ドイツロジスティックス業界の動き

アドブルー不足が深刻に、物流やバス運行に支障の恐れ

ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせないアドブルー(尿素水)が不足している。アドブルーがなければディーゼル車は法律上、走行できないことから、事態が一段と悪化すると物流やバスの運行に支障が出る恐れがある。 独物流業界団体BGL

ドイツポスト―EV子会社を投資会社に売却へ―

ドイツポストは経営不振の電気自動車(EV)子会社ストリートスクーター・エンジニアリングをルクセンブルクの投資会社オーディン・オートモティブに売却する計画だ。独連邦カルテル庁が公表した合併審査手続きリストに掲載されたことか

ハパックロイド―独港湾ヤーデ・ヴェーザー・ポートに出資―

海運大手の独ハパックロイドは9月28日、独北部ヴィルヘルムスハーフェンのヤーデ・ヴェーザー・ポート港に資本参加すると発表した。同社はハンブルク港を本拠地とする企業。船舶の一部をヤーデ・ヴェーザーに移管するとの観測が出てい

ハンブルク港への中国海運大手出資で合意

独ハンブルク港運営会社HHLAは21日、海運大手の中国遠洋海運集団(COCOS)が同港に戦略出資することで合意したと発表した。対中貿易のハブ拠点としての地位を強化する狙い。カルテル法と貿易法上の審査で承認を受けることが取

ハパックロイド―コンテナを新規発注、物流ひっ迫で―

海運大手の独ハパックロイドは8月30日、標準コンテナ7万5,000TEU(20フィートコンテナ換算)を新たに発注したと発表した。コロナ禍からの世界経済の急回復を背景に港湾の貨物取扱量が急増し、コンテナ不足が深刻化している

ドイツポスト―海運事業者を買収―

物流大手のドイツポストは17日、独海運事業者J.F.ヒレブレント・グループをベルギーの投資会社コベパ(Cobepa)から買収することで合意したと発表した。海運分野で新たなノウハウを獲得するとともに、収益力を強化する狙い。

中国海運大手がハンブルク港に出資の方向

中国国営の海運大手、中国遠洋海運集団(COSCO)がハンブルク港に出資する可能性が高まっている。同港運営会社HHLAのアンゲラ・ティッツラート社長は17日の講演で、「(COSCOの出資受け入れに向けた)交渉はかなり進展し

ドイツポスト―電動貨物機を発注―

物流大手ドイツポストは3日、急送便部門DHLエクスプレスが米スタートアップ企業エビエーション(Eviation)に電動貨物機「アリス」12機を発注したと発表した。アリスの調達契約を結ぶのは同社が初めて。事業活動で排出され

ドイツ鉄道―上期EBIT約10億ユーロの赤字に―

運輸大手のドイツ鉄道(DB)が7月29日発表した2021年6月中間期決算の営業損益(EBIT、調整済み)は9億7,500万ユーロの赤字だった。赤字幅は前年同期の17億8,000万ユーロから45.2%縮小したものの、依然と

物流大手の独DHL、ブルガリアの大型ドローン企業と提携

●ドロナミクスは4,000機以上のドローンを製造・運用する計画 ●旗艦モデル「ブラックスワン」は最大荷重350キロ 独郵便事業・物流大手のドイツポストDHLはこのほど、貨物輸送ドローンの製造・運用を手がけるブルガリアのド

物流大手の独DHL、ブルガリアの大型ドローン企業と提携

●ドロナミクスは4,000機以上のドローンを製造・運用する計画 ●旗艦モデル「ブラックスワン」は最大荷重350キロ 独郵便事業・物流大手のドイツポストDHLはこのほど、貨物輸送ドローンの製造・運用を手がけるブルガリアのド

物流大手の独DHL、ブルガリアの大型ドローン企業と提携

●ドロナミクスは4,000機以上のドローンを製造・運用する計画 ●旗艦モデル「ブラックスワン」は最大荷重350キロ 独郵便事業・物流大手のドイツポストDHLはこのほど、貨物輸送ドローンの製造・運用を手がけるブルガリアのド

