化学

PKNオルレンが排出ゼロ戦略発表、2050年の実現目指す

ポーランド国営石油大手のPKNオルレンは9日、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出ゼロの実現を目指す新戦略を発表した。第1段階として30年までに250億ズロチ(56億1,570万ユーロ)超を投じ、環境負荷の軽減措置と

チェコと台湾、技術分野で提携強化

チェコと台湾が技術分野での提携・交流を深めている。台湾の工業技術研究院(ITRI)の劉文雄所長は2日、チェコのヴィストジル上院議長率いる経済使節団を迎え、「チェコは基礎研究に強く、台湾は応用研究に強い。このため、両国の提

ロシアの大学研究チーム、がん治療の新薬候補を発見

ロシア・チュメニ大学の国際科学者チームが、抗がん効果のあるニッケル複合体2種を発見した。現在、治療に使われている白金製剤に比べて安価なうえ、薬剤耐性が生じにくいと期待されている。 専門誌『ニュージャーナル・オブ・ケミスト

韓国ドンファ、ハンガリーに欧州初の電解質生産拠点

韓国の化学製品大手ドンファが、ハンガリーに同社として欧州初となる電解質生産拠点を開設する。ハンガリー投資促進公社(HIPA)が3日明らかにしたもので、首都ブダペスト近郊のショークートではすでに工場建設が進んでいる。投資額

スロベニア開発のコロナワクチン、動物試験で効果確認

スロベニアの国立化学研究所は8月末、開発中の新型コロナウイルスワクチンが臨床前の動物試験で高い免疫反応を示したことを明らかにした。同研究所が取り組むのはウイルスのDNAをベースにしたプラスミドDNAワクチンで、これを接種

ポルシェ―合成燃料「eフューエル」開発へ―

カーボンニュートラル(炭素中立)を実現する合成燃料、「eフューエル」の開発プロジェクトを、フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェ(シュツットガルト)が開始する。二酸化炭素(CO2)排出規制が今後、一段と強ま

ダイムラー―初の環境債発行―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は3日、同社初の環境債(グリーンボンド)を発行したと発表した。同社はカーボンニュートラル(炭素中立)を実現するという目標を打ち出しており、調達した資金はすべて環境関連のプロジェ

シュレマー―独拠点などを仏競合が買収―

会社更生手続きの適用対象となっているケーブル保護管製造の独シュレマーは4日、ミュンヘン近郊のアッシュハイム本社と独南部のハスフルト工場、および欧州と北米の子会社を仏競合のデルフィンゲン・インダストリーが取得すると発表した

ネスレ―リサイクル可能包装材の利用率が87%に―

食品世界最大手のネスレ(スイス、ヴヴェイ)は7日、リサイクル可能な食品包装材の利用率が87%に達したと発表した。2025年までに自社製品のすべての包装をリサイクル可能な素材に切り替える目標の達成が近づいてきた。 同社は1

化学・製薬業界の生産高、上期は2.5%減少

独化学工業会(VCI)が8日発表した独化学・製薬業界の1~6月(上半期)の生産高は前年同期を2.5%下回った。新型コロナ危機が響いた格好で、危機がピークに達した4~6月(第2四半期)は減少幅が5.8%に達した。第2四半期

ダイムラー、初の環境債発行

自動車大手の独ダイムラーは3日、同社として初の環境債(グリーンボンド)を発行したと発表した。同社はカーボンニュートラル(炭素中立)を実現するという目標を打ち出しており、調達した資金はすべて環境関連のプロジェクトに投入する

スロベニア開発のコロナワクチン、動物試験で効果確認

スロベニアの国立化学研究所は8月末、開発中の新型コロナウイルスワクチンが臨床前の動物試験で高い免疫反応を示したことを明らかにした。同研究所が取り組むのはウイルスのDNAをベースにしたプラスミドDNAワクチンで、これを接種

