欧州企業のアジア動向

アリアンツ―台湾の生保契約8万件を売却―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は10日、台湾子会社の安聯人寿保険(Allianz Taiwan Life Insurance)が保有する生保契約およそ8万件を台湾人寿保険(Taiwan Life Insurance […]

トルコ空港運営大手TAV、アジアの空港入札に意欲

トルコの空港運営大手TAVエアポートが、海外進出の強化を目指している。TAVのシェネル社長が10日明らかにしたもので、今後1~2年に予定されるベトナム、インドネシア、マレーシア、インドの入札に参加するほか、アフリカや湾岸

ブレンタグ―韓国企業を買収―

化学品卸の世界最大手である独ブレンタグ(ミュールハイム・アン・デア・ルール)は4月29日、韓国同業のファニー・コーポレーション(Whanee Corporation)を買収することで合意したと発表した。現地事業を強化する

ZFフリードリヒスハーフェン

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは4月27日、中国で電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)向け事業(Eモビリティ事業)を強化することを明らかにした。Eモビリティは現在、ニッチな存在にとどまるものの、環境

ハンガリーのデータ復旧サービス会社、中国市場参入へ

ハンガリーのデータ復旧サービスのキュルト(KUERT)が中国市場参入を狙っている。先ごろマルトン副社長が国営通信社MTIに対し、中国の大規模なデータ復旧市場への参入を可能にする契約を現地機関と交わしたことを明らかにした。

BASF―中国企業から自動車塗料事業を買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日、中国の塗料メーカー、広東銀帆化学(Guangdong Yinfan Chemistry)から自動車修理用塗料事業を取得することで合意したと発表した。現地生産能力と

カー2ゴー―中国に進出―

自動車大手の独ダイムラーは15日、カーシェアリング子会社カー2ゴー(ラインフェルデン・エヒターディンゲン)が中国内陸部の重慶に事業拠点を開設したと発表した。西側の国際的な企業が同国でカーシェア事業を実施するのはカー2ゴー

テュフズード―デジタルユニット立ち上げ―

技術監査大手の独テュフジュード(ミュンヘン)は13日の決算発表で、デジタル事業を展開するユニットを新設すると発表した。モノのインターネット(IoT)やサイバー攻撃の深刻化を背景に同分野のニーズが高まると判断したためで、シ

仏海運大手CMA、NOL買収認可に向けて是正策提示

欧州委員会は11日、仏海運大手のCMA-CGMがシンガポール同業のネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)を買収する計画の認可に向けて、競争上の是正策を提示したことを明らかにした。 CMAは昨年12月、NOL買収で合

アリアンツ―韓国子会社を中国企業に売却―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は6日、韓国の生保子会社アリアンツ・ライフ・インシュアランス・コリアと資産運用会社アリアンツ・グローバル・インベスターズ・コリアの2社を中国の安邦保険グループに売却することで合意したと

エストニア、日本との取引拡大に期待

エストニアのロイヴァス首相は6日、訪問先の日本で楽天の三木谷会長と会談を行い、エストニアの事業環境や起業家に対する日本側の関心の高さを確認すると共に、日本からの投資拡大に期待を示した。 今回の訪問にはエストニアの企業関係

BASF―耐熱水・耐薬品床材をマレーシアに開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は3月30日、耐熱水・耐薬品床材「ユークリート」の生産施設をマレーシア西部のクランに開設したと発表した。アジア・太平洋地域の需要拡大に対応する狙いで、顧客ニーズに柔軟かつ速

チェコ、中国と戦略的パートナーシップを締結

チェコのゼマン大統領は3月29日、同国を訪問した中国の習近平国家主席と会談し、戦略的パートナーシップ協定を締結した。ビジネスおよび投資分野での提携を強化する。 同主席の訪問に合わせてプラハで開催された経済フォーラムでは、

シュコダ自、上海汽車と提携で基本合意

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は3月30日、中国での年間販売台数を昨年の28万1,700台から2020年までに倍増させる方針を明らかにした。その実現に向け、VWおよび中国・上海汽

チェコ航空機メーカー、中国から大型受注

チェコの航空機メーカーが中国との関係を強化する。クノヴィツェに拠点を構えるエベクター(Evektor)は小型機「Ev-55」300機などを供給するほか、エアクラフト・インダストリーズ(Aircraft Industrie

BASF―韓国に合弁、コーロンとPOM生産へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は16日、韓国同業のコーロン・プラスティックスと共同でポリオキシメチレン(POM)を生産すると発表した。折半出資の合弁会社を韓国に設立、世界的に拡大するPOMの需要に対応す

