電力・エネルギー

波力発電への関心高まる

化石燃料や原子力に代わる自然エネルギーとして、波の上下運動を利用した波力発電への関心が高まっている。独エネルギー大手エーオンは昨年11月、英オークニー諸島沖でアテニュエーターと呼ばれるタイプの発電装置2基の試験運転を開始 […]

電力卸市場の競争は正常に機能=連邦カルテル庁

ドイツ連邦カルテル庁はこのほど、「国内の電力卸取引市場では独禁法に違反する行為は見られない」とする調査結果を公表した。2007、08年の卸価格の変動を調査し、市場競争が正常に機能していると結論づけた。また、市場は09年以

独RWE、ポーランドの2風力発電所が稼働

独エネルギー大手RWEは10日、再生可能エネルギー子会社RWE Innogyがポーランドに建設した2つの風力発電所、「Piecki」と「Tychowo」が稼働を開始したと発表した。2009年10月には北東部スヴァウキの風

独禁当局、PGEのエネルガ買収に“待った”

ポーランドの独禁当局(UOKiK)は14日、ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)による同4位のエネルガ買収を禁止すると発表した。発電大手のPGEが供給・販売大手のエネルガを買収した場合、

EUの再生可能エネ利用、目標達成の見通し

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2020年までに、風力および太陽エネルギーによって生産された電力がエネルギー総使用量の20.7%を占めるとの見通しを発表した。また、電力需要の約34%が、風力およ

三菱自「アイ・ミーブ」、欧州で販売開始

三菱自動車は14日、電気自動車「アイ・ミーブ」の欧州仕様車を欧州15カ国で販売開始したと発表した。 \ 三菱自は昨年10月からアイ・ミーブ欧州仕様車の生産を開始。これまでに約2,500台(仏プジョーシトロエングループ向け

ブロバン整備でボーダフォンが電力大手と提携

携帯電話サービス会社ボーダフォンと独エネルギー大手RWEは4日、ブロードバンド網整備に向けて協力することで基本合意した。RWEが持つガス・電力インフラ網を使って光ファイバー回線を敷設、コスト上の理由からインフラ整備が遅れ

ポーランドで風力発電の普及進む

ポーランドで風力発電の普及が加速している。2010年1~9月の新規設置容量は前年同期と比べ51%増加し、9月に総設備容量が1ギガワット(GW)を突破したことが、オーストリア系税務・会計監査大手TPA Horwath、ポー

国営電力CEZ、ルーマニア原発プロジェクトから撤退

チェコ国営電力会社CEZは4日、ルーマニアの原子力発電所建設プロジェクトから撤退したと発表した。国内事業の強化に向けて、国外事業を整理する経営戦略に沿うもので、すでに昨年9月、撤退を表明していた。 \ 今回手放したのは、

スロバキア、太陽光発電の促進にブレーキ

チェコに続き、スロバキアも太陽光発電に対する優遇措置を縮小する。高水準の買い取り価格を背景とした太陽光発電の急速拡大で、電力料金が高騰するのを防ぐ狙い。建物の屋上や壁に据え付けられる小型設備については補助を継続する。一方

トルコ、原発建設でフランスとも交渉

トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は7日、黒海沿岸で計画する原子力発電所建設に関し、フランスとも交渉している事実を明らかにした。受注が有力視される日本に、新たな競争相手が登場した格好だ。ただ、日本は先月24日、トル

ルクオイルのハンガリー子会社、卸販売から撤退

ロシアの石油大手ルクオイルのハンガリー子会社は1月1日付で同国における燃料卸販売事業から撤退した。ハンガリー政府が赤字削減のために昨年10月に導入した銀行、エネルギー、通信、小売業向けの特別税が原因。同子会社のデニス・リ

シェルとコザンのエタノール合弁を承認

欧州委員会は4日、欧州石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(英蘭)がブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。欧州市場での競争に大きな影響を及ぼすことはないとして、初期調

フォルクスワーゲンなど、代替燃料普及に協力

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は12月21日、天然ガス(CNG)、バイオエタノールなどの代替燃料の普及と利用拡大に向けたイニシアチブに参加すると発表した。イニシアチブはドイツエネルギー機構(Dena)が中心にな

EADS N.V.―風力発電設備市場に参入―

欧州航空宇宙大手EADSが宇宙部門Astriumを通して風力発電設備市場に本格参入する。Astrium経営陣への取材をもとに12月23日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』が報じたもので、すでに仏エネルギ