VW、自動車の海上輸送にLNG船を追加投入

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、自動車の海上輸送にLNG(液化天然ガス)を燃料とするカーキャリアー船を4隻追加投入すると発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする「カーボンニュートラル

ハパックロイド―大型コンテナ船6隻を新たに発注―

海運大手の独ハパックロイドは22日、大型コンテナ船6隻を韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注したと発表した。同社は12月に大型コンテナ船6隻を発注したばかり。貨物需要の世界的な拡大に対応するとともに、運輸単位当たりコスト

フォルト―SVF2などから資金調達、評価額10億ドル超に―

デジタル物流ソリューションを提供する独スタートアップ企業フォルトは21日、ソフトバンク・ヴィジョン・ファンド2(SVF2)を中心とする投資家から総額2億4,000万ドルの資金を調達すると発表した。既存と新規の投資家から得

ロシア小売業界、買収発表相次ぐ

ロシア小売業界で買収が相次いでいる。18日に業界2位のマグニトが同3位ディクシーを買収すると発表。19日にはハイパーマーケット大手のレンタが独レーベ子会社ビラのロシア事業取得を発表した マグニトはマーキュリー・リテール・

ティッセンクルップ

独鉄鋼大手ティッセンクルップ・スチールは4日、出資先の同業ヒュッテンヴェルケ・クルップ・マンネスマン(HKM)、および蘭ロッテルダム港湾公社(PRA)と共同で水素プロジェクトを検討すると発表した。ロッテルダム港を通した水

ドイツポスト

物流大手のドイツポストは22日、鉄道輸送の大幅強化方針を打ち出した。二酸化炭素(CO2)の排出量を削減することが狙い。国内の荷物輸送に占める鉄道の割合を現在の2%から中期的に6%へと拡大する。長期的には約20%まで引き上

ヴィルヘルムスハーフェン港を独の水素ハブに、国内需要の10%

エネルギー大手の独ユニパーは14日、ヴィルヘルムスハーフェン港にドイツのグリーン水素ハブを構築する計画を明らかにした。経済脱炭素化のカギを握るグリーン水素は今後、需要の大幅拡大が予想されることから、輸入から生産、輸送、投

ハパックロイド―蘭同業を買収、西アフリカ路線強化へ―

海運大手の独ハパックロイドは17日、蘭同業ナイルダッチを完全買収することで合意したと発表した。西アフリカ路線を強化する狙い。ロルフハッベン・ヤンセン社長は「アフリカは重要な戦略成長市場だ。ナイルダッチの買収でわが社の地位

海運貨物取扱量、20年は6.4%減少

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内港の2020年の海運貨物取扱量は2億7,570万トンとなり、前年を6.4%下回った。コロナ禍の直撃を受けた格好。国外からの貨物が9.2%減の1億5,810万トンと特に大きく落ち込んだ。

キューネ・アンド・ナーゲル―中国企業エイペックスを買収―

スイス物流大手のキューネ・アンド・ナーゲルは22日、中国同業エイペックス・インタ-ナショナルを韓国の投資会社MBKパートナーズから買収することで合意したと発表した。経済が急成長するアジア太平洋で事業を強化する狙い。独禁当

小包配達の迅速化プロジェクト、VWが物流大手と実施

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、小包配達のスピードアップに向けたプロジェクトを独物流大手ヘルメスと共同で実施すると発表した。ネット通販市場の拡大を背景に小包需要が増え続け、配達の効率化が大きな課題となって

キューネ・アンド・ナーゲル―中国企業エイペックスを買収―

スイス物流大手のキューネ・アンド・ナーゲルは22日、中国同業エイペックス・インタ-ナショナルを韓国の投資会社MBKパートナーズから買収することで合意したと発表した。経済が急成長するアジア太平洋で事業を強化する狙い。独禁当

