念から、上げ幅は過去2回の0.75ポイントから縮小した。 主要政

EUがASEANに100億ユーロのインフラ投資

欧州連合(EU)と東南アジア諸国連合(ASEAN)は14日、ブリュッセルで首脳会議を開き、相互利益と平等原則に基づく戦略的パートナーシップの強化を盛り込んだ共同声明を採択した。EUはASEANのインフラ整備を支援するため

BASF―トヨタ・パナ電池合弁に正極材供給―

化学大手の独BASFは19日、トヨタ自動車とパナソニックホールディングスの電池合弁会社プライム・プラネット・エネルギー&ソリューションズ(PPES)に正極材の納入を開始したと発表した。戸田工業と合弁展開する子会社BASF

メルセデス―電動駆動装置の生産体制を決定―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは14日、次世代電気自動車(BEV)向け電動駆動装置を世界のどの工場で生産するかを決定したと発表した。次世代BEVの生産拠点は今夏に決定しており、今回はその中核部品である駆動装置の生産体

メルセデス―低炭素アルミをハイドロから調達へ―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは15日、生産に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の少ない低炭素アルミニウムをノルウェーのノルスク・ハイドロから調達することで基本合意したと発表した。自社製品の炭素中立(カーボンニュートラル

フォード―欧州販売車種を大幅削減―

米自動車大手フォードが欧州で販売する車種を大幅に縮小する意向だ。同地の販売台数が減り、すべてのセグメントでモデルを提供する余力がなくなっているためだ。欧州でCASE分野の開発を統括するマルティン・サンダー氏への取材をもと

企業倒産が13年ぶりに増加

独信用調査機関クレジットリフォームは13日、ドイツの企業倒産件数が今年は1万7,500件となり、前年を4.0%上回る見通しを明らかにした。増加はリーマンショックに伴う金融・経済危機が深刻だった2009年以来で、13年ぶり

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