欧州自動車部品工業界の動き

フォータム、ドイツで車載電池のリサイクル開始

フィンランドのエネルギー大手フォータムは16日、ドイツのハイルブロン当局の認可(BimSchG)を受け、バーデン・ヴュルテンベルク州のキルヒャルトで車載電池のリサイクル施設(ハブ)の運営を開始したと発表した。当該拠点は、

Fortum

フィンランドのエネルギー大手フォータム は20日、燃料電池航空機を開発する米英新興企業ゼロアビア(ZeroAvia)と共同で空港における水素生成および水素燃料の充填インフラの可能性を調査する覚書(MoU)を締結したと発表

トレルボルグ、チェコでの自動二輪車用タイヤ生産を中止

●中止は「生産コストの高さと非効率性」が理由 ●同タイヤ生産はスロベニアとインドに移管する予定 スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグはチェコにおける自動二輪車用タイヤの生産を打ち切る。「生産コストの高さと非効率

SSABのゼロカーボン鋼、デンマークのメネタに供給

スウェーデン鉄鋼大手のSSABは6日、デンマークの自動車部品メーカー、メネタに化石燃料を使わないゼロカーボン鋼材を供給していることを明らかにした。メネタはブレーキ部品などに同鋼材を使用し、二酸化炭素(CO2)排出量の大幅

スイスの自動車部品大手オートニウム、22年は増収減益

スイスの自動車部品大手オートニウムが1日発表した2022年通期(1-12月)の営業利益(EBIT)は1,090万スイスフランのプラス確保したものの、黒字幅は前年(3,010万スイスフラン)から63.78%縮小した。売上高

西ゲスタンプ、22年は2億6,000万ユーロの黒字に

スペイン自動車部品大手のゲスタンプが2月27日発表した2022年通期決算の最終利益は2億6,000万ユーロとなり、前年の1億5,500万ユーロから67.7%増加した。売上高は32.5%増の107億2,600万ユーロ、営業

パワーセル、米国拠点の設立を計画

スウェーデンの燃料電池メーカー、パワーセル・スウェーデン (以下、パワーセル)はこのほど、米国に現地拠点を設立する計画を発表した。顧客の需要拡大を受けた措置で、顧客の製品開発・事業拡大を現地拠点からサポートする意向。具体

ベルギーのユミコア、EV用HLM正極材を量産へ

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは13日、電気自動車(EV)向けにマンガン含有量の多い高マンガン電池材料を製品化すると発表した。需要の増加が見込まれる高リチウム・マンガン(HLM)の正極材(CAM)の量産を2026年から開

ミシュランの農機用タイヤ「EVOBIB」、舗装路と田畑に対応

仏タイヤ大手のミシュランは15日、農業トラクター用タイヤ「EVOBIB」シリーズの新製品を発売したと発表した。同シリーズは農業用タイヤとして初めて、接地面や用途に合わせて走行中に空気圧を調整できる「セントラル・タイヤイン

BMWとヴァレオ、レベル4の次世代自動駐車技術の開発で協力

独自動車大手のBMWグループは14日、仏自動車部品大手のヴァレオとの協力関係をレベル4の完全自動駐車技術の開発に拡大すると発表した。ドライバーが乗車しない自動運転駐車サービス(AVP:自動運転バレットパーキング)の開発で

印フラッシュ、スロベニアのEVモーター企業と提携

●提携先のGEM社はインホイールモーターを手掛ける ●両社のブランドで、出力1~15kWのモーターをインドで生産 インドの自動車部品メーカー、フラッシュ・エレクトロニクスが電動車(EV)向けインホイールモーターの開発を手

BMWとヴァレオ、レベル4の次世代自動駐車技術の開発で協力

独自動車大手のBMWグループは14日、仏自動車部品大手のヴァレオとの協力関係をレベル4の完全自動駐車技術の開発に拡大すると発表した。ドライバーが乗車しない自動運転駐車サービス(AVP:自動運転バレットパーキング)の開発で

GKNオートモーティブ、サステナビリティ担当ポジションを新設

英自動車駆動部品大手のGKNオートモーティブは1日、新たにサステナビリティ(持続可能性)推進担当のポジションを設け、トム・ソールズベリー氏が就任したと発表した。同社のサステナビリティ戦略を主導し、全社的な目標達成に向けた

ベルギーのユミコア、テラファメから硫酸ニッケルを長期調達

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは2日、フィンランドの電池用化学品大手テラファメと硫酸ニッケルの長期供給契約を締結したと発表した。欧州で持続可能な電池材料のバリューチェーンを構築する方針に沿ったもの。低炭素で透明性(トレー

蘭トムトムのQ4決算は増収減益、自動車事業が好調

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムが3日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は880万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前期の1,750万ユーロから縮小した。新しく導入した地図プラットフ

