航空宇宙産業

EADS(2011年6月中間決算)

2011年6月中間決算の純利益は1億900万ユーロで、前年同期から41%増加。防衛部門は各国の予算削減で不振だったが、売上高の7割を占める旅客機部門エアバスの納入が増え、大幅増益を確保した。売上高は8%増の219億ユーロ […]

航空管制通信網をシームレス化、EU開発プロジェクト進む

飛行中の航空機と地上の管制局との音声・データ通信で使用される様々な通信メディアを相互に接続し、シームレスな通信ネットワークの構築を目指す欧州連合(EU)の研究プロジェクト「SANDRA」が進められている。限られた周波数を

Deutsche Lufthansa AG―バイオ燃料のフライト試験開始―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は10日、バイオ燃料を搭載した旅客機のフライト試験を15日から実施すると発表した。期間は6カ月で、商業フライトを利用して行う同燃料の実用試験では世界最長という。バイオ燃料が

太陽風を宇宙船の推進力に、EUプロジェクト始動

フィンランド気象研究所を中心とする国際研究チームはこのほど、太陽から吹き出す電離した粒子の風(太陽風)を受けて進む宇宙船の開発プロジェクト「電子太陽風帆(E-sail)」に着手した。秒速400~800キロメートル(km/

GE、チェコで新型航空機エンジンを開発・製造

米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の航空機エンジン世界大手、GEアビエーションのチェコ子会社が新型ターボプロップエンジン「H80」を開発した。現地オンラインニュース『ekonom.cz』が報じたところによると、米国と

ロールスロイスが賠償金、A380のエンジン事故で

豪カンタス航空は22日、同社が運航するエアバスの超大型機「A380」で昨年エンジン発火事故が起きた問題で、エンジン製造元の英ロールスロイスと和解が成立したと発表した。賠償金9,500万豪ドル(7,000万ユーロ)を受け取

EADS N.V.―ネットセキュリティ子会社設立へ―

欧州航空機・軍需大手のEADS(蘭スキポール)がインターネットセキュリティ専門の子会社を立ち上げる。サイバー攻撃が世界的に急増していることを受けた措置で、自社のセキュリティ能力を強化するとともに、ノウハウを構築して政府機

東レ―蘭TenCateに航空機向け炭素繊維を供給へ―

東レは21日、ハイテク素材メーカーの蘭TenCate Advanced Compositesに炭素繊維を供給することで基本合意したと発表した。供給期間は2011年から5年間で、東レの炭素繊維はTenCateの航空機用途向

Ausy―独Elanを買収=独紙―

仏エンジニアリング大手のAusyが事業提携先の独Elanを買収するもようだ。17日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じたもので、顧客の航空機大手Airbusの強い要請が背景にあるという。Elanは

パリ国際航空ショー、景気回復が鮮明に

世界最大の航空展示会「パリ国際航空ショー」が20日、パリ近郊のル・ブルジェで開幕した。出展者数は前回(09年)を131社上回る2,113社に達し過去最高を更新。実機展示も150機を超え、景気回復が鮮明に反映された。今回は

エアバス、旅客機の貨物機転換合弁を中止

欧州航空機大手エアバスは3日、4年前にロシアの同業イルクート、国有航空持株会社である統一航空機製造会社(UAC)と共同で始めたエアバス製旅客機の貨物機への転換事業を中止すると発表した。 \ 同合弁事業では、エアバス旅客機

露スホーイ、スーパージェットを初納入

ロシアの航空機メーカー、スホーイ・カンパニーの民間機部門(以下スホーイ)は4月下旬、中小型旅客機「スーパージェット100」の最初の1機をアルメニアの航空会社アルマヴィアに納入した。同機種はソ連崩壊後のロシアで初めて開発さ

独航空産業の業績好調

独航空宇宙産業連盟(BDLI)が4月21日発表した2010年の業界売上高は前年比4.5%増の247億ユーロとなり、過去最高を記録した。けん引役となったのは民間航空機と宇宙の2部門。宇宙部門は連邦政府のプログラムが多数、実

エアバス、バイオ航空燃料開発でルーマニアと提携

欧州航空機メーカーのエアバスは3月下旬、ルーマニア国営航空タロムと共同で航空機用バイオ燃料を開発製造する欧州初のプロジェクトを立ち上げた。ルーマニアに広く生育するアブラナ科の植物『カメリナ』を原料としたバイオ燃料に、排出

