東欧市場における金融業界の動き

ブルガリア中銀、造幣事業を仏企業と合弁化

ブルガリア中央銀行は、赤字が続く中銀造幣所の再建に乗り出す。造幣国際大手の仏フランソワ=シャルル・オーベルチュール社に資本の70%を譲渡したうえで、造幣事業を合弁化する。稼働率を引き上げることで、年間120万レフの赤字か […]

セルビア利下げ、政策金利10.5%に

セルビア国立銀行は18日、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ、10.5%に設定した。利下げは今年6月以来、4カ月ぶり。年間インフレ率が4.9%に低下し、中銀目標の範囲内(2.5~5.5%)に収まったことが利下げ判断につ

EBRD、トルコで初めてリース事業に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は11日、トルコのリース業界最大手ヤピ・クレディ・リーシング(YCL)に5,000万ユーロを融資すると発表した。同国のリース業界への融資は初めてで、銀行やノンバンクによる中小・零細企業(MSM

墺保険ウニカ、クロアチアとセルビアで企業買収

オーストリアの保険会社ウニカは22日、スイスの同業バロワーズからクロアチアとセルビアの子会社を7,500万ユーロで買収すると発表した。経営の柱であるオーストリア・中東欧事業に注力する成長戦略の一環だ。来年3月末までに手続

銀行業界の営業利益、上期は減少

ポーランドの金融監督局(KNF)がこのほど発表した2013年上半期の銀行業界の営業利益は278億ズロチで、前年同期から21億ズロチ減少した。利息収入が16億ズロチ、手数料収入が1億7,000万ズロチ、その他の収入は3億1

ロシア政策金利据え置き、14カ月連続

ロシア中央銀行は14日の理事会で、主要政策金利である7日物レポ金利を5.5%に据え置くことを決定した。金利据え置きは2012年9月以来14カ月連続。インフレと景気の両リスクを検討した結果だとしている。翌日物固定レポ金利、

ウニクレディト、ポーランドの銀行に買収提案

伊最大手銀行ウニクレディトがポーランド事業を強化する方針だ。ギッツォーニ最高経営責任者(CEO)によると、その一環として、蘭ラボバンクが売却を検討する現地信用金庫BGZに対し、非公式な買収提案を行った。一方、ウクライナ子

ハンガリー金利3.6%に、14カ月連続の利下げ

ハンガリー国立銀行(MNB)は9月24日、政策金利を0.2ポイント引き下げ過去最低の3.6%に設定した。利下げは14カ月連続で、国内景気の停滞が続いている状況を改めて浮き彫りにした。 \ 年間インフレ率は7月の1.8%か

三菱東京UFJ銀、トルコで営業開始

三菱東京UFJ銀行(MUFG)はこのほど、トルコ銀行調整監視機構(BDDK)から同国で金融業務全般を提供するための営業免許を正式に取得した。同国へ進出する日系企業を中心に法人向けサービスを展開し、事業を拡大する。 \ M

中東欧金融業界、来年は増益=エルステ銀予測

オーストリア大手銀行のエルステ銀行が19日発表した調査結果によると、中東欧金融業界はユーロ圏および中東欧の経済回復を背景に、来年以降は利益拡大が見込めるもようだ。ポーランドやチェコは堅調に回復。ルーマニアは底打ちが近づい

ワルシャワ証取、新株価指数を導入

ワルシャワ証券取引所(WSE)は23日、新たな株価指数である「WIG 30」を導入した。金融業界に偏っていた「WIG 20」を修正し、「ポーランドの経済成長と資本市場の動きをより正確に反映させる」(マチエイェフスキーWS

ポーランド中銀、年末まで金利据え置きへ

ポーランド国立銀行(NBP)は4日の金融政策理事会で、政策金利を2.5%に据え置くことを決定した。中銀は昨年11月から今年7月まで9カ月連続で利下げを実施し、金利は4.75%から過去最低の2.5%まで低下したが、前月の理

