中東欧エネルギー業界の動き

中央アジア諸国、外国資本呼び込みに注力

豊富な天然資源に加え人口増や安価な労働力などにより、中央アジア諸国は外国資本にとり魅力的だ。コンサルティング大手のボストン・コンサルティングによると、カザフスタンやウズベキスタンなど同地域の非資源産業に対しては将来的に4 […]

チェコ政府がCEZと契約へ、原子炉増設費の増大防止策として

チェコのバビシュ首相は21日、政府による管理が可能な形で原子炉増設計画を進める方針を明らかにした。政府が70%弱出資する国有電力会社CEZと契約を結び、電力料金の高騰が予想される場合には建設をストップする。これにより、工

独エーオン、ルーマニアでEV充電スタンド開設

独電力大手エーオンは25日、ルーマニアで電気自動車(EV)用充電スタンドを新たに開設したと発表した。ハンガリー石油大手MOLの現地子会社と提携して進めているプロジェクトの一環で、設置を予定している19カ所のうちの5カ所目

バルト諸国、ガス共通市場形成

エストニアのエネルギー企業エレリング(Elering)は先ごろ、フィンランド同業ガスム(Gasum)、ラトビアのコネクサス・バルチック・グリッド(Conexus Baltic Grid)とガスの共同購入などを含む連携協定

ウクライナ、欧州最大級のソーラー発電所が稼働

ウクライナ南東部ドニプロペトロウシク州のニコポルで先ごろ、欧州最大級となる出力246メガワット(MW)のソーラー発電所「1LLC」が稼働を開始した。現地エネルギー・グループDTEKの再生可能エネルギー部門が設立したもので

伊企業、セルビアで欧州最大の風力発電事業

イタリアの電力会社フィンテル・エネルギヤが、欧州最大規模の風力発電パークをセルビアに建設する。同社が4日、ベオグラード証券取引所への報告で明らかにした。建設予定地は北部のボイボディナ州で、総発電容量は572メガワット(M

エストニア国営電力グループ、フィンランド2社と提携

エストニア国営電力エースティ・エネルギアの配電網運営子会社であるエレクトリレヴィが、スウェーデン電力大手バッテンフォールのフィンランド子会社並びにフィンランド電力網運営会社KSSヴェルッコと提携する。エレクトリレヴィのア

米GE、ブルガリア・ベレネの原発事業に関心

ブルガリア北部のベレネにおける原子力発電所建設事業の再開に米ゼネラル・エレクトリック(GE)が参加する意向を示している。同国政府が先ごろ明らかにしたもので、GEは入札に応札する考えを政府に通知した模様だ。ペトコバ・エネル

独エーオン、BMW工場建設先の電力工事を受注

独自動車大手BMWのハンガリー工場建設計画に関連し、独エネルギー大手エーオンのハンガリー子会社が電力供給網の拡張工事を33億4,000万フォリント(1,050万ユーロ)で落札した。発注元は工場が設置されるデブレツェン市当

独コソボ合弁、1.69億ユーロの風力発電事業

ドイツのコソボ合弁企業SOWIコソボが北部のミトロビツァに風力発電パークを建設する。1億6,900万ユーロを投じて風力タービン30基を設置する予定。同国政府が1月28日明らかにした。 コソボのハラディナイ首相は記者会見で

東洋エンジニアリング、東シベリアで石化プラント受注

東洋エンジニアリングは1月31日、ロシアの石油会社イルクーツクオイルカンパニー(INK)子会社のイルクーツク・ポリマー・プラント(IPP)から石油化学プラントを受注したと発表した。東シベリアのイルクーツク州ウスチクートに

天然ガス大手の露ノバテク、独シーメンスから圧縮機を調達

ロシアの天然ガス大手ノバテクは1日、液化天然ガス(LNG)プロジェクト「アークティック(北極)LNG2」向けに独電機大手シーメンスから設備を調達すると発表した。ガス液化トレイン3本に使われるフィードガス圧縮機3基、ボイル

随伴ガス利用のディーゼル油生産技術、加社がカザフで実用化へ

カザフスタン投資公社(カザフインベスト)によると、カナダのエピファニー・エナジーが韓国の投資会社と提携し、カザフスタンでボイルオフガス(自然入熱などにより気化するガス)などの随伴ガスを利用してディーゼル油を生産する技術の

