独ダイオキシン混入飼料の混乱拡大、蘭・英向け鶏卵も汚染の疑い
ドイツで家畜飼料にダイオキシンが混入した問題で、6日までに汚染された疑いのある鶏卵が英国やオランダに輸出されたことが明らかになるなど、欧州で混乱が広がっている。ドイツでは7日までに北西部のニーダーザクセン州を中心に約4, […]
ドイツで家畜飼料にダイオキシンが混入した問題で、6日までに汚染された疑いのある鶏卵が英国やオランダに輸出されたことが明らかになるなど、欧州で混乱が広がっている。ドイツでは7日までに北西部のニーダーザクセン州を中心に約4, […]
欧州製紙2位のフィンランド企業UPM Kymmene(ヘルシンキ)は12月21日、同国の同業Myllykoskiを買収することで合意したと発表した。欧州の製紙業界は原料高騰と紙需要の減少に苦しんでおり、今回の買収は業界再
独ニーダーザクセン州の食品衛生管理当局は3日、州内の養鶏・家畜農家1,000軒に対し鶏卵、鶏肉、豚肉などの販売禁止を命令した。許容度を超える濃度のダイオキシンが鶏卵から検出されたことを受けた措置。汚染源はHarles &
欧州委員会は先ごろ、EU域内の牛乳生産者が卸売業者や小売業者との取引で生産者団体を通じて契約条件を集団交渉することについて、競争法の適用除外とし、例外的に認めることを提案した。これは域内の牛乳生産量を割り当てる制度が20
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は20日、農業化学事業をデンマークのバイオ企業Novozymesに売却すると発表した。他の事業との関連性が薄いため、放出を決定した。売却金額は2億7,500万米ドル(約2億
農業科学大手のBayer CropScienceは16日、遺伝子組み換え(GM)ライスの開発で同業のBASF Plant Scienceと提携すると発表した。BASFの技術を用いてBayerのハイブリッド米「Arize」
硫黄が植物の病害耐性で果たすメカニズムの解明にグラーツ大学などの国際研究チームが成功した。植物の葉にウイルスを接種したところ、根から取り込まれる硫黄の量が増えるとともに、抗酸化・解毒作用のあるグルタチオン(硫黄を含むペプ
今年上半期のルーマニア木材輸出額は3億580万ユーロに達し、前年同期から34%増加した。年間では10億ユーロを超える見通しだ。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が17日報じた。 \ 仕向先別では日本が1位で、年間取引
ロシアのカリ肥料大手、ウラルカリが国内の競合、シルヴィニトを買収する。世界的な食糧生産の拡大に伴って肥料の需要が高まることを見越し、合併で市場競争力を強化する狙い。新会社は17日株価ベースでの時価総額が239億米ドルに上
EU加盟国は15日にブリュッセルで開いた漁業相理事会で、北海を含む北大西洋の来年の漁獲規制で合意した。注目されていたタラの漁獲割当量は全体で18%の削減となり、欧州委員会が提案していた50%減から大きく後退した。 \ 欧
Bayerの農業科学部門Bayer CropScience(モンハイム)は13日、イスラエルのバイオ企業Evogeneと遺伝子組み換え(GM)小麦の開発で提携合意したと発表した。収穫力が高く乾燥などに強い品種を共同で開発
新品種のブロッコリーとトマトの特許に対する異議申し立て審理をめぐり、欧州特許庁(EPA)の拡大審判部(Enlarged Board of Appeal)は9日、特定の遺伝子を持つ個体を選び出し交配させるという作出法は本質
ドイツ連邦統計局が11月26日発表した2010年10月の輸入物価指数は前年同月比で9.2%上昇し、これまでに引き続き大きな上げ幅となった。エネルギー、鉱石、金属が全体を強く押し上げた格好。石油を除いたコアの上昇率は7.7
遺伝子技術規制法(GenTG)に定められた遺伝子組み換え(GM)作物の栽培規定は職業の自由や所有権、自己情報管理権など憲法(基本法)で保証された基本的人権を侵害しているとして独東部のザクセン・アンハルト州が違憲立法審査を
計画実施が大幅に遅れているエルベ川浚渫(しゅんせつ)事業に対し、国外の海運会社が苛立ちを強めている。中国の国営海運会社Coscoの魏家福(Wei Jiafu)最高経営責任者(CEO)は11月26日開催された中国・欧州フォ
