欧州自動車部品工業界の動き

英ザイテック、R&Dセンター設立で政府から補助金

クリーンビークル・テクノロジーのスペシャリストである英ザイテック・オートモーティブは1日、英政府の地域成長基金(RGF)から135万ポンドの助成金を受けることになったと発表した。電動パワートレインの研究開発センターの設立 […]

ピレリ、タイヤ研究開発でミラノ工科大と提携

伊タイヤ大手のピレリは4日、ミラノ工科大学と提携協定を結んだと発表した。提携の期間は2014年までで、タイヤの研究開発やエンジニアの研修で協力する。 \ 研究開発の分野では、◇数理モデルを用いたシミュレーションによるF1

Faurecia

仏自動車部品大手のフォルシア は9月に開催されたフランクフルト国際モーターショー(IAA)にスマートフォンを使ってシートを自動調整するシステム「スマートフィット(SmartFit)」を出展した。あらかじめスマートフォンの

ミシュラン、1-9月期は17%の増収

仏タイヤ大手ミシュランが10月26日発表した2011年1-9月期の売上高は、前年同期比17.3%増の152億4,600万ユーロに拡大した。世界的な自動車需要の拡大でOEMタイヤ、リプレイスタイヤともに販売が好調に推移し、

蘭トムトム、リストラ実施へ

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは24日の決算発表で、リストラを実施する方針を明らかにした。スマートフォンをカーナビ代わりに利用するドライバーが増えていることから業績低迷が続いている。事業の軸足をポータブルナビ(PND

ヴァレオの7-9月期は14%の増収

仏自動車部品大手ヴァレオは20日、2011年7-9月期の連結売上高が26億6,200万ユーロとなり、前年同期から14%増加したと発表した。日本を除くすべての市場で販売が好調だったことに加え、買収した日本同業のナイルスが増

フォルシア、7-9月期は16%の増収

仏自動車部品大手のフォルシアが24日発表した2011年7-9月期の連結売上高は37億8,700万ユーロとなり、前年同期から16%増加した。北米やアジアでの販売好調が増収に貢献した。 \ 製品売上高は前年同期比14%増の2

伊ブレンボ、ポーランドの新工場を稼働

伊自動車部品大手のブレンボは14日、ポーランドのドンブロバ・ゴルニチャ工場に建設していた新ブレーキ部品工場を稼働させた。これより、ドンブロバ・ゴルニチャ工場の生産能力は2倍に拡大する。同工場の製品は、中東欧諸国で事業展開

西グルーポ・アントリン、仏照明メーカーを買収

スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンは14日、フランスの自動車用照明システムメーカー、CMLイノベーティブ・テクノロジーズを買収したと発表した。同社の買収により、欧州の内装照明大手に躍進するという。 \ 今

仏アルトラン、ドイツ事業を強化へ

IT・エンジニアリング開発サービス大手の仏アルトランは、ドイツ事業を強化する方針だ。同社のリーダー・キルスタン取締役(自動車事業担当)が明らかにしたもので、同社が事業を展開する地域全体の平均を上回る成長を目指す。内部成長

フォルシア、仏でテックセンターを開設

仏フォルシアは6日、仏エソンヌ県のブリエール・レ・セレに自動車用シートの技術開発拠点「テックセンター(Techcenter)」を新たに開設したと発表した。 \ 500万ユーロを投資して設立されたテックセンターは、5部門に

英Axeon、EV用高エネ密度電池を開発

欧州最大の独立系リチウムイオン電池メーカーである英Axeonは22日、このほど、重量はそのままで電気自動車(EV)の航続距離を従来と比べ35%伸ばすことのできるバッテリーの共同開発に成功したと発表した。 \ Axeonは

日清紡ホールディングス―ブレーキ摩耗材のTMD買収―

日清紡は26日、ルクセンブルクに本社を置くブレーキ用摩耗材メーカーTMD Frictionを完全買収すると発表した。グローバルプレーヤーとしての地位を強化する狙いで、独禁当局の承認を経て取引が成立すると、同社は当該分野の

蘭トムトム、ルノーからEV向けナビシステム受注

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは13日、仏ルノーの電気自動車「フルエンスZ.E.」向けに車載ナビゲーション・インフォテイメントシステムを供給すると発表した。「カーミナット・トムトムZ.E.ライブ」と名付けられた同シス

オートリブ、BMW向け運転支援システムを開発

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは14日、独高級自動車メーカーのBMW向けに、単眼カメラをベースとした先進運転支援システム(ADAS)、「モノビジョン・センシングシステム(MVSS)」を開発したと発表した。

ハンコックタイヤ、夏・冬タイヤの新作発表

韓国のハンコックタイヤはフランクフルト国際モーターショー(IAA)で、中欧・西欧向けの新型冬タイヤ「Winter i*cept RS」を世界初公開する。欧州連合(EU)域内で2012年に導入される新規定に対応したもので、

