巨大不発弾が処理中に爆発~ポーランド
ポーランドのバルト海沿岸最西端にあるシフィノウイシチェで13日、第二次世界大戦中の巨大な不発弾が処理作業中に爆発した。幸運なことに、けが人も建物などの損傷もなく、鳴り物入りながら爆弾の「危険を取り去る」ことに成功した格好 […]
ポーランドのバルト海沿岸最西端にあるシフィノウイシチェで13日、第二次世界大戦中の巨大な不発弾が処理作業中に爆発した。幸運なことに、けが人も建物などの損傷もなく、鳴り物入りながら爆弾の「危険を取り去る」ことに成功した格好 […]
ウクライナの首都キエフの一等地にある4つ星ホテル「ドニプロ」。ゼレンスキー大統領が掲げる「不採算国営企業の民営化」の一環として、7月に3,400万ユーロで、とある不動産会社に売却された。この会社の名がほとんど知られていな
欧州船舶の平時の海難事故としてタイタニック号に次ぐ犠牲者を出した1994年のエストニア号沈没事故。その原因について、新たな説が浮上している。先月末に配信が始まったドキュメンタリー番組が報じたもので、調査の責任を負うエスト
西シベリアはクラスノヤルスク地方で、「キリストの生まれ変わり」を主張するセクトの教祖「ヴィサリオン(本名:セルゲイ・トーロップ)」が逮捕された。「違法な宗教団体を運営して信者から金を巻き上げ、精神的に虐待した」疑いがもた
チェコで鉄道事故が増えている。今月9日にはドイツとの国境に近いクドゥニーイェで旅客列車が貨物列車に衝突し、20人が重傷を負ったが、これで7月以来の鉄道事故件数は17件めとなった。エルツ山地での衝突事故では2人が、プラハ近
「制限速度を守らない国」として知られるポーランドで、警察がようやく取り締まりに本腰を入れはじめた。速度違反検挙を専門にする「SPEED隊」まで創設し、野放図な状態に歯止めをかけるべく奮闘している。 ポーランドでは昨年、2
ウクライナではこの新学期から5年生以上の授業でウクライナ語の使用が義務付けられた。年初に成立した法律の施行を受けたもので、公用語をめぐる議論が改めて熱を帯びている。 ウクライナは歴史的経緯から、異なる言語を話す少数派を多
在ワルシャワ・ドイツ大使の席が7月初め以来、空席となっている。というのは、新大使の就任に必要なポーランド外務省のアグレマン(任命同意)が得られていないためだ。外務省側は「アグレマンをめぐる判断の根拠を説明する義務はない」
大統領選挙結果をめぐりベラルーシ情勢が緊迫するなか、ハンガリーのシーヤールト外相も遊んではいられない。16日と17日のフェイスブックへの投稿では、「欧州諸国の外相や外務高官と電話で討議した」と話した相手の名前を列挙し、「
プラハ市が新型コロナを機に、「オーバーツーリズム」から「スローツーリズム」への転換を目指している。物価の安さを目当てに飲み騒ぐ旅行客ではなく、プラハの歴史や文化財の価値がわかる訪問客を増やしたいというのが住人の願いだ。
夏の食べ物といえばアイス。モスクワでも人気だが、売れ筋は プロンビル、ラコムカ、エスキモーといったソ連時代からの「老舗ブランド」だ。しかし、ソ連のアイス生産が、ある大臣の米国訪問と密接に関わっていることはあまり知られてい
ロシアでは毎年7月最後の日曜日に「海軍の日」が祝われるが、今年は、初めて女性が海軍の乗組員として参加する話題でもちきりだ。法律改正で来年から正式に女性が海軍で船長になれるようになるのを前に、「女性解放」をアピールする政府
チェコ国境に近いポーランドのミエイスツェ・オドジャンスキエ村。人口300人のこの村で、1カ月ほど前にバルトシュ君が生まれ「男の子で良かった!」と村中が喜んでいる。これだけ聞くと「男尊女卑か?」と疑われるが、それは違う。実
ナチス・ドイツが第二次世界大戦末期にポーランドの下シレジア地方に「財宝」を隠したという伝説は有名だが、その隠し場所についての新説が世間を騒がせている。オポーレの団体「シレジアの橋」が、「親衛隊員エゴン・オレンハウアー日記
プラハで住宅を借りるときは注意したい。チェコ人であるか外国人であるかを問わず、悪質な大家にいっぱい食わされ、いやな思いをした人がたくさんあるからだ。賃貸契約を結ぶ際に気を付けたい点を挙げてみよう。 まず、契約書にきちんと
欧州の原生林の3分の2があると言われるルーマニアで、人がクマに襲われる事故が増えている。襲われれば命の危険が伴うため、狩猟ロビーからはクマ猟解禁を求める声があがっている。これに対して、自然保護活動家は保護区設置でクマの生
