金属

BASF:車載電池のリサイクルシステム確立へ、独仏3社がプロジェクト

化学大手の独BASF、資源大手の仏エラメット、廃棄物処理大手の仏スエズは11日、車載リチウムイオン電池の新しいリサイクルシステムの確立に向けて協業すると発表した。

限りある資源を節約するとともに、電池原料を欧州で安定確保できるようにする。

プロジェクトでは廃リチウムイオン電池の回収から、電池材料であるニッケル、コバルト、マンガン、リチウムの再資源化までをカバーする循環システムを確立する。

ArcelorMittal:アルセロールミタル―世界初の水素DRIプラント設置へ―

ルクセンブルクに本社を置く鉄鋼大手アルセロールミタルは16日、還元材に100%水素を用いる直接還元鉄(DRI)デモプラントの設計を神戸製鋼の米子会社ミドレックス・テクノロジーズに委託したと発表した。

水素を還元材とする工業規模のDRIプラントは世界で初めてという。

アルセロールミタルが水素ベースのDRIプラント導入を目指すのはこれを踏まえたもので、シャルル・ドマール副社長(技術戦略担当)は、水素を還元材とするDRIプラントのプロジェクトは同社が現在、取り組んでいる他のプロジェクトと組み合わせることでEUのカーボンニュートラル目標実現に大きく寄与すると強調した。

Hammerer:オーストリアのアルミ大手、ノルウェー同業のルーマニア工場を買収

オーストリアのアルミ材大手、ハンメラー・アルミニウム・インダストリーズ(HAI)は10日、ノルウェー同業のハイドロとルーマニア工場の買収で合意したと発表した。

アルミ圧延品の需要拡大に備えて生産能力を増強する。

アルミ圧延機2基による年産能力は2万2,000トンで、主に建設業界に製品を供給している。

BASF:車載電池リサイクルシステム確立、独仏3社が提携

独化学大手BASFと仏資源大手エラメット、仏廃棄物処理大手スエズは11日、車載リチウムイオン電池の新しいリサイクルシステムの確立に向けて提携すると発表した。

限りある資源を節約するとともに、電池原料を欧州で安定確保できるようにする。

プロジェクトでは廃リチウムイオン電池の回収から、電池材料であるニッケル、コバルト、マンガン、リチウムの再資源化までをカバーする循環システムを確立する。

Hammerer:オーストリアのアルミ大手、ノルウェー同業のルーマニア工場を買収

オーストリアのアルミ材大手ハンメラー・アルミニウム・インダストリーズ(HAI)は10日、ノルウェー同業のハイドロとルーマニア工場の買収で合意したと発表した。

アルミ圧延品の需要拡大に備えて生産能力を増強する。

アルミ圧延機2基による年産能力は2万2,000トンで、主に建設業界に製品を供給している。

Thyssen:ティッセンクルップ―エレベーター部門売却も―

これまでは新規株式公開(IPO)を優先する姿勢を示していたが、景気低迷でIPO環境が悪いことから、IPOの準備と並行して売却手続きを開始した。

ティッセンは5月、同社と印タタ製鉄の欧州鉄鋼事業を合弁化する計画を断念した際、財務力の強化に向けて収益力が最も高いエレベーター部門のIPOを実施する方針を打ち出した。

だが、世界的な景気の低迷でIPOをしにくい状況が続いていることから、売却手続きも並行して進めることにした。

セルビア、欧州最大規模のリチウム鉱床に期待

セルビアがリチウム埋蔵国として秘かに注目されている。

米国地質調査所(USGS)は確認埋蔵量100万トンとしている。

事業化調査を実施中で、来年末にプロジェクトを実施するかどうか決定する予定だ。

Daimler:ダイムラー―中国企業からセル調達、環境・人権保護を条件に―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は10日、中国のリチウムイオン電池メーカー、ファラシス・エナジー(カン州)からセルを調達することで合意したと発表した。

ダイムラーへのセル供給に向けて現在、ドイツに工場を建設することを計画している。

独ザクセン・アンハルト州経済省は5月、ファラシスが同州のビッターフェルト・ヴォルフェンにバッテリー工場を建設すると発表しており、この工場でダイムラー向けのセルを生産するもようだ。

ThyssenKrupp:ティッセンクルップ、エレベーター部門売却も

これまでは新規株式公開(IPO)を優先する姿勢を示していたが、景気低迷でIPO環境が悪いことから、IPOの準備と並行して売却手続きを開始した。

ティッセンは5月、同社と印タタ製鉄の欧州鉄鋼事業を合弁化する計画を断念した際、財務力の強化に向けて収益力が最も高いエレベーター部門のIPOを実施する方針を打ち出した。

