ウクライナは、淡水魚の養殖事業でスウェーデンと協力する考えだ。ウクライナ農業政策・食料省のBisiuk次官がこのほど明らかにした。
\Bisiuk次官は「ウクライナは魚の養殖に適した淡水池が豊富にある」と指摘。先月にスウェーデンのグルグレン駐ウクライナ大使と、国内で淡水魚の養殖で合弁事業を立ち上げる計画について話し合ったことを明らかにするとともに、両国の間には農林水産業の分野で協力できる大きなポテンシャルがあると強調した。
\ウクライナ漁業庁のドロニク長官は、「水産養殖分野における今日の我々の最優先課題は、スウェーデンと協力で市場で販売できる魚を生産することだ。また、黒海とアゾフ海で生産性を向上させる努力も続けていきたいと考えている。スウェーデンからは魚資源の保護や加工技術のノウハウを学びたい」とコメントした。
\一方、グルグレン大使はウクライナとの合弁事業に前向きな姿勢を示し、「水産業での協力は我が国にもメリットをもたらすものであり、ウクライナでの合弁事業設立を推進していく。また、ウクライナの農林水産分野の投資プロジェクトにも引き続き積極的に参加する」と述べた。
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