BASF SE―売上・利益で過去最高更新見込む―
化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日発表した2010年7-9月期(第3四半期)暫定決算報告のなかで、2010年12月通期の売上高が630億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(623億ユーロ)を更新す […]
化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日発表した2010年7-9月期(第3四半期)暫定決算報告のなかで、2010年12月通期の売上高が630億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(623億ユーロ)を更新す […]
ドイツ連邦統計局が21日発表した国内肥料販売統計によると、2009年7月~2010年6月の酸化カリウム(K2O)販売量は前年同期比102.5%増の36万トンと大幅に拡大した。比較対象の08年7月~09年6月はK2Oの販売
ギーセン大学のトーマス・ヴァルター教授を中心とする合同研究チームが、中性エンドペプチダーゼ(NEP、別名ネプリライシン)が肥満に大きくかかわっていることを突き止めた。チームは今回の発見が新たな抗肥満薬の開発につながること
スイスに本社を置く英国系のヘルスケア大手Alliance Boots(ツーク)が医薬品卸大手の独Anzagを買収する。Anzagの大株主である独医薬品卸大手3社から株式を譲り受け、出資比率を従来の30%から81.64%へ
独化学大手BASFは7日、ポーランド中西部ポズナニ近郊のスレムで、ポリウレタン(PU)のシステムハウスの開所式を行った。ポリウレタンの成長市場である中東欧におけるリーディングカンパニーとしてのポジションを強化したい考えだ
化学大手の独BASFが錯体の一種である有機金属構造体(MOF)の量産技術を開発した。これまでに比べ簡単かつ高効率で製造できるようになったほか、従来の技法で必要だった有機溶媒を一切使用しないのが特徴。既存の製造プラントで対
化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築。売却ないし合弁会社化の準
製薬大手の独Boehringer Ingelheimは8日、女性用の性欲低下障害治療薬「Flibanserin」の開発を中止すると発表した。長期服用のリスクが不透明として米食品医薬品局(FDA)が7月に販売申請を却下した
繊維強化樹脂(CFRP)に電導性を持たせるために添加するカーボンナノチューブ(CNT)を簡単に作成する技術をフラウンホーファー応用素材研究所(IFAM)が開発した。大気圧プラズマを用いてCNTの表面構造を変化させ、ポリマ
独製薬大手Bayer(レバークーゼン)の避妊薬「Yasmin」の後発医薬品を競合企業が米国で販売することを差しとめるために同社が提訴していた係争で、ニューヨークの裁判所は9月末、同社の訴えを退ける判決を下した。Bayer
バイオ企業の独Medigene(マルティンスリート)は9月29日、従業員数を現在の107人から55人に削減する方針を明らかにした。コスト削減に向けて事業モデルの抜本改革を進めたことでスリム化に道が開けた。経営陣は早ければ
投資家ディートマール・ホップ氏(ソフト大手SAPの設立者の1人)の投資会社Dieviniがバイオ医薬品開発のAgennixへの出資比率を従来の29%から59%に引き上げ、子会社化した。総額7,600万ユーロの第3者割当増
チューリヒ工科大学とイタリア学術会議(CNR)の研究チームが、反応(発電)の過程で二酸化炭素(CO2)を全く排出しない新しいタイプのエタノール燃料電池を開発した。「有機金属燃料電池」(OMFC)と名付けられた同システムは
電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は21日、試薬・検査機器事業で14億ユーロののれん代減損処理を実施すると発表した。中期的な業績計画を達成できない見通しとなったためで、7-9月期(第4四半期)に一括計上する。これに
製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は24日、欧州医薬品審査庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が同社の多発性硬化症(MS)治療薬「Cladribin」に対し否定的な見解を出したことを明らかにした。欧州連合(EU