しかし、世界的な景気の低迷でIPOをしにくい状況が続いていることから、売却手続きも並行して進めることにした。

MOL:商船三井、トルコ製鉄大手トスヤルと戦略提携検討で合意

商船三井(MOL)は2日、トルコ製鉄大手トスヤルと戦略提携を検討することで合意したと発表した。

トスヤルの生産拠点における原料・鉄鋼製品の輸送や、同社が開発するトルコ東南部の港湾運営、計画中の新規事業での協業を検討していく。

商船三井によると、トスヤルはトルコの大手製鉄会社で、トルコ国内外で広く事業を展開している。

輸入物価3カ月連続下落、7月の下げ幅2.1%に拡大

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の同2.0%から拡大した。

エネルギーの下落幅が14.0%から15.7%へと拡大したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いた輸入物価の下落率は0.2%にとどまった。

中間材は1.5%減となり、下げ幅は前月の1.4%からやや拡大した。

Alminij:ボスニア・ヘルツェゴビナのアルミメーカー、操業再開を見送り

ボスニア・ヘルツェゴビナのアルミニウムメーカー、アルミニー・モスタル(Alminij Mostal)は20日、来月1日に予定していた鋳造所の操業再開を見送ると発表した。

アルミニー・モスタルは経営難に陥り、今年7月に再建案が採択された。

鋳造所を再稼働した段階で350人(うち74%が製造部門)が就業する予定だった。

Thyssenkrupp:ティッセンクルップ―独同業との合併模索―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)が国内同業との合併に向けて水面下で動いているもようだ。同社は鉄鋼事業を印タタ製鉄と合弁化する計画を、欧州連合(EU)欧州委員会の強い疑念を受けて断念したことから、独同業との

Oyak Grubu:トルコ企業、英ブリティッシュ・スチールを買収へ

トルコの複合企業オヤック・グループは16日、5月に経営破綻した英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの買収で基本合意したと発表した。2カ月間の財務審査(デューディリジェンス)を経て正式決定する。年内の買収手続き完了を見込む。

6月鉱工業生産1.5%減少

製造業は3部門すべてで減少した。

製造が1.7%、建設が1.1%、エネルギーが5.9%の幅で後退している。

エネルギーは輸入が増加し国内発電が減少した。

Oyak:トルコのオヤックが買収へ、英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチール

トルコの複合企業で軍年金基金を運営するオヤック・グループは16日、5月に経営破綻した英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの買収で暫定合意したと発表した。

現地報道によると、オヤックはブリティッシュ・スチールの本拠・スカンソープ製鉄所に9億ポンド(9億8,300万ユーロ)を投じ、生産能力を倍増する意向だ。

オヤックはトルコ鉄鋼最大手エルデミルの株式の半分弱を保有している。

生産者物価の上げ幅3カ月連続縮小、7月は1.1%に

天然ガスは1.5%減となり、下げ幅は前月の0.6%から拡大した。

非耐久消費財は1.7%増となり、上げ幅は前月の2.1%から縮小した。

生産者物価指数は前月比では0.1%増となり、3カ月ぶりに上昇した。

輸入物価が2カ月連続下落、6月下げ幅2%に拡大

ドイツ連邦統計局が26日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比2.0%減となり、下げ幅は前月の同0.3%から大きく拡大した。前年同月を割り込むのは2カ月連続。エネルギーの下落幅が4.1%から14.0%へと拡大したことが最

鉄道網投資を1.5倍に、政府とドイツ鉄道が合意

独連邦交通省は26日、鉄道網への投資額を大幅に増やすことでドイツ鉄道(DB)と合意したと発表した。道路・航空輸送に比べて環境負荷の小さい鉄道輸送の強化を求める声が強まっていることを受けたもの。連邦議会(下院)の承認を経て

Thyssenkrupp:ティッセンクルップ―独工場にメッキ施設建設―

鉄鋼大手の独ティッセンクルップ(エッセン)は18日、同国西南部のアンダーナハにある工場に包装用鋼材のクロムメッキ施設を建設すると発表した。欧州連合(EU)の環境規制を受けてこれまでの製法が使えなくなるため、新規制に対応し

Duerr:デュル

機械大手の独デュルは22日、2019年12月期の利益見通しを引き下げた。木工機械部門「HOMAG」と組立・検査設備などを手がける計測・プロセスシステム部門の不振を受けたもので、売上高営業利益率(EBITベース)を従来予測

DB:ドイツ鉄道―車両の重要交換部品を3D製造―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は10日、車軸用軸受カバーの交換部品を3Dプリンターで作製したと発表した。車両の走行で重要な役割を果たす重量部品を同社が3D製造したのは初めて。同技術の投入を今後、一段と拡大していき、修理時間

Kobelco:神戸製鋼―欧州統括拠点を独に設立―

神戸製鋼は11日、欧州拠点の統括会社コベルコ・ヨーロッパ(KEU)を独南部のミュンヘンに設立したと発表した。欧州地域におけるコーポレートガバナンスやコンプライアンスをはじめとした経営管理を強化するとともに、グループ内の連

