ドイツ自動車工業界の動き

独自工会、通期の生産台数予想を下方修正

独自動車工業会(VDA)は5日、2022年通期の国内生産台数の予想を前年比7%増の330万台に下方修正した。これまでは前年比13%増を予想していた。ロシアのウクライナ侵攻によるサプライチェーンや世界経済への影響を考慮した […]

フォード、緊急車両向けスマート信号システムを実証試験

米自動車大手フォードの欧州法人(独ケルン)は3月29日、コネクテッド機能を装備する緊急車両向けのスマート信号機システムの実証試験を成功裏に終えたことを明らかにした。自動車、通信インフラ、道路インフラ間の通信技術であるセル

Daimler Truck

独商用車大手のダイムラー・トラックの金融サービス子会社であるダイムラー・トラック・ファイナンシャル・サービス は1日、商用車向けの金融サービス事業を新たに4カ国(アルゼンチン、ベルギー、イタリア、オランダ)で開始すると発

独VW、スロバキアで工場操業を停止

●半導体不足と、ウクライナからの部品調達の停滞が理由 ●同工場ではVWのほかアウディ、ポルシェのSUVなどを生産 独フォルクスワーゲン(VW)が4日、スロバキアのブラチスラバ工場の操業を停止した。世界的な半導体不足に加え

MAN―操短を拡大、ウクライナからの組み電線供給減で―

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手MANトラック・アンド・バスは3月30日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて実施している操業短縮を拡大すると発表した。サプライヤーがウクライナで製造するワイヤーハーネス(組み電線)

Daimler

独自動車大手のダイムラー は18日、バス部門のダイムラー・バスズがポーランド南西部のヴロツワフ市の公共交通事業者MPK Wroclawからメルセデスベンツの電気駆動連節バス「eシタロ G」を11台受注したと発表した。ポー

フォルクスワーゲン―ザルツギターからグリーン鉄鋼調達へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は21日、独鉄鋼大手ザルツギターから「グリーン鉄鋼」を調達することで基本合意したと発表した。サプライチェーンの脱炭素化を促進する狙いで、鉄鋼残材のリサイクルでも協業する。 ザルツギ

フォルクスワーゲン―電池材料合弁2社を中国企業と設立―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は21日、電池材料の分野で中国企業と合弁会社を2社、設立することで基本合意したと発表した。新エネルギー車(NEV)のコスト競争力を高める狙い。正極材のコスト効率を高め、電池コストを

メルセデスベンツ―米に電池工場開設―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは15日、米アラバマ州ビブ郡に車載電池工場を開設したと発表した。隣接するタスカルーサ郡の完成車工場で生産する電気自動車(BEV)向けに電池を製造する。 新工場は約300メートルの生

ウクライナでのワイヤーハーネス生産、自動車メーカーが支援

ロシアのウクライナ侵攻で供給が大幅に減っているワイヤーハーネスの確保にドイツの自動車メーカーが奔走している。ウクライナから他の国への調達先変更のほか、同国のサプライヤーが可能限り生産できるよう支援。完成車生産の正常化に努

メルセデスベンツ、DPDに「eスプリンター」150台を納車

独自動車大手のメルセデスベンツは9日、運送大手DPDに電動大型バン「eスプリンター」150台を納車したと発表した。DPDはこれらの車両を物流拠点(デポ)のあるハンブルク、エッセン、ニュルンベルクに配備する予定。 DPDは

Hella

仏自動車部品大手フォルヴィアグループ傘下の独自動車照明・電子部品大手ヘラー は9日、オーストリア東部にあるグロースペータスドルフの工場を拡張すると発表した。インダストリー4.0(I4.0)の技術を導入し、生産の最適化を図

Daimler

独自動車大手のダイムラー は11日、バス部門のダイムラー・バスズがベルリンにバス向けの修理・整備サービスセンター「バス・ワールド・ホーム」を新設すると発表した。メルセデスベンツとセトラブランドのオムニバスを対象に、部品交

クノールブレムゼ―ロシア事業を凍結―

ブレーキ大手の独クノールブレムゼは7日、ロシア事業を凍結することを明らかにした。ウクライナへのロシアの軍事侵攻を受けすでにロシア向けの供給を停止していたが、今後は現地事業も見合わせる。 具体的には露商用車大手カマズとの合

BMW

乗用車大手の独BMWは10日、次世代自動運転技術の開発で半導体大手クアルコム・テクノロジーズ、ソフト大手アーリバーと長期協業すると発表した。BMWの自動運転ソフト・スタックをベースに米「新車アセスメントプログラム(NCA

フォルクスワーゲン―フォード向けのBEV車台供給を倍増―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、米同業フォードとの協業を深化させると発表した。VWが開発した電気自動車(BEV)専用車台「MEB」の供給量を従来計画の2倍に拡大。フォードは同車台ベースのBEVを独ケルン

ドイツ乗用車新車登録、2月は3.2%増加 1/4

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、2022年2 月の国内乗用車新車登録が20万512台となり、前年同月に比べ3.2%増加したと発表した。1~2月の累計は、前年同期比5.6%増の38万4,624台だった。ただ、新型コロナウ