エボニック

化学大手の独エボニックは22日に上海で新工場の起工式を行った。有機修飾した特殊シリコーンを生産。アジアでの需要増に対応する。投資額は数千万ユーロで、来年半ばの完成を予定する。特殊シリコーンは樹脂添加剤として幅広い分野の製

ベルアズ、インドネシアに鉱山用車両輸出へ

ベラルーシの大型トラック・重機大手ベルアズがインドネシア最大の鉱山会社ニューモント・ヌサ・テンガラに鉱山用車両を供給するもようだ。ベラルーシ外務省が先ごろ明らかにしたもので、すでにベルアズは現地で開催されたビジネスフォー

シーメンス―イランにガスタービン供給へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2日、イランの重電大手マプナ(Mapna)と包括提携したと発表した。ガスタービンなどの供給を取り決めるとともに、イランの送電網近代化に向けて協力することで基本合意した。シーメンスは1

KTGアグラール―中国でネット販売、中・高所得層に照準―

独農業大手のKTGアグラール(ハンブルク)は4日、中国のインターネット通販市場に参入すると発表した。中国では相次ぐ食品スキャンダルを背景に食の安全を求める消費者が中・高所得層を中心に増えており、同社は「ドイツ製」を売り物

ガスプロム、中国銀行から20億ユーロ融資

ロシア国営ガス会社のガスプロムは3日、中国銀行から20億ユーロの融資を受ける契約に調印した。融資期間は5年で、単一の金融機関から同社が調達する金額としては過去最大となる。使途は明らかにしていない。ガスプロムのアンドレイ・

インベブ、SABの中国事業を売却

ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ、本社ベルギー)は2日、買収で合意した英SABミラーの中国事業を売却することで合意したと発表した。中国当局から同買収の認可を取り付けるのが狙いで、SABが中

シーメンス―サウジ向け地下鉄車両を公開、酷暑などに対応―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2月23日、サウジアラビアの首都リヤドの地下鉄プロジェクト向けに納入する無人運転車両を初公開した。同社のモデル「インスパイロ」をベースとしたもので、猛暑など現地の気候に対応した仕様と

中国企業の欧州M&A、過去最高の179件に

欧州企業に対する中国企業の関心はこれまで同様、高いもようだ。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の独法人が1日発表したレポートによると、中国資本(香港を含む)による欧州企業への新規出資(買収と少数出資)

ルフトハンザ―中国DJIと提携、ドローンサービス開発へ―

航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)は1月26日、中国の民生用ドローン(無人機)大手DJIと提携すると発表した。DJIのドローンを用いて大口顧客向けのサービスを開発していく。DJIはルフトハンザの同サービスで得られ

ドイツポスト―タイ小包市場に参入、東南アジア攻略へ―

ドイツポスト(ボン)がタイの小包市場に参入する。インターネット通販市場の拡大を背景に需要の大幅な伸びが見込めるためで、同国を皮切りに東南アジア市場を開拓していく考えだ。物流子会社DHLで欧州域外のネット通販向け輸送サービ

復星国際―BHF買収を断念―

中国の複合企業、復星国際は1月26日、ベルギーに本社を置く独英系金融機関BHFクラインオート・ベンソンの株式28.61%を仏プライベートバンクのオッドに売却すると発表した。復星国際はBHFを株式公開買い付け(TOB)で買

ネスレ―アリババと提携―

欧州食品大手ネスレ(スイス・ヴェヴェイ)は19日、中国の電子商取引最大手アリババと提携すると発表した。低迷する中国販売をテコ入れすることが狙いで、オンライン販売を強化。店舗での販売増にもつなげる意向だ。 ネスレによると、

ハンガリー製薬リヒター、中国合弁を完全子会社化

ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒター(Richter)は22日、中国の合弁会社ゲデオン・リヒター・瑞密斯の株式50%を現地企業の瑞密斯医薬科技有限公司から取得し、完全子会社化したと発表した。成長著しい同国医薬品市場で

フィリップスが照明事業売却断念、米当局の難色で

電機大手の蘭フィリップス(アムステルダム)は22日、中国系企業に照明事業を部分売却することを断念したと発表した。米国の安全保障当局が示していた懸念を取り除くことができなかったためと説明している。 フィリップスは昨年3月、

