欧州自動車部品工業界の動き

ローム、ヴィテスコにSiCパワーデバイスを長期供給

ローム(京都府京都市)はこのほど、独自動車部品大手のヴィテスコ・テクノロジーズ(以下、ヴィテスコ)と炭化ケイ素(SiC)パワーデバイスの長期供給に関する提携契約を締結したと発表した。取引額は2024~2030年で1,30

伊マレリ、自動運転競技会「IAC」の技術スポンサーに

伊自動車部品大手のマレリは12日、自動運転のレーシングカーによる自動車レースイベント「インディ・オートノマス・チャレンジ」(IAC)と、レース制御技術に関する独占スポンサー契約を結んだと発表した。マレリが持つテレメトリー

スウェーデンのオートリブ、大規模な人員削減を計画

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは8日、世界全体でのコスト削減に向け大規模な人員削減計画を発表した。中長期の財務目標達成に向けた取り組みの一環。主に欧州事業を集中的にリストラする。 従業員数を直接・間接部門

メルセデス―欧州の低酸素鋼調達量を20万トン超に―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは13日、欧州で調達する低炭素鋼の規模を2030年までに20万トン超に拡大する方針を明らかにした。車両1台当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を製品ライフサイクルベースで同年までに20年の

仏中部で自動運転バスのパイロットプロジェクト実施

フランス中部のシャトールーで「レベル4」の自動運転機能を備えた電動ミニバスを公共交通ネットワークに導入するパイロットプロジェクトが行われている。「Mach2」として知られるこのプロジェクトは、仏6社によるコンソーシアムが

Autoliv

スウェーデンの安全システム大手オートリブ は6月2日、2025年第1四半期にオートバイ用エアバッグの生産を開始すると発表した。このエアバッグは、正面衝突事故におけるドライバーの怪我のリスクを軽減することができる。

電池合弁ACC、フランス工場を開所

欧州自動車大手のステランティス、仏エネルギー大手のトタルエナジーズ、独自動車大手のメルセデス・ベンツによる電池合弁会社オートモティブ・セル・カンパニー(ACC)は5月30日、フランスのオー=ド=フランス地域にあるビリー=

仏ヴァレオ、SDV開発でルノーと提携

仏自動車部品大手のヴァレオは5月23日、自動車大手のルノーとソフトウエア定義車(SDV)開発で提携すると発表した。次世代の電動車(EV)向けにSDVの電気・電子アーキテクチャを開発するのが目的。ヴァレオは高性能コンピュー

伊ブレンボ、ソリューション・プロバイダーの新部門を設立

伊ブレーキシステム大手のブレンボは5月23日、新部門「ブレンボソリューションズ」を立ち上げたと発表した。同社が培ってきた人工知能(AI)の知見を産業界に応用し、個々の顧客に応じたデジタルソリューションを提供するのが目的。

Ricardo

英技術コンルティング会社のリカルド は5月17日、水素燃料電池を動力源とする旅客船の開発に取り組むプロジェクト「sHYpS」に参加すると発表した。当該プロジェクトには、欧州6カ国から13のパートナーが参加している。リカル

ACC―初のギガファクトリーが完成―

自動車大手の独メルセデスベンツと仏ステランティス、仏エネルギー大手トタルエナジーズが均等出資で運営する電池合弁会社オートモティブ・セル・カンパニー(ACC)は30日、フランス北西部のビリー・ベルクローで巨大電池セル工場(

仏ミシュランがロシア撤退、現地代理店に子会社売却

●今回の取引により同国事業から完全撤退する ●現地工場はグループ売上高の2%、生産数の1%に過ぎない 仏タイヤ大手のミシュランは26日、ロシア事業を現地販売代理店のパワー・インターナショナル・タイヤに売却する手続きが完了

オートリブが中国NIOと提携、EV向け安全技術の開発で

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは19日、次世代の電気自動車(EV)の安全技術開発に向け、中国の電気自動車メーカー、上海蔚来汽車(NIO・ニオ)と戦略提携したと発表した。持続可能性に軸足を置いた安全機能のソ

ポーランド自動車産業輸出高、昨年は過去最高の397億ユーロ

●景気回復に高インフレが加わり、売上高を押し上げた ●自動車産業は輸出の主力、国内経済の主要な柱 ポーランドの自動車市場調査会社オートモーティブ・サプライヤーズが18日発表したリポートによると、国内自動車産業の2022年

加マグナ、ハンガリーに新工場

●投資規模は約5,000万ユーロ、従業員数は約300人となる見通し ●車体部品やシャーシ部品を生産、当初は国内向けに供給 ハンガリー投資促進庁(HIPA)はこのほど、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルがブダ

ステランティス、燃料電池合弁シンビオに資本参加

欧州自動車大手のステランティスは16日、フランスの自動車部品大手フォルシアとタイヤ大手ミシュランが設立した燃料電池事業の合弁会社シンビオに資本参加すると発表した。シンビオの資本の33.3%を取得し、ステランティス、フォル

