EUウオッチャー

交通インフラ事業への資金援助、EUが対象プロジェクト決定

欧州委員会は21日、2010年に計画が示され、EUが資金援助対象として選定した域内の交通インフラ関連事業約50件について、総額約1億7,000万ユーロに上る資金援助を決定したと発表した。交通システムをより持続可能なものに […]

12月のユーロ圏製造業新規受注18%増

EU統計局ユーロスタットが23日発表した2010年12月の製造業受注統計によると、ユーロ圏の新規受注は前年同月比18.5%増となり、上げ幅は前月の20%を下回ったものの依然として高い伸びを示した。(表参照) \ 部門別で

ユーロ圏建設業生産高、12月は大幅減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2010年12月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比12%減となり、5カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の6.3%から跳ね上がり、ついに10%の大台を超え

蘭DSMとデュポンの手術材料合弁を承認

欧州委員会は21日、オランダ化学大手のロイヤルDSMと米同業デュポンが外科手術材料の合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。 \ DSMとデュポンは昨年9月、封止剤など最先端の手術材料を開発、販売する合弁会社「アクタ

チェコ航空の公的支援に疑義、欧州委が本格調査開始

欧州委員会は23日、経営難に陥っているチェコ航空に対する政府の支援策に競争上の問題が浮上しているとして、その是非について本格的な調査を開始すると発表した。 \ チェコ政府は同社に25億コルナ(9,400万ユーロ)の融資を

児童性的虐待の画像を排除へ、欧州議会の委員会が指令案採択

欧州議会の市民的自由委員会はこのほど、児童に対する性的虐待の画像をインターネットなどから排除することを求める指令案を賛成多数で採択した。今後の協議を経て年内には本会議で承認する見通しだ。 \ 同委員会は、ウェブページがE

6人に1人が過密住居で生活、中東欧で環境劣悪=EU調査

居住人数に対して適正な空間のない過密住居に暮らしている人が、EUでは平均して6人に1人に上ることが統計局ユーロスタットの「住居環境調査」で分かった。 \ 同調査は2009年のデータに基づくもの。これによると、過密住居に住

チューリッヒ、サンタンデール銀の中南米保険部門を傘下に

スイス保険最大手のチューリッヒ・フィナンシャル・サービシズは22日、スペイン最大手銀行バンコ・サンタンデールから中南米の保険部門の株式51%を総額16億7,000万ドルで取得することで合意したと発表した。同時に、サンタン

ボルボ、5年で110億ドル投資

中国自動車大手・吉利汽車の傘下にあるボルボ・カー(スウェーデン)は25日、向こう5年で最大110億ドルを投資する計画を発表した。中国に工場を設けるなどして生産を拡充し、新興国を中心とする世界販売を2020年までに倍増させ

スカニアが独MANを買収か、観測再浮上

スウェーデンのトラック大手スカニアが独同業MANを買収するとの観測が再浮上してきた。22日付『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が報じたもので、買収計画が今春にも公表される可能性があるとしている。同観測は昨年1

ポルシェ、VWとの経営統合に黄信号

高級車大手の独ポルシェは23日、フォルクスワーゲン(VW)との経営統合手続きを年内に終了するとした当初計画がずれ込む可能性が出てきたと発表した。投機的な手法を用いてVWを買収しようとした同社の旧経営陣に対する検察の捜査が

協和発酵キリン、英プロストラカンを買収

協和発酵キリンは21日、英製薬会社のプロストラカン・グループを買収することで合意したと発表した。プロストラカンの全株式を2億9,200万ポンド(約394億円)で取得し、完全子会社とする。6月末までの買収手続き完了を見込む

独ハイデルベルガー、リコーと戦略提携

オフセット印刷機の世界最大手メーカー独ハイデルベルガー・ドルックマシーネンは23日、デジタル印刷機分野でリコーと戦略提携すると発表した。顧客の印刷会社で小部数印刷の需要が急速に増えていることに対応したもの。そうしたニーズ

