金属

卸売物価7カ月連続で低下、8月は-2.2%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した8月の卸売物価指数は前年同月比2.2%減となり、7カ月連続で下落した。新型コロナ危機に伴い石油製品が16.9%低下したことが最大の押し下げ要因。下落幅自体は5月の4.3%をピークに3カ月連 […]

BMW―中国合弁の電池生産能力倍増―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は14日、中国合弁の華晨宝馬汽車(BBA)が瀋陽市鉄西区にある工場で電池生産施設の竣工式を行ったと発表した。同国の電動車需要拡大に対応するために、BBAの電池生産能力を2倍強へと引き上げ

フォルクスワーゲン―電池サプライチェーンを透明化―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は10日、サプライチェーン分析サービスを手がけるRCSグローバルとの協業関係を戦略パートナーシップに発展させると発表した。車載電池分野のサプライチェーンを全面的に

操短が緩やかに減少、業種内の差は大きく

Ifo経済研究所は8月31日、操業短縮を行う企業がほぼ全業種で緩やかに減少していることを明らかにした。操短を実施する企業の割合は製造業で7月の57%から8月は53%へと低下。サービス業(39%から33%)、流通業(31%

7月輸入物価4.6%低下

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比で4.6%低下した。下げ幅は4カ月連続で縮小したものの、依然として大きい。エネルギーが31.5%下落したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベー

JLRの廃アルミ再利用、合金生産時のCO2を26%削減

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は21日、廃車のアルミニウム部品を新車生産のために活用するリサイクル活動「リアリティ・プロジェクト」においてアルミ合金の生産に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を4分の一減ら

生産者物価の下げ幅2カ月連続で縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比1.7%減となり、6カ月連続で低下したものの、下げ幅は2カ月連続で縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

BASF―鉱業向けAI企業に出資―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は18日、人工知能(AI)ベースの鉱業向けソリューションを提供する英インテリセンスに出資するとともに、協業すると発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。 インテリセ

7月粗鋼生産25%減少

独鉄鋼業界団体シュタールが24日発表した7月の国内粗鋼生産高は242万3,000トンとなり、前年同月比で24.7%減少した。自動車業界を中心に需要が低迷していることが直撃。熱間圧延鋼材の生産高は21.9%減の226万6,

製造業就労者数、6月は2.4%減少

ドイツ連邦統計局が17日発表した国内製造業の6月の就労者数(雇用規模50人以上の企業が捕捉対象)は前年同月比2.4%減の553万2,000人となり、減少幅は前月の同2.1%から拡大した。新型コロナ危機が反映された格好。ほ

BASF―トヨタ車の軽量化に貢献―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は7日、トヨタの北米事業統括会社トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)が開発したミニバン「シエナ」の次世代車の軽量化に貢献したと発表した。TMNAはBASFの協力を

輸入物価の下げ幅縮小、6月は-5.1%に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比5.1%減と大幅に低下したものの、下げ幅は前月の7.0%から縮小した。エネルギーの低下率が前月の50.6%から37.2%に縮小したことが大きい。エネルギー

フォード・ルーマニア、新モデル生産に向けプレスライン導入

米自動車大手フォードのルーマニア法人は22日、同国南部のクラヨバ工場に3,000万米ドルを投じて最新のプレスラインを導入すると発表した。これにより欧州の他のフォード工場から取り寄せていた部品を自前で製造できるようになる。

伊プリズミアン、カナダの昇降機部品メーカーを買収

電線・通信ケーブル大手の伊プリズミアンは22日、昇降機の部品製造を手がけるカナダのEHCグローバルを1億3,000万カナダドル(約104億円)で買収することで合意したと発表した。エレベーター関連事業の強化が狙い。2020

BMW―電池セルをノースボルトからも調達―

乗用車大手の独BMW(ミュンヘン)は16日、スウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトから車載電池セルを調達することで合意したと発表した。電動車の今後の販売拡大を見据え、調達先を拡大する。ノースボルトはBMWにとって中

