大手企業の動向(EUビジネスウオッチ関連)

ゼネラリ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は13億1,000万ユーロで、前年から52%増加。生保部門の保険料収入が急増したほか、評価損が大幅に減り、収益を押し上げた。 \

エネル(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は53億9,500万ユーロで、前年から1.9%増加。イタリアの電力需要が低迷したが、多額の資産売却益に支えられて増益を確保した。売上高は4.7%増の640億ユーロ。 \

フォルティス(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は11億9,200万ユーロの黒字で、前年の赤字(280億ユーロ)から改善。金融危機で大打撃を受けた前年と比べ、欧州、アジアで生保事業が順調に推移し、黒字転換した。金融危機をきっかけに事業

EADS(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で7億6,300万ユーロの純損失を計上し、前年の黒字(15億7,000万ユーロ)から赤字に転落。航空機部門エアバスの超大型旅客機「A380」、軍用輸送機「A400M」の開発、納入遅延でコストが膨ら

バッテンフォール、独送電網子会社を売却

スウェーデン電力大手のバッテンフォールは12日、ドイツで高圧送電網を運営する子会社「50Hertz Transmission」をベルギーの送電網事業者エリアと豪投資会社インダストリー・ファンド・マネジメント(IFM)に売

独ダイムラー、タタから資本撤退

独自動車大手の独ダイムラーは9日、インドのタタ・モータースから資本撤退したと発表した。タタとの提携を継続する意味が薄れていることや、保有するタタ株を売却し省エネ技術や電気自動車の開発費を捻出したいという意向が背景にある。

英BP、ブラジルなどで石油資産取得

石油大手の英BPは11日、米デボン・エナジーからブラジル、メキシコ湾、アゼルバイジャンの石油資産を総額70億ドルで買収すると発表した。BPはブラジルで初めて油田権益を取得するほか、メキシコ湾の油田開発でトップの地位を強固

エーオン(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は53億3,000万ユーロで、前年から5%減少。産業顧客向け電力・ガス販売が減少したことや、ガス販売価格の下落が響いた。売上高は6%減の818億ユーロ、営業利益(EBITベース)は2%減の

ドイツポスト(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は6億4,400万ユーロの黒字となり、前年の赤字(17億ユーロ)から改善。厳しい経済環境下で引き続き需要が低迷し、売上高は15%減ったが、10億ユーロを超えるコスト削減で黒字を確保した。

ポーランド通信最大手に異議告知書、他社の参入を制限

欧州委員会は1日、ポーランド通信最大手のテレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TPSA)に対して、国内ブロードバンド市場での独占的立場を乱用し、他社の参入を妨げている恐れがあるとして、異議告知書を送付した。欧州委は8週間以内の

英プルデンシャル、AIGのアジア生保部門を買収

英保険大手プルデンシャルは1日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のアジア生命保険部門であるアメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)を買収することで合意したと発表した。買収総額は

独メルクが米ミリポアを買収、化学事業の多角化目指す

製薬・化学大手の独メルクは2月28日夜、米バイオテクノロジー機器大手のミリポアを買収することで合意したと発表した。ライフサイエンス事業を強化することで液晶への依存度の高い化学事業の多角化を図る狙い。買収は株主と独禁当局の

米GM、オペル再建負担を大幅拡大

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は2日、独子会社オペルと英子会社ボクソールの再建に向け、19億ユーロを拠出すると発表した。当初の拠出額は6億ユーロだったが、両社の拠点がある欧州の関係国からの支援を得られやすくする

ルフトハンザ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で1億1,200万ユーロの純損失を出し、前年の黒字(5億4,200万ユーロ)から赤字に転落。不況で収益率の高いファースト、ビジネス・クラスを中心に旅客が減ったことが響いた。売上高は10%減の223

HSBCホールディングス(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は58億3,400万ドルで、前年から2%増加。不良債権の引当金が増加し、北米事業は赤字となったが、投資銀行部門の健闘で増益を確保した。営業コストの圧縮も寄与した。投資銀行部門の税引き前利益

