東欧経済ニュース

PKNオルレンが排出ゼロ戦略発表、2050年の実現目指す

ポーランド国営石油大手のPKNオルレンは9日、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出ゼロの実現を目指す新戦略を発表した。第1段階として30年までに250億ズロチ(56億1,570万ユーロ)超を投じ、環境負荷の軽減措置と […]

独ラインメタルの新型装甲車、ハンガリーで大型受注

独軍需・自動車部品大手のラインメタルは10日、ハンガリー国防省から新型装甲戦闘車「リンクス(Lynx)KF41」218両を受注したと発表した。契約には支援車両9両とスペアパーツの供給、メンテナンスサービス、シミュレーター

日本電産、セルビア進出か

日本電産がセルビア北部のノビ・サドで工場の建設を検討している。同市の位置するボイボディナ自治州のイゴール・ミロビッチ大統領が12日に明らかにしたもので、雇用規模は数百人。実現すれば西バルカンにおける同社初の拠点となる。現

米P&Gのトルコ事業、現地化を推進

米日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、トルコでの生産現地を強化する計画だ。同国のヴァランク産業技術相によると、同社は2023年までに総額3,000万米ドル(2億2,400万リラ)相当の資材を

トルコ国営保険6社が合併、保険・年金業界の強化狙い

トルコ国営の保険6社が合併して発足したトュルキエ・シゴルタ(Turky Insurance、トルコ保険)が7日、正式に発足した。貯蓄率の引き上げとノンバンク部門の成長を図る財務省の戦略の一環。国営保険を1社に束ねることで

スペースX、トルコの通信衛星打ち上げ

トルコ政府は8日、米宇宙開発ベンチャーのスペースXが同国の人工衛星の打ち上げを今年末に行うと発表した。打ち上げ予定の「テュルクサット5A」はテレビ放送とブロードバンドデータの送受信に用いられるもので、中東、欧州及び南北ア

マキタがエストニアに拠点設置、バルト三国で初

電動工具のマキタがエストニアに物流拠点を設置する。首都タリンのビジネスパークに倉庫、およびメンテナンスや研修用の施設を建設。新製品の展示・実演用のコーナーも設ける。面積は2万5,000平方メートルで、2022年に完成の予

ECBが金融緩和策を維持、成長見通しは上方修正

欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた定例理事会で、新型コロナウイルス感染拡大による景気低迷を受けて実施している大規模な金融緩和策の維持を決めた。3月に利下げした中銀預金金利はマイナス0.5%で据え置き、新型コロナの危機

チェコ政府、ロックダウン再開には慎重

新型コロナウイルスの感染者が急増するチェコで9日、室内でのマスク着用義務化や首都プラハの飲食店の営業時間制限などの感染抑止措置が実施された。政府は経済への配慮から都市封鎖(ロックダウン)の再開には慎重な姿勢で、小さな対策

米ムーディーズ、トルコ信用格付けを過去最低に引き下げ

米格付け大手のムーディーズ・インベスターズ・サービスは12日、トルコの信用格付けを従来の「B2」から引き下げ、過去最低水準の「B1」とした。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」で、さらなる格下げの可能性がある。 今回の

走り屋の取り締まりに本腰~ポーランド

「制限速度を守らない国」として知られるポーランドで、警察がようやく取り締まりに本腰を入れはじめた。速度違反検挙を専門にする「SPEED隊」まで創設し、野放図な状態に歯止めをかけるべく奮闘している。 ポーランドでは昨年、2

シュコダ自のデジタル事業、MaaSで私鉄と提携

シュコダ自動車グループでデジタル事業開発を担当するシュコダ・オート・デジラボは7日、チェコの民間鉄道・バス会社であるレギオジェットと提携すると発表した。公共交通機関と個別移動手段を組み合わせるMaaS(Mobility

チェコと台湾、技術分野で提携強化

チェコと台湾が技術分野での提携・交流を深めている。台湾の工業技術研究院(ITRI)の劉文雄所長は2日、チェコのヴィストジル上院議長率いる経済使節団を迎え、「チェコは基礎研究に強く、台湾は応用研究に強い。このため、両国の提

トルコ、AIベースの輸出情報プラットフォームが運用開始

トルコのペクチャン貿易相はこのほど、輸出関連情報を提供する「簡易輸出プラットフォーム」の第1弾の運用を開始したことを明らかにした。同プラットフォームは人工知能(AI)などの技術を用いて輸出事業者が必要とする情報を適宜提供

ロシアの大学研究チーム、がん治療の新薬候補を発見

ロシア・チュメニ大学の国際科学者チームが、抗がん効果のあるニッケル複合体2種を発見した。現在、治療に使われている白金製剤に比べて安価なうえ、薬剤耐性が生じにくいと期待されている。 専門誌『ニュージャーナル・オブ・ケミスト

ロシア、アンゴラから通信衛星を受注

ロシアの衛星製造会社レシェトニェフ(Reshetnev)がアンゴラから「アンゴサット2」通信衛星を受注した。現行の「アンゴサット1」衛星を更新するもので、製造・打ち上げ・保守などを一手に引き受ける。 アンゴサット2は20

ロスナノ、デジタル技術投資基金を創設

ロシア国営のハイテク企業ロスナノはこのほど、デジタル技術投資基金を創設した。資金規模は40億ルーブル(4,480万ユーロ)で、その半分を政府のデジタル経済振興予算から得た。今年末から5件以上のプロジェクトに投資を開始し、