Siemens:シーメンスの東独工場を地域振興の拠点に

電機大手の独シーメンスとフラウンホーファー協会、独東部のザクセン州は15日、同州東部のゲルリッツ市にあるシーメンス工場の敷地内に地域経済の振興に向けた施設を設置することで基本合意した。将来性の高い技術分野の企業や研究機関

Kobelco:神戸製鋼、欧州統括拠点を独に設立

神戸製鋼は11日、欧州拠点統括会社コベルコ・ヨーロッパ(KEU)を独南部のミュンヘンに設立したと発表した。欧州地域でのコーポレートガバナンスやコンプライアンスをはじめとした経営管理を強化するとともに、グループ内の連携など

Teijin:帝人がチェコ車部品メーカーを買収、複合材料事業を強化

帝人は4日、チェコの自動車用複合材料部品メーカー、ベネット・オートモーティブを買収したと発表した。欧州の自動車用複合材料事業を強化するのが狙い。優れた技術を持つベネットの知見を取り込み、顧客の広範なニーズに対応できるソリ

Teknia:西車部品大手テクニア、セルビア工場を拡張

スペインの自動車部品大手テクニアはこのほど、セルビア中部クラグイェバツの拠点で新工場を着工した。投資額は約300万ユーロ。完成後の床面積は5,500平方メートルで、来年春ごろの開所を予定する。新規雇用は100人。 テクニ

カントリーリスク格付けで独が最高評価失う

取引信用保険大手の仏コファスは4日発表した最新のカントリーリスク・レポートで、ドイツの評価を最高の「A1」からワンランク下の「A2」へと引き下げた。同国自動車業界の状況悪化が格下げの最大の要因。コファスはオーストリアも「

輸入物価が下落、エネルギーの低下が響き5月は-0.3%に

ドイツ連邦統計局が6月28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比0.3%減となり、これまでの上昇から下落へと転じた。前月はプラス3.3%だったエネルギーの変動率がマイナス4.1%へと転落したことが最大の押し下げ要因。エ

Thyssenkrupp:ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、欧州鉄鋼事業を印同業タタ製鉄と合弁化する計画の進展が遅れていることを明らかにした。

合弁実現の前提となる労組の承認獲得にタタが手間取っているためで、来年1月に合弁を設立するという時程表に黄信号が灯りだした。

ティッセン側は労組の同意を昨年12月に確保している。

Thysssenkrupp:ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは21日、ハンガリー南西部のペーチに電動車モーター向け部品の生産施設を建設すると発表した。同社が同部品をドイツ以外で生産するのは初めて。投資額は約5,000万ユーロで、来年末から顧客へ

カザフ代表団が来日、日本企業との提携に意欲

カザフスタンが日本企業の投資に期待している。同国のハイロフ、クルマンセイト両特使、投資招致機関(カザフインベスト)関係者などから成る代表団が先月末、東京で開かれた第25回国際交流会議「アジアの未来」に出席するために来日し

アルセロールミタル(鉄鋼)―欧州で減産拡大―

世界鉄鋼最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)は5月29日、欧州での今年の生産規模を引き下げることを明らかにした。同社は6日に減産計画を発表したばかり。自動車向けなどの需要が減少しているうえ、輸入が増えていることか

輸入物価の上げ幅3カ月ぶりに縮小、4月は1.4%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比1.4%増となり、上げ幅は3カ月ぶりに縮小した。エネルギーの上昇率が前月の6.7%から3.3%へと狭まったことなどが反映された格好。エネルギーを除いた輸入物価

アウルビス―リサイクル企業を買収―

精銅大手の独アウルビス(ハンブルク)は22日、非鉄金属のリサイクルを手がけるベルギー、スペイン系の企業メタロ・グループを投資ファンドから買収することで合意したと発表した。リサイクル分野のポートフォリオ拡充を通して事業を拡

Alcomet;ブルガリアのアルミ圧延メーカー、新工場が稼働

ブルガリアのアルミ圧延メーカー、アルコメット(Alcomet)は20日、アルミ製品を生産する新工場の稼働を開始した。新たに導入した圧延設備で自動車部品を生産する。新施設の稼働は2016年に発表された投資計画の第1段階に位

ブルガリアのアルミ圧延メーカー、新工場が稼働

ブルガリアのアルミ圧延メーカー、アルコメットは20日、アルミ製品を生産する新工場の稼働を開始した。新たに導入した圧延設備で自動車部品を生産する。新施設の稼働は2016年に発表された投資計画の第1段階に位置付けられている。

生産者物価の上げ幅6カ月ぶりに拡大、4月は2.5%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の生産者物価指数は前年同月比2.5%増となり、上げ幅は6カ月ぶりに拡大へと転じた。最大の押上げ要因はこれまでに引き続きエネルギーで、6.6%上昇。エネルギーを除いた物価は1.3%増だっ

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