アヴィヴァ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は13億1,500万ポンドの黒字で、前年の赤字(8億8,500万ポンド)から改善。投資損益が黒字に転じたほか、事業売却などによる特別利益も大きく、収益が拡大した。 \

GDFスエズ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は44億8,000万ユーロで、前年から31%減少。景気停滞を受けてガス需要が低迷したことなどが響いた。売上高は3.8%減の799億ユーロ。 \

APモラー・マースク(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で10億2,000万ドルの純損失を計上し、前年の黒字(34億6,000万ドル)から赤字に転落。不況で海運需要が冷え込み、収益が悪化した。通期の赤字は初めて。売上高は21%減の485億ドルだった。

ホルシム(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は14億7,000万スイスフラン(13億7,000万ドル)で、前年から17%減少。建設需要が落ち込み、欧米事業が苦戦した。売上高は16%減の211億3,000万スイスフラン。 \

仏カルフール、ベルギー事業縮小

欧州小売大手の仏カルフールは2月23日、不振のベルギー事業を縮小すると発表した。627店舗のうち不採算の21店を6月末までに閉鎖し、従業員1,672人を解雇する。さらに20店舗の売却も検討するという。 \ カルフールは2

独インフィニオン、エルピーダを提訴

半導体大手の独インフィニオンは2月22日、同社と北米子会社がエルピーダメモリを米国際貿易委員会(ITC)に提訴したと発表した。エルピーダのDRAMとDRAM製品がインフィニオンの半導体プロセスとデバイス生産に関する特許4

フォルクスワーゲン(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は9億6,000万ユーロで、前年から80%減少。販売台数は欧州各国の新車買い替え奨励策や中国での販売増により1.3%増の634万台に増えたが、高級車部門「アウディ」は苦戦。「シュコダ」など

コメルツバンク(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は18億8,000万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の8億900万ユーロから拡大。モノライン(金融保証会社)関連の投資の評価損が膨らんだことや、米不動産市場や中東欧

アリアンツ(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は10億9,000万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(30億ユーロ)から改善。主力の損保部門が22%の増益となったほか、生保部門が黒字転換したことが大きかった。12月通期

コンティネンタル(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は16億5,000万ユーロの赤字で、赤字幅は前年の11億ユーロから47%拡大。自動車販売の不振で需要が冷え込んだ。売上高は17%減の201億ユーロ。 \

バイエル(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は13億5,900万ユーロで、前年から20.9%減少。製薬部門は好調だったが、景気の変動を受けやすい化学部門の不振が響いて減益となった。売上高は5.3%減の311億6,800万ユーロ。10

メルク(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は5,670万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(2億8,000万ユーロ)から改善。販売が堅調だったほか、前年同期のような多額の特別損失がなかったことで収益が拡大した。売上

クレディ・アグリコル(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算で4億3,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(3億900万ユーロ)から黒字に転換。投資銀行部門は赤字だったが、資産運用、リテール銀行部門が好調で収益を押し上げた。黒字

デクシア(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で11億ユーロの純利益を計上。金融危機でベルギー、フランス、ルクセンブルクから公的救済を受けた2008年は33億ユーロの赤字だったが、不良債権処理が進んだほか、コスト削減、資産売却で黒字に転換した

エイゴン(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算で3億9,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(11億8,000万ユーロ)から黒字に転換。金融市場の改善で投資収益が前年同期の1億3,600万ユーロから3億2,400万

ハイネケン(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は10億1,800万ユーロで、前年の2億900万ユーロから急増。売上高は2.7%増の147億ユーロと小幅の増収にとどまったものの、前年のような多額の資産評価損がなく、利益が大きくかさ上げさ

イベルドローラ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は28億2,000万ユーロで、前年から1.3%減少。不況が続くスペインでの電力需要急減で売上高が2.5%減の245億5,000万ユーロに落ち込んだほか、前年のような多額の資産売却益がなかっ