小包配達の迅速化プロジェクト、VWが物流大手と実施

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、小包配達のスピードアップに向けたプロジェクトを独物流大手ヘルメスと共同で実施すると発表した。ネット通販市場の拡大を背景に小包需要が増え続け、配達の効率化が大きな課題となって

20年の航空旅客数75%減に、貨物は-4%

ドイツ連邦統計局が2日発表した国内主要24空港の旅客数は前年比74.5%減の約5,780万人となり、東西ドイツ統一後の最低を記録した。コロナ禍で人の移動が激減。減少幅は国内線で75%、欧州域内線で74%、欧州域外線で77

水位上昇で河川交通に支障

ライン川などドイツの河川で交通に支障が出ている。同国南部で降雨が続き、雪解け水とともに大量の水が流入しているためだ。雨天は今後も続くことから、水位はさらに上昇すると予想されている。化学品や石油輸送の大動脈であるライン川で

ハパックロイド―1-9月期営業益20%増加―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)が13日発表した2020年1-9月期決算の営業利益(EBITDA)は前年同期比20.4%増の20億4,400万ドルへと大きく拡大した。コロナ禍の影響で需要は減少したものの、燃料価格

フェーマルントンネル建設へ、独裁判所がゴーサイン

独連邦行政裁判所は3日、ドイツのフェーマルン島とデンマークのロラン島を結ぶトンネルの建設計画の差し止めを求めていた環境保護団体などの訴えを棄却する判決を下した。デンマーク領内ではすでに建設に向けて動き出している。ドイツ領

フェーマルントンネル建設へ、独裁判所がゴーサイン

独連邦行政裁判所は3日、ドイツのフェーマルン島とデンマークのロラン島を結ぶトンネルの建設計画の差し止めを求めていた環境保護団体などの訴えを棄却する判決を下した。デンマーク領内ではすでに建設に向けて動き出している。ドイツ領

独物流大手DBシェンカー、チェコ拠点でAMR導入

ドイツ鉄道(DB)の物流子会社DBシェンカーは22日、チェコ拠点で初めて自律走行搬送ロボット(AMR)を導入したと発表した。業務の効率化が目的で、自律・協働型ロボットの販売・導入サービスを手がける地元企業ドリームランドを

MFDレイル―政策金融機関KfWが最大2億ユーロ融資―

ドイツ復興金融公庫(KfW、フランクフルト)は20日、国際プロジェクト・輸出ファイナンスを手がける傘下のKfW IPEXバンクが物流分野のスタートアップ企業であるスイスのMFDレイルに最大2億ユーロ強を融資すると発表した

ボロコプター―物流ドローン分野に進出―

空飛ぶクルマを開発する独ボロコプター(ブルッフザール)がドイツ鉄道(DB)の物流子会社DBシェンカーと手を組んで貨物輸送分野に参入する意向だ。両社の社長への取材をもとにロイター通信が21日、報じた。 両社は来年、貨物輸送

センコー―独に現法設立―

センコーは4日、ドイツに現地法人を設立したことを明らかにした。欧州に進出した取引先の日系企業に一貫したサプライチェーンを提供するとともに、中東・アフリカなどの周辺地域で低温流通(コールドチェーン)も視野に入れた物流ネット

ハンブルク港貨物取扱量、上期は12%減少

ハンブルク港マーケティング協会が21日発表した同港の1-6月期(上半期)の貨物取扱量は6,120万トンとなり、前年同期比で12.0%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大が反映された格好。特に感染者数が世界的に増えた4-

航空貨物取扱量、3~5月は12%減少

ドイツ連邦統計局が22日発表した国内空港の3~5月の貨物取扱量は前年同期比12.1%減の110万トンへと落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて旅客機の運航が大幅に減ったことが響いた格好。旅客機の貨物輸送量は71

ドイツポスト―EVをリコール、発火の恐れで―

物流大手のドイツポスト(ボン)が子会社ストリートスクーター製の電気自動車(EV)をリコール(無料の回収・修理)する。発火の恐れがあるため。独連邦陸運局(KBA)のリコールデータバンクのデータをもとに各種メディが報じた。

