電力・エネルギー

ポーランド中銀が追加利上げ、政策金利1.25%に

ポーランド中央銀行(NBP)は3日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.75ポイント引き上げ、1.25%に設定した。利上げは2会合連続。市場は0.25ポイントの上げ幅を予想していた。インフレの高進に歯止めがかか […]

英ジャガーがテスラと排出枠融通、EU規制の罰金回避へ

英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)が、欧州連合(EU)の排出規制に対応するため、電気自動車大手の米テスラと連携したことが10月26日に分かった。排出枠を自動車メーカーが融通し合う「プール」と呼ばれる連合を組み

オランダの年金基金、化石燃料関連企業への投資打ち切り

世界有数の年金基金であるオランダのABPは10月26日、化石燃料を扱う企業への投資を打ち切ると発表した。2023年1~3月期までに関連資産の大半を売却する。対象資産は150億ユーロを超える見通しだ。 売却対象となるのは石

マッコーリー―ガス輸送のティッセンガスを買収―

豪金融大手マッコーリー・グループは10月29日、資産運用部門マッコーリー・アセット・マネジメント(MAM)が独天然ガス輸送2位のティッセンガスを投資会社DIF、EDFインベストから取得することで合意したと発表した。ドイツ

ガス供給途絶のモルドバ、ポーランドから天然ガス輸入へ

●ガスプロムからの供給減少を受けた措置 ●モルドバがロシア以外からガスを輸入するのは初めて モルドバ政府は10月25日、ポーランド国営石油ガス大手PGNiGから天然ガス100万立方メートルを試験購入すると発表した。ロシア

企業の現状判断がコロナ禍前の水準回復

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は10月28日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2021年の国内総生産(GDP)を夏期に発表した従来の実質3.0%から2.3%へと下方修正した。エネルギー価格の高騰や原材

10月インフレ率4.5%に、28年来の高水準

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した同月の消費者物価統計(速報値)によると、前年同月比のインフレ率は4.5%となり、1993年10月以来28年ぶりの高水準に達した。コロナ禍に伴う昨年のエネルギー価格下落や付加価値税率引

輸入物価の上げ幅が一段と拡大、9月は約18%に

ドイツ連邦統計局が10月27日発表した9月の輸入物価指数は前年同月を17.7%上回り、上げ幅は前月の同16.5%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第2次石油危機の渦中にあった19

ECBが金融緩和策を維持、早期の利上げを否定

欧州中央銀行(ECB)は10月28日に開いた定例政策理事会で、コロナ禍を受けて実施している金融緩和策の維持を決めた。ユーロ圏では景気が回復し、物価が急上昇しているものの、インフレ高進は一時的とする見方を変えず、早期の利上

エネルギー価格高騰対策でEU加盟国が合意できず

欧州連合(EU)は10月26日、ルクセンブルクでエネルギー相理事会の臨時会合を開き、深刻化しているエネルギー価格高騰への対応策を協議した。加盟国の多くは減税や補助金などを通じて家計や企業への短期的な負担軽減策を講じており

ECBが金融緩和策を維持、早期の利上げを否定

欧州中央銀行(ECB)は10月28日に開いた定例政策理事会で、コロナ禍を受けて実施している金融緩和策の維持を決めた。ユーロ圏では景気が回復し、物価が急上昇しているが、インフレ高進は一時的とする見方を変えず、早期の利上げを

オランダの年金基金、化石燃料関連企業への投資打ち切り

世界有数の年金基金であるオランダのABPは10月26日、化石燃料を扱う企業への投資を打ち切ると発表した。2023年1~3月期までに関連資産の大半を売却する。対象資産は150億ユーロを超える見通しだ。 売却対象となるのは石

英ジャガーがテスラと排出枠融通、EU規制の罰金回避へ

英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)が、EUの排出規制に対応するため、電気自動車大手の米テスラと連携したことが10月26日に分かった。排出枠を自動車メーカーが融通し合う「プール」と呼ばれる連合を組み、2021年

ダイムラー・トラック、燃料電池トラックの公道試験開始

独ダイムラーの商用車部門ダイムラー・トラックは10月25日、開発中の水素燃料電池車トラックの公道走行を独当局から認可されたと発表した。主に西南ドイツのラシュタット近辺でプロトタイプ車「メルセデスベンツGenH2」の走行試

ガス供給途絶のモルドバ、ポーランドから天然ガス輸入へ

モルドバ政府は10月25日、ポーランド国営石油ガス大手PGNiGから天然ガス100万立方メートルを試験購入すると発表した。ロシア国営ガスプロムによる供給の減少を受けたもので、国営ガス会社エネルゴコムが急きょ実施した入札に

ボルボ・カーの上場、10月28日に

スウェーデン高級車大手のボルボ・カーは10月18日、上場目論見書を公表した。28日にナスダック・ストックホルム証券取引所に上場する。新規株式公開(IPO)の仮条件価格は53~68クローナで、最大250億クローナ(約3,2

