ハンガリー中央統計局(KSH)が17日発表した7月の建設生産高は、季節調整前・後ベースともに前年同月比7.6%増で、6月の11.2%減から大きく好転した。ただ、昨年12月以降、前年同月を大幅に下回る展開だったため、1-7月累計では前年同期比7.3%減と低調だ。前月比では季節調整後で8.6%増となり、3カ月ぶりに上向いた。
\建築物工事は前年同月比0.3%減。一方、1年前に17.8%も大幅減少した公共土木工事は15.5%増と回復を示した。バイパス等の道路工事や鉄道軌道刷新工事、地域ユーティリティ会社関連工事などが活況だった。前月比では建築物工事が6.9%、公共土木工事が5.6%それぞれ増加した。
\7月の新規建設工事受注高は前年同月を3.3%下回った。建築物工事が11.6%の大幅増となったのに対し、公共土木工事は1.8%増にとどまった。建設業全体の7月末時点の受注残高は前年同月を0.7%上回る水準にある。内訳をみると建築物工事が21.4%の大幅減となった半面、公共土木工事は13.2%増えた。
\