2023年5月17日

欧州投資はニアショアがけん引、対独は5年連続で減少

欧州を対象とする外国直接投資は昨年5,962件となり、前年を1%上回ったことが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)が11日に発表した調査レポートで分かった。増加は2年連続。ドイツなど主要国への投資が低 […]

「対中投資に審査制度導入を」=経済相

ドイツのロベルト・ハーベック経済相(緑の党)は10日ベルリンで開催された独商工会議所連合会(DIHK)のイベントで、ドイツ企業の対中国投資に審査制度を導入すべきとの立場を表明した。技術やノウハウが中国に流出し、国内から失

ハンブルク港への中国社の出資、政府がようやく承認

ドイツ政府は10日、ハンブルク港トラーオルト・コンテナター埠頭(CTT)に海運大手の中国遠洋海運集団(COSCO)が出資する計画を承認すると発表した。COSCOはCTTに24.99%出資し、「優先ハブ」として利用できるよ

4月インフレ率なお高水準、食品が強く押し上げ

ドイツ連邦統計局が10日発表した4月の消費者物価指数は前年同月比7.2%増となり、インフレ率は2カ月連続で低下した。ただ、水準自体は依然として極めて高い。ルト・ブラント長官は、先月に引き続き食料品が最も強く全体を押し上げ

卸売物価がついに下落、4月は前年同月比-0.5%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した4月の卸売物価指数は134.6(2015年=100)となり、前年同月を0.5%下回った。同指数の低下は2020年12月以来で、2年4カ月ぶり。指数も過去最高となった昨年9月(138.6)に

1~3月の生産者物価を修正、エネ価格のデータ確定で

ドイツ連邦統計局は15日、1月から3月までの生産者物価指数(2015年=100)をすべて下方修正した。これまでの統計は、政府支援を通して天然ガス、電力料金に上限を設定するルールが未反映の暫定的なものだった。同ルールを加味

SAPなどがEU「データ法案」見直しを要求

産業データを企業間や官民間で広く共有し、有効活用するためのルールを定めた「データ法案」をめぐり、欧州産業界から企業の機密情報を危険にさらす恐れがあり、競争力の低下を招きかねないといった批判の声が上がっている。欧州メディア

ノースボルト―独工場を北米工場と同時並行で建設―

ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(SH)州ハイデにスウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトが車載リチウムイオン電池セルの巨大工場(ギガファクトリー)を設置するプロジェクトは、ほぼ計画通りのタイムスケジュール

ポルシェ―モービルアイと自動運転で協業―

独フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェは9日、自動運転技術の有力企業であるイスラエルのモービルアイと戦略協業すると発表した。VWの小型商用車ブランド「VWヌッツファールツォイゲ(VWN)」もモービルア

ボッシュ―水素エンジン車を共同開発―

自動車部品大手の独ボッシュは10日、レーシングカーの設計・製造を手がける仏リジェ・オートモーティブと戦略パートナーシップを締結したと発表した。水素エンジン搭載の高性能車両を共同開発。6月に開催されるル・マン24時間レース

LEGイモビリエン―三菱電機のエアコン採用―

独不動産大手LEGイモビリエンが三菱電機と戦略パートナーシップを締結した。所有する賃貸住宅に三菱電機製のエアコンを導入する。ラース・フォンラックム最高経営責任者(CEO)への取材をもとに12日付『ヴェルト』紙が報じた。

DMG MORI―軍事目的での自社製品使用を防止へ―

DMG森精機の独子会社DMG MORI(旧ギルデマイスター)は自社製の工作機械が転売され軍事目的で使われるのを防止する考えだ。同社製品が顧客の工場から撤去されたり解体された場合、遠隔操作で使用できなくできるシステムの搭載

ラインメタル―ウクライナで合弁―

軍需大手の独ラインメタルがウクライナ同業のウクルオボロンプロムと合弁会社を設立する。アーミン・パッパーガー社長への取材をもとに経済紙『ハンデルスブラット』が12日、報じた。すでに契約を締結済みだ。 装甲車両のメンテナンス

ウイングコプター―欧州投資銀から融資獲得―

配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターは11日、欧州投資銀行(EIB)から融資を受けると発表した。旗艦モデル「ウイングコプター198(W198)」の生産拡大、欧州内外での配達サービス拡充、技術開発に充てる。昨年6月に

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与するとしている。同様の取り決めは北海でも欧州9カ国が4月下旬に行った。国際協力の動きが

化学業界の状況なお厳しく、1-3月期の生産高1%減少

独化学工業会(VCI)が16日に発表した同国化学・製薬業界の1-3月期の生産高は営業日数・季節調整ベースで前期を0.9%下回った。減少幅は前期の5.0%から縮小したものの、本格回復の見通しは立っていない。マルクス・シュタ

1-3月期の機械輸出14%増加、北米向けは約30%の伸びに

連邦統計局のデータをもとにドイツ機械工業連盟(VDMA)が15日に発表した1-3月期の機械輸出高は前年同期比13.8%増の513億ユーロ(暫定値)と2ケタ台の伸びを記録した。サプライチェーンのひっ迫緩和で生産が増えたほか

ドイツ鉄道の50時間スト回避

ドイツ鉄道(DB)を対象に鉄道・交通労組EVGが予定していた計50時間のストライキが中止された。スト差し止めを求めてDBが起こした裁判で、フランクフルト労働裁判所の裁判官が和解交渉を提案し、両者が受け入れたためだ。 EV

4人に1人が在宅勤務、コロナ規制解除でも大きな変化なし

勤務を少なくとも部分的に自宅で行う被用者の割合は4月時点で24.0%に上ったことが、Ifo経済研究所の調査で分かった。コロナ規制は同月上旬に全面解除されたものの、解除前の2月(24.7%)や前年同月(24.9%)とほとん

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