ハンガリー政府、外貨建て債務のフォリント換算を要求

ハンガリーのオルバン首相が国民の負担軽減に向け、金融業界と電力業界に新たな要求を突き付けている。銀行には6日、11月までに外貨建て債務者にフォリント建て契約を好条件で提供することを求めた。また、9日には2度目の電力料金引

スロベニア最大手銀行NLB、人員削減を開始

スロベニア金融最大手で国営のノヴァ・リュブリャナ・バンカ(NLB)が企業再編の一環として228人を削減する。2015年までに雇用を700人減らす計画の第1弾となる。昨年末の従業員数は約3,570人、6月末時点では3,54

スロベニア銀行業界、上期に赤字拡大

スロベニア中央銀行が先ごろ発表した同国の銀行部門の2013年上期(1-6月)の税引き前損益は2億4,270万ユーロの赤字となり、前年同期の1,900万ユーロの黒字から赤字に転落した。中銀は、多額の貸倒引当金と収入の減少が

ウィーン保険グループ、上期は4割減益

中東欧で事業を展開するオーストリアのウィーン保険グループ(VIG)が8月29日発表した2013年6月中間決算の純利益は1億4,060万ユーロとなり、前年同期を39.4%下回った。ルーマニア子会社の減損処理やイタリア子会社

ハンガリー中銀、13カ月連続で利下げ

ハンガリー国立銀行(MNB)は8月27日、政策金利を0.2ポイント引き下げ、過去最低の3.8%に設定した。利下げは13カ月連続。 \ 下げ幅が市場予測の0.1ポイントを上回ったことで通貨フォリントが下落した。対ユーロ為替

墺BAWAG、ハンガリーMKBの株式売却

オーストリア労働経済郵便銀行(BAWAG PSK)は8月27日、保有するハンガリー貿易銀行(MKB)の株式1.34%を同行に売却すると発表した。中東欧事業を縮小し、中核の西欧事業に集中する戦略の一環。MKB株の売却にはハ

欧州復興開発銀、アルバニア中小企業支援に1千万ユーロ

欧州復興開発銀行(EBRD)は8月28日、アルバニア中小企業の支援策として、同国のクレディンス・バンクに1,000万ユーロを貸与すると発表した。中小企業向け融資を拡大させるとともに、貿易金融サービスの提供で取引を活発化さ

ズベルバンク、上期は小幅減益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが8月29日発表した2013年1-6月期(上期)決算の最終利益は1,745億ルーブル(39億ユーロ)で、前年同期から0.5%減少した。景気減速を受けて貸倒引当金6,270億ルーブルを計上

墺保険大手VIG、ルーマニア事業で減損処理

墺保険大手のウィーン保険グループ(VIG)は20日、ルーマニア事業で7,500万ユーロの減損処理を実施したと発表した。同国の損害保険市場で困難な状況が続いていることに伴い収益見通しを見直した結果であると説明している。 \

トルコ中銀、翌日物貸出金利引き上げ

トルコ中央銀行は20日に開いた金融政策決定会合で、上限金利である翌日物貸出金利を0.5%引き上げ7.75%とすることを決めた。同金利の引き上げは2カ月連続。市場では金利据え置きとの見方が優勢で、今回の決定はサプライズとな

最大手銀OTP、4-6月期は大幅増益

ハンガリーの金融最大手OTP銀行が15日発表した2013年第2四半期の最終利益(調整済み、国際会計基準、未監査ベース)は523億フォリント(2億3,200万米ドル)となり、前年同期から41%増加した。収入拡大に加えて、法

露VEB銀、欧州航空大手EADSの株式を売却

ロシア開発対外経済銀行(VEB)が欧州航空防衛大手EADSへの出資比率を引き下げたもようだ。経営難の国内航空機製造大手スホーイを支援する目的で、EADS株の売却で得た資金をスホーイに投資する。ロシアの現地メディアが報じた

