東欧経済ニュース

スロバキア製造企業のデジタル化、新型コロナで進まず

スロバキア資本の製造企業における業務のデジタル化・自動化=インダストリー4.0(I4.0)が今年は進んでいないことが、現地業界団体インダストリー4UMの調査で明らかになった。新型コロナの世界的流行(パンデミック)が障害と […]

エストニア3社、サイバーセキュリティでESAと提携

エストニアのスペイシット、サイベックサー・テクノロジーズ、CGIエストニアの3企業はこのほど、サイバーセキュリティ分野における提携で欧州宇宙機関(ESA)と契約を結んだ。ESAの一般支援技術プログラム(GSTP)の枠内で

三菱UFJのフィンテック部門、リトアニアに事務所開設

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下のMUFGインベスターサービスフィンテック(MUFG ISFT)がリトアニアに駐在員事務所を開設する。技能のある人材を集める目的だ。 MUFG ISFTによると、未経験者

英フィンテック企業、リトアニアに中東欧の事業拠点設置

英フィンテック企業ディ・ポケット(DiPocket)はこのほど、リトアニアに中東欧地域の事業拠点を設置したことを明らかにした。送金アプリを開発する同社にとり同国が最適な事業環境を有している点を評価した。投資促進機関のリト

アグリテック開発 ロシア

農薬を使わない屋内農業の自動化ソリューションを開発している。同社が提供するのは、空間を垂直的に利用する垂直農法の運営プラットフォームで、農作物栽培の特別な知識や技術は不要なのが特徴。運用に必要なソフトウエアはSaaS(ソ

中国リンロンタイヤ、セルビア工場建設で1.7億ドル増資

中国のタイヤ大手、山東玲瓏(リンロンタイヤ)は11月18日、セルビア法人のリンロン・インターナショナル・ヨーロッパが1億7,410万米ドルの増資を実施すると発表した。調達した資金は同国北部のズレニャニンで進める工場建設に

マスターカード、東欧6カ国でグーグルペイサービスをスタート

米クレジットカード大手のマスターカードは17日、東欧6カ国を含む欧州10カ国で新たにグーグルペイ・サービスを開始すると発表した。実店舗・オンラインを問わず、簡便な決済サービスを提供するとともに、新型コロナ流行で広がってい

水素ガス大手ハイギア、独メッサ―とチェコで長期提携

オランダの水素ガス大手ハイギア(HyGear)は19日、米グローバルタングステン&パウダーズ(STP)並びに独照明ランプ大手オスラムの各チェコ子会社への高純度水素供給で、独同業メッサ―(Messer)と長期提携したと発表

OMVペトロムがバイオ混合燃料の生産拡大、EU目標達成に向け

ルーマニアの石油ガス大手OMVペトロムがバイオ混合燃料の生産を拡大している。欧州連合(EU)が目指す、交通分野の排出削減のため燃料全体に占める再生可能エネルギー源の比率を2020年の10%から30年までに14%に引き上げ

リトアニア企業、新型コロナのPCR検査キットを開発

リトアニアのバイオテクノロジー新興企業であるYZZYバイオテックはこのほど、新型コロナ用のPCR検査キットを開発した。まず国内の医療機関や民間検査機関に製品を供給する。将来的には輸出に乗り出す計画だ。 YZZYはすでに国

ロシア、新型コロナワクチンの価格は1本10ドル弱

ロシアは独自開発の新型コロナワクチン「スプートニクV」を来年、10億本供給する計画だ。1人当たり2回接種が必要なため、出荷量は5億人分に当たる。輸出価格は1本あたり10米ドルを下回る見通し。これは、米ファイザー・独バイオ

ロシア、5G導入のロードマップを閣議決定

ロシア政府は19日、次世代(5G)移動体通信技術の導入に向けたロードマップを採択した。国営ハイテク企業ロステックと通信大手ロステレコムが共同で策定したもので、国産設備を活用して2024年までに約500万人、30年までに5

ロシア、サハリン島に多目的港を設置

ロシア極東のサハリン州政府はこのほど、サハリン島で多目的ターミナルを持つ貨物港の開発を計画していることを明らかにした。新港は同島中部の太平洋側に位置するマカロフスク地区に整備され、石炭、石油、ガスなどの積出港として活用さ

東欧で企業国有化を求める声高まる=EBRD調査

欧州復興開発銀行(EBRD)がこのほど発表した旧社会主義諸国の体制転換後の現状に関する報告書によると、これら諸国の国民の45%が経済における国家の役割の拡大と企業の国有化を求めていることがわかった。背景には所得と資産が一

ブルガリア、ロックダウン再導入を検討

ブルガリアのコスタディン・アンゲロフ保健相が新型コロナの流行抑制に向けて、ロックダウン措置を再導入する方針だ。また、緊急事態を来年3月まで4カ月間延長することも狙う。27日の閣議決定を得て、来月1日の発効を目指す。 ロッ

欧州復興開発銀、トルコでサプライチェーン金融開始

欧州復興開発銀行(EBRD)は17日、トルコ企業を対象とするサプライチェーン・ファイナンス(SCF)を開始すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた企業を支援するのが目的。企業の規模を問わず資金を供給する。

トルコ中銀が大幅利上げ、政策金利15%に

トルコ中央銀行は19日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を4.75ポイント引き上げ、15%とすることを決めた。利上げは2カ月ぶりで、今年2回目。エルドアン大統領の意向をくんだ低金利政策で通貨リラ安、高