バッテリー駆動ヘリ、有人飛行に初めて成功

リチウムイオン電池だけで駆動するヘリコプターの試作機がこのほど、世界初の有人飛行に成功した。航空エンジニアのパスカル・クレチアン氏が仏技術開発会社のソリューションFから委託を受けて開発したもので、1メートルの高さで130

墺自動車照明メーカーZKW、中国工場が稼働

オーストリアの自動車用照明器メーカーZKW(ヴィーゼルブルク)は1日、中国・大連に建設していた新工場がこのほど完成し、試験操業を開始したと発表した。新工場は同社の事業拡大戦略の一環で、チェコ、スロバキア、インドに続く国外

米J.コントロールズと仏サフト、合弁解消で合意

米自動車部品大手のジョンソンコントロールズと仏バッテリー大手のサフトはこのほど、2006年に設立した合弁会社ジョンソンコントロールズ・サフトを解消することで合意した。同合弁会社は、自動車向けリチウムイオン電池の開発・生産

ABB

スイスのエンジニアリング大手ABB のドイツ法人は17日、独高級車メーカーのBMWから塗装ロボットおよび塗装機の供給で大型受注を獲得したと発表した。同取引は2018年までの長期契約で、塗装ロボット「タイプ IRB 550

仏フォルシア、営業利益1.8倍に

仏自動車部品大手のフォルシアが7月26日発表した2011年中間決算の最終利益は1億8,580万ユーロとなり、前年の同じ時期に比べ82%増加した。世界自動車市場の回復を受け、全ての地域で販売が好調だった。本業のもうけを示す

ヴァレオ、上期は30%の増益

仏自動車部品大手のヴァレオが7月27日発表した2011年上期(1~6月)決算は、純利益が2億1,800万ユーロとなり、前年同期から30%増加した。日本を除くすべての市場で販売が伸び、売上高は前年同期比13%増の53億3,

仏ミシュラン、通期予想を上方修正

仏タイヤ大手のミシュランは7月29日、2011年上半期(1~6月)の決算発表で、通期の業績予想を上方修正した。売上高では従来、前年比で少なくとも6.5%拡大すると予想していたが、大幅な増収を受けて前年比8%増に上方修正し

米交通情報サービスのInrix、英ITISに買収提案

米交通情報サービスのInrixはこのほど、英同業のITISホールディングスに対し、6,000万ドルによる買収を提案したと発表した。自動車メーカーや移動通信サービスなどの顧客から、グローバルなサービスを求める声が高まってい

ジョージ・フィッシャー、大幅増益

スイスの自動車部品・機械大手ジョージ・フィッシャー(GF)の2011年1-6月期(上半期)決算の営業利益(EBITベース)は1億3,000万スイスフランとなり、前年同期(7,300万フラン)から78%増加した。スイスフラ

オートリブ、4-6月期は増収減益

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが7月21日発表した2011年4-6月期決算は、営業利益が前年同期比10.3%減の2億540万米ドルにとどまった。原材料費の高騰や東日本大震災による世界的な自動車生産の混乱が

オートリブ、長城汽車と協力拡大

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは7月24日、中国自動車大手の長城汽車と協力関係の拡大に関する合意文書に調印したと発表した。協力関係をこれまでのパッシブセーフティ(衝突安全)に加えてアクティブセーフティ(予

伊ピレリ、ロシア現地生産に大型投資

世界第5位のタイヤメーカーであるイタリアのピレリは25日、ロシアの提携パートナー、ロステクノロジーと合弁会社を設立し、現地生産体制を整えることで合意した。成長市場に生産を移管する戦略の一環だ。利ざやの大きい高価格帯のスノ

ゲスタンプの独社買収を承認

欧州委員会は19日、スペインの自動車用金属部品大手ゲスタンプ・オートモシオンが独鉄鋼大手ティッセンクルップ傘下の同業ティッセンクルップ・メタル・フォーミング(TKMF)を買収する計画を認可したと発表した。自動車用金属部品

米JC、欧州でLi-ion電池セルの生産拡大を検討

米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズは欧州で自動車向けのリチウムイオン電池セルの生産能力を強化することを検討している。ハイブリッド車や電気自動車の今後の需要拡大を見込んだ措置で、既存のフランス工場の生産能力を増強

―大幅減収に、日本の震災響く―

スイスの半導体メーカーMicronas(チューリヒ)が19日発表した2011年1-6月期決算の売上高は7,969万スイスフランとなり、前年同期から17%減少した。主力の自動車向け半導体の販売が東日本大震災の影響で大幅に滞

CPTに40万ポンドを供与

低炭素技術に関するプロジェクトを支援するため英イーストアングリア大学が立ち上げた低炭素イノベーション基金(LCIF)はこのほど、エセックスに本拠を置くエンジニアリング企業、コントロールド・パワー・テクノロジーズ(CPT)

