2012/6/18

産業・貿易

欧州航空業界、今年は11億ドルの赤字=IATA

この記事の要約

国際航空運送協会(IATA)は11日に北京で開いた年次総会で、欧州の航空会社は今年、全体で総額11億ドルの赤字を計上するとの見通しを示した。ユーロ危機による旅客需要の減少などを織り込んだもので、赤字額を当初予想の6億ドル […]

国際航空運送協会(IATA)は11日に北京で開いた年次総会で、欧州の航空会社は今年、全体で総額11億ドルの赤字を計上するとの見通しを示した。ユーロ危機による旅客需要の減少などを織り込んだもので、赤字額を当初予想の6億ドルから大幅に上方修正した。

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IATAは世界の航空業界についても、ユーロ危機や原油高、中国の景気失速によって収益が圧迫され、今年の黒字は昨年の79億ドルを大きく下回る30億ドルに減ると予想している。

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トニー・タイラー事務総長は、EUが今年1月からEU排出量取引制度(EU-ETS)の適用を航空部門に拡大したことについて、「業界の発展の障害になる」として批判した。

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