ブルガリア地方自治体、交通・運輸に水素を利用

●BHAが事業を策定し、EUの「燃料電池・水素合同事業」が助成 ●長距離輸送における効率性では水素に並ぶものはない=有識者 ブルガリアの地方自治体が公共交通・運輸への水素利用を進めている。ドイツ・ブルガリア商工会議所(A

生産者物価が74年10月以来の上げ幅に、9月は14%

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比14.2%増となり、第1次石油危機の余波が残る1974年10月以来の大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は10カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続

EUがエネルギー高騰対応策検討へ

欧州連合(EU)は21、22日の首脳会議で、深刻化しているエネルギー価格高騰への対応策について協議した。家計や企業への短期的な負担軽減策を早急にまとめるとともに、エネルギーの安定調達に向けた中長期の対応策を検討することで

ダイムラー・トラック―燃料電池トラックの公道試験へ―

ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは25日、開発中の水素燃料電池車トラックの公道走行を独当局から認可されたと発表した。主に西南ドイツのラシュタット近辺でプロトタイプ車「メルセデスベンツGenH2」の走行試験を実

シーメンス・エナジー―水力発電設備合弁から撤退―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは22日、水力発電設備合弁フォイト・シーメンスの保有株35%を合弁パートナーのフォイトに売却することで合意したと発表した。水力発電は中核事業に属さないことから撤退。同合弁はフォイ

ディーゼル車優遇の是正をVWが提言

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)がドイツの次期政府に対し車分野の政策見直しを提言した。炭素中立実現をにらんだもので、ディーゼル車の優遇措置廃止などを求めている。「トランスフォーメーションを加速する-気候目標を達成す

印刷用紙不足が深刻に、新聞はページ削減

コロナ禍からの経済回復に伴う原材料不足の影響が新聞・出版業界に波及している。新聞社によっては十分な量の印刷用紙を確保できないことから、ページ数を減らして対応。出版社も印刷部数の調整などを余儀なくされている。日刊紙『フラン

セルビアのLFP電池メーカー、EU系投資機関から資金調達

●LFP電池のギガファクトリーを建設し、将来的に年16GWhを生産 ●EITイノエナジーは持続可能なエネルギー開発支援を目的とする リン酸鉄リチウム(LFP)電池の開発を手がけるセルビアのイレヴネス(ElevenEs)は

カザフスタン、暗号資産採掘向けの電力供給を制限

●中国の禁止を受け、同国は米国に次いで世界第2の「採掘国」に ●同国議会は2020年に暗号資産合法化の関連法案を可決 カザフスタンの国営電力網運営会社KEGOCが15日、大口需要家への電力供給を制限し始めた。電力不足に対

韓国KHNP、ポーランド原発への参加提案を政府に提出へ

●KHNPは第3世代の改良型加圧水型炉を提案の意向 ●ポーランドは2033年に初の原発稼働を計画 韓国電力公社(KEPCO)子会社の韓国水力原子力発電(KHNP)はこのほど、ポーランドが計画している原子力発電所の建設プロ

英EV用充電施設大手、ロンドン証取に上場へ

英国の電気自動車(EV)用充電施設運営大手ポッド・ポイントは11日、ロンドン証券取引所(LSE)に上場すると発表した。新規株式公開(IPO)で調達した資金で、需要増大が見込める充電施設の増設を進める。 同社は2009年に

中東欧諸国、欧州委に原発の重要性アピール

●クリーンで安定供給が可能な原発の必要性を主張 ●EUでは原発関連技術が「グリーン税制」の対象とならず 欧州連合(EU)加盟国のうち原子力発電を推進する中東欧諸国などが、原発の重要性をアピールするため欧州委員会に送付した

インフレ高進進む、川上物価の上昇が川下に波及

ドイツ連邦統計局が13日に発表した9月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は4.1%となり、1993年12月(同4.3%)以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍で石油製品の価格が急落していたうえ、7~12

エンパル―SVF2が1.5億ユーロ出資―

ソーラーパネルのリース事業を手がける独スタートアップ企業エンパルが、ソフトバンクグループなどが出資するソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)から1億5,000万ユーロの出資を受ける。評価額は11億ドル(9億5,0

EnBW―発電所建て替え、電源を石炭からガスへ―

独エネルギー大手のEnBWは13日、シュツットガルト近郊のアルトバッハ・ダイツィザウ発電所を建て替え、電源をこれまでの石炭から天然ガスへと切り替える計画を発表した。温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みの一環で、長期的に

イネオス―独でグリーン水素生産へ―

化学大手の英イネオスは18日、独西部のケルン工場に電解施設を設置すると発表した。欧州でのグリーン水素生産拡大に向けた総額20億ユーロと投資計画の一環。グリーン水素ベースのアンモニアを製造する。 ケルン工場に100メガワッ

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