ポーランド軍の兵士が国境地帯にあるチェコの礼拝堂を一時占拠していたことが判明し、インターネットを騒がせている。チェコ当局が介入して「撤退」となったが、なぜポーランド兵が入ってきたのか、詳しい理由は明らかになっていない。
チェコで今月、3Dプリント・ハウスが初めてお目見えする。建築スタジオ「スクールプト(Scoolpt)」のミハイ・トルパクさんが設計したもので、住宅貯蓄銀行ブジンカ(Burinka)と提携して「プリントアウト」し、水上に浮
新型コロナウイルスの感染予防にと、ルーマニアの靴職人が身体的距離が確保できる「コロナ靴」を考案した。つま先部分が長く伸び、その全長は75センチ。話し相手も同じ靴を履けば、1.5メートル以上には近寄れず、「密接」が避けられ
ドイツでは農業、食肉処理などの業界で東欧出身者がたくさん働いている。重労働で地元の人にはなり手がなく、東欧からの働き手がいないと仕事が回らない職場が多い。それにもかかわらず、労働条件や居住環境は劣悪で、相談所などが以前か
中央アジアからの出稼ぎ先といえばロシアが定番だったが、ここにきて韓国の人気が上昇している。ロシアよりも賃金が高く、治安も良いというのが理由だ。 韓国に来る中央アジア人には3つのタイプがある。まずは朝鮮民族系の人々(高麗人
チェコ大統領府が、暴行行為を教唆したとして、プラハに隣接するイェセニツェ市のマルティン・ラング市議会議員(市民民主党: ODS)を刑事告発した。SNSサイト・フェイスブックの投稿で、ゼマン大統領を「2人目のヒトラー」だと
青少年に対するカトリック聖職者の性的虐待をテーマとしたドキュメンタリー映画が、ポーランドで大きな波紋を広げている。動画共有サイトのユーチューブで11日に公開されてからわずか1週間で2,090万人が視聴した。ポーランドでカ
東欧諸国は西欧に比べて人工妊娠中絶率が高い。15~44歳の女性1,000人当たりの中絶件数は西欧の16件に対し42件(2010~14年)に達している。それでも20年前(1990~94年)と比べると88件から半分以下に減少
国際結婚はただでも手間がかかるものだが、舞台がロシアとなると事はやっかいだ。モスクワに住むロシア人記者が西欧出身の彼女と国際結婚の手続きに挑戦した様子をレポートした。 記者のパベルさんとその婚約者は、現住所のモスクワでは
チェコの通貨・コルナが誕生から100周年を迎えた。オーストリア・ハンガリー帝国で使われていた通貨(クローネ)が第1次大戦後、ハイパーインフレに見舞われたのを受けて導入されたもので、新国家チェコスロバキアの経済発展の基盤を
ロシアのS7航空の小型プロペラ機が3月31日午後3時ごろ、フランクフルト近郊に墜落した。乗っていたのは同グループの大株主で代表取締役を務めるナターリア・フィリョヴァさん(55)とその父親、操縦士の3人とみられている。 フ
第二次世界大戦後、ロシアとポーランドに編入された旧ドイツ領東プロイセンは、ほとんどのドイツ系住民がソ連軍の迫る大戦末期に西へ避難した。親に死なれたり、はぐれたりした子どもたちが森に隠れ、飢えと闘いながら自ら食料を探して暮
ウクライナのコメディアンで人気俳優のボロディーミル・ゼレンスキー氏(41)がテレビドラマで演じるのは、汚職には目もくれず、怪しげなビジネスマンたちに抗していく清廉潔白な大統領だ。そんなフィクションの役回りが、ひょっとした
ワルシャワの南西約40キロメートルに位置するムシチョヌフで、この秋、世界最深のプール「ディープ・スポット」がオープンする。深さは45メートルで、伊モンテグロット・テルメにある「Y-40ディープ・ジョイ」を5メートル上回る
ラトビアに欧州初の人工知能(AI)キャスターが登場した。中国が世界初のAIキャスターを発表してわずか3カ月後のお披露目で、人工知能技術の最先端を支えるバルト諸国の意気込みを示した格好だ。 ラトビアのAIキャスターは「ラウ
トルクメニスタンの首都アシガバードで先月14日からダークカラーの自動車の取り締まりが再開されたもようだ。交通警察に停められた自動車はレッカー移動され、6,000~1万マナト(18万9,000円~31万5,000円)をかけ
セルビアの人材不足が深刻化している。医師、職人、看護師、溶接工、美容師、バス運転手など、あらゆる職種でドイツを中心とする西欧に移住する人が増えているためだ。セルビアを去る人は毎年5~7万人と推定されるが、季節労働者を含め
