東欧・ロシア・その他

Bridgestone:ブリヂストン、ハンガリー工場の新倉庫棟が開所

投資額92億フォリント(2,790万ユーロ)のうち8億2,600万ユーロを政府の助成で賄った。

同計画が終了する2020年には、工場の生産能力は15%拡大し、最大で年720万本を生産できるようになる。

同工場のメリンダ・トポルチク社長は、将来的に製品の40%を新車装着タイヤとして出荷することを目指すとともに、2023年までに工場の「完全なスマート化」を達成するとしている。

ポーランド、有料レジ袋の対象拡大

ポーランドでは9月から、有料化義務の対象となるプラスチック製レジ袋の対象が広がった。

ポーランドでは2018年からレジ袋が有料化された。

しかし、有料化を免れるために小売店がレジ袋の厚さを50ミクロン超に変えたため、今回の厳格化につながった。

Novatek:西部ガスと露ノバテクが合弁設立へ、LNGのアジア向け販売で協力

西部ガスは協議を通じて、同基地をアジア地域のLNG取引の拠点とすることや、同基地を活用したグローバル事業などを検討していく。

ノバテクは同基地を利用することで、海氷の少ない夏季の間にアジア向けLNGを消費地近くに備蓄。

ノバテクは北極圏ギダン半島でLNG生産プロジェクト「アークティックLNG2」を進めている。

Dr. Oetker:独食品大手エトカー、ルーマニア菓子メーカーを買収

独食品大手ドクター・エトカーが、ルーマニアの持ち株会社で、菓子メーカーのパノビア・プロドを保有するリムコを買収する。

ルーマニアの一部メディアがこのほど報じたもので、すでに競争当局の承認を得ているもようだ。

エトカーは2016年、リムコのオーナーだったレバノンのハラワニ一家から食品メーカーのモラリタを買収していた。

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利7%に

インフレ率は今年末に4~4.5%へと低下し、その後は4%近くで推移するとみる。

今後も物価と景気の動向をにらみながら金利を決定するとした上で、年内にさらに1回利下げを行う可能性を示した。

中銀は今年6月、15カ月ぶりに利下げを実施し、政策金利を7.5%に引き下げた。

SR:黒海経由の新コンテナ航路開通、ジョージア―ルーマニア間

黒海に面するジョージアのバツーミ、ポチとルーマニアのコンスタンツァを結ぶコンテナ船の定期航路が新設される。ジョージアの国営鉄道サカルトベロス・ルキニグザ(SR)がこのほど明らかにした。同航路はカスピ海横断国際輸送ルート(

ロシア・サマラ州でボルガ川の架橋計画、24年の開通目指す

ロシア西部のサマラ州で、ボルガ川の架橋計画が進んでいる。欧州と中国西部を結ぶ広域交通インフラ整備の一環で、橋の全長は3,750メートル。年内にも建設に着手し、2024年に供用を開始する予定だ。橋の通行は有料で、車両の種類

NEXEN TIRE:韓国ネクセンタイヤ、チェコ工場がフル稼働

韓国のタイヤメーカー、ネクセンタイヤがチェコに建設した工場が8月28日にフル稼働を開始した。年産能力は当初300万本で、2022年までに1,100万本、23年には1,200万本まで引き上げる。従業員数は現在の800人から

Haier:ハイアール、タタルスタンの洗濯機工場が稼働

中国家電大手のハイアール(海爾集団)は28日、ロシアのタタルスタン共和国で洗濯機の第2工場を開所した。投資額は5,000万米ドル。年産能力は当初50万台で、将来的に倍増させる。製品はロシアと独立国家共同体(CIS)諸国の

Oyak Grubu:トルコ企業、英ブリティッシュ・スチールを買収へ

トルコの複合企業オヤック・グループは16日、5月に経営破綻した英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの買収で基本合意したと発表した。2カ月間の財務審査(デューディリジェンス)を経て正式決定する。年内の買収手続き完了を見込む。

Poczta Polska:ポーランド国営郵便、日産とEV20台のリース契約

ポーランド国営郵便会社ポチュタ・ポルスカは21日、日産自動車と電気駆動の配送用バン「e-NV200」20台のリース契約を結んだと発表した。期間は3年で、保守点検サービスも附帯する。ビャウィストク、ビドゴシュチ、グダンスク