デジタル保険プラットフォーム開発 エストニア

配車サービスのドライバー向けに保険を提供するプラットフォームを運営している。ウーバー(Uber)、ボルト(Bolt)、ヤンデックスタクシー(Yandex.Taxi)などを通じて働くドライバーが、定額ではなく実際の運転時間

韓国ドンファ、ハンガリーに欧州初の電解質生産拠点

韓国の化学製品大手ドンファが、ハンガリーに同社として欧州初となる電解質生産拠点を開設する。ハンガリー投資促進公社(HIPA)が3日明らかにしたもので、首都ブダペスト近郊のショークートではすでに工場建設が進んでいる。投資額

トルコ8月新車販売、134%の大幅増に

トルコ自動車販売協会(ODD)が2日発表した8月の新車販売台数(乗用車+小型商用車)は前年同月比134.4%増の6万1,533台と大幅に伸びた。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた外出規制の反動のほか、国営銀行の乗用

スロベニア開発のコロナワクチン、動物試験で効果確認

スロベニアの国立化学研究所は8月末、開発中の新型コロナウイルスワクチンが臨床前の動物試験で高い免疫反応を示したことを明らかにした。同研究所が取り組むのはウイルスのDNAをベースにしたプラスミドDNAワクチンで、これを接種

斗山重工のルーマニア事業、現地投資ファンドが買収

ルーマニアの投資ファンドであるSIFバナート・クリシャーナは7日、韓国・斗山重工の系列会社であるルーマニア斗賛IMGBの株式99.92%を買収すると発表した。すでに4日に契約に署名し、ルーマニア競争当局に承認申請を済ませ

世銀、トルコの中小企業支援事業に5億ドル融資

世界銀行はこのほど、新型コロナウイルス流行の影響で経営難に陥った中小企業を対象とするトルコの支援事業に対し5億ドルの融資を行うと発表した。トルコ政府が主導する「緊急企業支援事業」は2つの公営銀行を通して実施するもので、世

セルビアとコソボが経済関係正常化で合意、米国の仲介で

セルビアのブチッチ大統領とコソボのホティ首相は4日、米大統領官邸で会談し、経済関係の正常化で合意した。将来的な政治的関係正常化への第一歩として注目を集めている。 両首脳はトランプ米大統領の仲介で今回の会談に至った。国境を

中東欧8月製造業PMI、下半期の景気回復を示唆

中東欧の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)は、多くの国で7月並みの高い水準にとどまり、下半期における景気回復の見通しを改めて強めるものとなった。チェコは新規受注の縮小が続き、回復がやや遅れそうだ。 ポーランドのPMI

トルコ、解雇禁止・時短手当措置を2カ月延長

トルコのエルドアン大統領は4日、新型コロナ危機を受けて導入した解雇禁止措置を2カ月延長すると発表した。時短手当措置については10月末までの延長を決定済み。両措置はコロナ危機対策の一環として4月に3カ月間の時限措置として発

トルコの8月インフレ率11.8%、前月から横ばい

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した8月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で11.8%となり、前月から横ばいとなった。燃料や食品価格は上昇しているものの、たばこ製品の値上げ幅が縮小して全体を相殺した。 上げ

バルト三国、ベラルーシからの電力禁輸で合意

バルト三国のエネルギー当局は1日、ベラルーシのアストラヴィエツ原発稼働を控え、第三国との電力取引に関連する協定を締結した。同原発の安全性への懸念を理由に、ベラルーシからの電力輸入を中止する狙い。ポーランドとウクライナもバ

唐突な「母国語」教育~ウクライナの5年生

ウクライナではこの新学期から5年生以上の授業でウクライナ語の使用が義務付けられた。年初に成立した法律の施行を受けたもので、公用語をめぐる議論が改めて熱を帯びている。 ウクライナは歴史的経緯から、異なる言語を話す少数派を多

トルコのポリエステルメーカー、米コークとPTA工場設置で合意

トルコのポリエステルメーカー、ササ・ポリエステルインダストリーズは8月26日、米複合企業コーク・インダストリーズとトルコ南部のアダナに高純度テレフタル酸(PTA)工場を建設することで合意した。コークの繊維子会社インビスタ

ロシア、カザフに新型コロナのワクチン供給

ロシア政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)はこのほど、同国で開発された新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」をカザフスタンに供給することで同国政府と合意したことを明らかにした。RDIFのドイトリエフ総裁

EU、米モデルナからもワクチン調達へ

欧州委員会は8月24日、米バイオ医薬品大手モデルナと新型コロナウイルス用ワクチンの調達をめぐる予備的交渉を終えたと発表した。欧州連合(EU)によるコロナ用ワクチン調達が決まったのは5社目となる。 モデルナはメッセンジャー

チェコの第2四半期GDP、11%減に下方修正

チェコ統計局(CSU)が1日発表した2020年第2四半期(4-6月期)の国内総生産(GDP、推定値、暦調整済)の改定値は、実質ベースで前年同期比11%減、前期比8.7%減となり、7月末発表の速報値(前年同期比10.7%減

トルコGDP、Q2は9.9%減

トルコ統計局(TUIK)が8月31日発表した2020年第2四半期(4-6月期)の国内総生産(GDP)は前年同期比で9.9%縮小し、2009年第2四半期以来で最大の落ち込みを記録した。それでも米ブルームバーグ集計のアナリス

エストニアの対日ビジネス戦略、IT・CT分野での協力強化へ

エストニアが日本とIT分野での協力を強化する方針だ。同国外務省は8月半ば、北岡元駐エストニア日本大使をはじめとする主要パートナーと企業を招き、両国の事業関係の開発と自国商品・サービスの輸出支援を主眼とした2020~25年

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