2020年11月4日

エルリングクリンガー―燃料電池開発・生産で仏社と合弁―

自動車部品大手の独エルリングクリンガーは10月28日、仏同業プラスチック・オムニウム(PO)と燃料電池分野で協業すると発表した。合弁会社EKPOフューエルセル・テクノロジーズを設立し、燃料電池スタックの開発と量産を行う。 […]

日野自動車―トレイトンと電動車分野で協業―

日野自動車は10月28日、商用車大手の独トレイトンと電動車の分野で協業合意したと発表した。2018年に締結した戦略的協力関係の構築に向けた合意書に基づくもの。19年に設立した調達合弁に続く具体的な協業の第二弾となる。 両

コンチネンタル―ライダー技術の米エーアイに出資―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は10月27日、レーザー光を用いた距離測定技術であるライダー(Lidar)の米スタートアップ企業、エーアイ(AEye)に過半数未満の出資を行うと発表した。エーアイが持つ遠距離

三菱パワー―SOFCを海外初受注、独研究機関に納入へ―

三菱パワーは10月29日、独西部のエッセンにあるガス・熱研究所(GWI)から個体酸化物形燃料電池(SOFC)「MEGAMIE」を受注したと発表した。SOFCの海外受注獲得は初めて。2021年夏に着工し、22年3月までに稼

メルク―有機ELのアジア生産能力を拡張―

電子材料大手の独メルクは10月28日、有機ELの生産能力をアジアで拡張すると発表した。拡大する現地需要を取り込む考えで、2,000万ユーロを投資。韓国の平沢市にある既存拠点を拡張するほか、上海に生産施設を設置する。 同社

キュアバック―コロナワクチンの免疫反応確認―

独バイオ医薬品会社キュアバック(テュービンゲン)は2日、同社が開発中の新型コロナウイルス用ワクチンが、初期の臨床試験(治験)で免疫反応が確認されたと発表した。年内の最終治験開始に向けて弾みがついた格好だ。 キュアバックが

メルク―コロナ検査キットの生産で米社と協業―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は10月29日、米バイオ企業マンモス・バイオサイエンシズと協業すると発表した。マンモスが開発している新型コロナウイルス用感染検査キットを受託生産する。 マンモスはクリスパ

昭和電工マテリアルズ―独に再生医療分野の新工場を建設―

昭和電工マテリアルズは2日、独子会社ミナリス・リジェナレイティブ・メディスンに約42億7,000万円を投じ、新工場を建設すると発表した。再生医療等製品の今後の需要拡大を見据えた措置で、横浜サイトにも約25億円を投資して生

ダイムラー・モビリティ―韓国のレンタカー会社を買収―

自動車大手の独ダイムラーは2日、金融・移動サービス子会社ダイムラー・モビリティ(シュツットガルト)が韓国のレンタカー会社スター・レンタカー・コリア(SRCK)を買収したと発表した。同国事業を強化する狙い。買収金額は明らか

シーメンス―機械駆動装置子会社を売却―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は10月29日、機械駆動装置子会社フレンダーを投資会社カーライルに売却することで合意したと発表した。シーメンスは事業を絞り込む方針に基づき、同子会社を放出する。売却額は20億2,500

ドイツ銀行―7-9月期黒字転換―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)が10月28日発表した2020年7-9月期(第3四半期)決算の純損益は1億8,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(9億4,200万ユーロ)から大幅に好転した。同行の足を長年

フリックスモビリティ

移動サービス大手の独フリックスモビリティは10月30日、ドイツ、オーストリア、スイスの3カ国で運行を一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて接触制限が導入されることに対応。11月3日から長距離バス「フ

「移行期間」終了後に銀行業界は混乱せず=独中銀

ドイツ連邦銀行(中銀)は、新しい通商協定が結ばれない状態で欧州連合(EU)からの英国の「離脱移行期間」が終了してもEU域内の銀行業界に混乱は生じないとみている。連銀のヨアヒム・ヴュルメリング理事(銀行監督担当)は2日、「

ベルリン新空港、9年遅れでようやく開港

ベルリン・ブランデンブルク空港(BER)の開港式が10月31日、行われた。コロナ禍を受けて式典参加者は少なく、寂しい船出となった。 BERは当初、2011年の開港を予定していた。だが、完成後に火災防止設備の不備が発覚。そ

フランクフルト空港の拡張が延期に

フランクフルト国際空港運営会社フラポートは同空港の拡張を延期する意向だ。コロナ禍を受けて激減した旅客需要の回復が当面、期待できないことから、先送りする。シュテファン・シュルテ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明

9月小売売上、前年同月比で実質6.5%増加

ドイツ連邦統計局が10月30日発表した9月の小売売上指数(暫定値)は物価調整後の実質で前年同月を6.5%上回った。比較対象の2019年9月に比べ営業日数が1日、多かったという事情はあるものの、コロナ禍のなかで個人消費は堅

解雇理由の説明に必要な要件は?

被用者を解雇する前には従業員の社内代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)に解雇理由を伝えたうえで同委の意見を聞かなければならない。これは事業所体制法(BetVG)102条1項に記されたルールであり、この手続

コロナ危機とホームオフィス

近年、コロナ危機の影響により従業員がホームオフィスにて業務を行う機会が増えてきました。ホームオフィスをすることで発生する費用の税務上の取り扱いについて、下記のように定められています。 ■ホームオフィスの認可規定 そもそも

ロックダウン再導入、感染経路不明のケースが75%超に

ドイツのアンゲラ・メルケル連邦首相と国内16州の首相は10月28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた措置の強化を取り決めた。新規感染者数が国内の約4分の3の地域で「危険水準」に達するなど厳しい状況にあることから、

インフレ率10月もマイナスに

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で0.2%低下し、インフレ率は2カ月連続でマイナスとなった。新型コロナ危機で冷え込んだ景気のてこ入れ策として付加価値税(VAT)が7月1日付

9月輸入物価4.3%低下、エネルギー除くと下落幅は1.3%に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比で4.3%低下し、下げ幅は前月の0.3ポイント上回った。エネルギーの低下率が前月の26.2%から29.7%へと膨らんだことが響いた格好で、エネルギーを除

失業者数2カ月連続で減少、操短はピーク時の半分以下に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月29日発表した同月の失業者数は276万人となり、前月を8万7,000人下回った。減少は2カ月連続。季節要因を加味した失業者数は3万5,000人減少し4カ月連続で縮小した。コロナ禍の影響は依

最低賃金引上げ、4段階で22年7月に10.45ユーロへ

ドイツ政府は10月28日の閣議で、法定最低賃金を来年と再来年に計4回、引き上げることを了承した。最低賃金諮問委員会の答申を踏まえたもので、現在の1時間当たり9.35ユーロを2021年1月1日付で9.50ユーロ、同年7月1

ダイムラー・トラック―自動運転技術の米社と協業―

ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラック(シュツットガルト)は10月30日、自動運転分野の米スタートアップ企業ルミナー・テクノロジーズと戦略協業すると発表した。特定の場所での操作をシステムがすべて引き受ける「レベル4

ダイムラー・トラック―燃料電池合弁設立でボルボと最終合意―

独自動車大手ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラック(シュツットガルト)は2日、燃料電池事業をスウェーデン競合のボルボと合弁化することで最終合意したと発表した。燃料電池システムの開発と生産、販売を共同で行い、大型トラ

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