ポーランドが合成ゴム輸入禁止を提案、対ロシア制裁強化で

●輸入禁止は欧州タイヤ業界に吹く逆風を強めることに ●合成ゴムのロシア依存が下がるに従い仕入れ価格は大幅に上昇 ポーランドが欧州連合(EU)の対ロシア制裁に合成ゴムの輸入禁止を盛り込むことを働きかけている。ロシアの対ウク

アナドルいすゞ、国内部品メーカーからフレーム事業を買収

●バス、ミニバスでFZKの生産技術が力になるとみる ●今後は新モデル導入と併せ代替燃料モデルも投入していく トルコ商用車大手のアナドルいすゞが、国内自動車部品メーカーFZKからフレーム事業を買収する。成長戦略に基づき、生

仏Genevos、燃料電池システム「HPM 80」を発売へ

船舶向けの燃料電池システムを開発する仏Genevosは1月27日、同社の船舶用燃料電池シリーズ「HPM(Hydrogen Power Module)」に、出力80kWの新製品「HPM 80」を新たに投入すると発表した。「

英イネオス、PVC輸送に燃料電池トラックを導入

英化学大手イネオス・グループのクロルビニル事業INEOS Inovynは、塩化ビニル樹脂(PVC)の輸送に燃料電池トラックを導入する。フランス東部で2023年第1四半期末から輸送を開始する予定。これにより、二酸化炭素(C

スウェーデンのオートリブ、10-12月は増収増益

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが1月27日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算は営業利益が2億3,000万米ドルとなり、前年同期から32.2%増加した。製品値上げと新製品の投入、生産数の回復

伊ピレリ、BMW M初のBEVに新車装着タイヤ供給

伊タイヤ大手のピレリは1月24日、独BMWの完全電気自動車(BEV)「BMW i4 M50」に新車装着タイヤを供給すると発表した。プレミアムタイヤ「Pゼロ」の電動車専用製品「Pゼロ・エレクト(P Zero Elect)」

スイスの自動車部品大手オートニウム、22年は6.1%増収

スイスの自動車部品大手オートニウムが20日発表した2022年通期(1-12月)の売上高は18億405万スイスフランとなり、前年に比べ6.1%増加した。主力市場の北米がけん引した。同社は増収の主な要因はインフレ調整によるも

C2A Security、仏ヴァレオと戦略提携

コネクテッドカーや電気自動車向けに自動化されたサイバーセキュリティソリューションを提供しているイスラエルのサイバーセキュリティ会社C2A Securityはこのほど、仏自動車部品大手のヴァレオと戦略提携したと発表した。

Wolfspeed, ZF Friedrichshafen

米ウルフスピード は、独西部のザールラント州にシリコンカーバイド(SiC)半導体の大型工場を建設する計画を進めているもようだ。エンスドルフにある旧石炭火力発電所の跡地に建設する計画で、4年後の量産開始を予定しているという

Argus Cyber Security

イスラエルのサイバーセキュリティ会社Argus Cyber Security の自動車用サイバーセキュリティソリューション「Argus Vehicle Monitoring, Detection, and Respons

「自動車大国」スロバキア、電動化への対応迫られる

●同国は対人口比での自動車生産台数が世界一位 ●電動化による雇用喪失を避けるためEV産業の基盤拡大を目指す 人口540万人のスロバキアは対人口比での自動車生産台数が世界一位の国だ。だが、欧州連合(EU)の電動車(EV)シ

トルコのタイヤメーカー、「スマート倉庫」が稼働

●ITやロボットを活用して「人の手を介さず」に業務を行う ●同社のクルシェヒル工場は床面積ベースで欧州最大規模 トルコのタイヤメーカー、ペトラスが2,000万米ドル(1,850万ユーロ)を投じたスマート倉庫が稼働した。中

ロシアが自動車産業戦略を更新、材料・部品国産化に重点

●完成車生産を重視していた従来戦略を見直す ●部品国産化に向け23~25年に3,000億ルーブルを支出 ロシアが2035年を見据えた自動車産業長期戦略を更新した。完成車生産を重視していた従来戦略を見直し、自動車産業の「基

水素関連特許、EUと日本が主導

●特許シェアはEU28%、日本24%。EU加盟国では独11%が最大 ●最終用途、電解セクターでも日本は首位 水素分野の特許出願を欧州連合(EU)と日本が主導していることが、欧州特許庁(EPO)と国際エネルギー機関(IEA

サムスンSDI、ハンガリーにバッテリーセル工場設置か

●BMWの「ニュークラス」EVモデル用に円筒型セルを供給する狙い ●第4のサプライヤーとして同社が浮上したことに関係者は驚き 韓国サムスンSDIがハンガリーにおけるバッテリーセル工場新設を検討しているもようだ。韓国メディ

蘭ヒア、充電ポイントの空き状況予測サービスを開発

蘭デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは4日、電気自動車(EV)の充電ポイントの空き状況を予測するサービスを開発したと発表した。既存の充電インフラの情報と実際の利用状況のデータを組み合わせ、充電ポイントごとの将来的な利

上部へスクロール