ドイツ化学・薬品業界の動き

ランクセス―家畜用消毒薬の仏社買収へ―

化学大手の独ランクセスは11日、家畜用消毒薬・衛生ソリューションの製造を手がける仏テセオ・グループの買収に向け独占交渉を開始したと発表した。市場成長率の高い動物衛生分野で競争力を高める狙い。テセオを約7,000万ユーロと […]

バイエル―独西部の製薬施設を中国企業に売却―

製薬大手のバイエルは12月21日、独西部のブッパータールにある製薬施設を中国のバイオ製薬企業、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス)に譲渡することで合意したと発表した。取引金額は約1億5,000万ユーロ。当局の審査を経

BASF―栄養製品の米工場を売却―

化学大手の独BASFは12月17日、イリノイ州カンカキーにある工場を米国の投資会社ワン・ロック・キャピタル・パートナーズに売却することで合意したと発表した。栄養製品事業のポートフォリオを絞り込む戦略の一環。2021年上半

ワクチン接種開始、基礎疾患のない60歳未満も6月末までに

新型コロナウイルス用ワクチンの接種がドイツで12月下旬に始まった。ワクチンの数に限りがあることから、当面は感染すると重症化して死亡するリスクの高い高齢者や、老人ホームなどで働く介護関係者、感染リスクの特に高い医療現場で働

新薬の独市場投入件数、昨年は32件に増加

研究開発型製薬工業会(VfA)によると、2020年に独市場に新規投入された特許薬(新薬)の件数は32件となり、前年を7件上回った。増加は2年ぶり(グラフ参照)。バイオ医薬品開発の独ビオンテックが米製薬大手ファイザーと共同

化学・製薬業界売上、今年は2.5%増加見通し

独化学工業会(VCI)は12月16日、同国の化学・製薬業界の売上高が2021年は前年比2.5%増となり、拡大に転じるとの予測を発表した。需要の安定が続いているうえ、会員企業アンケート調査で売上増を見込む企業が多かったため

キュアバック

新型コロナウイルス用ワクチンを開発中の独バイオ医薬品企業キュアバックは14日、治験の最終段階に当たる第2b・第3相臨床試験を開始したと発表した。欧州とラテンアメリカで計3万5,000人以上の被験者を対象にワクチン「CVn

欧州の車両・燃料メーカーが協業、FCトラック普及に向け

商用車大手のダイムラー・トラックや燃料大手のシェルなど欧州5社は15日、燃料電池(FC)トラックの普及促進に向けて協業すると発表した。性能の高いFCトラックを開発しても燃料となる水素の供給網が整備されなければ販売台数が伸

BASF―リサイクル向け事業売上を10年で2倍に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、リサイクルソリューション事業の売上高を2030年までに現在の2倍の170億ユーロに拡大する目標を打ち出した。省資源と環境保護に積極的に取り組むことは「事業免許」に

三菱ケミカル―独拠点を統合―

三菱ケミカルは10日、ドイツ国内の拠点を統合すると発表した。中期経営計画に基づく措置で、ノウハウやリソースの共有・集約を通して連携強化を図り、事業の総合力を高める狙い。米国と英国でも同様の措置を取る。 ドイツで展開するグ

特殊ガラス大手の独ショット、ハンガリー工場に追加投資

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は4日、特殊ガラス大手の独ショットがハンガリー工場に対する135億フォリント(3,760万ユーロ)の追加投資を開始したと発表した。米ファイザー/独ビオンテック連合の新型コロナワクチン向け

ボッシュ―定置燃料電池を24年から量産―

自動車部品系複合企業のボッシュ(シュツットガルト)は7日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)ベースの定置発電システムを2024年から量産すると発表した。提携先の英セレス・パワー(Ceres Power)との協業関係を深化さ

BASF

化学大手の独BASFは2日、ロボットベンチャーのZMP、ワイヤレス給電のビー・アンド・プラスと共同で、自律型ワイヤレス充電を可能にするコンセプトロボット「MobiPOWER(モビパワー)」を開発したと発表した。充電インフ

