カザフスタン

カザフ、カスピ海地域のデジタルハブを目指す

設置予定地としてはカスピ海沿岸のマンギスタウ地方が検討されている。

同構想ではカスピ海の海底に光ファイバーケーブルを敷設するとともに、同国のカスピ海東岸に位置するアクタウ及びアゼルバイジャンの首都バクーにそれぞれデータセンターを設置し、両国を通して欧州とアジアを結ぶ通信網を構築することが想定されている。

カザフインベストでIT関連プロジェクトを担当するツレショフ氏は、カスピ海横断光ファイバー網を敷設することで同国とアゼルバイジャン両国の経済発展に新しい可能性がもたらされると述べた。

カザフ鉱山大手ERG、新アルミ精錬所を建設

カザフスタンの鉱山大手、ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)が国内北東部のパヴロダルに新アルミ精錬所を建設する。

現地メディアが産業・インフラ開発省の情報として報じたもので、既存精錬所のインフラを最大限に活用して新精錬所を整備する。

新精錬所ではボーキサイトからアルミナを年間100万トン抽出し、それを材料に一次アルミニウムを50万トン生産する計画だ。

トルコ空港運営大手TAVエアポート、アルマトイ空港を買収

トルコの空港運営大手TAVエアポートは8日、投資会社VPEキャピタルと共同で、カザフスタンのアルマトイ空港の全株式を買収すると発表した。

TAVエアポートは空港運営に関連する総合サービスを手がけ、世界30カ国100空港で事業を展開する。

空港運営数はアルマトイが加わって15空港に拡大した。

カザフ自動車大手、シボレー車の生産開始

カザフスタン自動車最大手のサリアルカアフトプロム(SaryarkaAvtoProm)は3月28日、同国北部コスタナイの工場で米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)のシボレーブランド車の組立を開始した。

従業員1,000人体制で年間2万6,000台を生産し、完成車の大半を近隣国に輸出する。

今年は10万台の自動車生産が見込まれている。

英ワンウェブがカザフで通信衛星打ち上げ、地域の高速通信を整備

カザフスタンのマミン首相は5日、英国の通信会社ワンウェブがカザフスタン全域をカバーする通信衛星の打ち上げを計画していることを明らかにした。

両者は協力して低遅延のブロードバンド環境を提供すると共に、中央アジアでのワンウェブの通信事業をサポートする技術拠点を国内に設置する。

ワンウェブは光通信なみに高速かつ低遅延のブロードバンドサービスを提供するため、現地の通信事業者と提携していく予定。

カザフの自動車生産、19年に5万台突破

カザフスタンの自動車生産台数は2019年、5万台を超え、うち2,700台が輸出された。

アルマトイで韓国現代自動車が年産能力4万5,000台の工場を開所することから、短期的に生産台数が10万台へ増加すると見込まれている。

うち1万~1万5,000台をロシア、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、ベラルーシ、アゼルバイジャンなどへ輸出する計画だ。

カザフスタンの貨物輸送量、昨年は微増

カザフスタンの産業インフラ開発省が先ごろ発表した昨年の貨物輸送量は1,940万トンとなり、2018年に比べ1%の上昇にとどまった。

輸送機関別に見ると、鉄道が1,750万トン、トラック輸送が190万トン。

昨年のコンテナの総輸送量は前年比23%増となる66万4,400個で、うち中国と欧州間で輸送されたコンテナの数は34万7,000個だった。

アルマトイ市公共交通、金龍客車からCNGバス調達

カザフスタン南東部のアルマトイ市の近郊交通運営会社、アルマトイ・エレクトロトランスが昨年末、中国バス製造最大手の金龍客車から圧縮天然ガス(CNG)バスを60台調達した。

金流客車は昨年春、自動車販売大手アスタナ・モータースと現地販売契約を交わすとともに、同傘下の自動車製造ヒュンダイ・トランスアウトのアルマトイ工場にバスの組み立てを委託した。

