総合・マクロ

ウクライナ首相辞任、次期内閣をめぐる交渉難航

ウクライナのヤツェニュク首相が11日、議会に辞表を提出した。ポロシェンコ大統領との対立で政権が運営不能に陥っている事態を打開し、政治の停滞に終止符を打つ狙い。ただ、次期内閣の大臣構成をめぐって議会会派間の交渉が難航してお […]

オランダ国民投票、EU・ウクライナ連合協定に“ノー”

欧州連合(EU)とウクライナの連合協定の是非を問うオランダの国民投票は、反対派が多数を占め、同国による協定の批准が否決される見通しとなった。投票結果に法的拘束力はないが、政府は民意を無視するわけにはいかず、難しい対応を迫

トルコとパキスタン、FTA交渉の枠組みで合意

トルコのエリタシュ経済相は3月22日、訪問先のパキスタンで同国のカーン商業相と会談し、自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉の枠組みで合意した。両国はこれに基づき専門チームを立ち上げ、商品・サービス分野の具体的な交渉を

ガスプロムと墺OMV、資産交換で合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムとオーストリア石油大手OMVは4月1日、OMVの北海油田権益とガスプロムのシベリア・ガス田の権益を交換することで基本合意したと発表した。原油価格低迷で採掘経費を削減したいOMVと、石油事業の拡

ハンガリー、ブラジル及びナイジェリアと関係強化で合意

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は1日、ブラジル及びナイジェリアの外相と会談し、経済関係を拡大する意向を確認した。両国共に大きな経済発展の可能性を秘めており、ハンガリーの重要な経済的パートナーと位置づけている。 ブラジ

チェコ、イスラエルとの提携強化に意欲

チェコのザオラーレク外相は4日、訪問先のイスラエルでリブリン同国大統領と会談し、イスラエルとの経済提携を強化したい意向を明確にした。今回の訪問では来月19日にプラハで開かれる両国閣僚会合の準備も進められた。 具体的な提携

チェコ、中国と戦略的パートナーシップを締結

チェコのゼマン大統領は3月29日、同国を訪問した中国の習近平国家主席と会談し、戦略的パートナーシップ協定を締結した。ビジネスおよび投資分野での提携を強化する。 同主席の訪問に合わせてプラハで開催された経済フォーラムでは、

スロバキア、4党連立へ

今月5日に総選挙が行われたスロバキアで、政権与党の中道左派「スメル・社会民主主義」など4党が連立政権の樹立で合意し、フィツォ首相が続投する見通しとなった。4党を合わせた議席数は定数150議席に対して85議席となり、過半数

ハンガリーとトルコ、アフリカ市場での提携で合意

ハンガリー外務貿易省のマジャール事務次官は17日、ブダペストで開催されたトルコとのビジネスフォーラムで、両国がアフリカの事業展開をめぐる提携を強化することで合意したと発表した。医療・エネルギー市場などのプロジェクトに共同

ロシア・ハンガリー合弁企業、ベラルーシ原発にポンプ納入

ロシア原子力公社(ロスアトム)とハンガリーのガンズ・ホールディングが合弁で運営するエンジニアリング企業、ガンズEEGがベラルーシに原子力発電所用の高性能ポンプ納入を開始した。昨年6月から生産していたもので、月末までに完納

ベラルーシとカザフスタン、二重課税防止条約を改正

ベラルーシとカザフスタン両政府は先ごろ、両国が締結している二重課税防止条約を改正し、調印式を行った。1997年の発効後に明らかになった問題点を解消するためのもので、企業の債券譲渡益への課税方法や担当部局の変更などが含まれ

トルコが送還難民受け入れへ、EUは資金支援を倍増

欧州連合(EU)は7日、ブリュッセルでトルコと首脳会議を開き、トルコが同国を経由してギリシャに流入したすべての移民や難民の送還を受け入れる代わりに、EUはトルコの難民対策を後押しするための資金支援を当初予定の2倍に当たる

ノルド・ストリーム拡張計画、鋼管調達先を決定

ロシアとドイツを直接結ぶバルト海天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」を拡張する「ノルド・ストリーム2」プロジェクトの事業会社は11日、鋼管発注先としてドイツ1社とロシア2社を選定した。ただ、この計画には欧州連合(E

対ロ制裁、個人・企業向けも再延長

欧州連合(EU)は10日、ブリュッセルで外相理事会を開き、ウクライナ情勢をめぐりロシアとウクライナの個人と企業・団体に科している制裁措置を6カ月延長することを決めた。ロシア高官らを含む146人と37の企業・団体に対する資

スロバキア議会選、与党が過半数割れ

スロバキアで5日行われた議会選挙(定員150)は、与党の中道左派「方向党・社会民主主義」が第1党の座を維持したものの、反欧州連合(EU)派の躍進により、過半数を確保できなかった。昨年9月にEUが多数決で押し切った難民受け