ボルシチの本場は?~ウクライナとロシア

ウクライナとロシアが一風変わった「対決」を繰り広げている。今回の焦点は天然ガスでも領地でも停戦合意でもなく、「ボルシチ」だ。 そもそもの始まりは、昨年5月にロシア政府がツイッターで「最も有名なロシア料理の一つ」と銘打って

ハンガリー企業、対コロナのコーティング剤をチェコに供給

ハンガリーのコーティング剤メーカー、レジステン(Resysten)はこのほど、チェコに対し新型コロナウイルスの感染を防止する製品を供給する計画を明らかにした。同社によると、供給されるコーティング剤は食品添加物の二酸化チタ

ラトビア、軍用5G技術の試験場を開所

ラトビア軍は12日、第5世代(5G)移動通信システムの通信網を完備した試験場の運用を開始した。5Gを活用した軍用技術をテストする目的で、この種の施設が稼働するのは欧州で初めて。移動体通信サービス大手LMTが整備・運用で協

ロシアEC大手オゾン、年内にナスダックへ上場

ロシアの電子商取引(EC)2位オゾン(Ozon)が年内にも米国預託証券(ADS)を米ナスダックへ上場する計画だ。時価総額を46億~56億ドルと見込み、7億5,000万~10億米ドルの調達を目指す。18日にも投資家向け説明

ロシアのメール・ル、クラウドゲーム市場に参入

ロシアのインターネット大手メール・ル・グループ(MRG)がクラウドゲーム・サービス「マイ・ゲームズ(MY.GAMES)」のベータ版を公開した。来年の本格スタートに先立ち、ユーザーに試してもらう目的だ。マイ・ゲームズのスト

フィンテックサービス開発 リトアニア

バルト地域におけるノンバンク融資のためのフィンテック・プラットフォームを運営している。同地域の中小企業に向けて、銀行よりも簡単で柔軟な資金調達ソリューションを提供する。このほど欧州投資銀行(EIB)から、フィンテックの融

独ヘラー、リトアニアの電子部品工場を拡張

独自動車部品大手のヘラーは11日、リトアニアのカウナスにある電子部品工場を拡張すると発表した。電子部品の需要拡大を見込み、今後数年間で生産能力を継続的に増強していく。長期的な生産能力の拡大に5,000万ユーロ前後を投資す

上海エナジー、初の国外工場をハンガリーに設置

中国のバッテリー部品メーカー、上海エナジー(上海恩捷新材料科技:Semcorp)がハンガリー東部のデブレツェンに生産拠点を設ける。同国のシーヤールト外務貿易相が10日明らかにした。投資額655億フォリント(約1億8,00

シュコダ自、増産に向けた生産能力を確保

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は13日、グループの新生産計画で各工場の生産車種が見直され、シュコダブランド車増産の前提条件が整ったと発表した。また、インドに続き、新興市場であるロシア、北ア

トルコ家電大手、イベルドローラに電動車充電器を供給

トルコの家電大手ヴェステルは12日、スペインのエネルギー大手イベルドローラに電動車用充電器(EVC)を供給することで合意したと発表した。イベルドローラが2020年から21年にかけて欧州で進める充電インフラ整備事業に、最新

ロシア新車販売、10月は7%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)はこのほど、同国の2020年10月の新車販売(乗用車・小型商用車)が15万4,164台となり、前年同月に比べ7%増加したと発表した。伸び率は今年に入り最も高い。1~10月の累計は、前年同

チェコ、ロボット導入が減速

チェコ企業におけるロボット導入が減速している。国際ロボット連盟(IFR)によると、同国における昨年の導入数は2018年を12%上回ったものの、伸び率は18年から4ポイント低下した。一方、労働者10万人当たりの普及数では1

EUが米への報復関税発動、新政権との和解も模索

欧州委員会は9日、米航空機大手ボーイングに対する米政府の補助金交付に対抗し、欧州連合(EU)が10日から年最大40億ドル相当の米製品に報復関税を課すと発表した。これによって航空機補助金をめぐる貿易摩擦が激化するが、米国の

アドリア海横断パイプラインが開通

ギリシャからアルバニアを経由してイタリアに至る「アドリア海横断パイプライン(TAP)」が15日開通した。これにより、アゼルバイジャンの天然ガスをトルコ経由で欧州に輸送する「南ガス回廊」が完成した。 TAPの全長は878キ

東欧の景気回復は緩慢=WIIW予測

ウィーン国際経済比較研究所(WIIW)が12日発表した最新の経済見通しによると、中東欧・南東欧地域がコロナ危機から迅速に回復することは難しいもようだ。ただ、景気に勢いが戻れば、サプライチェーン見直しによる消費地近隣への工

西バルカン諸国が共同市場創出で合意、EU加盟に向け連携強化

西バルカン6ヵ国(アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、セルビア)はブルガリアの首都ソフィアで10日に開いた首脳会議で、地域協力の重要性を確認するとともに、隣国関係や経済面での結束を強

トルコ、新経済戦略は物価・金融安定化優先

トルコのエルドアン大統領は11日、物価、金融市場、金融政策の安定を柱に据えた新経済戦略を発表した。急激な物価上昇とトルコリラ下落に歯止めがかからない中、大統領は「トルコは金利、為替相場、インフレという『魔の三角地帯』と経

露のコロナワクチン、高い有効性を確認

ロシア政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)は11日、同国で開発された新型コロナワクチン「スプートニクV」が92%の高い有効性を持つとする治験結果を明らかにした。8月に世界に先駆けて承認された同ワクチンについては

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