鉄鋼業を政府が支援へ、水素製鉄への転換を促進

ドイツ政府は15日の閣議で、鉄鋼産業支援策を了承した。国内の二酸化炭素(CO2)排出削減を図るとともに、厳しい状況に置かれている同業界が競争力を長期的に維持できるようにする狙い。 欧州の鉄鋼業界は過剰生産能力や、中国製品

エアバス・ヘリコプターズ、ハンガリーで部品製造の合弁設立

欧州航空宇宙大手エアバスの仏子会社エアバス・ヘリコプターズは17日、ハンガリー南東部のジュラに部品製造の新会社「エアバス・ヘリコプターズ・ハンガリー」を設立したと発表した。ハンガリー国営の航空産業プロジェクト企業との合弁

生産者物価の下げ幅5カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月比1.8%減となり、5カ月連続で低下したものの、下げ幅は5カ月ぶりに縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

BMW、電池セルをノースボルトからも調達

独高級車大手のBMWは16日、スウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトから車載電池セルを調達することで合意したと発表した。電動車の今後の販売拡大を見据え、調達先を拡大する。ノースボルトはBMWにとって中国の寧徳時代新

卸売物価の下げ幅、6月は3.3%に縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比3.3%減となり、下げ幅は前月の同4.3%から縮小した。新型コロナ危機に伴う石油製品の下落率が前月の32.2%から23.4%に縮小したことが大きい。 石油以外

EUが鉄鋼セーフガードを緩和、非関税輸入枠を拡大

欧州連合(EU)が7月1日から鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)を緩和し、非関税の輸入枠を拡大した。同枠が消化されていないことが理由だが、セーフガード強化を要請していた欧州の鉄鋼業界は反発している。 EUは2018年

独企業の20%以上で経営破綻の恐れ

新型コロナ危機の影響でドイツ企業の21%が経営破綻の恐れがあると考えていることが、Ifo経済研究所の6月のアンケート調査で分かった。調査担当者は「今後数カ月で倒産の波が発生する可能性がある」と警鐘を鳴らした。 倒産懸念が

EUが鉄鋼セーフガードを緩和、非関税輸入枠を拡大

EUが7月1日から鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)を緩和し、非関税の輸入枠を拡大した。同枠が消化されていないことが理由だが、セーフガード強化を要請していた欧州の鉄鋼業界は反発している。 EUは2018年、米国による

チェコ企業、自動車部品の加工設備を人口呼吸器向けに転換

新型コロナ危機でチェコの自動車製造業界も大きな打撃を受けている。そんな中で、自動車部品用工作機械を人工呼吸器向けに調整することで、新たな需要をつかんだ企業がある。 この企業は金属・木材加工機械を製造するロイェク・ワイドベ

生産者物価の下げ幅、5月は2.2%に拡大

ドイツ連邦統計局が19日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の1.9%から拡大した。前年同月を割り込むのは4カ月連続。新型コロナ危機を受けてエネルギー価格が大幅に低下したことが最大の押し

卸売物価の下げ幅が09年以来の規模に

ドイツ連邦統計局が16日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比4.3%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。新型コロナ危機の影響で石油製品の価格が32.2%低下したことが最大の押し下げ要因。古材・残材も

製造業の4月の延べ就労時間17%減少、自動車ではほぼ半減

ドイツ連邦統計局が15日発表した製造業(従業員数50人以上の企業が捕捉対象)の4月の延べ労働時間(暫定値)は前年同月比で16.9%減少した。新型コロナ危機に伴う操業時間の短縮と工場閉鎖が反映された格好。操短補助金制度の効

独車部品ケーニヒメタル、セルビアに工場開設

独自動車部品メーカーのケーニヒメタルはこのほど、セルビア中部のイバニツァに工場を開設した。投資額は非公表。同国政府によると、工場は5,000平方メートル規模で、独アウディやポルシェ向けの金属部品を生産する。将来的に工場を

