英本土から北アイルランドへの食品輸送が混乱、EU完全離脱による通関手続きで
英国が1日付でEUから完全離脱した影響で、英領北アイルランドで英本土からの食料品の輸送に混乱が生じている。EUと自由貿易協定(FTA)で合意したことで、工業品や食品などの貿易にかかる関税はこれまで通りゼロで維持されるもの […]
英国が1日付でEUから完全離脱した影響で、英領北アイルランドで英本土からの食料品の輸送に混乱が生じている。EUと自由貿易協定(FTA)で合意したことで、工業品や食品などの貿易にかかる関税はこれまで通りゼロで維持されるもの […]
仏自動車大手ルノーは14日、2025年までに生産台数を2割超削減することなどを盛り込んだ戦略的経営計画を発表した。電気自動車や高価格帯の車を増やす一方、利幅が小さい小型車を減らし、戦略の柱を市場シェアの拡大から収益性の向
ホンダは13日、英南西部スウィンドンの自動車工場の操業を18日から21日まで4日間停止することを明らかにした。電子機器に使われる半導体が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う物流の混乱などで不足しているためで、部品不足による
仏製薬大手サノフィは11日、抗体医薬品の開発を手掛ける英バイオ医薬品企業カイマブを買収すると発表した。抗体医薬部門の強化が目的で、買収額は最大14億5,000万ドルに上る。 カイマブはヒトモノクローナル抗体を活用した抗体
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が13日発表した2020年のグループ販売台数は前年比15.2%減の930万5,400台で、2012年以来の低水準となった。1,000万台を割り込むのは5年ぶり。コロナ禍の影響で、す
独製薬大手のベーリンガー・インゲルハイムは11日、量子コンピューターを利用した医薬品の研究開発で米グーグルと提携すると発表した。製薬会社が量子コンピューター分野でグーグルと提携するのは初めて。創薬を加速・最適化する狙いが
独化学大手のランクセスは15日、殺生物剤と抗菌剤の有力メーカーである仏INTACEを買収することで合意したと発表した。消費財産業向けの物質保護剤事業の強化が狙い。買収金額は公表しないことで合意した。21年1~3月期中の買
英独資本の半導体大手ダイアログ・セミコンダクターはこのほど、EU本社を独シュツットガルト近郊のキルヒハイム・ウンター・テックに置くと発表した。英国のEU離脱に伴う措置。同社全体の統括拠点はロンドン近郊のレディングにとどめ
トルコ政府は14日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認し、大規模接種を開始した。当初は医療関係者と感染すると重篤化する恐れがある人を優先して接種する。
ロシア連邦議会が外国のプロバイダーを経由したインターネットの利用に罰金を科す法案を検討している。同規制の導入は国家安全保障を理由としたものだが、国民がスペースXやワンウェブといった外国の事業者を利用することで、政府による
ポーランドのバス製造大手ソラリスは12日、EUが主導する「欧州クリーン水素アライアンス」に加盟したと発表した。同アライアンスはEUの水素戦略の推進を支援する組織で、ソラリスは加盟を通じてモビリティ分野での水素利用に関する
ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズは14日、ドイツでサービスを開始したと発表した。西欧市場への参入は初めて。巨大な国内市場を持つドイツを皮切りに、フランス、イタリア、スペインへの進出も計画している。 ドイツでは専用
ベラルーシと中国の合弁自動車メーカー、ベルジーが電気自動車(EV)の生産に乗り出す。ベラルーシのパルコムチック産業相は14日、国営第1テレビの番組で、今年中に国内市場に500~1,000台を供給することで同社と合意したこ
EUと英国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉が12月24日に妥結し、1月1日に暫定発効した。交渉は難航を極め、英のEU離脱の「移行期間」が終了する年末までにまとまらず、貿易に関税が復活する事態が懸念されたが、土壇場
EU加盟国で12月27日、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。感染拡大に歯止めがかからず多くの国で外出制限や店舗の閉鎖などが続く中、英国や米国、カナダなどに続き、EUでもワクチン接種が本格化することになる。 接種
欧州委員会は6日、米バイオ医薬品企業モデルナが開発した新型コロナウイルス用ワクチンのEUでの使用を承認したと発表した。EUでのコロナワクチン承認は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンに次ぐ2例目。近く接種