モスクワ市のごみ問題は深刻だ。ロシアでは一般廃棄物の95%は埋め立て処理、1%弱が焼却処理となり、リサイクルに回るのは残る5%弱に過ぎない。モスクワ市で出る膨大なごみの多くは近隣自治体の埋め立て場に運ばれているが、悪臭に
中央アジアのキルギス共和国は、ロシア語の地位が高いことで知られる。その事実は、ジェエンベコフ大統領が以前はロシア語教師だったことに象徴されるが、実際にはロシアに出稼ぎに出たときに言葉ができたほうが有利だという現実にも支え
ソーシャルメディアに大勢の若いトルコ人女性が「ヒジャブ(頭に巻くスカーフ)を着けないことにした」という行動を写真で投稿したことが議論を巻き起こしている。「(因習からの)解放」と歓迎する声がある一方、「裏切り行為で、裏に何
ドイツで人気が急落した古いディーゼル車が中欧や南東欧に多く輸出されているようだ。これらの地域では車体価格や燃費こそ重要だが、排気ガスの質を気にするドライバーは少ない。ドイツ車が安く買えるというのでチャンスと思う人も多いだ
ロシア人は猫好きだ。独調査会社ダリアによると、猫を飼っている人の割合は59%と世界で一番多い(日本は16%)。猫への愛は自分の飼い猫だけにとどまらず、野良猫を救う運動家に協力する政治家も出始めた。 運動家の活動は野良猫に
東欧出身のトラック運転手の酒酔い運転がドイツで懸念を呼んでいる。大型トラック絡みの事故が目立つことから、いくつかの管区で交通警察が高速道路沿いのパーキングエリアでアルコール検査を実施し始めた。バーデン・ヴュルテンベルク州
トルコの出版社が経費拡大に苦しんでいる。ほぼ全量を輸入に頼る紙が通貨リラの下落で高騰しているためだ。小規模文学出版社のノトスによると、書籍用紙価格はトン当たりで以前の700ユーロから900ユーロに上昇した。板紙もインクも
トルコ料理と玉ネギは切っても切れない。朝食のいり卵、おっかっさんの味として知られるナスの冷製「坊さんが気絶した(Imam Bayildi)」、コフテ(ミートボール)、ファラフェル(豆コロッケ)、もちろんサラダにも、あらゆ
ルーマニアとウクライナの間にあるモルドバ共和国。その中に紛争地域があることをご存じだろうか。ドニエストル川東岸、ウクライナ国境沿いにある「沿ドニエストル共和国」がそれだ。モルドバ共和国の国土の約12%を占め、1991~9
ロシア鉄道に「革命の波」が迫っている。行きずりの人とわいわい過ごす開放式の寝台車(3等車)が近代化されるというのだ。モスクワからウラジオストクまでの6日間を70~80ユーロで移動できるなど、安さが魅力で利用者の多い3等寝
ウラジオストクの南に位置する小さな湾にシロイルカやシャチが「飼われて」いる。沖と網で区切られた小さな場所に、100頭を超える個体が生きている。環境保護団体グリーンピースのモスクワ事務所によると、その数はシロイルカが約90
ソ連末期まで国民の大事な食料であった「スーパーチキン」がロシアで復活する。米国からの食料制裁に備えるとともに、国内養鶏業者の育てるブロイラー品種を独占する欧米系食品大手に対する挑戦の意味もある。 ソ連は西欧の食肉生産に遅
イスタンブールの地下鉄駅に先月から「容器回収機」の設置が始まった。飲料用のペットボトルやアルミ缶を投入すると、公共交通機関で使えるプリペイドカード「イスタンブールカード」に一定額が充填される。インフレ率が25%まで上昇し
先月28日はチェコスロバキア共和国がハプスブルク・ハンガリー帝国(二重帝国)から独立して100周年だった。現在は別の国となったチェコとスロバキアが当時、一つの国を作ったのは自明の理ではなかった。チェコ人とスロバキア人が、
ルーマニアの若い夫婦が立ち上げたタイニーハウス事業が好調だ。タイニーハウスとは面積20平方メートルほどの小さな家。トレーラーで移動できる。小さいだけに価格は一般の住宅よりも安い。不動産バブルのはじけた北米から、ブームがじ
ロシアのジャーナリストの調査で、今年3月に英ソールズベリーで起きた元スパイ暗殺未遂事件の容疑者が、ロシア軍の情報機関であるロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のトップスパイだった可能性が濃くなっているが、この結論に至る
経済のグローバル化が進むなか、欧州のトラック輸送も増え続けているが、これを支える運転手の多くが欧州連合(EU)以外の出身者であることをご存じだろうか。EU市場の統合で運輸業界に誕生したダンピング・システムが広まっているた