2015/7/1

ポーランド

PKNオルレン、北米の上流事業を強化

この記事の要約

ポーランドの石油精製最大手PKNオルレンのクラヴィエツ社長は6月23日、北米での上流(探鉱・開発・生産)事業の拡大に向けて、年内に新たな買収を計画していることを明らかにした。上流事業を手掛ける北米企業の多くが原油価格下落 […]

ポーランドの石油精製最大手PKNオルレンのクラヴィエツ社長は6月23日、北米での上流(探鉱・開発・生産)事業の拡大に向けて、年内に新たな買収を計画していることを明らかにした。上流事業を手掛ける北米企業の多くが原油価格下落で資金難に陥っているため、今が買収の好機と見ている。

PKNオルレンは2013年にカナダのTrOilを買収して同国の上流市場に参入。14年半ばにはTrOilを通して同業のBirchill Explorationwoを買収した。カナダ事業にはこれまで12億ズロチ(約2億9,000万ユーロ)投資している。

PKNオルレンのカナダでの原油・天然ガス開発地区は西部のアルバータ州に集中している。同州の確認埋蔵量と推定埋蔵量の合計である2P可採埋蔵量は5,000万boe(石油換算バレル)に上るという。(1PLN=33.20JPY)