リトアニアのLNG受入基地、事業拡大を狙う

リトアニア国営の石油ターミナル運営会社クライペドス・ナフタ(Klaipedos Nafta)は、クライペダ港で運営する液化天然ガス(LNG)受入基地の取扱量を大幅に引き上げ、地域のガス供給ハブに育てる方針だ。バルト海にお

カザフスタンで大規模太陽光発電所が稼働

カザフスタンで23日、単独プロジェクトとして中央アジアで過去最大規模のソーラー発電所が稼働した。カザフスタン政府の再生可能エネルギー開発政策および外国企業の投資を呼び込む経済外交政策に沿うものだ。総投資額は1億3,700

プーチン大統領がセルビアを訪問、多数の提携文書に調印

ロシアのプーチン大統領は17日、公式訪問先のセルビアで同国のブチッチ大統領と会談し、原子力の平和利用に向けた枠組み合意に調印した。また、同会談を受けて両国は宇宙技術、鉄道インフラ、水力発電、石油、天然ガス、防衛など広範な

チェコ電力CEZ、仏風力発電プロジェクトを買収

チェコ国営電力CEZが独再生可能エネルギー開発会社ABOウィンドから、フランスの風力発電プロジェクト(8発電所、合計出力116.5メガワット(MW))を取得する。国外における風力発電事業を強化する目的。取引額は明らかにさ

ロスネフチ、ドイツで直販を開始

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは16日、ドイツで直販を開始したと発表した。事業の効率化が目的で、資本参加するドイツの3製油所が手掛ける製品すべてを販売していく。製油所のほか、国内の約30カ所にある出荷基地から顧客に製品

ガスプロム、カリーニングラードのLNG受入基地が稼働

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは8日、バルト海沿岸のカリーニングラードで、液化天然ガス(LNG)受入基地「マーシャル・ヴァシレフスキー」を正式に稼働した。ベラルーシ、リトアニアを経由するパイプライン以外の輸送ル

EBRD、ウズベク電力プロジェクトに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は14日、ウズベキスタンの電力公社JSCウズベクエネルゴの発電プロジェクトに融資すると発表した。安定的で持続可能な電力供給の実現を支援する目的。融資枠は2億4,000万ドルでソブリンローンの形

タリン市営交通、国営電力と電動バス導入で提携

エストニアのタリン市営交通会社タリンナ・リンナトランスポルディAS(TLT)は9日、国営電力会社エースティ・エネルギア(Eesti Energia)と提携し、電動バスの充電ソリューション開発と実地テストに取り組むと発表し

天然ガス大手の露ノバテク、LNG貯蔵で西部ガスと覚書

ロシア天然ガス大手ノバテクが先月、液化天然ガス(LNG)の貯蔵施設利用に向けて、西部ガス(福岡市)と覚書を交わしていたことが判明した。北極圏産ガスを九州に貯蔵し、中国や韓国などのスポット需要に素早く対応する狙い。西部ガス

ロスアトム、21年までに事故耐性燃料を実用化

ロシア原子力公社(ロスアトム)の核燃料子会社トゥヴェル(Tvel)が、重大事故発生時の水素発生を抑制する「事故耐性燃料(ATF)」の開発を進めている。ウグリュモフ副会長(研究開発事業担当)によれば、来年か再来年には商業ベ

ポーランドとデンマーク、洋上風力発電で提携

ポーランドがバルト海域の洋上風力発電分野でデンマークと提携する。両国のエネルギー相が11日、カトヴィツェで開催された第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)で提携覚書を交わした。ポーランドは同分野でのデンマ

スロベニアのクルシュ原発、外交摩擦の種に

国営電力大手のスロベニアGENとクロアチアHEPの両社がスロベニア南西部で運営するクルシュコ原子力発電所をめぐり、周辺諸国との摩擦が強まっている。老朽化による懸念に加え、核廃棄物処分に関する決定が間近に迫っているためだ。

チェコ電力大手CEZ、ハンガリーでEV充電スタンド整備

チェコ電力最大手のCEZが、ハンガリーで電気自動車(EV)向け急速充電スタンドの整備に乗り出す。6日付の現地英字紙ポートフォリオ・ハンガリーが伝えたもので、将来的にブルガリア、ポーランド、ルーマニア、スロバキアにも進出を

ポーランドPGE、洋上風力発電開発で提携先模索

ポーランド国営電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)がバルト海洋上風力発電開発で提携先の選定に入っているもようだ。 現地の大手日刊紙『ジエンニク・ガゼタ・プラヴナ』によると、総出力2,545メガワット(