ドイツ政府は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ロックダウン(都市封鎖)措置を延長、強化すると発表した。12月に導入した本格的なロックダウンの効果が十分でなく、感染力が高い変異株の出現で感染がこれまで以上に広が
EUと中国は12月30日、市場参入の規制緩和など投資環境の整備を目的とする「包括的投資協定(CAI)」の締結交渉で基本合意に達した。EU企業にとっては中国市場へのアクセスが改善され、幅広い分野で事業展開しやすくなる。一方
欧州委員会は12月21日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏グループPSAの経営統合計画を条件付きで承認したと発表した。両社はPSAがトヨタとの小型商用車生産での提携を拡大し、トヨタへ
米通商代表部(USTR)は7日、フランスの「デジタルサービス税」に対抗するための報復関税の発動を見送ると発表した。当初は6日に発動する予定だった。米IT(情報技術)大手などを標的としたデジタル税を導入する動きが広がる中、
欧州委員会は12月21日、中国製のスチール製ネジなど締め具に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始すると発表した。EUの業界団体の要請に応じたもので、調査を進めて反ダンピング措置発動の可否を判断する。 業界団体の欧州工
EU統計局ユーロスタットが7日に発表した2020年12月のインフレ率(速報値)は前年同月比で0.3%下落し、5カ月連続でマイナスとなった。下げ幅は前月と同水準だった。(表参照) 分野別ではエネルギーが6.9%、工業製品が
EU統計局ユーロスタットが7日に発表したユーロ圏の2020 年11月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.9%の減少となった。10月まで新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済・社会活動の制限緩和で伸びが続いて
EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の2020年11月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で1.9%の下落となった。下落は16カ月連続。前月は2.0%の下落だった。(表参照) 分野別ではエネルギーが7.5
欧州委員会が7日に発表したユーロ圏の2020年12月の景況感指数(ESI、標準値100)は90.4となり、前月の87.7から2.7ポイント上昇した。景況感の改善は3カ月ぶり。新型コロナウイルスのワクチンがEUで承認された
英国政府は5日、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないため、イングランド全域でロックダウン(都市封鎖)を再導入した。ロンドンなどイングランドの多くの地域で12月下旬から封鎖措置を継続してきたが、感染力が強い変異ウ
英国で12月30日、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスのワクチンが承認され、1月4日に接種が開始された。同ワクチンの承認、接種開始は世界初となる。さらに8日には米モデルナが開発
英国とトルコの両政府は12月29日、自由貿易協定(FTA)に署名した。新協定はEUとトルコが結んでいる関税同盟に沿った内容となっており、英国はEUからの完全離脱後も従来と同様の条件でトルコとの貿易を継続することができる。
セメントなど建設資材で世界的大手のラファージュホルシム(スイス)は7日、ブリヂストンの米建材子会社ファイアストン・ビルディング・プロダクツ(FSBP)を買収することで合意したと発表した。買収額は34億ドル。 FSBPはブ
英国の新興エネルギー小売り企業オクトパスエナジーは12月23日、東京ガスと提携し、日本市場に参入すると発表した。電力小売りの合弁会社を設立し、2021年に事業を開始する。 東京ガスは英国で2021年1月に新設する子会社「
高級ブランド最大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンが米宝飾品大手ティファニーを買収する計画が、ティファニーが12月30日に開いた臨時株主総会で承認された。これを受けて1月7日に買収手続きが完了した。 LVMHは1
スペイン中堅銀行のリベルバンクとユニカハ(ユニ貯蓄銀行)は12月30日、合併で合意したと発表した。事実上はユニカハによるリベルバンク買収となる。誕生する新銀行は資産額ベースで国内5位の銀行に浮上する。 ユニカハは株式交換