韓国ドンファ、ハンガリーに欧州初の電解質生産拠点

韓国の化学製品大手ドンファが、ハンガリーに同社として欧州初となる電解質生産拠点を開設する。ハンガリー投資促進公社(HIPA)が3日明らかにしたもので、首都ブダペスト近郊のショークートではすでに工場建設が進んでいる。投資額

7月輸入物価4.6%低下

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比で4.6%低下した。下げ幅は4カ月連続で縮小したものの、依然として大きい。エネルギーが31.5%下落したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベー

エボニック―触媒再生の米社買収―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は8月26日、脱硫触媒を高効率に再生する技術を持つ米ポロセル・グループを買収すると発表した。触媒事業を強化する狙い。取引価格は2億1,000万ドル。当局の承認を経て買収手続きを年末に

コロナの追い風で石鹸売上急増、香水は25%減少

ボディケア・洗剤製造連盟(IKW)が8月26日発表した1-6月期(上半期)の独ビューティケア用品・家庭用ケア用品市場規模は81億ユーロとなり、前年同期比で3.9%増加した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に石鹸や洗剤の

石油製品販売量、上期は6.9%減少

独石油業界団体MWVは8月25日、国内の石油製品販売量が上半期は前年同期比で6.9%減少したと発表した。新型コロナ危機を受けて自動車や旅客機の利用が減少したことが反映された格好。減少幅は航空機燃料で44.6%、ガソリンで

トルコの石油精製企業、テック系ファンドと長期提携

トルコの石油精製企業テュプラス(Tupras)は8月25日、投資会社エメラルド・テクノロジーベンチャーズと協力協定を結んだことを明らかにした。エメラルド社傘下の「エメラルド・インダストリアルイノベーションファンド」を通し

ロシアで新型サーモセル開発、発電に体温を利用

ロシア国立科学技術大学(MISiS)の研究者らが、新しいタイプの熱化学電池(サーモセル)を開発した。今後の研究で身体が発する熱を電気に変換できるようになり、衣料品に仕込んだウェラブル電源などに応用できそうだ。 サーモセル

3Dプリント受託サービス ラトビア

3Dプリントの受託サービスを手掛ける。主に航空業界向けに、欧州航空安全機関の基準を満たした内装部品を提供しており、同分野の3Dプリントサービス業としては欧州で最大規模を誇る。顧客のニーズに合わせたきめ細かなサービス提供が

韓国SKがハンガリー新工場で採用開始、10-12月の稼働に向け

韓国SKイノベーションはこのほど、ハンガリーのバッテリー製造子会社であるSKバッテリー・ハンガリー(SKBH)が同国北西部のコマーロムに建設中の電気自動車(EV)用バッテリー工場で従業員の採用と研修を開始したと発表した。

トルコのポリエステルメーカー、米コークとPTA工場設置で合意

トルコのポリエステルメーカー、ササ・ポリエステルインダストリーズは8月26日、米複合企業コーク・インダストリーズとトルコ南部のアダナに高純度テレフタル酸(PTA)工場を建設することで合意した。コークの繊維子会社インビスタ

操短が緩やかに減少、業種内の差は大きく

Ifo経済研究所は8月31日、操業短縮を行う企業がほぼ全業種で緩やかに減少していることを明らかにした。操短を実施する企業の割合は製造業で7月の57%から8月は53%へと低下。サービス業(39%から33%)、流通業(31%

ロシア、カザフに新型コロナのワクチン供給

ロシア政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)はこのほど、同国で開発された新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」をカザフスタンに供給することで同国政府と合意したことを明らかにした。RDIFのドイトリエフ総裁

エボニック、触媒再生の米社を買収

特殊化学大手の独エボニックは26日、脱硫触媒を高効率で再生する技術を持つ米ポロセル・グループを2億1,000万ドルで買収すると発表した。触媒事業を強化する狙い。年内の買収手続き完了を目指す。 ポロセルが持つ脱硫触媒の再生

ルーマニア石化大手、医療マスク用の新材料を開発

カザフスタン国営エネルギー企業カズムナイガス(KMG)のルーマニア石油化学子会社ロムペトロル・ラフィナーレは25日、新型コロナ感染予防に有効な医療用マスクの新材料を開発したと発表した。すでに品質・安全試験を終え、近く生産