バイエル―動物薬大手エランコ株を売却―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は1日、保有している米動物薬大手エランコ・アニマル・ヘルスの株式の大部分を売却したと売却したと発表した。バイエルはエランコから資本を全面的に引き上げる意向を表明しており、

メルク

電子材料大手の独メルクは1日、折りたたんだり丸めたりできる「フォルダブルOLED」の材料開発でフィンランドのオプティチューンおよび韓国のソリプ・テックと協業すると発表した。フォルダブルOLED材料の新シリーズである「リヴ

「ワクチンメーカーはサイバー攻撃の標的」=独当局

ドイツ連邦情報技術セキュリティ庁(BSI)のアルネ・シェーンボーム長官はロイター通信のインタビューで、同国のワクチンメーカーはサイバー攻撃の格好の標的であるとの認識を示した。新型コロナウイルス用ワクチン開発の先頭集団に属

ビオンテック―共同開発のコロナワクチン、有効率は95%に―

バイオ医薬品開発の独ビオンテックと米製薬大手ファイザーは18日、両社が共同開発する新型コロナウイルス用ワクチンの有効率が95%に達することが最終分析で分かったと発表した。9日に発表した暫定結果(同90%超)を大きく上回る

IDTビオロギカ―コロナワクチン認可を来年末までに申請―

バイオ医薬品開発の独IDTビオロギカ(デッサウ・ロスラウ)は23日、新型コロナウイルス用ワクチンの認可申請を順調に行けば来年末までに申請する見通しを明らかにした。新型コロナワクチンの治験段階に到達したドイツ企業は同社を含

BASF―ボッシュとスマート農業で合弁―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12日、子会社BASFデジタルファーミングがIoT大手の独ボッシュと合弁会社を設立することで合意したと発表した。スマート農業ソリューションを全世界向けに一手に提供していく

メルク―電子材料技術センターを中国に設置―

化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は6日、電子材料技術センターを上海市に建設すると発表した。中国はパソコンやスマートホン、テレビなど家電の世界最大の生産地であるうえ、デジタル化に向けた投資も積極的に行っていることから

BASFなど4社が印化学プロジェクトを凍結

化学大手の独BASF、印複合企業アダニ・グループ、アラブ首長国連邦アブダビ国営石油会社(ADNOC)、墺石油化学大手ボレアリスの4社は5日、インドに化学コンプレックスを共同建設するプロジェクトを凍結すると発表した。新型コ

独ザルトリウス、スロベニアのバイオ企業の買収完了

医薬品製造機器や実験室用機器の有力企業である独ザルトリウスは2日、スロベニアのバイオテクノロジー企業BIAセパレーションズの買収を完了したと発表した。取引額3億6,000万ユーロのうち2億4,000万ユーロを現金で、1億

プラスチック加工の独ジモーナ、トルコ同業を買収

熱可塑性プラスチックの加工を手がける独ジモーナは9日、トルコの同業MTプラスチックの株式70%を買収すると発表した。グループの新欧州戦略に基づき、発泡塩化ビニル(PVC)事業の強化を図る。競争当局の承認を経て年内に手続き

メルク―電子材料技術センターを中国に設置―

化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は6日、電子材料技術センターを上海市に建設すると発表した。中国はパソコンやスマートホン、テレビなど家電の世界最大の生産地であるうえ、デジタル化に向けた投資も積極的に行っていることから

BASFなど4社が印化学プロジェクトを凍結

化学大手の独BASF、印複合企業アダニ・グループ、アラブ首長国連邦アブダビ国営石油会社(ADNOC)、墺石油化学大手ボレアリスの4社は5日、インドに化学コンプレックスを共同建設するプロジェクトを凍結すると発表した。新型コ

メルク―有機ELのアジア生産能力を拡張―

電子材料大手の独メルクは10月28日、有機ELの生産能力をアジアで拡張すると発表した。拡大する現地需要を取り込む考えで、2,000万ユーロを投資。韓国の平沢市にある既存拠点を拡張するほか、上海に生産施設を設置する。 同社