中国の中通客車が昨年初め200台を116億テンゲ(2,750万ユーロ)で受注し、10月から納品を開始した。

AIIB,中国電力国際のカザフ風力発電パーク建設計画に融資

カザフスタン南部のジャナタスで建設されている中央アジア最大級の風力発電パークが、アジアインフラ投資銀行(AIIB)から4,670万ドルの融資を獲得した。

AIIBがカザフスタンのプロジェクトに融資するのはこれが初めて。

これは約100万世帯の需要に相当し、カザフスタン南部での電力不足の緩和につながると期待されている。

ガスパイプライン「シベリアの力2」、カザフが参加検討

カザフスタンのドスムハムベトフ第1次官は11月26日、中国とロシアが進めている天然ガスパイプライン建設計画「シベリアの力2」への参加を同国が検討していることを明らかにした。

同次官は西シベリアの天然ガスを中国に輸送する同パイプラインがカザフスタンを通過することを念頭に、同国東部で生産される天然ガスを極東に輸出することができるとの考えを示した。

「シベリアの力2」に先立ち建設が進められてきた天然ガスパイプライン「シベリアの力」は、東シベリアのイルクーツク州にあるコビクタ・ガス田やサハ共和国のチャヤンダ・ガス田で生産される天然ガスを、中国との国境沿いにあるブラゴベシチェンスクを経由して同国に輸出するもので、今年12月からの稼働開始が予定されている。

ガスパイプライン「シベリアの力2」、カザフが参加検討

カザフスタン政府は11月26日、中国とロシアが進めている天然ガスパイプライン建設計画「シベリアの力2」への参加を同国が検討していることを明らかにした。

西シベリアの天然ガスを中国に輸送する同パイプラインがカザフスタンを通過することを念頭に、同国東部で生産される天然ガスを極東に輸出することを視野に入れる。

「シベリアの力2」に先立ち建設が進められてきた天然ガスパイプライン「シベリアの力」は、東シベリアのイルクーツク州にあるコビクタ・ガス田やサハ共和国のチャヤンダ・ガス田で生産される天然ガスを、中国との国境沿いにあるブラゴベシチェンスクを経由して同国に輸出するもので、今年12月からの稼働開始が予定されている。

シンガポール企業、カザフスタンで化学プラントを建設

シンガポールを本拠とするウエスト・ガス・オイルが18億ドルをかけて設置するもので、2023年に稼働する予定だ。

天然ガスを加工して得られるメタノールを、さらにオレフィンへ加工する目的で、アクタウ港特別経済地区に建てられる。

2年以内に着工し、生産開始後3年でフル稼働に移行する計画だ。

カザフ・アルマトイ空港、トルコの空港運営大手に売却へ

トルコの空港運営大手TAVエアポートがカザフスタン南部のアルマトイ空港を買収する計画であることが先ごろ分かった。

TAVの筆頭株主の仏パリ空港(ADP)グループによると、TAVは投資会社のVPEキャピタルとコンソーシアムを形成し同空港を取得する方針。

アルマトイ空港はカザフスタン最大の空港で、2018年の年間利用者数は約600万人。

カザフスタン、2025年までに再可エネ能力3倍に

カザフスタン首相府はこのほど、同国の再生可能エネルギーによる発電容量が現在の約900メガワットから2025年までに3,000メガワットまで増加する見通しであることを明らかにした。

首相府の発表によると、国内には現在83の再可エネ関連施設がある。

同国が先ごろ実施した3,000メガワットの再可エネ関連プロジェクトへの入札には海外12カ国から138の企業が参加した。

仏エア・リキード、カザフに窒素生産拠点

仏産業ガス大手のエア・リキードは16日、カザフスタン国営石油会社カズムナイガスとの合弁会社エアリキード・ムナイ・テックガスを通じ、同国西部に窒素生産施設を建設すると発表した。

