金融

アリアンツ―4期連続の営業増益に―

欧州保険最大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が17日発表した2016年12月期暫定決算の営業利益は108億3,300万ユーロとなり、前期比で0.9%増加した。営業増益は4期連続。生保・医療保険部門が好調だったことから、かろ […]

国家間の情報共有制度の開始

海外の銀行は、2016年度から海外で保有されている口座情報をドイツ連邦中央税務庁に申告しなければなりません。これらの情報は、自動的に口座名義人の管轄税務署に提供されます。 提供される主な情報は、 · 名義人の名前、住所、

ウクライナ金融業界、破綻の懸念消えず

ウクライナ金融業界の状況は破綻寸前まで悪化している。中央銀行の統計によると昨年の業界赤字総額は1,590億フリブナ(54億5,000万ユーロ)に上った。不良債権比率は30.5%としているが、他の機関は50%以上と推定する

双日―独化学商社を買収―

双日は20日、独化学品商社ソルバディス・ホールディング(solvadis holding)の発行済み株式を独投資ファンド、オーランド・マネージメントなどから譲り受け完全子会社化すると発表した。欧州に化学品の新たな販売拠点

コベストロ―利益記録更新―

化学大手の独コベストロ(旧バイエル・マテリアルサイエンス、レバークーゼン)が20日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前期比22.7%増の20億1,400万ユーロとなり、過去最高を記録した

英RBS銀が支店売却を断念、代替案を発表

英政府は17日、大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が国内支店の一部を売却する計画を断念したと発表した。同売却は公的支援の条件としてEUから求められている競争上の是正策の一部。政府は条件を満たすため、

ドイツ銀行に中国企業が出資、3位株主に

中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)は17日、ドイツ銀行の株式3.04%を取得したと発表した。ドイツ銀の株価は法務問題絡みの巨額引当金が響いて低迷していることから、今後の回復を見込んで資本参加した。出資比率を最大1

クレディスイス、16年も赤字

スイス大手銀行のクレディ・スイスが14日発表した2016年12月通期決算の最終損益は24億3,800万スイスフラン(約22億ユーロ)の赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(MBS)の販売をめぐる不正問題で支払う52億8

ゼネラル・モーターズ―欧州部門の黒字化ならず―

自動車大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)は7日、独オペルと英ボクソールで構成される欧州部門(GME)の営業損益が昨年は2億5,700万ドルの赤字だったことを明らかにした。8億1,300万ドルの赤字だった前年に比べると大

ソーラーワールド―経営資源を集約、多結晶製品から撤退―

経営不振の独太陽電池大手ソーラーワールド(ボン)は10日、経営資源を単結晶シリコン製品分野に絞り込む方針を明らかにした。単結晶シリコン製の太陽電池は発電効率が高く寿命も長いことから競争力を保つことができると判断。発電効率

マウザー―投資会社が転売―

産業用容器大手の独マウザーは7日、米投資会社CD&Rが同社を投資会社ストーン・キャニオン・インダストリーズに売却することで合意したと発表した。取引金額は23億ドル(21億ユーロ)。CD&Rはマウザーの

シュターダ―投資会社の買収標的に―

独後発医薬品大手のシュターダ(バート・フィルベル)は12日、投資会社2社から拘束力のない買収提案をそれぞれ受け取ったと発表した。英『フィナンシャル・タイムズ』の報道を追認したもので、2社のうち1社は英投資会社シンベンであ

コメルツ銀行―大幅減益に―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が9日発表した2016年12月期決算の純利益は2億7,900万ユーロとなり、前期の10億8,400万ユーロから大幅に縮小した。低金利と船舶市場悪化の直撃を受けたほか、09年に買収し

ミュンヘン再保険―3年連続で純利益減少―

再保険世界最大手の独ミュンヘン再保険が7日発表した2016年12月期暫定決算の純利益は26億ユーロとなり、前期の31億ユーロから16%減少した。減益は3期連続。自然災害向け保険金の増加や再保険部門での保険料下落、元受子会

対イラン貿易保険が再開、昨年は4.3億ユーロに

連邦経済省は9日、ドイツ政府が昨年引き受けた輸出取引信用保険の総額は206億ユーロに達したと発表した。これまで停止されていた対イラン輸出も再び対象となった。 政府はリスクの大きい輸出や国外プロジェクトを行う自国企業に対し