ウクライナ利下げ、6.5%に

ウクライナ国立銀行は13日、主要政策金利である割引金利を7%から6.5%へ引き下げた。割引金利の利下げは今年に入って2度め。前回は6月に0.5ポイント引き下げた。 \ インフレ率が依然として低く、今後も低率が続く見通しの

ハンガリーMKB銀、ブルガリア事業を売却

独バイエルン州立銀行(バイエルンLB)のハンガリー子会社であるMKB銀行は15日、ブルガリア子会社MKBユニオンバンクの株式100%を同国のファースト・インベストメント・バンク(FIB)に売却することで合意したと発表した

墺エルステ、4-6月期は17%の増益

オーストリアの金融大手エルステ・グループが7月30日発表した2013年4-6月期決算は、純利益が前年同期比17%増の1億2,500万ユーロとなり、市場予想の1億3,800万ユーロを下回った。 \ 4-6月期の純受取利息は

ルーマニア利下げ、過去最低の4.5%に

ルーマニア中央銀行は5日、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ過去最低の4.5%に設定した。利下げは7月に続いて2カ月連続。アナリストらは0.25ポイントの利下げを予想していた。インフレ率の低下を受けて、利下げが加速した

マレーシアの投資ファンド、トルコ保険3位を買収

マレーシア政府系投資ファンドのカザナ・ナショナルはこのほど、トルコ保険3位のアジバデム・シゴルタの株式90%を2億5,200万米ドルで買収することで合意したと発表した。成長市場と期待されるトルコにおける地盤を固める狙い。

ハンガリー中銀、追加利下げ

ハンガリー国立銀行(MNB)は23日、主要政策金利である14日物預金金利を4%へ0.25ポイント引き下げ、過去最低記録を更新した。利下げは12カ月連続。マトルチ総裁は今後も利下げを継続する方針を示したが、下げ幅やペースは

トルコ中銀、上限政策金利を引き上げ

トルコ中央銀行は23日に開いた金融政策決定会合で、上限金利である翌日物貸出金利を0.75パーセント引き上げ7.25%とすることを決めた。米国の金融緩和縮小観測を背景とする投資マネーの流出で通貨安が進んでいることを受け、2

三菱UFJ、エストニア投資誘致機関と提携

三菱東京UFJ銀行は12日、エストニアの投資誘致機関であるエンタープライズ・エストニアと業務提携に関する覚書に調印したと発表した。セミナーの共同開催などを通して顧客への情報サービスの質向上を図り、同国への進出企業や投資を

ラトビア中銀が利下げ、主要政策金利2%に

ラトビア銀行(中央銀行)は11日、今月24日から主要政策金利であるリファイナンス金利を現行の2.5%から2%へ0.5ポイント引き下げると発表した。インフレ率が低水準にとどまっていることを受けた判断だ。 \ 実質的に市場金

ポーランド政策金利2.25%に、金融緩和局面終了

ポーランド国立銀行(NBP)は3日、市場予想通り、主要政策金利を0.25ポイント引き下げ、史上最低の2.5%に設定した。利下げは過去9カ月間で8回目。引き下げ幅は計2.25ポイントに上った。ベルカ総裁は金融緩和局面の終了

三菱東京UFJ、政府系銀行と提携合意

三菱東京UFJ銀行は1日、ポーランド国営開発銀行であるBGKと業務提携に関する覚書を締結したと発表した。同行は現地法人を通して現地日系企業に金融サービスを提供しており、提携により顧客サービスをさらに向上させる狙い。具体的

ハンガリー政策金利4.25%に、史上最低を更新

ハンガリー国立銀行(MNB)は6月25日、主要政策金利である14日物預金金利を0.25ポイント引き下げ、史上最低の4.25%に設定した。利下げは昨年8月以来11カ月連続。米国における量的緩和縮小が観測されるなかで新興国の