KION:独フォークリフト大手、ポーランドに新工場

独フォークリフト大手キオンはこのほど、ポーランドに新工場を設置すると発表した。建設地はポーランド西部のドイツ国境に近いコルバツコボで、投資額は6,000万ユーロ。年内に着工し、2021年初頭に稼働を開始する。 同工場では

Fielmann:独メガネ小売りフィールマン、スロベニア企業買収

独メガネ小売り大手のフィールマンが、スロベニア同業のオプティカ・クラルスを買収することで合意した。同社の創業者クリスティッチ氏から9月1日付で株式70%を取得する。買収価格は公表しないことで合意している。 オプティカ・ク

OSK:露化学企業、同国初のDMS生産工場を建設

ロシアの化学企業オレンブルグ・スルフィド(OSK)が同国南部オレンブルグにジメチルスルホキシド(DMS)の工場を建設する。オレンブルグ州政府によると、すでに建設準備作業が進められており、2022年3月までに完工の見込みだ

セルビア中銀が追加利下げ、政策金利2.5%に

セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、史上最低の2.5%に設定した。利下げは2カ月連続。インフレ率が大きく縮小しているほか、世界経済も減速していることから、インフレ目標の維持と景気の底支え

Marubeni:丸紅、トルコの建機販社を連結子会社化

丸紅は8日、トルコの財閥サバンジュ・グループとの合弁会社で、建設機械などの販売・サービスを手が掛けるテムサ・イシュ・マキナラル(TIM)に対する出資比率を90%に引き上げ、連結子会社化したと発表した。長期的な経済発展が見

Audi:独アウディ、ハンガリーをEV生産拠点として整備

独高級車メーカーのアウディが、ハンガリーのジュール工場を電気自動車(EV)事業の主要拠点として整備する。このほど発表した投資プロジェクト「Eトランスフォーメーション」によると、410億フォリント(1億2,500万ユーロ)

UBER:米ウーバー、ブカレストにドライバー支援センター開設

配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズはこのほど、ルーマニアの首都ブカレストに契約ドライバーの業務支援センターを開設したと発表した。投資額は25万ユーロ。同国でライドシェア規制法案が採択されたことを受け、ドライバー

TOYO TIRES:トーヨータイヤ、セルビアに工場開設

トーヨータイヤは7月30日、セルビアに乗用車・軽トラック用タイヤの工場を開設すると発表した。投資額は約488億円。2022年の稼働を予定している。同社にとって8カ所目の生産拠点となる。 同社は9月にセルビアの首都ベオグラ

チェコ中銀、追加利上げ見送り

チェコ中央銀行は1日、主要政策金利である14日物レポ金利を2%に据え置くと発表した。経済成長が鈍化しており、インフレ率も高水準にあることから追加利上げを見送る。公定歩合(下限金利)とロンバート金利(上限金利)もそれぞれ1

Sberbank:ズベルバンク、物流サービス会社を買収

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクは7月30日、国内物流サービス会社のシプターを買収したと発表した。同社を基盤に新物流部門ズベルロジスティックスのビジネスプラットフォームを立ち上げ、自行の各事業部門のサービス体制に組み込

UAEの複合企業、ラトビア航空会社を買収

アラブ首長国連邦(UAE)の複合企業FZEプロシーワンが、ラトビアの航空会社SIAスマート・アビエーション・ホールディングスを買収する。現地メディアが先ごろ報じたもので、プロシーワンはキプロスのセラスティナ社が保有するS

Buorns:米電気部品大手バーンズ、スロベニア企業を買収

電気抵抗関連部品大手の米バーンズは16日、スロベニア同業ケコ・ヴァリコンを買収したと発表した。電気自動車(EV)向けの過電圧保護部品事業を強化するのが狙い。EVの普及拡大で自動車業界の要求条件が今後一段と厳しくなることを

仏再可エネ2社、セルビアで風力発電パークを建設

フランスの再生可能エネルギー事業者であるアキュオ・エナジーとIELエナジーはこのほど、セルビアのヴォイヴォディナ自治州政府とバシャイド風力発電パークの建設で基本合意した。マクロン仏大統領が15、16日にセルビアを公式訪問