EUとIMF、ギリシャ支援めぐる溝深まる

債務危機に直面するギリシャへの金融支援をめぐるEUと国際通貨基金(IMF)の溝が深まっている。EUは対ギリシャ3次支援へのIMFの参加を求めているが、IMFは7日に発表した報告書でギリシャの経済、財政について悲観的な見方

カイシャバンク、ポルトガル大手銀の買収が決定

スペイン3位銀行のカイシャバンクは8日、ポルトガル大手銀行のバンコBPIに対する株式公開買い付け(TOB)が成功したと発表した。これによってBPIの8割を超える株式を確保し、買収が決まった。 カイシャバンクは2015年2

BNPパリバ、通期は増益確保

仏最大手銀行のBNPパリバが7日発表した2016年12月通期決算の純利益は77億ユーロとなり、前期から15%増加した。低金利など厳しい経営環境に直面しているものの、法人向け銀行業務が好調だったほか、貸倒引当金が縮小し、増

シーメンス―利益率見通し引き上げ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は1月31日の決算発表で、2017年9月通期の業績見通しを上方修正した。第1四半期(16年10~12月)の利益が好調だったためで、製造分野全体の売上高税引き前利益率を従来予測の10.5

ドイツ銀行―16年12月期も赤字に―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が2日発表した2016年12月通期決算の最終損益は、13億5,600万ユーロの赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる72億ドルの制裁金支払いなど

環境対応車リースに助成金、ハンブルクで実施

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のリース子会社フォルクスワーゲン・リーシングは6日、ドイツ北部のハンブルク市で環境対応車の助成金付リースサービスを行うと発表した。助成金は連邦交通・インフラ省(BMVI)が拠出。同市、

資金洗浄問題でドイツ銀が英米当局と和解

ドイツ銀行は1月31日、ロシアの富裕層の資金洗浄を同行がほう助していた問題で、英国と米国の当局と和解合意したと発表した。総額6億ユーロを支払う。すでに引当金を計上しており、今回の合意が財務上の新たな負担となることはない。

クレジットカードよりもペイパル=ネットショップ決済

ネットショップでの購入代金をペイパルなどのオンライン決済サービスを通して支払ったことのある消費者の割合は67%に達することが、独情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。口座引き落としは47%、クレジッ

ドイツ取引所社長にインサイダー取引の容疑

フランクフルト検察当局は1日、フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所の本社で立ち入り捜査を実施した。同社のカルステン・ケンゲーター社長にインサイダー取引の容疑が持たれているためで、同社長の自宅も捜査の対象となった

ハンガリーとロシアが協力強化、海外入札への共同参加など

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は2日、ブダペストでロシアのマントゥロフ産業商務相と会談し、第3国で行われる入札に両国企業が共同参加することを後押しする方針を確認した。第1弾として、鉄道車両調達に向けたエジプト国鉄の入

ギリシャのアルファ銀、セルビア子会社を売却

ギリシャ大手銀行のアルファバンクは1月31日、セルビアの財閥MKグループに同国子会社アルファバンク・セルビアの全株式を売却することで合意したと発表した。自己資本比率を強化し、流動性を確保することが狙い。取引額は明らかにし

ドイツ銀、通期は13億ユーロの赤字

独最大手銀行のドイツ銀行が2日発表した2016年12月通期決算の最終損益は、13億5,600万ユーロの赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる72億ドルの制裁金支払いなどのため、10~12

スペイン大手銀BBVA、16年は32%増益

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)が1日発表した2016年12月通期決算の純利益は34億7,500万ユーロとなり、前期から32%増加した。経営環境は悪化しているものの、リストラによる

ギリシャのアルファ銀、セルビア子会社を売却

ギリシャ大手銀行のアルファバンクは1月31日、セルビアの財閥MKグループに同国子会社アルファバンク・セルビアの全株式を売却することで合意したと発表した。自己資本比率を強化し、流動性を確保することが狙い。取引額は明らかにし