スペイン部品大手ゲスタンプ、EIBから2億ユーロ融資

スペイン自動車部品大手のゲスタンプは5月26日、欧州投資銀行(EIB)から2億ユーロの融資を受けると発表した。車両の軽量化や安全性の向上、環境負荷の低減に寄与する金属加工技術の研究開発を強化する。新技術をもとにしたシャシ

輸入物価が09年10月以来の下げ幅に、4月は-7.4%

ドイツ連邦統計局が6月2日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比7.4%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。前年同月割れは12カ月連続。新型コロナ危機を背景にエネルギーの低下率が前月の41.3%から5

工作機械業界受注、第1四半期は25%減に

独工作機械工業会(VDW)が5月29日発表した独業界の1~3月期(第1四半期)の新規受注高は前年同期を25%下回った。景気の低迷に新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた格好。ヴィルフリート・シェーファー専務理事は

英がEU離脱後の新関税率を発表、自由化率60%に上昇

英政府は19日、欧州連合(EU)離脱後の移行期間が終了した後に導入する新たな関税制度「UKグローバル・タリフ(UKGT)」の概要を発表した。EUが第三国に対して設定している対外共通関税に代わり、2021年1月から英独自の

北アイルランド国境に通関施設置かず、英政府が公表

英政府は20日、欧州連合(EU)からの離脱に際して合意した英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの国境管理問題について、通関手続きの具体案を公表した。特別な通関施設は設けないで最小限のチェックを行うという曖昧な内容で

カザフ鉱山大手ERG、新アルミ精錬所を建設

カザフスタンの鉱山大手、ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)が国内北東部のパヴロダルに新アルミ精錬所を建設する。

現地メディアが産業・インフラ開発省の情報として報じたもので、既存精錬所のインフラを最大限に活用して新精錬所を整備する。

新精錬所ではボーキサイトからアルミナを年間100万トン抽出し、それを材料に一次アルミニウムを50万トン生産する計画だ。

仏メカフォー、セルビアに航空機部品工場

仏金属鋳造部品メーカーのメカフォー(MecaFor)がセルビア北部キキンダに航空機部品工場を建設する。

新たに航空機部品事業に参入するため、同市に敷地面積3,000平方メートルの工場を構え、航空機用タービンの製造、仕上げ加工、マシニングを行う。

向こう3年間で180人を雇用する計画だ。

アルセロールミタル、ボスニア製鉄所の操業停止

鉄鋼世界大手アルセロールミタルのボスニア・ヘルツェゴビナ子会社アルセロールミタル・プリエドルが20日、ボスニア中部のゼニカ製鉄所とオマルスカ鉄鉱石鉱山の操業を停止した。

ゼニカ製鉄所は操業を継続するため、コスト削減や従業員の保護装具の調達、ガス・電気料金の交渉など様々な対策をとり、従業員の一時帰休もグループ交代制で行っている。

アルセロールミタルは2004年、ゼニカ製鉄所の買収で同国に進出した。

4月の粗鋼生産24%減少

酸素製鋼は27.1%減の173万3,000トン、電磁鋼は16.1%減の82万4,000トンとともに減少幅が大きかった。

圧延製品の生産高は219万3,000トンで、27.0%減少した。

圧延製品は8.1%減の1,093万3,000トンだった。

英がEU離脱後の新関税率を発表、自由化率60%に上昇

EUが第三国に対して設定している対外共通関税に代わり、2021年1月から英独自の関税率を適用する。

UKGTではEUの関税制度と比べて品目分類や課税体系が大幅に簡素化され、対外共通関税率が2%未満の品目は税率をゼロとする。

トラス国際貿易相は「新たな関税制度は煩雑な手続きを簡素化し、数千品目に及ぶ日用品のコストを引き下げることで、国内の消費者と一般家庭に恩恵をもたらすと強調した。
ただ、物品貿易を無関税とすることを柱としたEUとの自由貿易協定(FTA)交渉は難航している。移行期間内に妥結できなければEUからの輸入品にも新制度に基づく税率が適用され、食品や自動車を含む幅広い品目で価格上昇を招くことになる。

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