ロシアにおける今年の穀物収穫量は6,030万トンとなり、過去最高を記録した昨年実績を38%下回った。夏の干ばつが原因。昨年は9,710万トンだった。 \ 小麦は3割減の4,350万トン。一方で米と大豆は大きく伸びた。 \
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は18日、2012年末までに従業員4,500人を削減すると発表した。製薬、農業科学部門の製品開発と販売事業、および新興国事業の強化資金をねん出することが狙いで、2012年以降
国際畜産見本市(EuroTier)が16~19日の4日間、ハノーバーで開催された。今回の出展者数は前回(08年)を8%上回る1,967社、来場者数は14万人となり、ともに過去最高を記録。農業機械メーカーと酪農家の関心の高
スイス・チューリヒ大学、米サンディエゴ大学などの国際研究チームは、ヒ素(As)を根から取り込み細胞内に蓄積する植物で、ヒ素の輸送に関わる2つの遺伝子(トランスポーター遺伝子)の特定に成功した。今回の発見によって、ヒ素に汚
ドイツ連邦統計局が19日発表した2010年1-9月期の住宅建設許可件数は13万7,869件で、前年同期から7.0%増加した。住宅建設許可は09年下半期から増加に転じており、2010年も拡大基調が続いている。 \
肥料大手の独K+S(カッセル)は22日、カナダのカリウム鉱山会社Potash Oneに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。農業向け需要が伸びるカリウムの生産能力を拡張する狙い。Potash Oneはカナダの世
欧州委員会は18日、EU共通農業政策(CAP)の改革を進めるための施策の方向性をまとめた政策文書を公表した。農家の収入を保証するための直接支払いが国や地域によって大きく異なる現状を是正するため、支給額に上限を設けることや
欧州委員会は17日、スイスの農業化学大手シンジェンタが米同業モンサントのヒマワリ種子事業を買収する計画を条件付きで承認した。シンジェンタは、欧州委が競争上の懸念を示していたスペインとハンガリーのハイブリッド・ヒマワリ種子
EU加盟国は17日に開いた大使級会合で、太平洋・地中海産クロマグロの来年以降の漁獲枠について協議し、漁獲枠を現状維持か小幅の減少にとどめることで合意した。EUはこの日にパリで始まった大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCA
欧州食品物流大手のIfco Systems(独プーラハ)は14日、投資会社のIsland International Investment Limited Partnership(英Apax子会社)と他の株主が保有するI
インドのジャイラム・ラメシュ環境相は12日に同国で開催された環境に優しい交通に関する国連会議で、「インドのような(発展途上・新興国で燃料消費量の多い)SVUやBMWのモデルを利用することは犯罪的な行為だ」と述べ、大型モデ
ビールの市販価格が今後、上昇する見通しだ。原料価格が高騰しているためで、バイエルン州民間ビール醸造業者連盟のゲルハルト・イルゲンフリッツ会長はこのほど、遅くとも来年上半期には1ケース当たり30~50セント値上がりするとの
欧州委員会は11日、大西洋と北海を中心とした来年の漁獲規制案を提示した。漁獲量は「漁業に関する科学技術経済委員会(STECF)」の科学的助言に基づき、加盟各国や漁業関係者と作業方法を話し合った。全体では漁獲量を10%削減
欧州司法裁判所の一般裁判所はこのほど、EU域内へのアザラシ製品の輸入を禁止する措置の仮差し止めを撤回する判断を下した。禁輸ルールは8月20日に発効したが、カナダの先住民族イヌイットの団体Inuit Tapiriit Ka
ドイツ連邦統計局が10月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇し、上げ幅は前月と同水準となった。これまで同様、灯油、自動車燃料、果物、野菜が物価を押し上げた。前月比の物価変動率はプラス0.