カールスバーグ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は36億クローネで、前年の26億クローネから増加。販売は苦戦して売上高が1%減の594億クローネにとどまったが、コスト削減効果で収益が拡大した。 \

Salzgitter AG―赤字転落―

独鉄鋼2位メーカーのSalzgitter(ザルツギッター)は17日、2009年12月通期の最終損益が前年の黒字(10億ユーロ)から4億9,500万ユーロの赤字に転落する見通しだと発表した。設備の評価損のほか、事業再編コス

Puma AG―09年は45%の最終減益に―

スポーツ用品世界3位のPuma(ヘアツォーゲンアウラハ)が17日発表した2009年12月通期決算の最終利益は1億2,800万ユーロで、前年から44.9%減少した。景気悪化を受けコスト削減策を強化したことが響いた。売上高は

ノルウェー肥料大手ヤラ、米テラを買収

ノルウェーの肥料大手ヤラ・インターナショナルは16日、米同業テラ・インダストリーズを買収することで合意したと発表した。買収総額は41億ドル。ノルウェー企業による外国企業買収では過去最大規模となる。 \ ヤラは無機質肥料で

英BAが航空用バイオ燃料を開発、2014年から利用へ

欧州航空大手の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は15日、米バイオ燃料メーカーのソレナ・グループと航空用バイオ燃料を共同開発すると発表した。ロンドン郊外に新設する工場で、廃棄物を利用してバイオ燃料を生産する。生産した

SAS民営化の気運高まる、北欧3カ国が株売却検討

北欧航空大手スカンジナビア航空(SAS)の筆頭株主であるスウェーデン政府は18日、国有企業民営化の一環として、SASの持ち株比率縮小を議会に提案した。同じくSASに出資するデンマーク、ノルウェー政府も持ち株売却に前向きで

エーオンとガスプロム、スポット連動併用で合意

天然ガス世界最大手のガスプロムと独ガス元売り最大手エーオン・ルールガスが天然ガスの取引価格を原油価格に連動させるこれまでの商習慣を部分的に改めることで合意した。今後は取引量の一部を天然ガスのスポット価格に連動させるように

ダイムラー(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で、26億4,000万ユーロの純損失を計上し、前年の黒字(14億1,000万ユーロ)から赤字に転落。不況によりトラックを含む全部門で販売が低迷し、収益が悪化した。売上高は20%減の789億ユーロ。

MAN(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は2億5,800万ユーロの赤字となり、前年の黒字(12億4,700万ユーロ)から大幅に悪化。販売不振のほか、出資先である同業スカニアの株式での評価損計上と贈賄事件にからむ罰金支払いが響い

BNPパリバ(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は13億6,500万ユーロの黒字となり、前年同期の13億6,600万ユーロの赤字から大きく改善。金融市場の回復で投資銀行部門が黒字に転じたほか、不良債権の引当金が26%

ソシエテ・ジェネラル(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は2億2,100万ユーロで、前年同期の8,700万ユーロから急増。投資銀行部門が赤字となったものの、海外のリテール銀行部門、プライベートバンキング部門が黒字化して収益を押

アクサ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は36億ユーロで、前年の9億2,300万ユーロから急増。金融市場の回復により株価連動型年金商品の販売が増えたことなどが反映された。 \

カルフール(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は3億2,700万ユーロで、前年から74.2%減少。販売が不振だったほか、イタリアの店舗閉鎖に伴うリストラやフランス事業のてこ入れに多額の経費を計上したことが響き、大幅減益となった。売上高

ペルノ・リカール(2009年12月中間決算)

2009年12月中間決算の純利益は6億400万ユーロで、前年同期から2%減少。販売は中国、インドなど新興市場で堅調だったが、米国、西欧で不況の影響で落ち込み、収益が悪化した。売上高は10%減の37億9,000万ユーロ。

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