メルク―コロナ検査キットの生産で米社と協業―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は10月29日、米バイオ企業マンモス・バイオサイエンシズと協業すると発表した。マンモスが開発している新型コロナウイルス用感染検査キットを受託生産する。 マンモスはクリスパ

昭和電工マテリアルズ―独に再生医療分野の新工場を建設―

昭和電工マテリアルズは2日、独子会社ミナリス・リジェナレイティブ・メディスンに約42億7,000万円を投じ、新工場を建設すると発表した。再生医療等製品の今後の需要拡大を見据えた措置で、横浜サイトにも約25億円を投資して生

バイエル―細胞・遺伝子治療の米アスクバイオを買収―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は26日、米製薬会社アスクレピオス・バイオファーマシューティカル(アスクバイオ)を買収すると発表した。細胞・遺伝子治療分野のノウハウを強化するとともに、特許切れによる製品

ヘンケル―パッケージの持続可能性向上―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は23日、ビューティケアブランド「ネーチャー・ボックス」「グリス・クア」「サイオス」のリニューアルに伴いパッケージの持続可能性を高めたと発表した。2025年までに自社製品の包装材を

ヘンケル―防水・絶縁塗料のスタートアップに出資―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は13日、プリント基板向けの防水・絶縁塗料を開発する米国のスタートアップ企業アクトナノ(actnano)に出資すると発表した。機能塗料事業を強化する狙い。出資比率と出資額は明らかに

BASF

BASFは12日、上海市金山区にあるサイトで合成エステル系基油の生産能力を約2倍に拡大すると発表した。持続可能性を重視した高性能潤滑油の需要がアジア太平洋地域で高まっていることに対応。2022年下半期に拡張工事を終了する

ヘンケル―利益率低下を予想、7-9月期は増収に―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は9日、2020年12月期の売上高が事業の買収・売却と為替の影響を除いた実質ベースで前期を1.0~2.0%下回るとの予測を発表した。同社は業績予測を3月に示したものの、新型コロナ危

コベストロ

化学大手の独コベストロは9日、2020年12月期の営業利益(EBITDA)予測を引き上げた。コスト削減幅、販売量の増加幅、および利幅が想定を上回ったためで、従来見通しの「7億~12億ユーロ」から「約12億ユーロ」へと上方

BASF―非選択的除草剤2工場を閉鎖―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12日、非選択的除草剤「グルホシネートアンモニウム(GA)」の生産施設2カ所を閉鎖すると発表した。同剤の分野で競争力を強化する狙いと説明している。 米ミシガン州マスキーゴ

三井化学―コーティング材の独社を買収―

三井化学は6日、超撥水・反射防止コーティング材料の製造・販売・研究を行う独COTECを買収したと発表した。メガネレンズ向けコーティング・ソリューションを強化する狙い。グループ会社の米SDCテクノロジーズを通して1日付で完

BASF

BASFは12日、上海市金山区にあるサイトで合成エステル系基油の生産能力を約2倍に拡大すると発表した。持続可能性を重視した高性能潤滑油の需要がアジア太平洋地域で高まっていることに対応。2022年下半期に拡張工事を終了する

三井化学―コーティング材の独社を買収―

三井化学は6日、超撥水・反射防止コーティング材料の製造・販売・研究を行う独COTECを買収したと発表した。メガネレンズ向けコーティング・ソリューションを強化する狙い。グループ会社の米SDCテクノロジーズを通して1日付で完

コベストロ

化学大手の独コベストロは9日、2020年12月期の営業利益(EBITDA)予測を引き上げた。コスト削減幅、販売量の増加幅、および利幅が想定を上回ったためで、従来見通しの「7億~12億ユーロ」から「約12億ユーロ」へと上方

BASF―7-9月期も純赤字に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が9日発表した2020年7-9月期(第3四半期)暫定決算の純損益は21億2,100万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(9億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上

BASF―7-9月期も純赤字に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が9日発表した2020年7-9月期(第3四半期)暫定決算の純損益は21億2,100万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(9億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上

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