化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が10月28日発表した2010年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は16億5,600万ユーロとなり、前年同期から10.5%増加した。
バイオマス炭化装置の製造・設置・運営を手がけるスイスのAVA-CO2(本社:ツーク)は10月26日、独カールスルーエでバイオマス炭化処理プラントの稼働を開始した。処理能力は年8,400トンで、世界最大規模という。日刊紙『
EU加盟国は10月26日に漁業省担当相理事会を開き、太平洋・地中海産クロマグロの来年以降の漁獲枠について話し合ったものの、欧州委員会が提案している大幅削減には地中海沿岸各国から反論が相次いだ。今月17~27日にパリで開催
ドイツ連邦統計局が21日発表した国内肥料販売統計によると、2009年7月~2010年6月の酸化カリウム(K2O)販売量は前年同期比102.5%増の36万トンと大幅に拡大した。比較対象の08年7月~09年6月はK2Oの販売
今年6月に東欧諸国を襲った洪水は環境や経済に深刻な影響を与えたが、その数ヶ月後にはチェコ産ワインにもダメージが及んだ。現地紙「プラハ・ポスト」によると、今年の不安定な気候のせいで葡萄の収穫量が落ち込み、価格は例年の10%
欧州委員会は19日、クローン技術で生まれた家畜を利用した肉や乳などの食品の製造を5年間停止する暫定措置を提案すると発表した。クローン家畜の利用や同家畜由来の食品の販売も停止する計画で、生きたクローン家畜の輸入も対象となる
欧州委員会は大西洋・地中海産クロマグロの資源の長期的な持続可能に向けて、来年の漁獲枠を大幅に削減する方針だ。欧州委の報道官が20日明らかにした。 \ パリで11月17~27日に開かれる大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICC
世界最大の農業科学メーカーであるスイスのSyngenta(バーゼル)が14日発表した2010年7-9月期(第3四半期)の売上高は21億9,900万ドルとなり、前年同期から10%増加した。農薬、種苗事業がともに好調で、同社
ドイツ連邦統計局が12日発表した2010年9月の卸売物価指数は前年同月比で7.6%上昇し、2008年7月以来の大きな上げ幅となった。鉱石・金属・金属半製品のほか、穀物が物価を大幅に押し上げた。前月比の物価変動率は+1.0
ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇した。上げ幅は08年11月以来およそ2年ぶりの大きさだが、欧州中央銀行が警戒水準とする2%を依然として大幅に下回っており、近い将
ハンブルク産のワインと聞いてピンと来る人は相当なワイン通か地元の市民に限られるのではなかろうか。同市はモーゼル、ラインガウなど計13あるドイツの産地には入っていない。13産地の北限は北緯51度のザクセンであり、それよりも
EU加盟国は9月27日の農相会議で遺伝子組み換え(GM)作物の栽培認可手続きについて協議したが、欧州委員会が打ち出した認可権限を各国に委ねる案に対してイタリアやフランスなどが反対を表明し、意見調整がつかなかった。加盟国間
ドイツ連邦統計局が17日発表した2010年8月の生産者物価指数は前年同月比で3.2%上昇した。上げ幅は7月の3.7%から低下したものの、依然として大きい。エネルギーと中間財が最大の押し上げ要因で、エネルギーを除いたコアの
ロシアとノルウェーは15日、バレンツ海と北極海の境界画定協定に調印し、40年来の係争に終止符を打った。同時に鉱物資源の開発における協力でも合意し、同海域の経済利用が急速に進みそうだ。調印式はロシア北部の港湾都市ムルマンス
欧州委員会は15日、バルト海における2011年の漁獲規制案を提示した。タラの漁獲割当量は東部海域で前年比15%、西部で6%それぞれ拡大するものの、ニシンとスプラットは大幅に削減することになった。10月に開かれるEU漁業相
Bayerの農業科学部門Bayer CropScience(BCS、モンハイム)は9日の年次記者会見で、事業の先行きに自信を示した。特に遺伝子組み換え(GM)作物に期待をかけており、新品種開発で中国油脂作物研究所(OCR
欧州委員会は6日、域内での栽培が認可されていない独化学大手BASFの遺伝子組み換え(GM)ジャガイモが、スウェーデンで栽培されている認可済みの別品種に混入していたことを受け、同社に事情説明を求めたことを明らかにした。BA
ロシアが穀物禁輸措置を来秋まで延長する。輸出業者が解禁後の国外出荷をにらんで穀物在庫を保管し続けることを防ぎ、国内における流通を保証する狙い。穀物輸出大国のロシアからの市場供給が滞ることで、国際市場での価格高騰が懸念され