ダイムラー―イランでトラック合弁、制裁解除受け―

自動車大手のダイムラー(シュツットガルト)は18日、イランでトラック合弁生産会社を立ち上げる計画などを発表した。欧米の対イラン制裁解除を受けた措置で、第1四半期中にも駐在員事務所をテヘランに開設する。独経済省はこれまで凍

ドイツ銀行―中国の華夏銀行から資本撤退―

ドイツ銀行(フランクフルト)は12月28日、中国・華夏銀行の株式19.99%を現地の損保大手PICC中国人民財産保険に売却することで合意したと発表した。売却益は簿価(30億ユーロ)を上回る32億~37億ユーロとなる見通し

ロスアトム、バングラデシュ原発プロジェクトを受注

バングラデシュの原子力委員会は12月25日、ロシア国営原子力会社ロスアトムと原子力発電所建設プロジェクトの発注契約を交わした。ロイター通信がバングラデシュ政府高官の談話として報じた。投資総額は126億5,000万米ドル。

ベラルーシ、ベトナムと包括的な輸出協定を締結

ベラルーシとベトナムは8日、ハノイで開かれた二国間ビジネスフォーラムで幅広い分野の輸出に関する協定を交わした。ベラルーシ国営通信社ベルタによると、これに伴って決まったベトナムへの輸出の契約額は2,400万米ドルと過去最大

オスラム―マレーシアにLEDチップ工場建設―

照明大手の独オスラムは10日、マレーシア北西部のクリムに発光ダイオード(LED)チップ工場を新設すると発表した。市場が急成長する一般照明分野でシェアを拡大する考えで、まず3億7,000万ユーロを投資。2020年までに総額

ネスレが即席麺のインド販売を再開

スイスの食品大手ネスレは9日、インドでの即席麺販売を同日から再開したと発表した。同社に対しては「マギー」ブランドの即席麺から基準値を超える高濃度の鉛が検出されたとして政府が6月に販売停止を命令。同社は店頭からの回収を余儀

BASF―次世代柔軟剤原料工場をシノペックと共同開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)と中国石油化工集団(シノペック)は12日、広東省茂名市で合弁工場の竣工式を行った。同工場では環境に優しい次世代柔軟剤原料のイソノナノール(INA)を生産。現地市場に供給する

インフィニオン―中国に新工場―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は8日、上海近郊の無錫に新工場を建設すると発表した。無錫にはすでに工場があり、同地2カ所目の生産施設となる。中国経済は成長が鈍化しているものの、インフィニオンは今後進展する住宅や

エボニック―シンガポールに必須アミノ酸工場新設―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は1日、必須アミノ酸の1つであるメチオニンの生産施設をシンガポールに建設する計画だと発表した。同社は昨年第4四半期、シンガポールでメチオニン工場の操業を開始したばかりだが、世界的な需

仏ルノーが中国でEV生産、東風との合弁会社が17年から

仏自動車大手ルノーは9月28日、中国の東風汽車と共同で中国市場向けに電気自動車(EV)を生産すると発表した。ルノーの中型セダン「フルエンス」のEVモデル「フルエンスZ.E」をベースにしたもので、すでに試作車は完成している

シーメンス―インドに10億ユーロ投資―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が今後数年間でインドに10億ユーロを投資する考えだ。訪印したケーザー社長が現地紙『エコノミック・タイムズ』に明らかにしたもので、同国での雇用規模も4,000人増やし2万人にするとしてい

オスラム―中国同業から資本撤退―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は9日、中国の同業・佛山電器照明(Felco)の株式13.5%を同国の投資会社、広東省広晟資産経営(GRAM)に売却することで合意したと発表した。オスラムは経営資源を自動車向けなどの特殊

コンチネンタル―中国タイヤ販売部門で経営陣一新―

自動車部品大手の独コンチネンタルが横領を理由に中国のタイヤ販売部門の経営陣を総入れ替えしていたことが分かった。経済紙『ハンデルスブラット』が11日報じ、同社が追認した。コンチネンタルは現地当局に刑事告発を行っており、今後

ヘンケル―印洗剤メーカーに出資か―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)がインドの洗剤メーカー、ジョシー・ラボラトリーズ(Jyothy Laboratories)に資本参加するとの観測が浮上している。印『エコノミック・タイムズ』が報じたもので、26%出

メトロ

流通大手の独メトロは8日、中国のネット通販最大手アリババと戦略提携すると発表した。高品質・高付加価値な商品を求める中国の消費者向けにアリババが運営するオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に出店。自社ブランド

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