Deutsche Boerse AG―エネルギー取引所EEX買収へ―

フランクフルト証券取引所を運営するDeutsche Boerseは12月23日、傘下のオプション取引所Eurexがエネルギー取引所European Energy Exchange(EEX)への出資を拡大すると発表した。州

独IWC、ブルガリアで風力発電パークを建設

ドイツの風力発電プロジェクト会社Innovative Wind Concepts(IWC)が、ブルガリア北東部のシュメン近郊で風力発電パークの建設を計画している。現地の『ソフィア・モーニング・ニュース』紙によると、同国の

独エーオン、伊ガス輸送網を売却

エネルギー大手の独エーオンは12月20日、イタリアのガス輸送網子会社を伊インフラ投資ファンドF2iと仏保険大手アクサからなるコンソーシアムに売却すると発表した。債務圧縮と投資費用捻出に向け2013年までに150億ユーロの

西仏送電網プロジェクト、シーメンスが受注

スペインとフランスを結ぶ高圧送電網建設プロジェクトで電機大手の独シーメンスが変電所を受注した。同プロジェクトは両国国境のピレネー山中に全長64キロメートル、送電容量2,000メガワットの直流高圧(HVDC)地下ケーブルを

バッテンフォール、原発2基の経営権を譲渡の方向

独エネルギー大手エーオンとスウェーデンの国営エネルギー会社バッテンフォールは15日、両社がドイツ北部で共同運営している原発2基について、運転再開と運営最適化に向けた手続きを実施することで合意したと発表した。原発事業者は原

ロスアトム、タンザニアのウラン鉱山を手中に

ロシア原子力公社(ロスアトム)が傘下のARMZを通じ、豪州のウラン開発会社Mantra Resourcesを11億6,000万オーストラリアドル(11億5,000万米ドル)の現金取引で取得する。ウラン生産拡大に向けた鉱山

ロシア大手2社、新産業都市プロジェクトに参加

ロシアの新ハイテク産業都市「スコールコボ」プロジェクトが徐々に固まりつつある。石油のルクオイルと、ロシア原子力公社(ロスアトム)の国内大手2社が投資を決めたほか、米IBMも参加を検討している。また、政府はハイテク商品の公

Systaic AG―経営破たんに―

太陽電池メーカーの独Systaicは14日、地元デュッセルドフルの区裁判所に会社更生手続きの適用を申請したと発表した。ソーラーブームを受け南欧で取り組んできだ発電パークプロジェクトが現地の補助金削減などの影響で凍結。事業

Eon AG―伊ガス輸送網を売却―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は20日、イタリアのガス輸送網子会社Eon Reteを伊インフラ投資ファンドF2iと仏保険大手Axaからなるコンソーシアムに売却すると発表した。債務圧縮と投資費用捻出に向け20

仏EDF、エネア買収で独占交渉権を獲得

仏電力公社EDFはポーランドの国営電力会社エネアの株式買収に関し、同国政府から独占交渉権を獲得した。交渉期限は明らかにされていないが、政府は来年3月末までに保有するエネア株式60.43%のうち51%を売却することを計画し

独エーオン調査妨害への罰金は妥当、欧州裁が欧州委を支持

欧州司法裁判所の一般裁判所は15日、欧州委員会が独エネルギー最大手のエーオンに対し、EU競争法違反関連の調査を妨害したとして、多額の罰金支払いを命じた措置を妥当とする判決を下した。 \ 独エネルギー市場でカルテルを結んで

独電力大手RWE、インフィニオンに充電インフラを供給

独電力大手のRWEはこのほど、同半導体大手のインフィニオンから充電インフラを供給する契約を獲得した。RWEの電気自動車(EV)部門を統括するカロリン・ライヒャルト氏が独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』(15日付)に

ポーランド、日本に排出枠売却

ポーランドが京都議定書で割り当てられた売却可能な温暖化ガス排出権(AAU)の一部を日本に売却する。取引量は二酸化炭素(CO2)換算で400万トン。日本政府とポーランド環境省が9日、発表した。取引額は公表されていないが、市

チェコ、米国と原子力エネルギーで協力へ

チェコのマルチン・コツォウレク産業貿易相は6日、米ワシントンでゲーリー・ロック商務長官と会談し、両国の原子力エネルギー相互協力宣言に署名した。両国は今後、商用および研究用原子力分野で協力を進める。7日付プラハ・デイリー・