ハンブルク港のコンテナ取扱量、第1四半期は6.6%減少

ハンブルク港マーケティング協会は15日、同港の第1四半期(1~3月)のコンテナ取扱量が前年同期比6.6%減の220万TEU(20フィートコンテナ換算)に後退したと発表した。

特に対中国は約15%減の58万TEUと大きく落ち込んだ。

対米と対シンガポールは増加した。

3月の空港利用者63%減少

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した3月の独空港利用者数は約710万人となり、前年同月比で62.9%減少した。

特に3月時点で感染が深刻だった中国、韓国、イタリア、イランとの間を行き来する人が大幅に減った。

到着便の利用者は390万人で、59.6%減少した。

フランクフルト空港の旅客と貨物が大幅減に

フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは15日、同空港の4月6~12日(2020年第15週)の旅客数が前年同期比96.8%減の4万6,338人へと激減したことを明らかにした。

貨物取扱量も28.1%減の3万2,027トンと大きく落ち込んだ。

3月の旅客数は前年同月比62.0%減の約210万人、貨物取扱量は17.4%減の16万7,279トンだった。

2月の航空貨物4.1%減少、航空旅客は-3.6%

ドイツ連邦統計局は7日、国内空港の貨物取扱量が2月は前年同月比4.1%減の34万6,000トンに落ち込んだと発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて震源地となった中国との取引が大幅に落ち込んだためで、中国からの貨物は26.5%、中国向けの貨物も約25%縮小した。

対イランもそれぞれ66.7%、58.0%後退した。

海運貨物取扱量、昨年は3%以上減少

これにアジアが5,640万トン(2.6%増)、アメリカ大陸が4,330万トン、アフリカが1,750万トン(21.8%増)で続いた。

内訳は輸出が1,040万トン、輸入が1,350万トンだった。

2位以下はブレーマーハーフェン(4,760万トン)、ヴィルヘルムスハーフェン(2,310万トン)、ロストック(1,990万トン)、リューベック(1,600万トン)が続いた。

新型コロナが欧州物流に試練、国境管理などで

感染拡大を防ぐために国境管理を再導入・強化のする動きがにわかに広がり、そのしわ寄せがトラック輸送を直撃しているためだ。

欧州連合(EU)の欧州委員会は16日に発表した国境管理に関するガイドラインで、検問所にトラック優先レーン(グリーン・レーン)を導入するなどして、域内の物流に支障が生じないようにすることを加盟国に要請した。

17日から外国人の入国を禁止したハンガリーとの国境である墺ニッケルスドルフでは18日、50キロの渋滞が発生した。

ハンブルク港の貨物取扱量、最大80%減少も

中国では新型コロナの流行を受けて工場生産が1月末以降、大幅に減少した。

中国の生産減少は世界の物流・生産にしわ寄せをもたらしたこともあり、ハンブルクの荷物取扱量の激減は避けられない見通しだ。

ティッツラート社長は中国の生産活動が急速に回復していることを踏まえ、ハンブルク港の中国貨物取扱量は5月初旬から中旬にかけて正常化するとの見方を示した。

ストリートスクーター―創業者が独ポストに買い戻しを打診―

ドイツポストは不採算を理由にSTSをメーカーから、自社が保有するSTS製配達EVの運営会社へと転換する計画。

ドイツポストは11年、配達EVの開発を同社に委託し、14年に子会社化した。

ドイツポストが2月末にこの方針を明らかにしたことを受けて、シュー氏はSTSの買収を打診した。

ドイツポスト―新型肺炎受け利益目標を保留、EV生産は停止へ―

ドイツポスト(ボン)は2月28日、2020年の営業利益(EBIT)を50億ユーロ超に拡大するとした目標を保留すると発表した。

今後はストリートスクーターをメーカーからドイツポストが保有する配達EVの運営会社へと転換する意向で、EV生産は年内に停止する。

同日発表した19年12月期のEBITは前期比30.6%増の41億3,000万ユーロと大幅に拡大した。

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