ドイツの Ifo経済研究所が25日発表した7月の独企業景況感指数(2005年=100)は106.2となり、前月の105.9から0.3ポイント上昇した。同指数の改善は3カ月連続。事業の現状判断を示す指数が上昇したほか、今後6カ月の見通しを示す期待指数も高水準を維持した。
\現状判断指数は前月の109.4から110.1に上昇し、2カ月ぶりに改善した。期待指数は0.1ポイント低下の102.4となったものの、指標となる100を上回っており、水準自体は良好を保っている。
\業界別でみると、製造業は現状判断が3カ月連続で改善、期待指数と輸出見通しはやや落ち込んだ。輸出見通しは前月に大きく上昇しており、その反動が出たもようだ。工場稼働率は1ポイント以上、上昇したという。
\小売業では両指数がともに上昇、期待指数は12年4月以来の高水準に達した。卸売業では現状判断が改善したものの、期待指数は落ち込んだ。
\建設業では両指数がともに落ち込んだ。現状判断指数は高水準を保っている。
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