原発稼働延長が年明け発効へ、大統領が法案に署名

独大統領府は8日、原発の稼働期間延長を柱とする原子力法の改正案にクリスティアン・ヴルフ大統領が署名したと発表した。これにより同改正法案は来年1月1日付で施行される。改正法案に対しては野党が立法手続きに問題があると批判して

ルーマニア、風力発電導入が加速

ルーマニアで風力発電の導入が急速に進んでいる。2009年末時点の設置容量は14メガワット(MW)だったが、今年は464MW、来年は1,165MWの新規導入が見込まれており、飛躍的な伸びが期待されている。 \ 今年は、チェ

Wacker Chemie AG―米国に多結晶シリコン工場新設―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は9日、米テネシー州に多結晶シリコン工場を新設すると発表した。太陽光発電向けを中心に需要の拡大が今後も続くと判断、同社全体の生産能力を大幅に引き上げる。総額11億ユーロ

ブルガリア、ベレネ原発建設で国外3企業と合弁会社設立へ

ブルガリア国営電力(NEK)はこのほど、同国北部のベレネ原子力発電所建設計画について、露原子力公社ロスアトム、フィンランドの公益最大手フォータム、仏技術大手アルトランと合弁会社を設立することで合意した。 \ 発電所を建設

Conergy AG―風力発電事業売却―

経営難の太陽電池メーカー独Conergy(ハンブルク)は9日、子会社EPURONが管理する風力発電パーク事業の一部を投資ファンドImpax Asset Managementに売却すると発表した。経営資源をソーラー発電分野

中国華電、セルビアに太陽光発電所計画

中国の国営電力会社、中国華電集団公司がセルビアに太陽光発電所の建設を計画している。7日付の独紙『ナッハリヒテン・フュア・アウセンハンデル』が、セルビアの日刊紙『ノーヴォスチ』の報道を引用して伝えたところによると、建設予定

Evonik

化学大手Evonikの取締役会が発電部門Steagの資本51%をノルトライン・ヴェストファーレン州の市営エネルギー公社7社からなるコンソーシアムに売却することを決定したことが13日、明らかになった。取引はEvonikの監

ロシア再可エネ振興計画がスタート=世界銀行

世界銀行は9日、ロシアにおける再生可能エネルギー産業振興計画(「ロシア再生可能エネルギープログラム」)の開始を宣言した。投資総額は1億6,500万米ドル。今後5年にわたり、法整備・奨励措置導入などの政策面で政府をサポート

仏アルストム、露エネルギー大手数社と電力事業で合意

仏重電大手アルストムは9日、ロシアのエネルギー大手数社と、同国で水力・火力・原子力・送電事業を共同実施することで合意した。合意文書の調印には、アルストムのクロン会長兼最高経営責任者(CEO)および電力インフラ子会社アルス

ランダウの地熱発電所、地震の発生源に

独ラインラント・プファルツ州政府は8日、同州ランダウで2009年に発生した地震について、「同地の地熱発電所が地震の発生源になった可能性が高い」とする外部専門家による鑑定結果を明らかにした。州政府は同鑑定結果を受け、今後は

独エネルギー大手EnBW、仏EDFが資本撤退

独バーデン・ヴュルテンベルク(BW)州のシュテファン・マップス首相は6日、同州に本社を置くエネルギー大手EnBWの株式45.01%を仏国営電力会社EDFから買い取ることを明らかにした。EDFはEnBWの買収を目指したもの

電力価格が上昇

ポーランドの電力価格が上昇している。経済成長に伴う電力需要が拡大している一方で、国内発電所は老朽化が進み、需要に対応するのが難しくなっており、将来的にエネルギーの輸入依存が加速する恐れがあると専門家は警告している。 \

チェコ電気料金、来年上昇幅は5%前後に

チェコ・エネルギー規制局(ERU)はこのほど、太陽光発電に対する課税を柱とする法案が成立すれば、2011年の電気料金の上昇幅は家庭向けが4.6%、法人向けが5.2%に抑えられるとの見通しを示した。一方、法案が成立しない場

ブルガリア、初の太陽光発電施設が稼働

ブルガリア初の太陽光(PV)発電施設がこのほど稼働した。中国企業2社が500万ユーロを投資し、地元の太陽光発電企業サン・サービスが7カ月で完成させた。中国・新華社通信など複数メディアが報じた。 \ 同国西部のイフチマンに

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