仏ソフト大手ダッソー、米インターシムを買収

立体表示(3D)・製品ライフサイクル管理ソフト(PLM)大手の仏ダッソー・システムズはこのほど、米ソフト会社の米インターシム(Intercim)を3,650万米ドルで買収した。同社を傘下に収めることでバーチャル製造プラッ

EADS N.V.―カナダ企業買収へ―

欧州航空宇宙大手のEADS(蘭スキポール)は28日、ヘリコプター子会社のEurocopterが航空機の保守・修理を手がけるカナダのVector Aerospaceを株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。サービス

SGL Carbon SE―2015年までに売上を8割拡大―

炭素製品大手のSGL(ヴィースバーデン)は17日の決算発表で、2015年までに売上高を約80%増25億ユーロに拡大する方針を明らかにした。自動車、航空機向けの炭素繊維販売が大幅に伸びると予想。買収を除く実質ベースで年率1

InfectoPharm Arzneimittel und Consilium GmbH―10年で売上4倍に―

中堅小児薬メーカーのInfectoPharm(ヘッペンハイム)の業績が好調だ。売上高は過去10年間で4倍に拡大、2010年は6,050万ユーロを記録した。今年も2ケタ台の成長を見込んでいる。マンフレート・ツェルナー社長へ

マイナス30度で氷結せず、新たな表面構造開発

極めて高い撥水性により優れた氷結防止性能を持つ表面構造をフラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(IGB)などのプロジェクトチームが開発した。ポリウレタンにプラズマを照射して特殊な凹凸表面を形成するのが特徴(

EADS(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の最終損益は5億5,300万ユーロの黒字で、前年の赤字(7億6,300万ユーロ)から急回復。航空機部門エアバスの納入機数が510機に増え、収益を押し上げた。売上高は7%増の458億ユーロ。 \

三菱電機、トルコから通信衛星2機を受注

三菱電機は8日、トルコ国営の衛星通信会社Turksatから通信衛星2機を受注したことを明らかにした。受注額は約470億円。2008年のシンガポール/台湾に次ぐ海外から2度目の受注となった。 \ 納入する通信衛星「Turk

EADS N.V.―空中給油機入札でBoeingに敗北―

米国防総省は2月24日、次期空中給油機の公開入札で米航空機大手Boeingが落札したと発表した。競合の欧州EADSは振り切られた格好。同入札をめぐっては2008年にEADSが一度、受注を獲得したものの、Boeingが入札

伊企業、ロシアで存在感

イタリアはロシアにとってドイツ、オランダ、中国に次ぐ主要な貿易相手国であり、両国間の貿易取引高は2009年、329億米ドルに達した。両国の経済関係が緊密さを増すにつれ、イタリア企業がロシアで存在感を増している。航空宇宙大

Prysmian S.p.A.―蘭DrakaへのTOB成功、世界最大に―

ケーブル大手の伊Prysmian(ミラノ)は4日、蘭同業Drakaに対する株式公開買い付け(TOB)で株式90.4%を確保したと発表した。これにより同社は仏Nexansを抜いて世界最大手となる見通しだ。 \ Drakaは

スホーイの合弁会社SJI、メキシコから15機受注

伊露資本のスーパージェット・インターナショナル(SJI)は17日、メキシコの格安航空会社インテルジェットから98人乗りのジェット旅客機「スーパージェット100」15機を受注した。オプション契約の5機を合わせた取引額は正規

「ガリレオ」製造業者がCEO更迭、ウィキリークス公開情報で

欧州独自の全地球測位システム「ガリレオ」に使用される衛星の製造を請け負う独OHBシステムが18日、ベリー・スムトニ最高経営責任者(CEO)を無期限停職処分にしたと発表した。機密情報公開サイト「ウィキリークス」により、同C

Airbus

欧州航空機大手のAirbusが17日発表した2010年の引き渡し機数は前年から12機増の510機となり、競合の米Boeing(462機)を8年連続で上回った。純受注機数も574機と、Boeingの530機を大きく上回って

製造業売上2カ月連続で増加、11月はプラス0.7%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2010年11月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7%増となり、2カ月連続で拡大した。国内が0.6%増加、国外も0.8%の伸びを記録した。ただ、ユー

製造業受注が大幅増、11月はプラス5.2%に

ドイツ連邦経済省が6日発表した2010年11月の製造業受注高は前月比で実質5.2%増加し、10月の同1.6%増を大幅に上回る伸びとなった。国外からの投資財受注が急増したことが大きい。 \ 国外受注は8.2%増加した。ユー