英ディアジオ、トルコ蒸留酒最大手を買収

酒類大手の英ディアジオは21日、トルコ同業メイ・イチキを買収することで合意したと発表した。買収総額は33億トルコリラ(21億ドル)。これによりディアジオは大きな成長が期待できるトルコ市場での収益拡大を図る。 \ メイ・イ

英BP、インドの油田権益を72億ドルで取得

英石油大手のBPは21日、インドの石油化学最大手リライアンス・インダストリーが国内に保有する油田・ガス田のうち23鉱区の権益30%を72億ドルで取得すると発表した。さらにBPはリライアンスと組み、インドでの油田開発を拡大

スカイマークが欧州線参入、ビジネスを2~3千ユーロで販売

日本の格安航空会社スカイマークが欧州線に参入する。エアバスの超大型旅客機「A380」を東京発のロンドン、フランクフルト、パリ線で就航。座席をビジネスクラスに一本化することで差別化を図り、先行する大手航空会社から利用者を奪

独企業景況感、2月も最高記録更新

ドイツの Ifo経済研究所が21日発表した2011年2月の独企業景況感指数(2000年=100)は111.2と、前月の110.3から0.9ポイント上昇し、東西ドイツ統一後の最高を4カ月連続で更新した。改善は9カ月連続。事

フォルクスワーゲン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は68億4,000万ユーロで、過去最高を記録。中国など新興市場での販売が好調で、利益は前年の9億6,000万ユーロから急増した。売上高は21%増の1,269億万ユーロ。販売台数は13.7%

コメルツバンク(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算で14億3,000万ユーロの純利益を計上し、前年の赤字(45億4,000万ユーロ)から黒字に転換。貸倒引当金が40%減の25億ユーロまで縮小したことで収益が改善した。10-12月期も2億5,700

アリアンツ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月期決算の純利益は20.1%増の50億5,000万ユーロで、前年から20.1%増加。資産管理部門が好調で全体をけん引。損害・事故保険と生命・健康保険も増益を確保した。10―12月期の純利益は前年同期比11%

BASF(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は45億6,000万ユーロで、前年の14億1,000万ユーロから急増。景気回復により収益が大幅に拡大した。売上高は26%増の638億7,000万ユーロ。化学部門が最も好調で、売上高は51.

メルク(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は6億3,210万ユーロで、前年の3億6,630万ユーロから急増。米バイオテクノロジー機器大手ミリポアの買収による収益基盤拡大が反映された。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の販売も好

ドイツテレコム(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は5億8,200万ユーロの赤字で、赤字幅は前年同期の300万ユーロから大きく膨らんだ。売上高が4.5%減の154億8,000万ユーロに減ったほか、ルーマニア、ギリシャ事

ロイズ・バンキング・グループ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算で22億ポンドの税引き前利益を計上し、前年の赤字(63億ポンド)から黒字に転換。貸倒引当金を45%減の132億ポンドまで圧縮できたことで、収益が上向いた。黒字となったのは、ロイズTSBが金融危機で

クレディ・アグリコル(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算で3億2,800万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(4億3,300万ユーロ)から赤字に転落。保有する伊インテサ・サンパオロ株の評価損で12億4,000万ユーロの特別損失を出

テレコム・イタリア(伊通信最大手)

2010年12月通期決算の純利益は31億2,000万ユーロで、前年の15億8,000万ユーロから急増。売上高は伊事業の不振で2.5%増の276億ユーロと伸び悩んだが、アルゼンチン子会社の連結効果で収益が拡大した。 \

テレフォニカ(スペイン通信最大手)

2010年12月通期決算の純利益は101億7,000万ユーロで、前年から30.8%増加。海外事業が好調だったほか、保有するブラジル最大の携帯電話サービス会社ヴィーヴォの株価上昇もあって、過去最高益を記録した。売上高は7.