EU版「バッドバンク」創設、EBA議長が提唱

EUの銀行監督機関である欧州銀行監督機構(EBA)のエンリア議長は1月30日、EUが域内銀行の不良債権問題に対応するため、公的資金を活用して不良債権の買い取り、処理を進める「資産管理会社(AMC)」を創設する必要があると

ウニクレディト、大型増資を開始

伊最大手銀行のウニクレディトは1日、財務改善に向けた大型増資を6日に開始すると発表した。目標とする130億ユーロを確実に調達するため、38%の割引価格で新株を発行する。 ウニクレディトは昨年12月、財務の改善に向けて、1

中国企業の対欧M&Aが急増、対独では総額が24倍に

独・欧州企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年、これまでの規模を件数、金額ともに圧倒する水準へと達した。中国経済の成長鈍化を受けて新たな市場や事業分野を開拓する同国企業が増えていることが

ブッシュ―同業ファイファー・バキュームにTOB―

投資会社パンゲア(Pangea)傘下の独真空ポンプメーカー、ブッシュ(マウルブルク)は1月24日、同業ファイファー・バキューム・テクノロジーズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。事業の拡大が狙い。ファイファ

偽札が減少、新20ユーロ札導入が奏功

ドイツ連邦銀行が1月27日発表した偽造通貨統計によると、昨年1年間に国内の小売店や銀行で見つかった偽ユーロ紙幣の枚数は前年比14%減の8万2,150枚となり、3年ぶりに減少した。新たな偽造防止技術を投入した新20ユーロ札

中国銀行、ハンガリー政府と戦略的提携

中国大手銀行の中国銀行は1月23日、ハンガリー政府と戦略的提携の協定に調印した。両国の通商関係強化が狙い。調印式ではハンガリー中央銀行やブタペスト株式取引所、ハンガリー政府債務管理機関(AKK)、ハンガリー輸出入銀行との

トルコ信用格付け、大手3社がそろって「投資不適格級」に

大手格付け会社の米フィッチ・レーティングスは1月27日、トルコの長期信用格付けを投資適格級の「BBBマイナス」から不適格級の「BBプラス」に引き下げた。これによってトルコ国債の大手3社の格付けはすべて「投資不適格」となり

UBS、通期の純利益46%減

スイス金融大手のUBSが27日発表した2016年12月通期決算の純利益は33億600万スイスフラン(約30億9,000万ユーロ)となり、前期から46%減少した。富裕層向け資産管理、投資銀行部門が不調だったほか、約14億6

中国銀行、ハンガリー政府と戦略的提携

中国大手銀行の中国銀行は23日、ハンガリー政府と戦略的提携の協定に調印した。両国の通商関係強化が狙い。調印式ではハンガリー中央銀行やブタペスト株式取引所、ハンガリー政府債務管理機関(AKK)、ハンガリー輸出入銀行との協力

トルコ中銀、上限金利を引き上げ

トルコ中央銀行は24日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.75ポイント引き上げ、9.25%とすることを決めた。通貨リラの下落に歯止めをかけるのが狙い。1月中旬から事実上の上限金利として機能している後期流動性供給金利(16~

ユーロ圏、ギリシャの債務軽減策を実施へ

ユーロ圏が20日付で、ギリシャの債務軽減策実施を凍結する措置を解除した。ユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)が23日明らかにした。 ユーロ圏は12月5日の財務相会合で、金融支援を行っているギリシャについ

伊インテサ銀がゼネラリ買収を検討

伊大手銀行インテサ・サンパオロは24日、同国の保険最大手ゼネラリの買収を検討していると発表した。創業186年のゼネラリをめぐっては、仏アクサや独アリアンツなどが買収に動くとの観測が広がっている。このため市場では、ゼネラリ

サンタンデール銀が増益確保、英国事業は悪化

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールが25日発表した2016年12月通期決算の純利益は62億400万ユーロとなり、前期から4%増加した。ただ、最大の市場である英国での収益は、同国のEU離脱が決まった影響で大きく悪化

ベラルーシが5カ月ぶり利下げ、政策金利17%に

ベラルーシ中央銀行(NBRB)は18日、主要政策金利であるリファイナンス金利を1ポイント引き下げ、17%とした。利下げは5カ月ぶり。翌日物貸出金利(上限金利)も1ポイント低下の22%に引き下げた。翌日物借入金利(下限金利

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