KAMAZ:ロシア商用車大手カマズ、カザフトラック部品生産

ロシア商用車大手のカマズは16日、カザフスタン政府と同国でのトラック部品生産に関する趣意書を交わした。主駆動軸動力伝達部品と鋳造部品を生産する計画。工場のほかエンジニアリングセンターを設置し、従業員のスキル向上を図る。2

Toray:東レ、ハンガリーでEV用電池部材を生産

東レは16日、ハンガリー北部ニェルゲシュウイファルにある現地子会社の拠点に、リチウムイオン電池用バッテリーセパレーターフィルム(BSF)工場を新設すると発表した。投資額は1,270億フォリント(3億8,900万ユーロ)。

ポーランド議会、若年層の所得税免除法案を可決

ポーランド下院はこのほど、26歳未満の若年層に限定して所得税を免除する法案を可決した。同法案は政権与党の「法と正義(PiS)」が提出したもので、若い人材が他のEU加盟国に流出するのに歯止めをかける狙いがある。上院での可決

ポーランド政府、再可エネ投資に優遇融資

ポーランド政府が再生可能エネルギーの利用拡大に向けた支援措置を打ち出した。コワルチック環境相は10日、再可エネ促進スキーム「エネルギア・プラス」の説明会で、事業者の投資プロジェクトへの支援として、まず総額40億ズロチ(9

Magyar Telekom:マジャールテレコム、ITサービス子会社を売却

ハンガリー通信大手のマジャールテレコムは9日、傘下のITサービス会社を国内同業4iGに売却することで合意したと発表した。Tシステムズの中小企業向け事業は売却の対象外で、事前に自社事業として統合する。競争監督当局の承認を経

NBS:セルビア中銀が15カ月ぶり利下げ、政策金利2.75%に

セルビア中央銀行(NBS)は11日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、史上最低の2.75%に設定した。利下げは15カ月ぶり。インフレ率が大きく縮小しているほか、世界経済も減速していることから、金融緩和を通じて景気の底支

Hitachi Zosen:日立造船、ロシアでごみ焼却発電プラント受注

日立造船は12日、スイス子会社でごみ焼却発電プラントの設計・建設・保守を手がける日立造船イノーバとロシアのエンジニアリング会社PJSC ZiOポドルスクかの企業連合が、ロシア・モスクワの特別目的会社オルタナティブ・ジェネ

Canon Medical:キヤノンメディカル、ロシア製薬最大手と戦略提携

キヤノンメディカルシステムズは1日、ロシア製薬最大手Rファームと戦略提携で合意したと発表した。Rファームがロシアでキャノン製の医療用画像診断装置を販売するほか、将来的な現地生産までを視野に入れて両社間の連携を進める。これ

Enel:伊電力最大手エネル、ルーマニア事業売却を検討

伊電力最大手エネルがルーマニア事業の売却を検討している。伊経済紙イル・ソル24オレがこのほど報じたもので、オーストラリアの投資ファンドやシンガポールとクウェートの政府系ファンドが買収に関心を示している。売却額は約10億ユ

ルーマニアOMV、黒海沖鉱区の石油開発を開始

オーストリア石油・ガス大手OMVのルーマニア子会社であるOMVペトロムは1日、黒海のイストリア鉱区で新たに石油開発を開始したと発表した。今年末までに3,000万ユーロを投じて2つの油井を掘削する予定だ。 同油田は1979

三井物産とJOGMEC、露ノバテクの北極圏LNG事業に参画

三井物産と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は1日、共同出資するジャパン・アークティックLNG B.V.(JAL BV、オランダ)を通じて、ロシア2位のガス会社ノバテクが北極圏ギダン半島で進める液化天然ガス(

KHI:川崎重工、トルクメニスタンのGTGプラント完成

川崎重工業は6月28日、トルクメニスタンの国営公社トルクメンガス向けに首都アシガバードの北郊で建設してきたエネルギープラントが完成したと発表した。同プラントは天然ガスを原料にガソリンを製造(ガス・ツー・ガソリン=GTG)