住宅ローンに自己資金比率を導入

ポーランドの金融監督庁(KNF)は18日、住宅ローン契約に関する指令を発表した。不動産購入額に対する自己資金(頭金)の納入を契約条件とすることなどを骨子とするもので、住宅ローン市場の長期的な健全化を図る。14年1月1日ま

スロバキア、円建て外債で298億円調達

スロバキア政府が18日、総額298億円(2億3,400万ユーロ)のサムライ債(円建て外債)を発行した。2011年の債務危機を教訓に資金調達基盤を広げるため、初の円建てでの起債に踏み切った。 \ 債務・流動性管理庁(ARD

グルジア、政策金利を4.25%に引き下げ

グルジア中央銀行は19日、主要政策金利であるリファイナンス金利を4ポイント引き下げ、4.25%に設定した。年間インフレ率が政府目標を下回っていることを受けた措置。 \ 5月の消費者物価は前年同月比で0.5%、前月比で0.

ベラルーシ利下げ、23.5%に

ベラルーシ中央銀行は10日、主要政策金利を従来より1.5ポイント低い23.5%に引き下げた。利下げは3月以来、4カ月連続。通算の下げ幅は6.5ポイントに上った。今後も経済指標を検討しながら利下げの機会をうかがっていく方針

ポーランド利下げ、史上最低の2.75%に

ポーランド国立銀行(NBP)は5日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き下げ2.75%に設定した。これは史上最低の水準。景気の動きが予想よりも鈍く、インフレ率が大きく低下している状況を踏まえ、利

セルビアが利下げ、インフレ減速で

セルビア国立銀行(NBS)は6日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ、11%に設定した。利下げは2カ月連続。インフレ圧力が今後弱まるとの見通しに立った判断だ。市場では金利維持が予想されていた。 \

ハンガリー利下げ、史上最低の4.5%に

ハンガリー国立銀行(MNB)は5月28日、主要政策金利である14日物預金金利を29日から0.25ポイント引き下げ4.5%にすると発表した。インフレ率が大きく低下する中、低迷する経済を後押しする狙いで、過去最低の金利水準と

アクサ・バンク、チェコとスロバキアから撤退

仏保険・金融大手アクサ・グループ傘下のアクサ・バンク・ヨーロッパは5月22日、年内にチェコとスロバキアから撤退すると発表した。景気の低迷に加えて低金利や銀行に対する厳格な規制によって十分な収益をあげることが困難であると判

クロアチアの不良債権率悪化、14.57%に

クロアチア国立銀行(HNB)が31日発表したところによると、同国の不良債権額は3月末時点で415億クナに上った。債権全体に占める比率は14.57%となり、昨年12月末から0.6ポイント、昨年3月末から1.83ポイント悪化

ズベルバンク、1-3月期は4%減益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが5月29日発表した2013年1-月期(第1四半期)決算の純利益は885億ルーブルで、前年同期比で4%減少した。景気減速を受けて貸し倒れリスクが再び強まったことを受け、貸し倒れ引当金を前

Ergo Versicherungsgruppe AG―トルコ事業から部分撤退―

再保険大手Muenchener Rueckの元受子会社Ergo(デュッセルドルフ)はトルコ市場から部分撤退する。採算が合わないためで、生保・年金商品の直販事業を停止する。同社は昨年も韓国とポルトガルの赤字子会社から撤退し

独エルゴ、トルコ事業から部分撤退

独再保険大手であるミュンヘン再保険の元受子会社エルゴ(デュッセルドルフ)がトルコ市場から部分撤退する。採算が合わないためで、生保・年金商品の直販事業を停止する。同社は昨年も韓国とポルトガルの赤字子会社から撤退しており、事

トルコ中銀、2カ月連続で利下げ

トルコ中央銀行は16日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.5ポイント引き下げ4.5%に設定した。利下げは2カ月連続。景気減速の懸念に加え、通貨リラの為替相場が上昇していることに対処する。翌日物預入金利と貸出金利もそれ

上部へスクロール