貿易

2月輸出3.9%増に、経常黒字は16.4%減少

ドイツ連邦統計局が8日発表した2月の輸出高(暫定値)は前年同月比3.9%増の1,088億ユーロへと拡大した。すべての仕向け先地域で増加。増加幅は欧州連合(EU)のユーロ非加盟国で4.8%、EU域外で4.1%、ユーロ加盟国

機械業界受注3カ月連続減少、2月は-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月を実質10%下回った。減少は3カ月連続。国外が16%落ち込んで足を強く引っ張った格好。VDMAのチーフエコノミストは「機械業界の景気は弱まって

中東欧経済、成長鈍化の見通し=WIIW春季予測

ウィーン経済比較研究所(WIIW)がこのほど発表した最新の中東欧経済予測によると、同地域の経済成長は今後、鈍化する見通しだ。輸出への依存が大きいことから、世界、特に欧州経済の動向に左右されやすいうえ、人件費高騰で投資先と

アムール川鉄橋、軌道敷設工事が開始

中国とロシアの共同インフラ事業アムール川鉄橋プロジェクトで、このほど土木工事が完了し、両国の建設会社が鉄道架線工事に着手した。現地日刊紙『黒竜江新聞』が2日報じたもので、5月20日までの完工を目指す。同鉄橋は両国極東部の

EUが印・トルコを提訴、WTO協定違反で

欧州委員会は2日、インドとトルコが世界貿易機関(WTO)の協定に違反しているとして、WTOに提訴したと発表した。インドはIT製品の輸入制限、トルコについては海外の製薬会社に生産移転を不当な手法で強制していることを問題視し

機械業界が生産予測引き下げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は1日、独業界の今年の生産成長率を従来予測の実質2%から1%へと引き下げた。米国と中国、欧州連合(EU)などの通商摩擦を受けて新規投資抑制の動きが強まっているため。受注残は8.5カ月と高い水

ボーイングへの補助金継続は不当、WTO上級委がEUに軍配

世界貿易機構(WTO)の上級委員会は3月28日、米国による米航空機大手ボーイングへの継続的な補助金の提供は不当との最終判断を下した。補助金継続はWTO協定に違反すると訴えていたEUの主張を大筋で認めた格好。上級委は昨年、

消費者景況感が2カ月連続悪化、景気見通しは好転

市場調査大手のGfKが26日発表したドイツ消費者景況感指数の4月向け予測値は10.4となり、前月(3月)の確定値(10.7)を0.3ポイント下回った。同指数の低下は2カ月連続。景気の見通しに関する指数は好転したものの、所

1月電機輸出5%増加、日本向けは+23%に

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した同国の1月の電機製品輸出高は前年同月比4.8%増の180億ユーロへと拡大した。電機業界の受注、生産、売上高が減少するなかで輸出が伸びたことについてZVEIのエコノミストは「景気

18年の河川物流11%減少、猛暑の影響で

ドイツ連邦統計局が25日発表した同国の2018年の河川貨物輸送量は1億9,800万トンとなり、前年比で11.1%落ち込んだ。猛暑で主要河川の水位が大幅に低下し、輸送能力が下がったことが響いた格好だ。特に8月以降は前年同月

成長率予測を約半分の0.8%に引き下げ=5賢人委

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は19日、メルケル首相に提出した春季経済予測で、2019年の実質国内総生産(GDP)成長率(物価調整値)を従来予測の1.5%から0.8%へと大幅に引き下げた。従来予測は昨年11月

英の「合意なき離脱」、EU側にも大打撃=独財団

英国の「合意なきEU離脱」が実現すると、英国だけでなくEU加盟国も大きな痛手を受ける――。独ベルテルスマン財団は21日に公表したリポートでこのような見方を示し、「合意なき離脱」を是が非でも避けるよう英国政府とEUの交渉当

ユーロ圏貿易収支、1月は15億ユーロの黒字

EU統計局ユーロスタットが18日発表した2019年1月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は15億ユーロの黒字となったが、黒字幅は前年前月の31億ユーロから縮小した。輸出が前年同月比2.5%増の1

対中戦略見直しへ10項目の行動計画、首脳会議で協議

欧州委員会は12日、中国の経済力や政治的影響力の高まりを背景に、対中戦略の見直しに向けた10項目の行動計画を発表した。今月21~22日にブリュッセルで開く欧州連合(EU)首脳会議で、対中関係の強化を掲げた2016年の「対

合意なき離脱なら輸入品87%を無関税に=英政府

英政府は13日、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を迎えた場合に備え、離脱後の関税措置を発表した。激変緩和を図るため、金額ベースで87%の輸入品を無関税とする。EU域外からの輸入品にも幅広くゼロ関税が適用されるため、

対中戦略見直しへ10項目の行動計画、首脳会議で協議

欧州委員会は12日、中国の経済力や政治的影響力の高まりを背景に、対中戦略の見直しに向けた10項目の行動計画を発表した。今月21~22日にブリュッセルで開くEU首脳会議で、対中関係の強化を掲げた2016年の「対中戦略に関す

1月輸出1.7%増加、貿易黒字は2ケタ減に

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の輸出高(暫定値)は前年同月比1.7%増の1,089億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大した。欧州連合(EU)域外向けが3.3%増の435億ユーロとなり、全体をけん引。ユーロ圏向けも1.0