ハンガリーとアゼルバイジャン、経済関係強化へ

ハンガリーのオルバン首相は6日、訪問先のアゼルバイジャンで同国のアリエフ大統領と会談し、両国の経済関係の発展と強化を図ることで合意した。良好な政治的関係をテコに、運輸、エネルギー、農業、先端技術などの分野のほか、社会保護

ガスプロム、中国銀行から20億ユーロ融資

ロシア国営ガス会社のガスプロムは3日、中国銀行から20億ユーロの融資を受ける契約に調印した。融資期間は5年で、単一の金融機関から同社が調達する金額としては過去最大となる。使途は明らかにしていない。ガスプロムのアンドレイ・

トルコ、中国と合同委員会を設立

トルコと中国が両国間の包括的な課題を協議する二国間協力委員会を設立した。トルコ政府関係者が2月25日、同国のアナドル通信に対し明らかにした。対象となる分野は政治、経済、貿易、安全保障、観光などで、両国の政府高官が出席する

ハンガリー、難民受け入れめぐり国民投票

中東などから欧州に流入する難民への対応をめぐり、欧州連合(EU)加盟国の足並みの乱れが表面化するなか、ハンガリーのオルバン首相は2月24日、EUが加盟国に難民の受け入れを割り当てる制度の是非を問う国民投票を行う方針を表明

ハンガリー経済相が韓国訪問、経済関係拡大に期待

ハンガリーのヴァルガ経済相は2月25日、訪問中のソウルで開かれたハンガリー・韓国経済合同委員会に出席し、両国の経済関係拡大に意欲を示した。すでにハンガリーへ進出した韓国企業の重要性を強調するとともに、ハンガリー企業による

難民対策でトルコとの連携強化、首脳会議で確認

EUは18日の首脳会議で難民問題について協議し、域外との国境管理を強化して不法移民の大量流入を防ぎ、域内の自由移動を認めるシェンゲン協定を堅持することなどを盛り込んだ首脳宣言を採択した。 当初はトルコのダウトオール首相を

中東欧経済が堅調、新興市場不安の中で

新興諸国市場の景気減速が懸念されるなか、中東欧諸国が健闘している。中東欧の欧州連合(EU)加盟国は昨年、成長率でEU平均を大きく上回った。今年は昨年並みか、それ以下になる見通しだ。 オーストリアの経済紙『ヴィルトシャフツ

ロシアなど4産油国、生産量凍結で条件付き合意

カタールの首都ドーハで16日、主要産油国であるサウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの石油相が会談し、条件付きで産油量を今年1月の水準に抑えることで合意した。イランとイラクンの参加が条件となる。石油輸出国機構(OP

ロシア、ウクライナに債務返済を求めて提訴

ロシア財務省は17日、ウクライナに30億米ドルの債務返還を求め、英国の高等法院に提訴した。昨年12月21日の返済期限を守らなかったほか、債務再編に向けた提案も行わなかったと説明している。 プーチン大統領は昨年末、欧米諸国

米カーギル、南東欧資材市場から撤退

アグリビジネス大手の米カーギルは17日、5月末までに南東欧の資材市場から撤退すると発表した。「中東欧穀物・オイルシード事業の包括的見直し」に沿うもので、今後は買収・販売促進と穀物・オイルシード取引に集中する。また、資本参

オーストリア石油大手OMV、15年は赤字に

オーストリアの石油ガス大手OMVが18日発表した2015年の決算は、原油価格の低迷や多額の評価損の計上により11億ユーロの赤字となった。売上高は前年比37%減の225億2,700万ユーロ。同社は今後、一部事業の売却など事

EU、対ベラルーシ制裁を解除

欧州連合(EU)外相会議は15日、ベラルーシとの関係改善を目的に、同国に対する制裁措置を今月末でほぼ全面的に解除することを決めた。政治囚の釈放や、昨秋の大統領選が平和裏に実施されたことを評価する一方、ロシアとの交渉ルート

ボスニア、EU加盟を正式申請

ボスニア・ヘルツェゴビナは15日、欧州連合(EU)に加盟を正式申請した。これによって同国は悲願とするEU加盟に向けて前進したが、民族の融和、経済底上げなど課題は多く、加盟までの道のりは険しそうだ。 ボスニアは2008年に

南東欧鉄道クラスタ結成、企業間の提携促進を狙う

セルビアの首都ベオグラードで10日、中欧・南東欧の企業32社が南東欧鉄道クラスタ「レール・クラスタSEE」を結成した。インフラ整備や職業研修、安全性向上などで企業間の協力を促進する狙い。 参加するのはセルビアのシンヴォズ

イスラエル、トルコへのガスパイプラインを検討

イスラエルのユヴァル・ステイニッツ・エネルギー相は7日、トルコとの関係が改善すれば、天然ガスを同国に輸出することも考えられるとの見解を示した。自国とトルコを結ぶパイプラインを新設することで、トルコ経由でギリシャに供給でき