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル はこのほど、超小型2人乗り電気自動車「Rocks-e」シリーズ(4モデル)のリース販売を開始した。リース料金は月49,06ユーロからと設定し、公共交通機関の1か月定期券と同程度

西ゲスタンプのブルガリア合弁、1.2億ユーロで工場を拡張

●完工後は独ポルシェのEVモデル向けに生産か ●同合弁は独大手メーカーなどにアルミ製部品を供給 スペインの自動車部品大手ゲスタンプとギリシャのアルミ押出材大手エテム(Etem)の合弁会社、エテム・ゲスタンプが、ブルガリア

ロシア向けの半導体、インド自動車産業に供給か

●恩恵を受けるのは欧州と韓国の自動車メーカー ●延びに延びた納期の大幅な短縮につながる見込み ロシア・ウクライナ戦争が、欧州および韓国自動車メーカーのインド拠点に思いがけない恩恵をもたらしそうだ。欧州メーカーがロシア現地

テスラ―独工場建設に最終許可、今月下旬にも開所式―

独ブランデンブルク州環境庁は4日、米テスラの電気自動車(BEV)工場建設計画を最終承認した。工場はすでに完成しており、今回の決定により同社は操業を開始できるようになった。22日ないし23日に開所式が行われる見通しだ。 テ

BMW―米スパータンバーグ工場でプレス備品生産へ―

高級乗用車大手の独BMWは3日、米サウスカロライナ州スパータンバーグにある工場にプレス部品の生産施設を設置すると発表した。投資額は2億ドル強、面積は約2万平方メートル。2024年から「Xシリーズ」用のドア、フェンダー、ボ

フォルクスワーゲン―ロシア生産と同国向け輸出を停止―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは3日、ロシアでの車両生産を当面、停止すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻とそれに対する欧米などの制裁で事業継続の見通しが不透明になったためで、対露輸出も即時停止する。

乗用車新車登録2カ月連続増、2月は+3.2%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2月の乗用車新車登録台数は20万512台となり、前年同月を3.2%上回った。増加は2カ月連続。コロナ禍に伴う低迷から緩やかに回復している。ただ、コロナ禍前の20年2月に比べると16

Daimler

独自動車大手のダイムラー は2月23日、バス部門のダイムラー・バスズがデュイスブルクの公共交通サービス会社DVGに納車したメルセデスベンツの電気駆動連節バス「eシタロ G」(7台)が運行を開始したと発表した。納車した「e

カラー別 2021年 1/3

ドイツ連邦陸運局(KBA)によると、2021年のドイツの乗用車新車登録のうち、カラー別で最も多かったのは、グレーの78万2,160台(市場シェア:29.8%)で、以下、黒(24.7%)、白(21.5%)が続いた。 セグメ

ボッシュ―半導体工場拡張に2.5億ユーロを追加投資―

自動車部品大手の独ボッシュは2月22日、西南ドイツのロイトリンゲンにある半導体工場に2億5,000万ユーロ強を追加投資すると発表した。世界的な半導体不足に対応する狙い。シュテファン・ハルトゥング社長は「顧客のため、および

フォルクスワーゲン―スペイン電池工場はバレンシア近郊か―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループはスペインに設置予定の車載電池セル工場の候補地を同国南東部に絞り込んだもようだ。現地メディアが報じたもので、バレンシア近郊のサグントに建設するという。同社はメディアの問い合

VWが危機対策本部を設置、ロシアの軍事侵攻で

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース社長は2月25日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて危機対策本部を設置したことを明らかにした。中東欧は主要市場であるうえ、同社はロシアに工場を持っていることから、影

独電動商用車メーカー、ブルガリアに新工場

●小型トラックを年1,000台生産し、西欧や米国向けに輸出 ●「v500e」は走行可能距離300km、最大積載量600kg ドイツの電動商用車メーカー、セビック・システムズ(Sevic Systems)がブルガリアに新工

VW

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は17日、スポーツタイプの小型車「ファビア・モンテカルロ」の予約受付を開始したと発表した。販売価格は2万500ユーロからの設定となる。新型「ファビ

Skoda auto

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) はこのほど、小型電気自動車(EV)「e-up!」の受注をおよそ1年ぶりに再開したと発表した。同社は、「e-up!」の需要急増で生産が追いつかず、2020年末から新規受注を一時的に

ルネサス―車メーカー向け開発支援で独AVLと協業―

ルネサスエレクトロニクスは17日、車両開発・シミュレーションテストの有力企業である独AVLソフトウエア・アンド・ファンクションズと自動車メーカー向けの支援で協業すると発表した。機能安全規格ISO26262に準拠する電子制

フォルクスワーゲン―子会社ポルシェのIPOを検討―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は22日、高級スポーツ車子会社ポルシェAGの新規株式公開(IPO)に向けVWの親会社であるポルシェ・アウトモビール・ホールディングと協議していることを適宜開示情報で明らかにした。交

フォルクスワーゲン―華為技術の自動運転事業買収か―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の自動運転技術事業を買収する方向で数カ月前から交渉しているもようだ。経済誌『マネージャー・マガチン』が交渉に関与する人の情報として報じた

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