資生堂のドイツ事業が好調だ。同国と周辺国を担当する独法人Shiseido Deutschland GmbHの2009年度の売上高は前年比10%増の7,150万ユーロに拡大。独市場の成長が2.5~3%にとどまる見通しの今年
ドイツ北部ニーダーザクセン州のシュターデで21日、炭素繊維複合材(CFK)の研究開発センターCFK Nordの開所式が行われた。同センターでは航空機やトラック、鉄道車両に利用されるCFKの製造技術を研究開発、施設を利用す
実用化につながる革新的な技術を開発した研究者に授与される「ドイツ未来賞」の最終候補に、高速プラスチック分別システムを開発したハイテク企業Unisensor Sensorsysteme、柔軟度の高いハンドリングアームを開発
葉脈組織をセラミックの一種であるセメンタイト(鉄カーバイド)に簡単に変換する技術を、マックス・プランク・コロイド界面研究所(MPIKG)のツォーエ・シュネップ博士を中心とする研究チームが開発した。葉脈を酢酸鉄に浸して乾燥
化学系複合企業のEvonik(エッセン)は20日、カーボンブラック事業の売却方針を発表した。経営資源を化学事業のなかでも収益性の高い分野に集中させる戦略の一環で、すでに投資銀行に売却先の模索を委託した。 \ Evonik
ドイツの薬剤費支出動向をまとめた『医薬品処方レポート(2009年版)』が14日、発表された。それによると、2009年の国内薬剤費支出(メーカー製剤のみ)は285億ユーロで、前年に比べて18億ユーロ(6.8%)増加。高額な
Bayerの農業科学部門Bayer CropScience(BCS、モンハイム)は9日の年次記者会見で、事業の先行きに自信を示した。特に遺伝子組み換え(GM)作物に期待をかけており、新品種開発で中国油脂作物研究所(OCR
再生紙の利用がドイツ企業に定着した。企業コンサルティング大手A.T. Kearneyと再生紙の普及を目指す経済団体「Pro Recyclingpapier」が120社を対象に実施したオンライン調査によると、再生紙を使用し
患者の自己負担額が法律で固定されている処方薬の販売にあたり、薬局が商品券のプレゼントなどで実質的な割引を行うことの是非をめぐる係争で連邦司法裁判所(BGH、最高裁)は9日、「小額であれば認められる」との判断を示した。ただ
化学大手の独BASFが開発した遺伝子組み換えジャガイモ「Amflora」の栽培地に、商業栽培が許可されていない同社の別の遺伝子組み換えジャガイモ「Amadea」が少量、植えられていたことが品質検査で分かった。問題のジャガ
ドイツ化学工業会(VCI)は2日発表した第2四半期化学産業レポートの中で、独業界の2010年生産成長率を従来予測の8.5%から約11%に上方修正した。景気が急速に回復しているためで、業界売上高についても従来の10%増から
主にフラットパネルディスプレー用の透明導電膜として使用される酸化インジウムスズ(ITO)を自動車のフロントガラスに応用する技術を、フラウンホーファー被膜・表面技術研究所(IST)の研究チームが開発した。ITOの電導性を利
ドイツ化学工業会(VCI)は8月26日、同業界の研究開発(R&D)投資額が経済危機の昨年も前年並みの約83億ユーロを保ったと発表した。VCI研究開発部会のアンドレアス・ニーマイヤー部長(BASF取締役)は「危機
ドルトムント工科大学のオリバー・カイザー教授を中心とする研究チームが、大麻の成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)のバイオ合成技術の開発に初めて成功した。THC産生に関与する遺伝子を単離・同定してバクテリアに組み
マインツ大学病院で点滴を受けた乳児3人が23日までに感染死する事件が起き、波紋を広げている。事態を重く見たレスラー連邦保健相はこうした問題の予防策を今後、州保健相と協議する意向を表明した。 \ 死亡した乳児らは20日、同
化学大手の独Sued Chemie(ミュンヘン)がリチウムイオン電池の正極材に使われるリン酸鉄リチウム(LFP)の生産体制を強化する。LFPの需要急増に対応する狙いで、LFPを必要とする複数の顧客企業と共同で今後1年以内
複合企業の独Evonikは売りに出している発電部門Steagの売却益を債務の圧縮と化学部門の強化に充て、株主配当には回さない意向だ。同社のクラウス・エンゲル社長が経済紙『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に
はき捨てられて路上に付着するチューインガムに業を煮やしたベルリン市当局が、対策に乗り出した。市の中心部にあるアレクサンダー広場に特殊なテフロン加工が施された敷石を敷設する計画で、現在は一部の区画で試験導入中だ。大衆紙『ビ