対トルコ難民支援策、30億ユーロ拠出を正式承認

欧州連合(EU)加盟国は3日、シリア難民の最大の流入先になっているトルコに対し、難民支援のための資金として30億ユーロを提供する計画を正式に承認した。EU予算から10億ユーロを拠出し、残り20億ユーロを加盟国で分担する。

ロシアのルクオイル、中東欧3国のガソリンスタンドを売却

ロシアの石油大手ルクオイル(Lukoil)は5日、ポーランド、リトアニア、ラトビアのガソリンスタンド230店舗あまりを、オーストリアのAMICエナジー・マネジメントに売却することで合意したと発表した。欧州小売事業を合理化

ライファイゼン銀、15年は黒字転換

中東欧で事業を展開するオーストリア大手銀行ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)が2月1日発表した2015年12月期決算の純損益は3億8,300万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6億1,700万ユーロ)から大

ボスニア、2月中旬にEU加盟を申請

ボスニア・ヘルツェゴビナ政府は、2月15日に欧州連合(EU)加盟を正式申請する予定だ。ドラガン・チョービッチ大統領評議会議長(大統領に相当)が1月26日明らかにした。 ボスニアは2008年に加盟の前段階となる「安定化・連

汚職問題は「南高北低」=EU世論調査(1/2)

欧州連合(EU)の欧州委員会が加盟28カ国を対象に行った世論調査で、「汚職が事業活動の障害になっている」と考える企業が10カ国で半分を超えた。国別でみると、ルーマニアとギリシャが74%でワースト1位。これにブルガリア(6

ハンガリー、モンゴルとの関係拡大

ハンガリーのオルバン首相は25日、訪問先のモンゴルで同国のチメド・サイハンビレグ首相と会談し、農業、鉱工業、インフラ整備、エネルギー資源など幅広い分野で提携することで合意した。訪問を機に結ばれた両国企業間の契約は総額4,

中国、欧州復興開発銀に加盟

欧州復興開発銀行(EBRD)は15日、中国が加盟したと発表した。同国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)と連携し、中東欧・旧ソ連などでのインフラ整備を支援していく方針だ。 中国の李克強首相と会談したEBRDのスマ

ポーランドの「法の支配」を調査、司法・メディア統制を懸念

欧州委員会は13日、ポーランドにおける「法の支配」の現状について本格的な調査に着手したことを明らかにした。保守系の新政権は司法やメディアに対する権限強化に向けた法改正を進めており、欧州委はこうした動きが欧州連合(EU)の

中東欧の経済見通しを3%に下方修正=世銀

世界銀行は6日発表の経済見通しで、中東欧及び中央アジア地域の2016年成長予測を従来から0.4ポイント引き下げ、3%に下方修正した。原油価格の大幅な値下がりや、ウクライナ紛争がロシアおよび取引国の景気に予想以上の打撃を与

サウス・ストリーム復活か、ロシアとブルガリアが会合へ

ロシア産天然ガスを南東欧へ輸送するパイプライン敷設計画「サウス・ストリーム」が息を吹き返す可能性が浮上している。ロシアが進める他のパイプライン計画が行き詰まりをみせているためで、同国の要請を受けたブルガリア政府も協議に応

EUとセルビア、加盟交渉が本格化

欧州連合(EU)とセルビアは12月14日に開いた閣僚級の加盟協議で、「セルビアとコソボの関係正常化」「金融管理」2分野での加盟交渉を開始した。セルビアは2014年1月に加盟交渉を開始していたが、具体的な分野での協議入りは

ウクライナ問題めぐる対ロ経済制裁、7月末まで再延長

欧州連合(EU)加盟国は12月18日に開いた大使級会合で、ウクライナ情勢を受けたロシアに対する経済制裁を6カ月間延長することで合意した。2016年1月末に迫った期限を7月末まで延ばす。 EUはロシアによるクリミア併合を受

EUとウクライナ、FTA発効

欧州連合(EU)とウクライナの自由貿易協定(FTA)が1月1日に発効した。今後10年で関税は段階的に撤廃される。ウクライナはFTAによりEUとの経済的な結びつきを強め、関係強化につなげる。 EUとウクライナのFTAは20

天然ガス輸送の国際ハブ基地整備に意欲=ブルガリア首相

ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相は1月4日、現地テレビ局のインタビューで、黒海沿岸のヴァルナ近郊に天然ガスの国際輸送基地を整備する考えを改めて強調した。ロシア産ガスを南東欧向けに輸送する「トルコ・ストリーム」プロジェクト

EU、西バルカンとトルコに10億ユーロを助成

欧州連合(EU)の欧州委員会は11日、EU加盟候補国や潜在的候補国への支援措置(IPA)の枠内で、西バルカン6カ国とトルコに対し10億ユーロを助成すると発表した。これらの国々にEU加盟が現実的目標であることを示し、加盟に

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