2015/9/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

墺テレコムによるスロベニア同業買収、競争当局が承認

この記事の要約

スロベニアの競争当局は先ごろ、オーストリアの通信最大手テレコム・オーストリアによるスロベニアの固定通信回線大手アミスコ(Amisco)の買収を承認した。現地日刊紙『Vecer』が消息筋の情報として報じたところによると、テ […]

スロベニアの競争当局は先ごろ、オーストリアの通信最大手テレコム・オーストリアによるスロベニアの固定通信回線大手アミスコ(Amisco)の買収を承認した。現地日刊紙『Vecer』が消息筋の情報として報じたところによると、テレコム・オーストリアは9月中に推定3,000万ユーロの買収価格の支払いを完了させるもようだ。

テレコム・オーストリアは6月初め、親会社アメリカ・モヴィルの南東欧での固定回線事業拡大戦略の一環で、スロバキアとクロアチアで事業展開するアミスコの買収契約を交わした。アミスコのスロベニア事業は自社現地会社シモビル(Simobil)と、クロアチア事業は同ヴィップネット(Vipnet)とそれぞれ統合する計画だ。

アミスコは1995年にインターネットサービスを開始し、現在スロベニアとクロアチアで固定回線通話、インターネット、IP放送サービスなどを展開する。顧客数は約8万6,000人で、昨年の売上高は4,100万ユーロ。ブロードバンドインターネットサービスでは市場シェア11.7%で第4位につける。