エイゴン(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は3億1,800万ユーロで、前年同期から19%減少。米事業の縮小に伴う特別損失が収益を圧迫した。12月通期の純利益は17億6,000万ユーロで、前年の2億900万ユーロか

ロイヤルDSM(オランダ化学大手)

2010年12月通期決算の純利益は5億700万ユーロで、前年から50%増加。中国などで販売が増えたほか、コスト削減で収益が拡大した。売上高は22%増の81億7,000万ユーロ。 \

TNT(オランダ物流郵便大手)

2010年12月通期決算の純利益は3億5,100万ユーロで、前年から21.5%増加。売上高は8.2%増の113億3,000万ユーロ。分離が決まっている急送便部門が13%超の増収と好調だった。 \

カールスバーグ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は3億100万クローネ(5,520万ドル)で、前年同期から21%減少。ロシアのビール販売が物品税の200%引き上げにより急減したことが響いた。売上高は1.6%減の133億

化学大手クラリアント、独ズードケミーを買収

スイスの化学大手クラリアントは16日、独同業ズードケミーを買収すると発表した。投資会社ワン・エクイティー・パートナーズ(OEP)と創業者一族から株式95%強を総額25億スイスフラン(約20億ユーロ)で取得。残りについても

蘭ING、不動産投資部門の大部分を売却

オランダ金融大手INGグループは15日、不動産投資部門の大部分を米不動産大手シービー・リチャードエリスに売却すると発表した。金融危機で政府から注入された公的資金の返済資金調達が目的。売買総額は9億4,000万ドルで、5億

英アングロと仏ラファルジュ、英建材事業を統合

英鉱業大手アングロ・アメリカンと仏建材大手ラファルジュは18日、英国の建材事業を統合し、合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社は英建材市場で年間売上高18億ポンドに上る最大手となる。 \ 両社はアングロ・アメ

ダイムラー(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は10億5,000万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(3億4,800万ユーロ)から改善。中国、米国などでの需要回復で販売が伸び、収益が急回復した。売上高は24%増の264

BNPパリバ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は15億5,000万ユーロで、前年同期から13.6%増加。投資銀行部門が好調で、収益を押し上げた。12月通期の純利益は前年比34.5%増の78億4,000万ユーロで、金融

ソシエテ・ジェネラル(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は8億7,400万ユーロで、前年同期の2億2,100万ユーロから急増。不良債権の引当金が急減して投資銀行部門が黒字に転換したことが大きな増益要因となった。12月通期の純利

アクサ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は27億5,000万ユーロで、前年から24%減少。英国の生保・年金事業の大部分を英投資会社レゾリューションに安値で売却したことに伴う損失が響き、減益となった。 \

ダノン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は18億7,000万ユーロで、前年から38%増加。アジアでの販売が好調だったほか、債務コストが急減して収益が拡大した。売上高は14%増の170億1,000万ユーロ。 \

ペルノ・リカール(2010年12月中間決算)

2010年12月中間決算の純利益は6億6,600万ユーロで、前年同期から10%増加。中国など新興市場での販売が好調だった。売上高は13%増の42億8,000万ユーロ。 \

バークレイズ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は35億6,000万ポンドで、前年から36%増加。不良債権などの引当金が30%減ったほか、投資銀行部門バークレイズ・キャピタルの利益(税引き前)が94%増の47億8,000万ポンドに達し、

INGグループ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算で4億3,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(7億1,200万ユーロ)から黒字に復帰。保険部門は米国事業で生じた評価損により赤字となったものの、銀行部門が貸倒引当金の

ハイネケン(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は14億4,000万ユーロで、前年から41%増加。コスト削減、資産売却による特別利益が収益を押し上げた。売上高は9.5%増の161億ユーロ。メキシコ飲料大手FEMSAのビ

アクゾノーベル(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は7億5,400万ユーロで、前年から165%増加。新興国を中心に需要が回復し、すべての事業部門で増収を確保した。売上高は12%増の146億4,000万ユーロ。 \

ABB(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億ドルで、前年同期から30%増加。オートメーション機器の需要が増大し、大幅増益を確保した。売上高は4.8%増の92億ドル。12月通期の純利益は前年比12%減の25億6

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