ポーランド石油大手ロトス、水素燃料ステーションを整備

ポーランド2位の石油企業であるロトスが同国初の水素燃料ステーションを整備する。総額1,000万ユーロを投じ、来年末までにグダニスクとワルシャワの2カ所に充填機を合わせて50基備える供給所を設置する。欧州連合(EU)が域内

ガスプロム、ヤマル半島ガス田の開発が一段落

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは5日、北極圏ヤマル半島のボバネンコボ・ガス田で、第3生産ラインとウフタ・トルズク第2パイプラインの稼働を祝う式典を行った。これにより、同ガス田での主要施設がすべてそろったことにな

ロシア、北極海沿岸に不凍港を計画

ロシア北極海沿岸のネネツ自治管区における港湾建設計画が再度動き出した。国営テレビ局『RT』が先ごろ報じた。同プロジェクトは自治管区のインディガ村に40億ドル相当をかけて不凍港を建設するというもので、『RT』によると連邦政

ガスプロム、1-9月期は75%増益

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムが11月30日発表した2018年1-9月期の純利益は1兆170億ルーブル(約152億ドル)となり、前年同期を74.8%上回った。販売価格の上昇に加え、販売量も増えて利益を押し上げた

トルコ・ストリーム、欧州ラインが東欧経由に

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは11月30日、トルコからブルガリア経由でセルビアに天然ガスを輸送する方針を明らかにした。ロシアとトルコを結ぶパイプライン「トルコ・ストリーム」を通じて中欧にガスを供給する。これに

ポーランドとデンマークを結ぶ天然ガスパイプライン敷設へ

ポーランドの送ガス事業者ガスシステムとデンマーク国営送電・送ガス会社エネルギーネットが共同で、両国を結ぶガスパイプライン「バルティック・パイプ」を敷設する。ノルウェー産天然ガスをポーランドに供給できる態勢を整え、ポーラン

トルコ・ストリーム延長、ブルガリア区間建設へ

ロシア産の天然ガスを黒海・トルコ経由で欧州に供給するパイプライン「トルコ・ストリーム」の延長計画が具体化してきた。22日付の露経済紙コメルサントが関連国のガス輸送事業会社の今後のガス調達計画をもとに報じたところによると、

ウクライナ、シェールガス開発推進へ

ウクライナのフロイスマン首相は、22日付独週刊紙『ツァイト』とのインタビューで国内の天然ガス開発を進める方針を明らかにした。国内需要をまかなうとともに、欧州への供給を目指す。ロシア国営ガスプロムが主導する「ノルド・ストリ

独イノジー、ポーランドで風力発電所を建設

独再生可能エネルギー大手のイノジーは22日、ポーランドで初めて実施された再生可能エネルギー調達入札で、自社の陸上風力発電プラント2カ所の事業計画が選ばれたと発表した。合計出力は85.2メガワット。来年初めに社内で投資実施

ロシア、米ドル依存の軽減目指す

ロシア政府が、国際決済における米ドルへの依存を弱めようと画策している。米国政府が対ロ制裁を強化し、国民にロシア国債の購入を禁じたり、ロシア国営銀行にドルの取り扱いを禁ずる可能性が浮上しているためだ。具体的には外交レベルで

ヤマルLNG、船舶間積み替えに成功

ロシア第2位のガス会社ノバテクが主導するヤマル液化天然ガス(LNG)プロジェクトの運営会社は26日、ノルウェー・ホニングスヴォーグ港の近海で、船舶間でのLNG積み替えを初めて実施したと発表した。運送費を軽減する目的で、積

欧州委、IGBプロジェクトの国家助成計画を承認

欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、ブルガリアとギリシャの天然ガスパイプラインを接続するプロジェクトに対する、両国政府の支援計画を承認した。同プロジェクトがエネルギー調達の安全・多様化に貢献する一方、競争を大きく損な

トルコ・ストリーム、来年末稼働へ

ロシア産の天然ガスを黒海・トルコ経由で欧州に供給するパイプライン計画「トルコ・ストリーム」の黒海区間完工を祝う式典が19日、イスタンブールで行われた。来年末までに陸上区間の工事が終了し、輸送が始まる見通しだ。 ロシアは、

中国・田湾原発7号機、2021年に着工=ロスアトム

ロシア原子力公社(ロスアトム)はこのほど、2021年末までに中国・田湾原子力発電所の7号機の建設を開始する予定を明らかにした。今月6日に中国核工業集団(CNNC)から同原発の第7、第8号機の建設を正式に受注したのを受けた

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