ロシア、カザフに新型コロナのワクチン供給

ロシア政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)はこのほど、同国で開発された新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」をカザフスタンに供給することで同国政府と合意したことを明らかにした。RDIFのドイトリエフ総裁

トルコのポリエステルメーカー、米コークとPTA工場設置で合意

トルコのポリエステルメーカー、ササ・ポリエステルインダストリーズは26日、米複合企業コーク・インダストリーズとトルコ南部のアダナに高純度テレフタル酸(PTA)工場を建設することで合意した。コークの繊維子会社インビスタから

ルーマニア石化大手、医療マスク用の新材料を開発

カザフスタン国営カズムナイガス(KMG)傘下のロムペトロル・ラフィナーレ(ルーマニア)は25日、新型コロナ感染予防に有効な医療用マスクの新材料を開発したと発表した。すでに品質・安全試験を終え、近く生産を開始する見通しだ。

ポーランド製薬大手、新型コロナ治療薬の製造を開始

ポーランドの製薬大手バイオメッド・ルブリンは18日、新型コロナウイルス感染症の治療薬の製造に着手したと発表した。2カ月以内に臨床試験を開始する。 新薬は感染症から回復した人の血漿(しょう)から取り出した免疫グロブリン(I

生産者物価の下げ幅2カ月連続で縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比1.7%減となり、6カ月連続で低下したものの、下げ幅は2カ月連続で縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

バイエル―米避妊具訴訟で和解、16億ドル支払いへ―

独製薬大手バイエルの避妊器具「エシュア」の使用によって健康被害を受けたとして米国の女性が起こしている集団訴訟で同社は20日、原告の約90%と和解合意したと発表した。バイエルは除草剤「グリホサート」を巡る米国の訴訟でも10

BASF―鉱業向けAI企業に出資―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は18日、人工知能(AI)ベースの鉱業向けソリューションを提供する英インテリセンスに出資するとともに、協業すると発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。 インテリセ

化学・製薬業界がR&D投資を抑制

独化学・製薬業界で研究・開発(R&D)投資を抑制する動きが広がっている。新型コロナ危機を受けて化学分野を中心に先行き見通しの不透明感が強まっているためで、独化学工業会(VCI)研究・科学・教育委員会のトーマス・

サノフィ、バイオ医薬品の米プリンシピアを買収

仏製薬大手サノフィは17日、米バイオ医薬品企業のプリンシピア・バイオファーマを買収することで合意したと発表した。買収額は36億8,000万ドル。プリンシピアは自己免疫疾患系の治療薬に強みを持つ企業で、サノフィは買収によっ

バイエルが米避妊具訴訟で和解、16億ドル支払いへ

独製薬大手バイエルの避妊器具「エシュア」の使用によって健康被害を受けたとして、米国の女性が起こしている集団訴訟で、同社は20日、原告の約90%と和解合意したと発表した。バイエルは6月、除草剤「グリホサート」をめぐる米国で

ポーランド製薬大手、新型コロナ治療薬の製造を開始

ポーランドの製薬大手バイオメッド・ルブリンは18日、新型コロナウイルス感染症の治療薬の製造に着手したと発表した。2カ月以内に臨床試験を開始する。 新薬は感染症から回復した人の血漿(しょう)から取り出した免疫グロブリン(I

富士フイルム、米社から英向けコロナワクチンの原薬生産受託

富士フイルムは17日、米バイオ医薬品企業ノババックスが英国政府に供給する予定の新型コロナウイルス用ワクチンの原薬の製造を受託したと発表した。バイオ医薬品子会社のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)が

EUプロジェクトで電力貯蔵用の有機電池を開発

リトアニア・エネルギー研究所(LEI)は12日、欧州連合(EU)の助成を受けて進めている「エナジーキーパー」プロジェクトで、電力貯蔵用の有機レドックスフロー電池(ORFB)の開発に成功したと発表した。プロジェクトを取りま

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