Airbus S. A. S.―韓アシアナ航空からA380受注―

欧州航空機大手のAirbus(仏トゥールーズ)は6日、韓国2位の航空会社アシアナ航空から超大型機「A380」6機を受注したと発表した。受注額は約20億ドルで、2014年から納機を開始する。今回の取引により、A380の受注

Putsch GmbH & Co. KG―自動車事業から撤退―

Keiper Recaro Groupのグループ名でシート事業展開する持ち株会社の独Putsch(カイザースラオターン)は12月30日、主力の自動車向け事業を米Johnson Controlsに売却することで合意したと発

EADS N.V.―風力発電設備市場に参入―

欧州航空宇宙大手EADSが宇宙部門Astriumを通して風力発電設備市場に本格参入する。Astrium経営陣への取材をもとに12月23日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』が報じたもので、すでに仏エネルギ

アヴィエーション・ヴァレー、中東欧の航空産業拠点に

ポーランド南東部のジェシュフを中心とする地域は古くから航空関連産業が発達し、「アヴィエーション・ヴァレー」と呼ばれている。近年では中東欧の航空産業の集積地として注目を集めており、国内外の約80社が拠点を構えている。 \

欧州版GPS計画、プラハに運営庁を設置

欧州連合(EU)の通産相理事会は先ごろ、欧州衛星測位システム(GNSS)運営庁をプラハに設置することで合意した。チェコにEU機関の本部が置かれるのは初めて。ブリュッセルの暫定運営本部から移転が完了するのは、約2年後になる

ボーイング、アエロフロートから777型機を受注

ロシア国営航空アエロフロートは16日、長距離路線拡大のため、ボーイング777型機を16機発注したと発表した。納入時期は2012~2017年の予定。現地の『モスクワ・タイムズ』が17日付で報じた。 \ アエロフロートは今回

新たな宇宙開発戦略、「経済的有用性」に重点

ドイツ政府はこのほど、経済技術省(BMWi)が提出した次期航空・宇宙開発戦略案を閣議了承した。これは2001年に策定したこれまでの戦略に代わるもので、航空・宇宙産業の発展や生活の質向上につながる新技術・製品の開発に重点が

Airbus

欧州航空機大手のAirbusは1日、中距離機「A320」の燃費を15%改善することを明らかにした。顧客や競合の圧力を受けた措置で、今後10億ユーロ以上を投資。エンジンと主翼を改良し、2016年から次世代機の納入を開始する

露スホーイ、タイから旅客機12機を受注

ロシアの航空機メーカー、スホーイ・カンパニーの民間機部門SCAは、タイの格安航空会社オリエント・タイ航空から旅客ジェット機「スーパージェット100」を12機受注した。受注額は3億ドルに上るもよう。イタルタス通信がオリエン

独電子部品市場、今年は24%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)の電子部品・システム部会はこのほど、国内電子部品市場規模が今年148億3,000万ユーロとなり、前年比で24.3%増加するとの見通しを示した。世界経済の回復を背景に半導体や受動部品などすべての

エアバス補助金でWTOが口頭聴聞、最終判断は年明け以降に

欧州の航空機大手エアバスに対するEU加盟国の補助金が世界貿易機関(WTO)協定に違反しているとして、米国がEUを提訴した通商紛争で、WTO上級委員会が先に実施した口頭聴聞における意見陳述の録画が18日公開された。1審に当

A380事故原因はタービン部品=ロールスロイス

エアバスA380のエンジン事故を調査していたエンジン製造元の英ロールスロイスは12日、タービン用の特殊部品が事故を引き起こしたことを明らかにした。この部品が燃料の発火を引き起こし、エンジンカバーの剥離につながったとしてい

EADS(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で1,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(8,700万ユーロ)から黒字に転換。航空機部門エアバスの納入が増え、収益が改善した。売上高は18%増の112億ユーロ。 \

米ハネウェル、ポーランドに2工場建設

航空宇宙機器・制御機器大手の米ハネウェル は、ポーランドに2工場を建設する計画だ。自動車業界ニュースサイトの『Automotive World.com』が3日、現地メディアの報道として伝えた。ポーランドの日刊紙『ジェチポ

米ハネウェル、ポーランドに2工場建設

航空宇宙機器・制御機器大手の米ハネウェルが、ポーランドに2つの工場を建設する計画だ。自動車業界ニュースサイト『Automotive World.com』が3日、現地メディアの報道をもとに伝えた。 \ 現地日刊紙『ジェチポ

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