ノキアンタイヤ、ルーマニアに乗用車タイヤの新工場建設

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは11日、ルーマニア北西部のオラデアに建設する乗用車用タイヤの新工場の鍬入れ式を行った。2024年下半期に完工し、2025年に本格生産を開始できると見込んでいる。従業員数は約500人

伊ブレンボ、1-3月は増収増益

伊ブレーキシステム大手のブレンボが9日発表した2023年1-3月期決算は、売上高が前年同期比12.2%増の9億6,190万ユーロ、営業利益(EBITDA)は11.6%増の1億6,830万ユーロと大幅な増収増益となった。全

Magna

ハンガリー投資促進庁(HIPA)は11日、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル がブダペスト大都市圏にあるヴェチーシュに新工場を建設すると発表した。投資規模は約5,000万ユーロ。従業員数は約300人となる見

ノキアンタイヤがルーマニア工場着工、ロシア撤退の穴埋め

●年産能力は600万本、25年から量産開始 ●同社は昨年、乗用車タイヤ生産の8割を占めていたロシアから撤退 フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは11日、ルーマニア北西部のオラデアで乗用車タイヤ工場の起工式を行った。欧

スロベニア政府、自動車産業に2億ユーロ助成

●EV用駆動部品・システム、蓄電池、軽量材料が重点対象 ●GREMOには国内の部品大手11社などが参加 スロベニア政府は向こう5年間で自動車産業のデジタル化・気候変動対策(グリーン・トランスフォーメーション:GX)に2億

鉄鋼大手SSAB、カーゴテックにゼロカーボン鋼材を供給

スウェーデン鉄鋼大手のSSABは3日、フィンランドの荷役機器メーカー、カーゴテックに化石燃料を使わないゼロカーボン鋼材「SSABゼロ」を供給すると発表した。ゼロカーボン鋼材の導入により貨物・荷役業界の脱炭素化を推進する。

Kongsberg Automotive

ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブ(以下、KA) は4日、同社のフロー・コントロール・システム(FCS)事業部門が電気自動車(EV)のエアサスペンションシステム向けにホース・アセンブリを供給する新

Kongsberg Automotive

ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブ(以下、KA) は4日、同社のパワートレイン&シャーシ・ドライブライン事業部門が乗用車の大手メーカーから総額で2,500万ユーロ超の新規契約を獲得したと発表した。

ノキアンタイヤ、売上高で20億ユーロを目指す

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは4月25日、今後5年間の長期財務目標、および非財務目標を発表した。売上高20億ユーロの達成や、セグメント営業利益率で15%、純利益の50%以上を配当に回すほか、持続可能性や職場の安

TECO 2030

船舶向けの燃料電池システムなどを開発するノルウェーのTECO 2030 は4月27日、同国のナルビクにあるイノベーションセンターで、手作業による燃料電池スタックの組み立て生産を開始したと発表した。当初は、手作業で小規模生

スウェーデンのトレルボルグ、印にシーリング製品の新工場

スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグは19日、インドにシーリング関連製品の新工場を建設すると発表した。既存工場の生産能力が限界に達しており、新工場に生産を移す。これにより生産能力は60%以上拡大する。 カルナー

鉄鋼大手SSAB、エピロックとゼロカーボン鋼の供給契約

スウェーデン鉄鋼大手のSSABは21日、同国の鉱山機械メーカー、エピロック(Epiroc)と、化石燃料を使わないゼロカーボン鋼材「SSABゼロ」の供給に関する契約を交わしたと発表した。今年7-9月期(第3四半期)から納入

正極材最大手の韓国エコプロ、ハンガリー工場着工

●EV135万台分に相当する10万8,000トンの年産能力を整備 ●韓国のバッテリー材料メーカーが欧州に置く初めての工場 韓国のバッテリー正極材最大手エコプロBMは21日、ハンガリー東部のデブレツェンで工場を着工した。電

仏ヴァレオがVR見本市に初出展、没入型技術を公開

仏自動車部品大手のヴァレオは11日、フランスのラヴァルで開催される欧州最大の仮想現実(VR)関連見本市「ラヴァル・ヴァーチャル」(4月12日~14日)に初出展すると発表した。VRおよび複合現実(MR)技術を用いた設計・エ

ポーランド、リチウムイオン電池の生産能力で世界2位に

●昨年の生産能力は米国を抜き、73GWhに拡大 ●さらなる強化には循環経済の仕組みを形成するのが肝要 ポーランドのリチウムイオン電池の生産能力が2022年、73ギガワット時(GWh)に拡大し、米国を抜いて中国に次ぐ世界2

ベルギーのABBE、ルーマニアに車載電池工場

●14億ユーロを投じ、22GWhの年産能力を整備 ●第2段階工事では廃バッテリー処理設備も設置 ベルギーのバッテリー技術企業アベスタ・バッテリーエネルギー・エンジニアリング(ABEE)は、ルーマニアに電気自動車(EV)の

ユミコア、固体電池開発の米ブルーカレントに少数出資

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは3月30日、固体電池技術開発の米ブルーカレントに少数株主として資本参加すると発表した。全固体電池技術の開発に向けて協力を強化する。両社はすでに共同開発契約を交わしており、ユミコアの電池材料

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