カザフスタン石油化学会社KPIとこのほど交わした長期供給契約に沿い、対応する生産体制を整備するためで、1,500万ユーロを投資する。

KPIは2004年、カズムナイガス傘下のユナイテッドケミカル(出資シェア51%)と民間のSAT&Co.(49%)の合弁会社として設立された。

仏エア・リキード、カザフに窒素生産拠点

仏産業ガス大手のエア・リキードは16日、カザフスタン国営石油会社カズムナイガスとの合弁会社エアリキード・ムナイ・テックガスを通じ、同国西部に窒素生産施設を建設すると発表した。

カザフスタン石油化学会社KPIとこのほど交わした長期供給契約に沿い、生産体制を整備するのが狙いで、1,500万ユーロを投資する。

エアリキード・ムナイ・テックガスは2016年に設立した企業で、エア・リキードが75%、カズムナイガスが25%を出資する。

カザフ・ヌルスルタン、電気バス100台を導入

カザフスタンの首都ヌルスルタンが電気バス100台を導入する。

導入されるバスは全長12メートルで、乗車定員は30人。

カザフスタン政府は公共交通機関の低炭素化を進めており、すでに700台の電気駆動車両が導入されている。

FORRES:トルコ建材メーカーのフォレス、カザフで生産増強

トルコの建材メーカーでドアハンドルやヒンジを生産するフォレス(FORRES)は先ごろ、カザフスタン西部のアルマトイ州にある工場の拡張工事を完了した。

拡張後の工場の広さは5,000平方メートルで、生産量は以前の3倍にあたる年間3,000トンに拡大する。

同社はトルコの建材メーカー、アクペン(AKPEN)の関連企業で2016年に工場を開設した。

カザフスタン、20~24年に原油増産

カザフスタンのダレノフ国家経済相は8月27日の閣議で、2020年から24年にかけて原油生産量を9,000万トンから1億トンに引き上げる計画を明らかにした。

同国の2018年末の原油生産量は9,036万トン。

今年は8,900万トンを予定している。

NipponExpress:日通がカザフに駐在員事務所開設、欧・アジア間の物流事業強化へ

日本通運は22日、カザフスタン南東部のアルマトイに駐在員事務所を開設したと発表した。

また、国営カザフスタン鉄道との連携を強化し、中国・欧州間の鉄道輸送のオペレーション向上を図る。

日通は駐在員事務所を通じて◇同国を含むCIS(独立国家共同体)諸国における物流ビジネスの情報収集◇市場やインフラなど物流環境の調査◇カザフスタン鉄道との連携を通じた国際鉄道輸送事業の強化――を進める。

Eni:伊エニ、カザフ領カスピ海鉱区の権益獲得

イタリアの石油・ガス大手エニは7月29日、カザフスタンのエネルギー省と国営カズムナイガス(KMG)と、カスピ海アバイ鉱区の開発で提携する契約に調印した。出資比率は50%ずつで、両社の合弁会社イサタイ・オペレーティング・カ

カザフの自動車生産が好調、上期は18%増

カザフスタン自動車ビジネス協会(AKAB)がこのほど発表した2018年上期の新車販売台数(乗用車+小型商用車)は3万2,014台となり、前年同期から18%増加した。

2位はトヨタ(19%増、6,641台)で、3位の韓国現代自動車(6,010台)は77%増と大幅に伸びた。

カザフスタン国内の同期の自動車生産台数は2万623台。

カザフスタンが公用車入札から輸入車を除外、2年間義務化

カザフスタン政府は7月末、公共機関による乗用車の調達入札で、輸入車を除外することを義務付ける法令を採択した。

国内の法人が製造し国産品として認定を受けた製品のみ公共入札に参加できる。

このうち1万3,745台が国産車で、国産比率は前年の47,1%から55.6%に大きく拡大した。

カザフスタンで自動車生産が拡大、乗用車は1-5月に41%増

カザフスタンのイェルジャノフ産業・インフラ開発副大臣はこのほど、2018年通期の自動車生産台数が3万2,000台に達したことを明らかにした。同大臣は自動車産業の波及効果は大きいとし、同産業での雇用が2,000人に達したほ

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