ヴァレオ、ナイルスの買収を完了

仏自動車部品大手ヴァレオは6月30日、日本の同業ナイルスの買収手続を完了したと発表した。 \ ヴァレオは2月にナイルスを買収することで米投資ファンド運営会社リップルウッドの持株会社であるRHJインターナショナルおよび日産

英2社が低コストの燃料電池車の開発で協力

英開発会社のACALエナジーと元F1デザイナーのゴードン・マレー氏が率いる英ゴードンマレーデザインが燃料電池車の設計プロジェクトで協力する。 \ 同プロジェクトでは、先進国だけでなく新興国市場にも投入できるような低コスト

蘭トムトム、車載テレマティクス事業拡大に意欲

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムのGoddijn社長は独業界紙『アウトモビールボッヘ』とのインタビューで、車載ソリューションにおいてインターネットサービスとの統合を推進する方針を明らかにした。同社のプラットフォームをサ

英GKN、電気駆動システムの開発・生産でEVOと合弁

英自動車部品GKNドライブラインは6月22日、電気駆動システムを手がけるEVOエレクトリックと合弁会社「GKN EVO eドライブシステムズ」を設立したと発表した。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)で使用されるモ

Sogefi

イタリアの自動車部品メーカー、ソジェフィ(Sogefi) は6月21日、スペインの自動車部品メーカーMark IV Systemes Moteursを買収すると発表した。取引価格は約1億5,000万ユーロとなる見通しで、

―独シートメーカー2社を買収―

自動車部品大手の米Johnson Controlsはこのほど、自動車用シート製造の独Keiper GmbH & Co. KGとRecaro Automotive GmbH & Co. KGの2社を買収

オートリブ、新型フロントピラーを発表

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは14日、新型フロントルーフピラーを発表した。従来製品より大幅に細くなり軽量化に成功すると同時に、強度を向上させている。 \ 新型ルーフピラーは、従来品の3分の1の細さとなっ

ニュアンスコミュニケーションズ、スイス競合買収

音声認識ソフト大手の米ニュアンスコミュニケーションズ(マサチューセッツ州バーリントン)は16日、スイスの同業SVOX(チューリヒ)を買収することで合意したと発表した。ニュアンスはSVOXの大株主であるSmac Partn

蘭トムトム、渋滞情報システムをバージョンアップ

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは17日、渋滞情報システム「HD Traffic」の新バージョン(バージョン5.0)をリリースした。新バージョンでは、到着予想時間の精度を向上させたほか、事故などによる通行障害情報を速や

フォルシア、長春旭陽との提携拡大

仏フォルシアは8日、中国同業の長春旭陽工業集団(吉林省長春市)との提携拡大に関する枠組み協定に調印したと発表した。成長市場である中国で事業を強化する戦略の一環。 \ 両社は共同で長春に技術センターを開設するほか、広東省の

蘭トムトム、北米市場のフィアット「500」にも供給

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは1日、伊フィアットの小型車「500(チンクエチェント)」の北米仕様車にもポータブルナビゲーション・インフォテイメントシステム「ブルー&ミー・トムトム・ライブ」を供給すると発表した。同シ

マグナ、Deutsche Telekom子会社にIT業務近代化を委託

カナダ自動車部品大手のマグナは、IT業務の近代化を独電気通信大手のドイツテレコムのIT子会社であるTシステムズに委託する。ドイツテレコムが5月31日付のプレスリリースで明らかにした。マグナは今後、Tシステムズが持つデータ

独シーカ、二種混合弾性シーリング剤を開発

スイスの産業用シーリング・接着剤大手シーカの独子会社であるシーカ・ドイチュラント(シュツットガルト)はこのほど、二種混合タイプの弾性接着シーリング剤「シーカフレックス553」の販売を開始した。553は独シーカが独自に開発

無線給電器の事業化調査で合意

電気自動車(EV)用リチウム電池パックを手がける英国のEvidaとワイヤレス給電システムのスペシャリストであるHaloIPTはこのほど、EV用充電器の量産化に向けたフィージビリティスタディ(事業化調査)を共同で実施するこ

EU、ロシアの自動車部品の関税に懸念

ロシア政府の自動車部品に対する関税策を欧州連合(EU)が問題視し、同国の世界貿易機関(WTO)加盟交渉への影響が危惧されている問題で、ロシア産業貿易省のアンドレイ・デメンチェフ次官は5月25日、EUの懸念には根拠がないと

オートリブ、エアバッグの生産増強

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは5月31日、タイのチョンブリー(バンコク近郊)で新たなエアバッグ工場の建設を開始したと発表した。アジア市場の需要拡大に対応した措置。同社は2年前にタイでエアバッグ工場を稼働

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