ナメクジや昆虫など土の中に住む小さな無脊椎動物が、野原の植生で重要な役割を果たしているとの調査結果を、ヘルムホルツ・環境研究センター(UFZ)などの研究チームがまとめた。カタツムリや昆虫は農作物を食い荒らす「害虫」のイメ
今月1日に導入された特許薬の強制割引制度が早くもほころび出している。「自発的な値下げ分は強制割引に算入する」という規定の裏をかいて、一旦値上げしたのちに値下げし、実質的な薬価がほとんど変わらないようにした製薬会社が多いの
炭素製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は4日の上半期決算発表で2010年12月通期の業績予測を上方修正した。主力の黒鉛電極のほか、炭素繊維の需要が急速に回復しているためで、営業利益(EBITベース)を従
化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は6日の決算発表で2010年12月通期の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)予測を上方修正した。上半期の業績が好調だったためで、5月に提示した「6億5,000万~7億
化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算は、最終利益が前年同期比87%増の2億8,000万ユーロに拡大し、2期連続で大幅増益となった。経済危機の影響を強く受けた接着剤
製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)が5日発表した2010年6月中間期の売上高は62億700万ユーロで、前年同期から2.8%減少した。主要製品の特許切れや米Eli Lill
コンクリート・自然石製品メーカーF. C. Nuedling(フルダ)が高い空気清浄効果を持つ道路用敷石「AirClean」を開発した。光触媒の二酸化チタン(TiO2)を表面に塗布しており、見た目は普通の敷石と変わらない
ドイツ製紙事業者連盟(VDP)は9日、加盟企業の2010年上半期の生産高と販売高が前年同期をともに14%上回り、経済危機前の08年の水準までほぼ回復したと発表した。景気の改善が反映された格好。今後の懸念材料としては原料価
独化学大手のバイエル、バイエル、メルクは7月29日、2010年4-6月期の決算をそれぞれ発表した。世界的な需要回復と、景気悪化を受けて導入したコスト削減策の効果で3社とも業績が大きく改善、金融危機が起こる以前とほぼ同じ水
ドイツ薬物問題中央センター(DHS)はこのほど、ドイツ人の飲酒習慣ががんをはじめとする様々な病気の原因になっていると指摘、飲酒量を減らすために何らかの対策を取る必要があると訴えた。ドイツは世界5位の飲酒国で、1人当たりの
ミュンヘンにある欧州特許庁(EPA)で20日、英Planet Bioscienceが保有する新品種のブロッコリー特許の有効性をめぐる口頭弁論が開催された。遺伝子マーキングを用いて特定の遺伝子を持つ個体を選び出し交配させる
化学大手の独Sued Chemie(ミュンヘン)は21日、第2世代バイオマス燃料を生産する大型のデモ施設を建設すると発表した。投資額は総工費が1,600万ユーロ、研究費が1,200万ユーロで計2,800万ユーロに上る見通
人工透析世界最大手の独Fresenius Medical Care(FMC、バート・ホンブルク)は23日、日本事業で日機装と提携すると発表した。血液透析関連のダイアライザーと腹膜透析の販売を今後10年間、日機装に全面委託
独Bayerの日本法人は23日、月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」の製造販売承認を取得したと発表した。薬価収載後、速やかに市場投入する予定。日本には現在、生殖可能年齢の女性が約2700万人おり、そのおよそ3分の1が医学的サ
ロシアにあるシーメンス技術開発研究所(CT Russia)が、アルミニウムに炭素の同素体であるC60フラーレン(以下、フラーレン)を添加した新たなアルミニウム・炭素複合素材を開発した。アルミとフラーレンの微細構造をアルゴ
連邦保健省が薬局で販売できる商品をこれまでよりも制限する方向で、薬局運営法(Apothekenbetriebsordnung)の改正を検討している。20日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、化粧品や衛生