独自動車大手ダイムラーは8日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズの電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数が2020年に16万台を超え、前年比で228.8%増加したと発表した。乗用車販売に占める割
ノルウェー道路交通情報評議会(OFV)が5日発表した2020年の新車販売に関する統計によると、乗用車では電気自動車(EV)のシェアが54%に上り、初めて通年で過半に達した。ノルウェーは25年までに全ての乗用車とバンの新車
タイヤ大手の仏ミシュランは6日、仏国内で最大2,300人の従業員を削減すると発表した。アジアのタイヤメーカーとの競争激化を受けたもので、今後3年間で実施する。削減数は全世界の従業員の約2%に相当する規模となる。 削減する
食品配達仲介アプリを手がける独新興企業のデリバリー・ヒーローは12月28日、韓国子会社ヨギヨを売却すると発表した。同分野で同国最大手のウーワ・ブラザーズを買収する計画に韓国公正取引委員会(KFTC)が強い難色を示したこと
ポーランドが1月1日付で最低賃金を7.7%引き上げた。月額給与は前年の2,600ズロチ(571ユーロ)から2,800ズロチ(615ユーロ)、時給は17ズロチ(3.72ユーロ)から18.30ズロチ(4ユーロ)に上昇する。政
ロシア産天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶパイプライン「トルコ・ストリーム」を西欧方面に延伸する「バルカン・ストリーム」のセルビア区間が稼働し、1月1日からトルコ・ストリームを経由したロシア産ガスの輸送が正式に始まった。セ
トルコ中央銀行は12月24日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を2ポイント引き上げ、17%とすることを決めた。利上げは2会合連続。市場は1.5ポイントの上げ幅を予測していた。インフレを抑制し、持続的に
韓国の自動車部品メーカー、相信(サンシン)が、ハンガリー中部のヤースベレーニにある工場を拡張する。電気自動車(EV)用バッテリー部品の生産能力増強が目的。150人を新規雇用する。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相が7日に
インドのタイヤ製造・販売大手アポロタイヤがハンガリーのジェンジェシハラーシ工場に追加投資を行う計画だ。同国のシーヤールト外務貿易相が昨年末に明らかにした。投資額は約1,250万ユーロで、政府が400万ユーロを助成する。1
モンテネグロのスパジッチ財務相は12月末、新たな国営航空会社を設立したことを明らかにした。資本金は3,000万ユーロ。これに伴い、経営不振に陥っている国営モンテネグロ航空は清算し、新会社を同国のフラッグキャリアとする。
トルコ国営ホウ素メーカーのエティ・マデンが2020年12月末、国内北西部エシュキシェヒルでリチウム工場の稼働を開始した。ホウ素の精製工程で出る廃液からリチウムを抽出する自社開発技術を使い、輸入に依存しているリチウムの国内
荏原製作所は12月21日、トルコのポンプメーカー、バンサンの全株式を取得し、買収すると発表した。新興国での事業拡大を目指す戦略の一環。買収により、欧州や中東、中央アジア、アフリカ市場へのアクセスを強化するとともに、サプラ
南アフリカ・英系の製紙大手モンディが、米同業インターナショナル・ペーパーからトルコ子会社オルムクサンの株式90.38%を取得する。買収価格は約6,600万ユーロ。当局の承認などを経て、上半期中に手続きを完了する予定だ。
スイス金融大手のUBSは16日、オーストリアの富裕層向け資産運用事業をリヒテンシュタインのプライベートバンク、LGTに売却すると発表した。売却額は明らかにしていない。 UBSはオーストリアでウイーン、ザルツブルグに拠点を
ポーランドの電気自動車(EV)開発・製造会社エレクトロモビリティ・ポーランド(EMP)は15日、国内南部ヤヴォジュノに国産電気自動車(EV)の生産拠点を設置すると発表した。2024年の生産開始に向け、21年中に着工する計
ロシア政府は14日、小麦の輸出に関税を課す方針を打ち出した。食料価格上昇を食い止めるのが狙い。2021年2月15日から6月末まで、輸出に1トン当たり25ユーロを課税する。また、同時期の総輸出量を1,750万トンに制限する
ロシア中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を4.25%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3会合連続。経済がコロナ禍の打撃から立ち直りつつあるものの、インフレ率が予想を超えて高進してい
韓国の現代自動車がトルコの合弁会社ヒュンダイ・アッサン(HAOS)の完全子会社化を計画している。トルコの競争当局が17日に明らかにしたもので、合弁相手である複合企業キバル・ホールディングが保有するHAOS株取得の許可を当