ラトビア経済相、中国市場の過大評価を指摘

ラトビアのネミロ経済相は先ごろ、現地紙『LETA』とのインタビューで、同国では中国市場がやや過大評価されているとの見方を示した。同相は中国が非常に有望な巨大市場であるとの見方について、両国間の貿易量は増加しているものの市

輸入物価の上昇率9カ月来の低水準に、1月は0.8%

ドイツ連邦統計局が2月28日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比0.8%増となり、上げ幅は9カ月来の低水準を記録した。エネルギーの上げ幅が前月の同7.4%から1.4%へと縮小したことが反映された格好。エネルギーを除いた

「合意なき離脱」なら日欧EPA移行は不可能、英政府が表明

英政府は2月21日、欧州連合(EU)離脱に伴う諸外国との貿易協定や関税同盟の移行作業の進捗状況を公表し、合意なき離脱となった場合、3月末の離脱日までに日本とEUの経済連携協定(EPA)と同様の協定を結ぶことはできないとの

ベラルーシMAZ、ベトナム合弁会社でバス製造

ベラルーシの商用車大手MAZがベトナムでのバス製造に乗り出す。ベラルーシのアンドレイチェンコ国会議長とベラルーシのパム駐ベトナム大使がこのほど会談し、現地合弁会社MAZアジアでの組み立てについて具体的な計画を協議する意向

自動車業界の生産減が第4四半期GDP押し下げ

ドイツ連邦統計局は22日、2018年第4四半期(10~12月)国内総生産統計の詳細を発表した。それによると、物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比の伸び率が最も大きかった項目は政府最終消費支出で1.6%を記録。民間

自動車は昨年も最大の輸出部門、対米黒字220億ユーロに

ドイツ連邦統計局は20日、自動車・自動車部品の輸出額(暫定値)が昨年は2,297億ユーロとなり、9年連続で最大の輸出部門となったことを明らかにした。2位は機械で1,932億ユーロ、3位は化学品で1,177億ユーロだった。

米の車関税引き上げは独メーカーの負担に、VWで25億ユーロ

米国が自動車の輸入関税を引き上げると、独メーカーは大きな痛手を受ける見通しだ。最大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース社長は英『フィナンシャル・タイムズ』紙のインタビューで、同社には25億4,900万ユーロ

「合意なき離脱」なら日欧EPA移行は不可能、英政府が表明

英政府は21日、EU離脱に伴う諸外国との貿易協定や関税同盟の移行作業の進捗状況を公表し、合意なき離脱となった場合、3月末の離脱日までに日本とEUの経済連携協定(EPA)と同様の協定を結ぶことはできないとの見解を明らかにし

18年のユーロ圏貿易収支、1942億ユーロの黒字

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した2018年12月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支170億ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同月の245億ユーロから縮小した。輸出が前年同月比2.5%減の

英とスイスの貿易関係、EU離脱後も現状維持

英国とスイスは11日、英の欧州連合(EU)離脱後も現在の貿易関係を維持する協定を締結した。英国はスイスがEUと結んでいる協定に沿った関係を3月末に離脱した後も継続し、関税引き上げなどを避けることができる。 両国政府の協定

ブレグジットで企業は「コンパスなしの航海」

独商工会議所連合会(DIHK)は欧州連合(EU)からの英国の離脱(ブレグジット)の影響に関するレポートを14日に発表し、ブレグジットがドイツ企業の大きな負担になっていることを明らかにした。英国事業が離脱決定以降、悪化して

米の車関税引き上げで独からの輸出半減=試算

Ifo経済研究所は15日、米国が輸入車関税を25%上乗せすると、ドイツから同国への自動車輸出額は長期的に約50%(170億ユーロ)押し下げられるとの調査結果を発表した。米商務省はトランプ大統領に17日までに提出した答申書

経常黒字の対GDP比率3年連続で低下

Ifo経済研究所は19日、ドイツの経常黒字の対国内総生産(GDP)比率が昨年は7.4%となり、3年連続で低下したと発表した。同比率はピーク時の2015年に8.9%を記録。その後は16年が8.5%、17年が7.9%と下落が

景気後退入りをかろうじて回避、第4四半期GDPゼロ成長に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2018年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比横ばいにとどまった。ただ、変動率は前期のマイナス0.2%から好転。景気後退入りがかろ

18年機械輸出5.3%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した独業界の2018年の輸出高は前年比5.3%増の1,778億ユーロへと拡大した。米国と欧州連合(EU)、中国の通商摩擦など逆風が吹いたものの、これまでに引き続き過去最高を更新し

英とスイスの貿易関係、EU離脱後も現状維持

英国とスイスは11日、英のEU離脱後も現在の貿易関係を維持する協定を締結した。英国はスイスがEUと結んでいる協定に沿った関係を3月末に離脱した後も継続し、関税引き上げなどを避けることができる。 両国政府の協定には英フォッ

英とEU、離脱問題の溝埋まらず

英国のメイ首相は7日、ブリュッセルのEU本部で欧州委員会のユンケル委員長らと会談し、EUと合意した離脱案のうちアイルランドと北アイルランドの国境問題について協議した。法的拘束力がある修正を求めるメイ首相に対して、EU側は

成長率予測0.9%に引き下げ=商工会議所

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は7日発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2019年の国内総生産(GDP)予測を従来予測(昨秋)の実質1.7%から0.9%へと大幅に下方修正した。景気が減速しているうえ、先行

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